DIRECTこのサイトで買うと全品 3%OFF購入手続きで自動値引き・クーポン不要
SILVER WOLF GUITARSエレキギター・ベース専門店
読みもの

Char(チャー)の使用ギターと音作り|ムスタングと1959年製ストラト、シグネチャー・モデル、公式映像と当店のストラト型で解説

更新日:2026-10-15 文:SILVER WOLF GUITARS 森 将大

※この記事にはプロモーション(サウンドハウスへの広告リンク)が含まれます。当店の在庫も紹介しています。

先に結論
  • Charの代表的なギターは、フェンダーのムスタングとストラトキャスター。1959年製のストラト(バーガンディ・ミスト)と、1967年製のムスタングがよく知られています。
  • シグネチャーは、2019年発表の「Char Mustang」(フェンダーのMade in Japanライン)、カスタムショップの「Free Spirits」「Char 1959 Stratocaster Burgundy」など。音作りの柱は、RolandのコーラスCE-1とワトキンスのテープ・エコーCopicatです。
  • 当店にはCharモデルも、ムスタング型の在庫もありません。代わりに、ストラト型のFERNANDES LE-1Zと、トレモロ付きのTokai SX-65(80年代・日本製)を写真で紹介します。

日本のロックギターの話になると、よく名前が挙がるギタリスト、Char(チャー)。

1976年にソロでデビューし、Johnny, Louis & Char(のちのPINK CLOUD)、BAHO、自分のレーベルZICCAと、50年にわたって弾き続けてきました。手にしているのは、たいていフェンダーのムスタングかストラトキャスターです。

この記事では、中古ギター店を営んでいる私が、Charのギターと音作り、歩んできた道を、公式映像と一緒にまとめました。Charモデルは店にありませんが、ストラト型とトレモロ付きのギター2本を、当店の写真で紹介します。

この記事で分かること
  • Charがどんなギタリストか(年表・エピソードつき)
  • 公式映像と、Charのギターが聴ける名曲10選
  • Johnny, Louis & Char、PINK CLOUD、BAHO、ZICCAの流れ
  • ムスタングとストラト、本人のギターとシグネチャー・モデル
  • 当店のストラト型・トレモロ付きの2本と、中古で見るところ7つ
  • いま新品で揃えられる「Charっぽい音」の機材
森
この記事を書いた人:森
中古エレキギター・ベースを整備して販売しているシルバーウルフの店主(古物商)。ネックや弦高を調整してから送り出しています。この記事を書いている今、Charモデルではありませんが、ストラト型とトレモロ付きのギターが1本ずつ、店にあります。

Charってどんな人?

名前Char(チャー)/本名:竹中尚人(たけなか ひさと)
生まれ1955年6月16日/東京都品川区戸越
担当ギター・ボーカル・作曲
主な活動ソロ(1976年〜)、Johnny, Louis & Char → PINK CLOUD(1978〜1994年)、Psychedelix、BAHO
レーベル江戸屋(EDOYA)、ZICCA(ジッカ)
代表的なギターフェンダーのムスタング、1959年製ストラトキャスター

Charがギターを始めたのは8歳のとき。10代で頭角を現し、スタジオ・ミュージシャンとして仕事をしながら、自分のバンド「スモーキー・メディスン」を組みます。メンバーには、のちにベーシストとして名を上げる鳴瀬喜博もいました。ただ、このバンドは自分たちの名前でレコードを出さないまま終わっています。

1976年6月、シングル「NAVY BLUE」でソロデビュー。翌1977年の「気絶するほど悩ましい」がオリコン12位に入り、Charの名前は一気に広まりました。1978年にはジョニー吉長(ドラム)、ルイズルイス加部(ベース)と3人でJohnny, Louis & Charを結成。1982年にPINK CLOUDと名前を変え、1994年まで活動します。

その後もBAHO、Psychedelixと形を変えながら演奏を続け、江戸屋(EDOYA)やZICCAという自分のレーベルも持っています。2026年にデビュー50周年を迎えました。

Char 年表 1955東京・品川区戸越に生まれる 8歳ギターを始める 10代スタジオの仕事、スモーキー・メディスン 1976「NAVY BLUE」でソロデビュー 1977「気絶するほど悩ましい」12位 1978Johnny, Louis & Charを結成 1979日比谷野音でフリーコンサートライブ盤『Free Spirit』に 1982PINK CLOUDに改名 1989石田長生とBAHOを結成 1994PINK CLOUDの活動が止まる 2019フェンダー「Char Mustang」発表 2021『Fret to Fret』、45周年の武道館 2025古希の武道館「Purple Phase Jam」70本限定のPink Paisleyも 2026デビュー50周年

歩みが分かるエピソード7つ

2つ以上の資料で確かめられた話だけを集めました。

  1. デビュー曲の作詞はNSPの天野滋
    1976年のデビューシングル「NAVY BLUE」は、作詞がフォークグループNSPの天野滋、作曲と編曲がChar本人です。
  2. 初めて「人の書いた曲」を歌った
    1年ぶりのシングル「気絶するほど悩ましい」は、作詞が阿久悠、作曲が梅垣達志。Charにとって、自分で作曲していない初めてのシングルでした。次の「逆光線」も阿久悠の作詞で、こちらの作曲はChar自身です。
  3. フリーコンサートが、そのままアルバムに
    1979年、Johnny, Louis & Charは日比谷野外音楽堂でフリーコンサート(入場無料のライブ)を開きます。その演奏は、ライブ・アルバム『Free Spirit』になりました。結成の翌年のことです。
  4. 白いムスタングが、シグネチャーに
    2019年、フェンダーは「Char Mustang」を発表します。もとになったのは、Charのオリンピックホワイトのムスタング。ムスタングのボディの厚みに合わせて新しいトレモロを作り、ストラトのようにアームを使えるようにしました。
  5. ムスタングにペイズリー柄
    カスタムショップ製のシグネチャー・ムスタング「Free Spirits」を、Charはペイズリー柄に仕上げて、たくさんのステージで弾いてきました。2025年には、その柄をのせた「Pink Paisley」が70本限定で発売されています。
  6. 70歳の年の武道館
    2025年7月4日、日本武道館で古希(70歳)を祝う公演「Purple Phase Jam」が開かれ、布袋寅泰らがゲストで登場しました。Pink Paisleyは、この日に発売されています。(布袋寅泰の記事もどうぞ)
  7. 後に続くギタリストからの尊敬
    L'Arc〜en〜Cielのkenは、日本の偉大なギタリストとしてCharの名前を挙げ、2021年にはCharが総指揮をとったチャリティーソング「We Love Music」にギターで参加しました。マーティ・フリードマンも、音で誰か分かる日本のギタリストとして、Char・松本孝弘・布袋寅泰を挙げています。(kenの記事・松本孝弘の記事)

公式映像で見るChar

ここからは、Charの公式YouTubeチャンネル「Char Official / ZICCA」の映像です。まずは2021年12月11日、デビュー45周年の日本武道館公演から、1977年のヒット曲「気絶するほど悩ましい」。

Char「気絶するほど悩ましい」2021年 日本武道館(Char Official / ZICCA)

見るところ:手元のギターの形に注目してください。ムスタングか、ストラトか。どちらを持っているかを見比べるのも、Charの映像の楽しみ方です。

同じ武道館から「逆光線」。阿久悠の作詞に、Charが曲を付けた1977年のシングルです。

Char「逆光線」2021年 日本武道館(Char Official / ZICCA)

Charの代表曲「Smoky」。この日はゲストのAIと一緒に演奏しました。

Char「Smoky」feat. AI 2021年 日本武道館(Char Official / ZICCA)

2021年のアルバムと同じ名前の曲「Fret to Fret」。これも45周年の武道館からです。

Char「Fret to Fret」2021年 日本武道館(Char Official / ZICCA)

最後は「JAY」の公式リリックビデオ(歌詞を映した映像)です。

Char「JAY」公式リリックビデオ(Char Official / ZICCA)

ほかの公式映像:Wondering Again/All Around Me(どちらも2021年の武道館)

Charのギターが聴ける名曲10選

ソロのシングル、バンド、いまのCharから10曲(枚)を選びました。作詞・作曲は確かめられた曲だけ書いています。順位はオリコンです。

1NAVY BLUE
1976年6月/作詞:天野滋 作曲・編曲:Char

デビューシングル。曲も編曲も、Char自身の手によるものです。

2気絶するほど悩ましい
1977年6月25日/作詞:阿久悠 作曲:梅垣達志 編曲:佐藤準/オリコン12位

アルバム『Char II have a wine』にも入っています。

3ふるえて眠れ
1977年「気絶するほど悩ましい」のB面/作詞:阿久悠 作曲:Char 編曲:佐藤準

A面と同じ阿久悠の作詞で、こちらはCharの作曲です。

4逆光線
1977年12月10日/作詞:阿久悠 作曲:Char 編曲:佐藤準/オリコン23位

ストリングスとホーンを加えた、冬らしい仕上がりのシングル。B面は「TOKYO NIGHT」です。

5闘牛士
1978年/作詞:阿久悠

「気絶するほど悩ましい」「逆光線」に続いて、阿久悠が作詞したシングルです。

6Smoky
Charの代表曲

長くライブで演奏され続けている曲。2021年の武道館ではAIと一緒に演奏しました(上の公式映像)。

7Free Spirit(アルバム)
Johnny, Louis & Char/1979年の日比谷野外音楽堂のライブ

結成の翌年、入場無料で開いたライブの録音。3人だけの演奏で、ギターはCharの1本だけです。

8Fret to Fret(アルバム)
2021年9月29日

16年ぶりのアルバム。初期の3作品と同じく佐藤準とロバート・ブリルが参加し、Charは「デビューからの3作品に連なる4枚目」と話しています。

9JAY
『STAYING ZICCA』より

公式リリックビデオがある曲です(上の映像)。

10TRADROCK(シリーズ)
ZICCA/LIVE DVD+CD

Charが「自分のルーツ」とする6人のレジェンド・ギタリストの名曲を、アレンジして一発録りで収めたシリーズ。『TRADROCK "Jimi" by Char』のように、1人ずつまとめています。

CharのCDをAmazonで見る PINK CLOUDのCD TRADROCK

バンドとレーベル(JL&C・PINK CLOUD・BAHO・ZICCA)

Charの活動は、ソロとバンドを行き来しながら続いてきました。大きな流れを図にまとめます。

10代スモーキー・メディスンスタジオの仕事をしながら。鳴瀬喜博らと 1976年〜ソロ・デビュー「NAVY BLUE」「気絶するほど悩ましい」 1978年〜Johnny, Louis & Charジョニー吉長・ルイズルイス加部との3人 1982〜1994年PINK CLOUD同じ3人で、名前を変えて 1980年代の終わりからPsychedelix / BAHOジミー・コプリーらと/石田長生と2人で 自分のレーベル江戸屋(EDOYA)・ZICCA

Johnny, Louis & Charは、1982年1月にPINK CLOUDと名前を変え、1994年に活動が止まるまで同じ3人で続けました。ギターはCharの1本だけです。

BAHO(馬呆)は、1989年に大阪のギタリスト石田長生と組んだアコースティック・デュオ。Psychedelixは、ドラムのジミー・コプリーらと組んだバンドです。

自分のレーベルZICCA(ジッカ)からは、「TRADROCK」や『Fret to Fret』などが出ています。

Charのギターの特徴3つ

① 歌いながら、1本でバンドを支える

Charはギターとボーカルを受け持ち、3人組のバンドを長く続けてきました。ギターが1本の編成では、コードもリフもソロも全部1人の役目です。

② ムスタングとストラト、アーム付きのフェンダー

Charの代表的なギターは、どちらもフェンダーの、アームの付いたギターです。シグネチャーのChar Mustangは、ムスタングのボディに合わせて新しいトレモロを作り、ストラトのようにアームを使えるようにしました。2つの形のいいところを合わせたモデルです。

③ コーラスとエコーまで含めて音を作る

ペダルボードの柱は、RolandのコーラスCE-1と、ワトキンスのテープ・エコーCopicat。どちらも古くからある定番の機材です。Charと共同開発したオーバードライブSPIRITONEは、歪みが中くらいの「ミディアム・ゲイン」で、CE-1やCopicatを通したときの音の押し出しも取り入れたと紹介されています。

ムスタングとストラト ── 本人のギターと機材

同じフェンダーのアーム付きでも、ムスタングとストラトの作りはずいぶん違います。

ムスタング ストラト 登場1964年学生向けのモデル1954年フェンダーの看板 弦の長さ短い(24インチ)押さえやすい25.5インチ張りがあり、明るい ピックアップシングル×2スライドスイッチシングル×3レバーで切り替え アームダイナミック・ビブラートシンクロナイズド・トレモロ ※ふつうのムスタングとストラトの違い。Char Mustangは、  ムスタングにストラトのようなトレモロを付けたモデル

本人のギター

ギターポイント
フェンダー ストラトキャスター(1959年製・バーガンディ・ミスト)赤紫がかったメタリックの色。カスタムショップとMade in Japanで、この1本をもとにしたシグネチャーが作られた
フェンダー ムスタング(1967年製)Charのムスタングの代表的な1本
フェンダー ムスタング(オリンピックホワイト)白いムスタング。2019年の「Char Mustang」のもとになった
Char Signature Mustang「Free Spirits」カスタムショップ製のシグネチャー。Charはペイズリー柄に仕上げて使ってきた

※本人の公式な機材リストは見つかりませんでした。フェンダーの発表、ギター・マガジン、デジマート・マガジンなどで確かめた内容です。時期によって変わります。

エフェクター

種類機材役割
コーラスRoland CE-1音に厚みと揺れを足す
テープ・エコーWatkins Copicatテープを使ったエコー。音に余韻を足す
オーバードライブVEMURAM SPIRITONECharと共同開発したオーバードライブ。Charが長く使ってきたKlon Centaurを研究したと紹介されている

※アンプは、公式な一覧が見つかりませんでした。

シグネチャーのムスタングを、Char本人が紹介している公式の映像もあります。映像では「Char 2020 Mustang」の名前で紹介されています。

インタビュー:FENDER × ZICCA「CHAR 2020 MUSTANG -Zicca Limited Model-」(Char Official / ZICCA)

【Char解説】Char 2020 Mustang -Zicca Limited Model-(Char Official / ZICCA)

Charのシグネチャー・モデル

フェンダーからは、ムスタングとストラトの両方で、Charのシグネチャーが作られています。アメリカのカスタムショップ製と、「Made in Japan」ラインのものがあります。

カスタムショップ Made in Japan ムスタング Free SpiritsCharのシグネチャー・ムスタング Char Mustang2019年発表Pink Paisley2025年・70本限定 ストラト Char 1959StratocasterBurgundy2018年 Limited CharStratocasterBurgundy本人の59年製がもと ※発売の年は、確かめられたものだけ書いています

※Free SpiritsとLimited Char Stratocaster Burgundyの発売の年は、確かめられませんでした。

Char Mustangは2019年8月の発表。Pink Paisleyは2025年7月4日に70本限定で発売され、カスタムショップのChar 1959 Stratocaster Burgundyは2018年に登場しました。限定品を見つけるなら中古が中心です。同じ「Char Mustang」でも、ふつうのモデル・ZICCAの限定モデル(-Zicca Limited Model-)・Pink Paisleyがあるので、型番と年式をよく見てください。

当店のストラト型・トレモロ付きの2本

いま当店にある実機です(写真は当店撮影)。2本ともCharモデルではありません。ムスタング型の在庫も、いまはありません。

そこで、Charのストラトと同じストラト型のFERNANDES LE-1Zと、80年代に東海楽器が出したトレモロ付きのTokai SX-65を選びました。

Tokai SX-65FERNANDES LE-1Z
形東海楽器のオリジナル・デザインストラト型
色レッド黒
トレモロスプリング式(アームは欠品)在庫ページでご確認ください
ボディ/ネック在庫ページでご確認くださいアルダー/メイプル(ローズウッド指板)
重さ(実測)3.320kg3.690kg
製造日本製(1980年代中ごろ)—

Tokai SX-65(レッド)

Tokai SX-65 レッド(当店の在庫)
Tokai SX-65(当店撮影)

東海楽器(Tokai)が80年代の中ごろに出していたオリジナル・シリーズ「SX」の、いちばん上のグレードがSX-65。当時の価格は65,000円で、作られた期間が短く、いまではなかなか見かけない1本です。

SXは、日本のメーカーがコピーから一歩踏み出し、自分たちのデザインで勝負し始めた80年代半ばのシリーズ。深く切れ込んだカッタウェイと、ボディの下まで伸びた大きなピックガードが特徴で、東海楽器の名器「タルボ」を思わせる形です。

Tokai SX-65(当店の在庫)
SX-65・別の角度(当店撮影)
Tokai SX-65(当店の在庫)
SX-65・別の角度(当店撮影)

トレモロは「EXTRA TOKAI」の刻印が入った東海のオリジナルで、スプリング式のロックしないタイプ。ただしアームは欠品しているので、別にご用意ください。

Tokai SX-65(当店の在庫)
SX-65・別の角度(当店撮影)
Tokai SX-65(当店の在庫)
SX-65・別の角度(当店撮影)

トーンノブを引き上げると音が切り替わるプルスイッチ付き。リアのピックアップだけの鋭い音と、フロントを混ぜた太めの音を、手元ですぐに行き来できます。

Tokai SX-65(当店の在庫)
SX-65・別の角度(当店撮影)
Tokai SX-65(当店の在庫)
SX-65・別の角度(当店撮影)
Tokai SX-65(当店の在庫)
SX-65・別の角度(当店撮影)
Tokai SX-65(当店の在庫)
SX-65・別の角度(当店撮影)
Tokai SX-65(当店の在庫)
SX-65・別の角度(当店撮影)
Tokai SX-65(当店の在庫)
SX-65・別の角度(当店撮影)

重さは実測3.320kgと、ギターとしても軽いほう。09-42の弦を張ってネックはまっすぐに、12フレットの弦高は6弦2.0mm・1弦1.5mmに調整しています。フレットは85〜90%残っていて、ギグバッグが付きます。

Tokai SX-65の在庫ページを見る

FERNANDES LE-1Z(黒)

FERNANDES LE-1Z BLACK(当店の在庫)
FERNANDES LE-1Z(当店撮影)

フェルナンデスのストラト型。ボディはアルダー、ネックはメイプル、指板はローズウッドという、ストラト型の王道の組み合わせです。当時の定価33,000円(税別)の入門向けのモデルで、剛性の高いメイプルのネックが持ち味。最初の1本にも、サブのギターにも向いています。

FERNANDES LE-1Z(当店の在庫)
LE-1Z・別の角度(当店撮影)
FERNANDES LE-1Z(当店の在庫)
LE-1Z・別の角度(当店撮影)
FERNANDES LE-1Z(当店の在庫)
LE-1Z・別の角度(当店撮影)
FERNANDES LE-1Z(当店の在庫)
LE-1Z・別の角度(当店撮影)
FERNANDES LE-1Z(当店の在庫)
LE-1Z・別の角度(当店撮影)

重さは実測3.690kg。09-42の弦で、12フレットの弦高を6弦2.0mm・1弦1.5mmに調整しています。フレットは8〜9割以上残っています。フェルナンデスは2024年に事業を停止し、2025年7月に破産手続に入ったため、新品はもう手に入りません。

FERNANDES LE-1Zの在庫ページを見る

※2本とも中古品で、年式なりの傷や使用感があります。傷の場所は在庫ページの写真と説明にすべて書いています。どちらも当店でネック・弦高・オクターブを調整済みです。

中古のストラト型を買うときに見るところ7つ

中古がたくさん出回っているぶん、状態の差も大きいギターです。店主として毎回確かめているところをまとめました。

① アームの有無

中古のトレモロ付きギターは、アームがなくなっていることがよくあります。当店のSX-65も欠品です。古いオリジナルのトレモロは、合うアームを探すのに手間がかかることもあります。

② アームを使ったあとのチューニング

アームを何度か動かして、元の音に戻るかを確かめます。戻りが悪いときは、ナットやスプリングの調整で良くなることが多いです。

③ ネックの反りとトラスロッド

当店では、1フレットと最終フレットを押さえたときの7フレットのすき間(0.3mm)と、トラスロッドが締める・ゆるめる両方向に回るか(±60°まで確認)を書いています。

④ フレットの残り

フレットがすり減ると、音がびれたり音程が不安定になったりします。当店のSX-65は85〜90%、LE-1Zは8〜9割以上残っています。

⑤ スイッチとつまみのガリ

つまみを回したときの「ガリガリ」という雑音や、スイッチの接触不良は、古いギターでよく起きます。プルスイッチは、引き上げたときと戻したときの両方で音が切り替わるかを確かめましょう。当店の2本は音出し確認済みです。

⑥ 重さ

当店の2本でも、SX-65が3.320kg、LE-1Zが3.690kgで、約370gの差があります。長く立って弾くなら、実測の重さが書いてあるかを確かめましょう。

⑦ 裏側とバックパネル

正面だけでなく、裏側やバックパネル(裏のふた)も見ておきます。当店のLE-1Zには、バックパネルの塗装面に線のような傷があります。

当店の在庫ページでは、傷の場所・実測の重さ・ネックの数字・付属品を、写真と説明で確認できるようにしています。

いま揃える「Charっぽい音」

1959年製のストラトや古いCE-1・Copicatは揃えにくいので、いま新品で買えて、同じ役割を果たす機材に置き換えました。どれも本人の機材ではなく「代わり」です。

ギターストラト型・トレモロ付き→ 当店にFERNANDES LE-1Z・Tokai SX-65 オーバードライブ(歪みは中くらい)本人:VEMURAM SPIRITONE→ 代わりに BOSS OD-1X コーラス(厚みと揺れ)本人:Roland CE-1→ 代わりに BOSS CE-2W エコー(余韻)本人:Watkins Copicat→ 代わりに MXR Carbon Copy アンプクリーンがきれいなアンプ→ 例:Roland JC-120 スタジオの定番なので、まず試せる ※音作りの一例です。Char本人の配線そのものではありません

そろえる順番(費用の小さい順)

① まずオーバードライブBOSS OD-1X ② コーラスかエコーを1台足すBOSS CE-2W または MXR Carbon Copy ③ 3台そろえるOD-1X + CE-2W + Carbon Copy ※棒の長さは費用の大小の目安。値段はリンク先で確認を

※商品の値段は日々変わるため、リンク先のサウンドハウスでご確認ください。

BOSS OD-1X(オーバードライブ)
SPIRITONEの代わりに。弾く強さで歪みが変わる、反応のいいオーバードライブです。
価格・在庫はリンク先でご確認ください

サウンドハウスで見る

BOSS CE-2W(コーラス)
Roland CE-1の代わりに、同じRolandのグループのBOSSのコーラスを。BOSSの名機CE-2の音を再現したモデルで、クリーンやうすい歪みに厚みと揺れが出ます。
価格・在庫はリンク先でご確認ください

サウンドハウスで見る

MXR M169 Carbon Copy(アナログ・ディレイ)
テープ・エコーのCopicatの代わりに。テープではありませんが、音がにじむように重なる温かいディレイです。ソロにうすくかけるだけで余韻が出ます。
価格・在庫はリンク先でご確認ください

サウンドハウスで見る

Roland JC-120(ギターアンプ)
クリーンがきれいな、スタジオの定番アンプ。まずはリハーサルスタジオで、ギターとコーラスの組み合わせを試してみてください。
価格・在庫はリンク先でご確認ください

サウンドハウスで見る

VEMURAM SPIRITONE(Charと共同開発)
本人と同じものが欲しい人へ。Amazonで探せます。

Amazonで探す

家で練習するなら

店主としておすすめする練習は、次の3つです。

  1. コードの合間に短いフレーズ
    コードを2拍弾いたら、残りの2拍で短いフレーズを入れます。ギター1本ですき間を埋める練習です。
  2. 手元のボリュームで歪みを変える
    歪みを少し強めにしておき、ギターのボリュームを7〜8にするとクリーンに近く、10にすると歪む、という使い分けを練習します。
  3. 歌いながら弾く
    簡単なコードでいいので、歌いながら弾いてみます。歌と同時に弾けると、リズムが体に入ります。
VOX amPlug3 High Gain(ヘッドホンアンプ)
ギターに直接挿して、ヘッドホンで聴く小さなアンプ。夜でも練習できます。
価格・在庫はリンク先でご確認ください

サウンドハウスで見る

ZOOM G1X FOUR(マルチエフェクター)
歪み・コーラス・ディレイが1台に。コーラスやエコーを買う前に、「この音、自分は使うかな?」を試せます。
価格・在庫はリンク先でご確認ください

サウンドハウスで見る

弦・映像・評伝
当店の2本は09-42の弦で調整しています。手元を見るならTRADROCKのDVDを。人となりを知るなら、2025年9月に出た『評伝 竹中尚人 Charと呼ばれて』(リットーミュージック)も。

弦 09-42 TRADROCKのDVD 評伝

2026年のChar

2026年10月時点の情報です。

デビュー50周年
公式YouTubeチャンネルの紹介文では、50周年の全国ツアー「Char 50th Anniversary Tour 2026」が案内されています。

古希の武道館が映像に
2025年7月4日の日本武道館公演「Purple Phase Jam」は、Blu-ray/DVD+CDとして案内されています。

最新情報は、Charの公式サイトと公式YouTubeチャンネル「Char Official / ZICCA」で確認してください。

用語ミニ辞典

ムスタング
フェンダーが1964年に出したギター。弦の長さが短く、押さえやすい。
ストラトキャスター
フェンダーが1954年に出したギター。シングルコイル3つとアームが付いた定番の形。
シングルコイル
コイルが1つのピックアップ。歯切れがよく、きらっとした音。
トレモロ(アーム)
レバーで弦の張りを変えて、音を揺らす仕組み。
カスタムショップ
フェンダーの中で、とくに手間をかけたギターを作る部門。
コーラス
音を少しずらして重ね、厚みと揺れを出すエフェクター。
テープ・エコー
録音テープを使って、音をくり返すエコー。
プルスイッチ
つまみを引き上げると、回路が切り替わるスイッチ。

いっしょに演奏してきた人たち

名前担当Charとの関係
ジョニー吉長ドラムJohnny, Louis & Char → PINK CLOUD。2012年6月4日、63歳で死去
ルイズルイス加部ベースJohnny, Louis & Char → PINK CLOUD(故人)
石田長生ギター・ボーカル1989年にアコースティック・デュオBAHOを結成(故人)
鳴瀬喜博ベース10代のバンド、スモーキー・メディスンの仲間
佐藤準キーボード・編曲初期のシングルの編曲。『Fret to Fret』にも参加
ロバート・ブリルドラム初期の作品と『Fret to Fret』に参加
ジミー・コプリードラムPsychedelixのメンバー

61人を一覧で比べる:アーティストモデル早見表(本人の機材と当店の在庫)

ほかの記事:布袋寅泰(BOØWY)/松本孝弘(B'z)/ken(L'Arc〜en〜Ciel)/hide(X JAPAN)/PATA(X JAPAN)/SUGIZO(LUNA SEA・X JAPAN)/KAZUMA(SIAM SHADE)/KIYOSHI(hide with Spread Beaver)/J(LUNA SEA)/tetsuya(L'Arc〜en〜Ciel)/HEATH(X JAPAN)/TAIJI(X)/ka-yu(Janne Da Arc)/GISHO(PENICILLIN)/Toshiya(DIR EN GREY)/高中正義(ギタリスト)/鮎川誠(シーナ&ロケッツ)/HISASHI(GLAY)/TAKURO(GLAY)/INORAN(LUNA SEA)/you(Janne Da Arc)/DAITA(SIAM SHADE)/NATCHIN(SIAM SHADE)/JIRO(GLAY)/青木智仁(ベーシスト)/亀田誠治(東京事変)/YOSHIKI(X JAPAN)/平沢進(P-MODEL)/千聖(PENICILLIN)/Toshl(X JAPAN)/アッコ(GO!GO!7188)/フルカワミキ(SUPERCAR)/アベフトシ(THEE MICHELLE GUN ELEPHANT)/ルーク篁(聖飢魔II)/hyde(L'Arc〜en〜Ciel)/松井常松(BOØWY)/ユウ(GO!GO!7188)/ウエノコウジ(THEE MICHELLE GUN ELEPHANT)/薫(DIR EN GREY)/中村弘二(SUPERCAR)/長岡亮介(東京事変)/Die(DIR EN GREY)/いしわたり淳治(SUPERCAR)/椎名林檎(東京事変)/チバユウスケ(THEE MICHELLE GUN ELEPHANT)/稲葉浩志(B'z)/TERU(GLAY)/I.N.A.(hide with Spread Beaver)/氷室京介(BOØWY)/向井秀徳(NUMBER GIRL・ZAZEN BOYS)/田渕ひさ子(NUMBER GIRL)/RYUICHI(LUNA SEA)/真矢(LUNA SEA)/中尾憲太郎(NUMBER GIRL)/今井寿(BUCK-TICK)/三輪テツヤ(スピッツ)/EMMA(THE YELLOW MONKEY)/生形真一(ELLEGARDEN)/田原健一(Mr.Children)/横山健(Hi-STANDARD)

まとめ

Charは、8歳でギターを始め、10代でプロの現場に入り、1976年のデビューから50年弾き続けてきたギタリストです。手にしているのは、ムスタングとストラトというフェンダーの2つの形。歌いながら1本でバンドを支え、コーラスとエコーまで含めて音を作ってきました。

1959年製のストラトやカスタムショップのシグネチャーは手が届かなくても、アーム付きのストラト型と、コーラス・エコーがあれば、Charの音の骨組みはできます。まずは1本のギターから始めてみてください。

ストラト型・トレモロ付きのギターを探している方へ

当店では、ネック・弦高・オクターブを調整してからお送りしています。在庫はその時々で変わります。

FERNANDES LE-1Z Tokai SX-65

弾かなくなったギター、ありませんか?

当店は、ストラト型やムスタング型をはじめ、エレキギター・ベースを買い取っています。アームがない、つまみにガリがある、といった状態でもご相談ください。

買取について見る

参考にした資料

よくある質問

Charが使っているギターは何ですか?

フェンダーのムスタングとストラトキャスターです。1959年製のストラトキャスター(バーガンディ・ミスト)と、1967年製のムスタングがよく知られています。

Charのシグネチャー・モデルにはどんなものがありますか?

2019年に発表されたフェンダーの「Char Mustang」(Made in Japanライン)、カスタムショップのムスタング「Free Spirits」、2018年の「Char 1959 Stratocaster Burgundy」(カスタムショップ)などです。2025年には70本限定の「Pink Paisley」も出ました。

Char Mustangは、ふつうのムスタングと何が違いますか?

Charのオリンピックホワイトのムスタングがもとで、ムスタングのボディの厚みに合わせた新しいシンクロナイズド・トレモロを付け、ストラトのようにアームを使えるようにしたモデルです。

Charのエフェクターは何ですか?

RolandのコーラスCE-1と、ワトキンスのテープ・エコーCopicatが柱です。オーバードライブは、VEMURAMと共同開発したSPIRITONEがあります。

Charがいたバンドは?

1978年にジョニー吉長・ルイズルイス加部とJohnny, Louis & Charを結成し、1982年にPINK CLOUDと名前を変えて1994年まで活動しました。1989年には石田長生とBAHOを結成しています。

Charの代表曲は?

デビュー曲「NAVY BLUE」(作曲:Char)、オリコン12位の「気絶するほど悩ましい」(作詞:阿久悠、作曲:梅垣達志)、「逆光線」(作詞:阿久悠、作曲:Char)、ライブの定番「Smoky」などです。

Charモデルのギターは当店にありますか?

ありません。ムスタング型の在庫もありません。記事では、ストラト型のFERNANDES LE-1Zと、トレモロ付きのTokai SX-65を紹介しています。どちらもCharモデルではありません。

Charっぽい音を出すには何を買えばいいですか?

ストラト型などのアーム付きのギターに、オーバードライブ(BOSS OD-1X)、コーラス(BOSS CE-2W)、ディレイ(MXR Carbon Copy)を足すのがおすすめです。どれも本人の機材の代わりです。

在庫一覧をすべて見る →