亀田誠治(東京事変)のベースと仕事|1966年製ジャズベース・ヤマハBB2024SKと当店のジャズベース型5本、公式映像で解説【編曲・プロデュース】
更新日:2026-10-15 文:SILVER WOLF GUITARS 森 将大
※この記事にはプロモーション(サウンドハウスへの広告リンク)が含まれます。当店の在庫も紹介しています。
- 亀田誠治のメインのベースは、20歳のころに中古で出会った1966年製のフェンダー・ジャズベース。本人は「本妻」と呼んでいます。ヤマハのBB2024をもとにしたシグネチャー・モデル「BB2024SK」もあり、2012年に本数を限って発売されました。
- 東京事変のベーシスト(2004年に結成、2012年に解散、2020年に「再生」)。椎名林檎の「幸福論」『無罪モラトリアム』、平井堅「瞳をとじて」などを手がけた編曲家・プロデューサーで、日本レコード大賞の編曲賞を2回受けています。
- 当店に亀田誠治モデルはありませんが、同じジャズベース型が5本あります(うち3本は日本製)。本人のアンプやエフェクターは公式の資料で確かめられなかったので、音作りは同じ役割の代わりの機材で紹介します。
東京事変のベーシスト、亀田誠治。
椎名林檎のデビュー曲から編曲を受け持ち、平井堅、スピッツ、いきものがかりなど、たくさんの歌手やバンドの曲を作ってきた音楽プロデューサーでもあります。テレビの音楽番組や、入場無料の「日比谷音楽祭」で名前を知った人も多いはずです。
この記事では、中古ギター・ベース店を営んでいる私が、亀田誠治のベースと仕事を、公式映像と自作の図、当店にある同じジャズベース型の実機5本の写真でまとめました。いまジャズベースの音を出すなら何をそろえればいいかも紹介します。
- 亀田誠治がどんな人か(年表・エピソードつき)
- 公式映像と、亀田誠治が関わった名曲10選
- 「本妻」の1966年製ジャズベースと、ヤマハのシグネチャーBB
- 当店のジャズベース型5本(写真と動画)と、中古で見るところ7つ
- いま新品で揃えられる、ジャズベースの音作りの機材
亀田誠治ってどんな人?
| 名前 | 亀田誠治(かめだ せいじ) |
|---|---|
| 生まれ | 1964年6月3日/アメリカ・ニューヨーク生まれ |
| 担当 | 東京事変のベース。音楽プロデューサー・編曲家・作曲家 |
| 主な活動 | 東京事変、Bank Band、日比谷音楽祭(実行委員長) |
| 代表的なベース | 1966年製フェンダー・ジャズベース、ヤマハ BB2024SK |
1983年に早稲田大学第一文学部に入学。1989年ごろから、編曲家・プロデューサーとして仕事を始めます。1998年、椎名林檎のデビュー曲「幸福論」の編曲を担当。翌年のアルバム『無罪モラトリアム』では全曲の編曲を受け持ち、名前が広く知られるようになりました。
2004年には椎名林檎と東京事変を結成し、ベーシストとしてステージに立ちます。同じ年には平井堅「瞳をとじて」の編曲・プロデュースも担当。日本レコード大賞の編曲賞を2007年と2015年に受け、2019年からは日比谷公園で開く入場無料の「日比谷音楽祭」の実行委員長を務めています。
人柄が分かるエピソード7つ
- 生まれはニューヨーク
1964年6月3日、アメリカのニューヨークで生まれました。大学は早稲田大学の第一文学部。2023年には、その早稲田大学の入学式で新入生に祝辞を贈っています。 - 高校入学のときにヤマハBB2000
ヤマハの公式インタビューによると、高校に入ったときに手に入れたのが、ヤマハのBB2000。のちのシグネチャー・モデルにつながる、ヤマハのBBとの長いつきあいはここから始まります。 - ジャズベースを買って、BBのフレットを抜いた
20歳のころ、1966年製のフェンダー・ジャズベースに出会います。そのあと、ジャズベースのフレットを抜く代わりに、持っていたBB2000のフレットを抜いて、フレットレス・ベースに作り替えました。 - ベースの呼び名は「本妻」
66年製のジャズベースのことを、本人は今も「本妻」と呼んでいます。GOETHEの記事では、椎名林檎・平井堅・JUJUの曲を支えたベースとして紹介されました。 - 椎名林檎との出会い
椎名林檎のデビューのとき、担当のディレクターがアレンジャーとして亀田誠治を紹介し、制作を2人に任せたとされています。亀田誠治にとって、1998年の椎名林檎との出会いは大きな転機になりました。 - 腱鞘炎がきっかけのシグネチャー
腱鞘炎をわずらったことをきっかけに、軽くて弾きやすいベースを求めたのが、ヤマハのシグネチャー・モデルの始まりと紹介されています。体への負担を減らしながら、長く弾き続けるための1本です。 - 音楽祭を「入場無料」に
2019年6月1日・2日、日比谷公園で始まった日比谷音楽祭は、誰でも無料で楽しめる音楽祭。亀田誠治は実行委員長として、この音楽祭を続けています。
公式映像で見る東京事変と亀田誠治
東京事変は2020年4月15日、これまでのライブ映像作品から選んだ23本のライブ映像を、公式のYouTubeチャンネルで公開しました。その中から、2012年2月29日、日本武道館での解散公演『Bon Voyage』の2曲です。ライブ映像なので、亀田誠治のベースをステージの演奏で聴けます。
まずはデビュー曲の「群青日和」。最後のステージでも、この曲が演奏されました。
東京事変「群青日和」『Bon Voyage』より(東京事変 公式)
同じ解散公演の『Bon Voyage』から、もう1曲「生きる」。
東京事変「生きる」『Bon Voyage』より(東京事変 公式)
2009年12月2日に出た6枚目のシングル「能動的三分間」。曲名のとおり、ちょうど3分で終わる曲として知られています。
東京事変「能動的三分間」(東京事変 公式)
こちらはヤマハの公式動画。ヤマハのギターやベースを使うアーティストに、転機になった出来事や経歴、ヤマハの楽器とのかかわりを聞くシリーズ「Artist Breakthrough Story」の日本版の1本目で、2024年6月7日に公開されました。シリーズのBGMも亀田誠治が書き下ろしています。
「Artist Breakthrough Story」亀田誠治(ヤマハ 公式)
東京事変の主なできごと
| 年月 | できごと |
|---|---|
| 2004年9月8日 | デビュー・シングル「群青日和」 |
| 2005年 | ツアーのあと、晝海幹音とH是都Mが抜け、浮雲と伊澤一葉が加わる |
| 2009年12月2日 | 6枚目のシングル「能動的三分間」 |
| 2012年2月29日 | 日本武道館の『Domestique Bon Voyage』の最終公演で解散 |
| 2020年1月1日 | 新曲「選ばれざる国民」の配信から、解散のときと同じ5人で「再生」 |
| 2021年6月9日 | 10年ぶりのオリジナル・アルバム『音楽』 |
2020年4月15日に公開されたライブ映像は全部で23本。『Bon Voyage』からはほかに「おいしい季節」「青春の瞬き」、ライブ作品『Discovery』からは「新しい文明開化」なども選ばれています。気になった人は、公式チャンネルで続けて見てみてください。
亀田誠治が関わった名曲10選
東京事変でベースを弾いた曲と、編曲・プロデュースを手がけたほかの歌手の曲から、10曲(枚)を選びました。どれも、亀田誠治のかかわりを2つ以上の資料で確かめたものです。
東京事変の始まりの曲。上の公式映像で、解散公演での演奏が見られます。
6枚目のシングル。ちょうど3分で終わる曲として知られています。
解散から8年。この曲の配信から、東京事変は解散のときと同じ5人で「再生」しました。
椎名林檎のデビュー・シングル。ここから、2人の長いつきあいが始まりました。
「正しい街」「歌舞伎町の女王」などが入ったアルバム。全曲の編曲を亀田誠治が受け持ちました。
映画『世界の中心で、愛をさけぶ』の主題歌。2004年の大ヒット曲です。
2007年の日本レコード大賞・編曲賞は、この曲などたくさんの編曲の仕事に贈られました。
これも2007年の編曲賞の理由に挙げられた曲です。
JUJUの代表曲の1つ。亀田誠治が編曲・プロデュースにかかわった曲として紹介されています。
2015年の日本レコード大賞・編曲賞の対象曲。同じ年の大原櫻子「瞳」も対象になりました。
CDはサウンドハウスでは扱いがないので、Amazonで探すのが早いです。
プロデューサー・亀田誠治の仕事
亀田誠治は、ベースを弾くだけでなく、曲の形を決める「編曲」と、作品全体をまとめる「プロデュース」の人です。主な仕事を図にまとめました。
スピッツとの共同プロデュース
スピッツは、2001年のシングル「さわって・変わって」のプロデュースを亀田誠治に頼んだのがきっかけで、アルバム『三日月ロック』のプロデュースも任せました(編曲のクレジットは「スピッツ&亀田誠治」)。そのあとも『スーベニア』、17枚目のオリジナル・アルバム『ひみつスタジオ』などを、バンドと一緒にプロデュースしています。
Bank Bandのベース
Bank Bandは、小林武史と櫻井和寿が2004年に作ったバンド。亀田誠治はベースで加わり、ap bank fesのステージにも立っています。
音楽を伝える仕事
2013年からはNHK Eテレの『亀田音楽専門学校』で、J-POPの魅力を分かりやすく解説しました。2019年6月1日・2日に日比谷公園で始まった日比谷音楽祭では実行委員長を務め、「誰でも無料で楽しめる音楽祭」を続けています。
亀田誠治のベースから分かること3つ
① 1本のジャズベースを長く使う
20歳のころに出会った66年製のジャズベースを、いまも「本妻」と呼んで使い続けています。新しいベースに次々と持ち替えるのではなく、1本を長く使い、その音を自分の音にしてきた人です。
② 曲全体を作る人のベース
亀田誠治は、ベースを弾く前に、まず曲の形を決める編曲家です。『無罪モラトリアム』では全曲を編曲し、日本レコード大賞の編曲賞も2回受けています。歌がいちばんよく聴こえるように、ベースを含めた全部の楽器の役割を考える立場にいる人です。
③ フレットレスも持つ
高校のときから使っていたBB2000は、フレットを抜いてフレットレスに作り替えました。フレット付きのジャズベースと、なめらかに音がつながるフレットレス。2つの音を手元に持っているのも特徴です。
本人のベースと機材
本人のベースで、2つ以上の資料で確かめられたのは次の3本です。
| ベース | どんなベース |
|---|---|
| フェンダー・ジャズベース(1966年製) | メイン。20歳のころに中古で出会い、いまも「本妻」と呼ぶ1本 |
| ヤマハ BB2000 | 高校に入ったときに手に入れたベース。66年製のジャズベースを買ったあと、フレットを抜いてフレットレスにした |
| ヤマハ BB2024SK | ヤマハのBB2024をもとにしたシグネチャー・モデル。軽くて弾きやすいことを求めて作られ、2012年に本数を限って発売された |
※66年製のジャズベースを買った時期と場所は、資料によって書き方が違います(「20歳のときに渋谷の楽器店で」とする記事、「大学1年のとき」とする本人の投稿、1984年とするWikipediaなど)。この記事では「20歳のころ」としています。
写真は当店のFGN NCJB-10R/AL(同じジャズベース型)。亀田誠治本人の楽器ではありません
BB2024SKは、ヤマハのBBシリーズの上位機種「BB2024」をもとにしています。BB2024はいまヤマハのサイトで生産終了と書かれているので、BB2024SKを探すなら中古になります。
アンプとエフェクター
アンプやエフェクターは、公式の資料で確かめられませんでした。ファンのまとめサイトにはいろいろ載っていますが、この記事には書いていません。下の「いま揃える音」では、同じ役割の代わりの機材を紹介します。
ジャズベースのしくみ
ピックアップ2つ、つまみ3つ
ジャズベースは、ピックアップが2つ、つまみが3つ。ピックアップごとのボリュームと、全体のトーンです。
当店のFGN NCJB-10R/ALで見る、ジャズベースのピックアップとつまみ(当店撮影)
2つのボリュームを両方上げると、太さと抜けのバランスがいい音。ネック側を少し下げるとブリッジ側の硬い音が前に出て、輪郭がはっきりします。反対にブリッジ側を下げると、丸く太い音になります。
ネックはネジで留める「ボルトオン」
ボルトオン。当店のFGN NCJB-10R/ALの裏(当店撮影)
ジャズベースのネックは、ボディに4本のネジで留める作りです。音の立ち上がりが速く、ネックの交換や修理がしやすいのが利点。古いジャズベースでも、ネックを外して手入れができます。
当店のジャズベース型5本を写真でじっくり
ここからは、いま当店にある実機です。写真はすべて当店で撮影したものです。亀田誠治モデルではありませんが、本人のメインの1966年製フェンダーと同じジャズベース型のベースが5本あります。
| FGN NCJB-10R/AL | GrassRoots G-JB-47R | BURNY BASS | Fender Japan JB62-75US | FGN JJB-6R | |
|---|---|---|---|---|---|
| 形 | ジャズベース型 | ジャズベース型 | ジャズベース型 | ジャズベース型 | ジャズベース型 |
| 色 | 黒 | 黒 | 3カラー・サンバースト | 3トーン・サンバースト | 3TS |
| ボディ | アルダー | アルダー | アルダー | アルダー | バスウッド |
| 指板 | ローズウッド | ローズウッド | メイプル | ローズウッド | ローズウッド |
| 重さ(実測) | 4.450kg | 4.420kg | 5.310kg | 4.215kg | 4.050kg |
Fender Japan JB62-75US(3トーン・サンバースト)

フェンダー・ジャパンは、フェンダー社のライセンスで日本国内で作られていたブランドです。JB62-75USは、1962年のジャズベースを再現したモデルに、フェンダーUSA製のヴィンテージ・タイプのピックアップを積んだ、型番の最後が「US」のモデル。ネックの付け根のシリアル(「Crafted in Japan」、Oで始まる番号)から、1997〜2000年の製造です。日本製です。
アルダーのボディ、メイプルのネック、ローズウッドの指板、20フレットのロングスケール(34インチ)。62年スタイルの細身のネックで、ローポジションから握りやすい作りです。実測4.215kg。
※フェンダー・ジャパンのジャズベースですが、亀田誠治本人のベースではありません。本人のメインは1966年製のフェンダーで、この在庫は1962年のスタイルを再現したモデルです。


Fender Japan JB62-75USの在庫ページを見る
FUJIGEN(FGN)Neo Classic NCJB-10R/AL(黒)

フジゲンのジャズベース型。アルダーのボディ、メイプルのネック、ローズウッドの指板という、ジャズベースの王道の組み合わせです。フレットを円弧状に打つフジゲン独自の「サークル・フレッティング・システム」で、音の立ち上がりがはっきりしています。日本製です。


FGN NCJB-10R/AL(26A056・当店のYouTube)
FUJIGEN(FGN)J-CLASSIC JJB-6R(3TS)

「J-STD」の後を継いだ「J-CLASSIC」シリーズのジャズベース型。日本製です。ボディは素直な鳴り方のバスウッド、ネックはメイプル、指板はローズウッド。フジゲン独自のサークル・フレッティング・システムに、押さえやすいミディアムワイドのフレットです。実測4.050kgと、5本の中ではいちばん軽く、純正のギグケースが付きます。


GrassRoots G-JB-47R(黒)

ESPのグループのブランド、グラスルーツのジャズベース型です。アルダーのボディにハードメイプルのネック、ローズウッドの指板。ネックが少し薄めで握りやすく、はじめての1本にも向いています。


GrassRoots G-JB-47R(18A009・当店のYouTube)
Fernandes BURNY BASS(1970年代・3カラー・サンバースト)

フェルナンデスの初期にだけ見られる、筆記体のロゴの「BURNY BASS」。細かい年式は分かりませんが、1970年代のものと思われるジャズベース型です。アルダーのボディに、メイプルのネックと指板。古いぶん、フレットは約4割まで減っていて、次にすり合わせるときはフレット交換が必要です。フェルナンデスは2024年に事業を停止し、2025年7月に破産手続に入ったので、これからは中古で探すブランドです。


※5本とも中古品で、年式なりの傷や使用感があります。傷の場所は在庫ページの写真と説明に書いています。どれも当店で45-105の弦を張り、12フレットの弦高を4弦2.5mm・1弦2.0mmに調整しています。
ジャズベース型の選び方
亀田誠治モデルが見つからないときは、同じジャズベース型から選ぶのが近道です。当店の5本を例に、見るところを3つにまとめました。
- 指板の色:ローズウッド(茶色い木)の指板が4本、メイプル(白っぽい木)の指板が1本。メイプルは少し明るく硬い音と言われます。
- ボディの木:アルダーはジャズベースの定番。JJB-6Rのバスウッドは、癖のない素直な鳴り方です。
- 重さ:同じ形でも、4.050kgから5.310kgまで違います。立って長く弾くなら、軽めのものが楽です。
- 年式のスタイル:JB62-75USのように、昔の年式のジャズベースを再現したモデルもあります。ジャズベースは、作られた年代で細かい仕様が違うベースです。
中古のジャズベース型を買うときに見るところ7つ
ジャズベース型は、いちばん多く作られてきた形のひとつ。古いものから新しいものまで、中古の数も多いベースです。店主として毎回確かめているところをまとめました。
同じジャズベース型でも、ブランドや型番で作りが違います。ヘッドのロゴと型番、シリアルを確かめましょう。当店のJB62-75USは、ネックの付け根のシリアルから1997〜2000年の製造と分かります。
黒い塗装は、細かい擦り傷が光で目立ちやすい色です。正面の写真では見えにくい傷もあるので、斜めから撮った写真があるかも見ておきましょう。

古いベースほど、フレットが減っていることがあります。減りが大きいと、次の調整でフレット交換が必要になり、買ったあとの出費が変わります。

ネックがまっすぐに調整できるか(トラスロッドに余裕があるか)が大事です。当店では、7フレットのすき間(0.3mm)、12フレットの弦高(4弦2.5mm・1弦2.0mm)、トラスロッドが両方向に回るか(±60°まで確認)を書いています。
ジャズベースは、パーツを替えて楽しむ人の多いベースです。どこが元のままかを確かめましょう。当店のJB62-75USは、ピックガードが赤いべっこう柄に替えられていて(もとは茶色のべっこう柄と思われます)、取り付け用と思われる小さな穴が3か所あります。
当店の5本でも、軽いJJB-6Rの4.050kgから、重いBURNY BASSの5.310kgまで、1kg以上の差があります。実測の重さが書いてあるかを見ておきましょう。
ケースが付くかどうかで、買ったあとの出費が変わります。当店では、JJB-6Rに純正のギグケース、NCJB-10R/ALに純正ではないソフトケースが付き、JB62-75USは本体のみです。
いま揃える「ジャズベースの音」
本人のアンプやエフェクターは確かめられなかったので、ここで紹介するのは、ジャズベースの音を作るための同じ役割の機材です。つなぎ方の例はこうです。
そろえる順番(費用の小さい順)
ひとつずつ紹介
※亀田誠治本人の機材と同じ製品ではありません。同じ役割の代わりの機材です。
家で練習するなら
練習には、上の公式映像が役に立ちます。まずは「群青日和」のライブ映像を見ながら、ベースが歌の下でどう動いているかを耳で追いかけてみてください。「能動的三分間」は3分で終わる曲なので、最後まで通して弾く練習にも向いています。
用語ミニ辞典
- ジャズベース
- フェンダーが作ったベースの形。ピックアップ2つ、つまみ3つ。
- フレットレス
- 指板にフレットがないベース。音がなめらかにつながる。
- 編曲(アレンジ)
- メロディに、どの楽器でどう伴奏をつけるかを決める仕事。
- プロデューサー
- 曲や作品全体の方向を決め、仕上げまでまとめる人。
- ボルトオン
- ネックをボディにネジで留める作り。立ち上がりが速く、直しやすい。
- サンバースト
- 真ん中が明るく、外側ほど暗くなる塗装。3色なら3トーン(3TS)。
- プリアンプ
- アンプの前で音を整え、太さや歪みを足す機材。
- DI
- ベースの音を、ミキサー(卓)に送りやすい形に変える機材。
- シグネチャーモデル
- アーティスト本人の名前を冠したモデル。
- トラスロッド
- ネックの中の金属の棒。締めたり緩めたりして、ネックの反りを直す。
東京事変のメンバー
| メンバー | 担当 | ひとこと |
|---|---|---|
| 椎名林檎 | ボーカル | バンドの中心。亀田誠治は1998年のデビューから編曲を担当 |
| 亀田誠治 | ベース | 結成から参加 |
| 刄田綴色 | ドラム | 結成から参加 |
| 浮雲(長岡亮介) | ギター | 2005年に加入 |
| 伊澤一葉 | キーボード | 2005年に加入 |
| 晝海幹音 | ギター | 2005年のツアーのあとに脱退 |
| H是都M | キーボード | 2005年のツアーのあとに脱退 |
2012年2月29日の解散のときの5人が、2020年の「再生」でもそのまま集まりました。
61人を一覧で比べる:アーティストモデル早見表(本人の機材と当店の在庫)
ほかの記事:椎名林檎(東京事変)/長岡亮介(東京事変)/HEATH(X JAPAN)/J(LUNA SEA)/tetsuya(L'Arc〜en〜Ciel)/TAIJI(X)/ka-yu(Janne Da Arc)/GISHO(PENICILLIN)/Toshiya(DIR EN GREY)/松本孝弘(B'z)/布袋寅泰(BOØWY)/hide(X JAPAN)/SUGIZO(LUNA SEA・X JAPAN)/ken(L'Arc〜en〜Ciel)/PATA(X JAPAN)/KIYOSHI(hide with Spread Beaver)/KAZUMA(SIAM SHADE)/JIRO(GLAY)/NATCHIN(SIAM SHADE)/青木智仁(ベーシスト)/you(Janne Da Arc)/INORAN(LUNA SEA)/DAITA(SIAM SHADE)/HISASHI(GLAY)/TAKURO(GLAY)/鮎川誠(シーナ&ロケッツ)/高中正義(ギタリスト)/Char(ギタリスト)/YOSHIKI(X JAPAN)/平沢進(P-MODEL)/千聖(PENICILLIN)/Toshl(X JAPAN)/アッコ(GO!GO!7188)/フルカワミキ(SUPERCAR)/アベフトシ(THEE MICHELLE GUN ELEPHANT)/ルーク篁(聖飢魔II)/hyde(L'Arc〜en〜Ciel)/松井常松(BOØWY)/ユウ(GO!GO!7188)/ウエノコウジ(THEE MICHELLE GUN ELEPHANT)/薫(DIR EN GREY)/中村弘二(SUPERCAR)/Die(DIR EN GREY)/いしわたり淳治(SUPERCAR)/チバユウスケ(THEE MICHELLE GUN ELEPHANT)/稲葉浩志(B'z)/TERU(GLAY)/I.N.A.(hide with Spread Beaver)/氷室京介(BOØWY)/向井秀徳(NUMBER GIRL・ZAZEN BOYS)/田渕ひさ子(NUMBER GIRL)/RYUICHI(LUNA SEA)/真矢(LUNA SEA)/中尾憲太郎(NUMBER GIRL)/今井寿(BUCK-TICK)/三輪テツヤ(スピッツ)/EMMA(THE YELLOW MONKEY)/生形真一(ELLEGARDEN)/田原健一(Mr.Children)/横山健(Hi-STANDARD)
まとめ
亀田誠治は、20歳のころに出会った1966年製のジャズベースを「本妻」と呼んで使い続け、東京事変のベースを弾きながら、椎名林檎、平井堅、スピッツ、いきものがかりなどの曲を形にしてきた編曲家・プロデューサーです。腱鞘炎をきっかけに、軽く弾きやすいヤマハのシグネチャーも生まれました。
亀田誠治モデルは中古で探すことになりますが、ジャズベース型のベースは新品でも中古でも選ぶ幅があります。まずはジャズベース型を1本と、プリアンプ1台から始めてみてください。
ジャズベースを探している方へ
当店では、ネック・弦高・オクターブを調整してからお送りしています。在庫はその時々で変わります。
弾かなくなったベース、ありませんか?
当店はジャズベース型をはじめ、エレキベース・ギターを買い取っています。フレットが減っている、つまみにガリがある、といった状態でもご相談ください。
参考にした資料
- Wikipedia「亀田誠治」「東京事変」「椎名林檎」「無罪モラトリアム」「群青日和」「三日月ロック」、Wikipedia(英語版)「Seiji Kameda」
- GOETHE「椎名林檎、平井 堅、JUJUの楽曲を支えた、亀田誠治の1966年製フェンダー」(2021年)
- ヤマハ公式サイトの亀田誠治インタビュー(BBを語る)、ヤマハミュージックジャパン「Artist Breakthrough Story」日本版のお知らせ(2024年6月7日)
- デジマート「ヤマハBBシリーズ特集〜亀田誠治シグネイチャー・モデル」、BARKS「ヤマハから亀田誠治のシグネチャーモデルが本数限定で登場、エレキベース『BB2024SK』」、サウンドハウスのコラム(BB2024)
- 早稲田大学「2023年度入学式祝辞 亀田誠治様」
- 音楽ナタリー「レコ大各賞発表!事変・亀田誠治が編曲賞を受賞」「東京事変がバンド解散を発表」、日本作曲家協会「第57回日本レコード大賞」
- ユニバーサル ミュージック「閏え!2O2O 東京事変▶再生」(2020年1月1日)、AV Watch・オリコン(ライブ映像クリップ23本の公開、2020年4月15日)
- ソニーミュージック 平井堅「瞳をとじて」の作品ページ、Mikiki(スピッツ『ひみつスタジオ』)、タワーレコード(ベース・マガジン2024年8月号)
- Real Sound(日比谷音楽祭・ap bank fes 2016)、現代ビジネス(日比谷音楽祭のインタビュー)
- 在庫の仕様・重さ・製造国:当店の実測と確認
よくある質問
亀田誠治が使っているベースは何ですか?
メインは1966年製のフェンダー・ジャズベースで、本人は「本妻」と呼んでいます。20歳のころに中古で出会った1本です。ヤマハのBB2024をもとにしたシグネチャー・モデル「BB2024SK」もあります。
亀田誠治モデルのベースは買えますか?
ヤマハのBB2024SKは2012年に本数を限って発売されたモデルで、もとになったBB2024も生産を終えているため、探すなら中古になります。当店に亀田誠治モデルの在庫はありませんが、同じジャズベース型を扱っています。
亀田誠治は東京事変で何を担当していますか?
ベースです。2004年の結成から2012年2月29日の解散まで、そして2020年1月1日の「再生」のあとも、東京事変でベースを弾いています。
東京事変のメンバーは?
椎名林檎(ボーカル)、亀田誠治(ベース)、刄田綴色(ドラム)、浮雲(ギター)、伊澤一葉(キーボード)の5人です。2005年までは、晝海幹音(ギター)とH是都M(キーボード)がいました。
亀田誠治が編曲・プロデュースした有名な曲は?
椎名林檎の「幸福論」とアルバム『無罪モラトリアム』、平井堅「瞳をとじて」、いきものがかり「あなた」などです。日本レコード大賞の編曲賞を2007年と2015年に受けています。
亀田誠治っぽい音を出すには何を買えばいいですか?
まずはジャズベース型のベースです。そこにプリアンプ(TECH21 SansAmp BASS DRIVER DI V2など)を足すのが手軽です。本人のアンプやエフェクターは公式の資料で確かめられなかったので、これは同じ役割の代わりの機材です。
フェンダー・ジャパンのジャズベースは、亀田誠治のベースと同じですか?
いいえ。本人のメインは1966年製のフェンダーのジャズベースです。当店のFender Japan JB62-75USは、1962年のジャズベースを再現した日本製のモデルで、本人の楽器とは別のものです。同じジャズベース型として紹介しています。
日比谷音楽祭とは?
2019年6月に日比谷公園で始まった、誰でも無料で楽しめる音楽祭です。亀田誠治が実行委員長を務めています。