三輪テツヤ(スピッツ)の使用ギターと音作り|ゴールドトップのレスポールとアルペジオ、公式映像と当店のレスポール型4本で解説
更新日:2026-10-15 文:SILVER WOLF GUITARS 森 将大
※この記事にはプロモーション(サウンドハウスへの広告リンク)が含まれます。当店の在庫も紹介しています。
- 三輪テツヤはスピッツのギター。いちばんよく使うのはギブソン・レスポール(1950年代のゴールドトップ)と、いくつもの資料で紹介されています。Sagoと作ったオーダーメイドの「Curious Shinon」、フライングV、ジャズマスター、カジノも。公式の機材リストと市販のシグネチャーモデルは見つかりませんでした。
- スピッツは1987年結成、1991年3月25日にメジャーデビュー。ベースの田村明浩とは小学6年からの幼なじみで、田村に誘われて加わりました。「花泥棒」「鈴虫を飼う」など、本名の三輪徹也の名前で作曲もしています。
- 当店に三輪テツヤのモデルはありません。同じレスポールの形の在庫4本(Burny 3本・Epiphone 1本)を写真で紹介します(本人モデルではありません)。
スピッツのギタリスト、三輪テツヤ。
「ロビンソン」のイントロで鳴る、きらきらしたギターのアルペジオ。毎年のように変わる髪型と、大きなサングラス。あのイントロは、ギター教室やTAB譜のサイトでいまもくり返し取り上げられています。
この記事では、中古ギター店を営んでいる私が、三輪テツヤの歩みとギターを、公式映像と自作の図、当店の同じレスポールの形のギター4本の写真でまとめました。本人の機材は分かったこと・分からなかったことを分けて書いています。
- 三輪テツヤがどんなギタリストか(年表・エピソードつき)
- スピッツの4人がどう集まったか
- 公式映像で見るスピッツと、三輪テツヤのギターが聴ける名曲10選(三輪徹也が作曲した4曲も)
- 本人のギターと機材で分かったこと・分からなかったこと
- 当店のレスポール型4本と、中古で見るところ7つ、いま揃える音
三輪テツヤってどんな人?
| 名前 | 三輪テツヤ(みわ てつや)/本名・作曲のときの名前:三輪徹也 |
|---|---|
| 出身 | 静岡県(藤枝市で育つ) |
| 学校 | 文化服装学院(ファッションの専門学校) |
| 担当 | スピッツではギター。作曲もする |
| 主な活動 | スピッツ(1987年〜) |
| 知られているギター | ギブソン・レスポール(1950年代のゴールドトップ)、Sago Curious Shinon など |
三輪テツヤは静岡県の出身で、藤枝市で育ちました。音楽ではなく、ファッションの専門学校の文化服装学院で学んでいます。
1987年、幼なじみの田村明浩に誘われ、草野マサムネ、田村、﨑山龍男との4人でスピッツが始まります。1991年3月25日、シングル「ヒバリのこころ」とアルバム『スピッツ』を同じ日に出してメジャーデビュー。1995年の「ロビンソン」が160万枚を超えるヒットになり、2026年にデビュー35周年を迎えました。
※生年月日は、Wikipediaのほかに一致する資料が見つからなかったので書いていません。
歩みが分かるエピソード8つ
2つ以上の資料で同じことが書かれていた話だけを集めました。
- 田村明浩とは、小学6年からの幼なじみ
スピッツのベース、田村明浩とは小学6年のときに出会いました。 - バンドが消えかけたとき、田村が誘った
草野マサムネと田村は、東京造形大学で出会ってバンドを組んでいました。1987年、草野が武蔵野美術大学に入り直すとそのバンドは自然になくなりますが、2人の付き合いは続き、田村が幼なじみの三輪テツヤを誘いました。 - ドラムは、フォークソング部の仲間
三輪テツヤが通った文化服装学院のフォークソング部には、﨑山龍男がいました。こうして4人がそろいます。 - 髪型で、いつの写真か分かる
トレードマークは、毎年のように変わる個性的な髪型と、大きめのサングラス。ファンの間では「髪型を見れば、いつごろの写真か分かる」と言われるほどです。 - 作曲するときは本名で
ギターだけでなく、作曲もします。そのときの名前は、本名の「三輪徹也」。「花泥棒」「鈴虫を飼う」「月に帰る」「死神の岬へ」などが、三輪徹也の作曲です。 - 「ロビンソン」のイントロは、いまも教材に
1995年の「ロビンソン」のイントロのエレキギターのアルペジオは、ギター教室やTAB譜のサイトでくり返し取り上げられています。 - ギター工房と作った1本
日本のギター工房Sagoのギター「Curious Shinon」を使っています。オーダーメイドのギターで、三輪テツヤとSagoが一緒に作ったと紹介されています。 - エフェクターメーカーが機材を紹介
日本のエフェクターメーカーFree The Tone(フリー・ザ・トーン)は、公式サイトのニュースで「三輪テツヤ氏の機材紹介」を2回載せています。
スピッツの4人が集まるまで
スピッツは、草野マサムネ(ボーカル・ギター)、三輪テツヤ(ギター)、田村明浩(ベース)、﨑山龍男(ドラム)の4人組。4人の出会いを図にまとめました。
ギター2本・ベース・ドラムの4人組なので、ギターは草野マサムネと三輪テツヤの2本です。草野が歌いながらギターを弾き、その隣で三輪テツヤがもう1本のギターを弾きます。草野の歌に、三輪テツヤの繊細なアルペジオ、田村のベース、﨑山のリズムが重なるのが、スピッツの音の魅力として紹介されています。
ただ、曲ごとに、どちらのギターがどのフレーズを弾いたかをはっきり書いた資料は見つかりませんでした。この記事では、推測では書きません。
公式映像で見るスピッツ
スピッツの公式YouTubeチャンネル「spitzclips」では、昔のミュージックビデオも公開されています。まずは「ロビンソン」。1995年4月5日に出た11枚目のシングルで、160万枚を超えるヒットになりました。
スピッツ「ロビンソン」(1995年・11枚目のシングル)
その1年前、1994年4月25日に出た8枚目のシングル「空も飛べるはず」。
スピッツ「空も飛べるはず」(1994年・8枚目のシングル)
1996年4月10日の13枚目のシングル「チェリー」。「ロビンソン」のおよそ1年後に出た曲です。
スピッツ「チェリー」(1996年・13枚目のシングル)
1998年のアルバム『フェイクファー』に入り、同じ年にシングル「楓/スピカ」として出た「楓」。
スピッツ「楓」(1998年)
そして2006年7月12日の31枚目のシングル「魔法のコトバ」。映画『ハチミツとクローバー』の主題歌です。
スピッツ「魔法のコトバ」(2006年・31枚目のシングル)
ほかの公式映像:優しいあの子
三輪テツヤのギターが聴ける名曲10選
シングル6曲と、三輪徹也(本名)が作曲した4曲です。作詞・作曲は確かめられた曲だけ書いています。
160万枚を超えたヒット曲。イントロのエレキギターのアルペジオは、まず最初に練習したいフレーズです。
歌の後ろで、2本のギターがどう重なるかを聴いてみてください。
「ロビンソン」の1年前のシングル。歌の後ろで鳴るギターの音の広がりに注目です。
ゆっくりした曲ほど、1音ずつのギターの響きがよく聞こえます。
映画『ハチミツとクローバー』の主題歌。2000年代のスピッツから1曲選ぶならこの曲です。
朝ドラの主題歌として書き下ろされた曲です。
三輪徹也が作曲した4曲
ここからの4曲は、作詞が草野正宗、作曲が三輪徹也。どれもアルバムの中の1曲です。
短く駆け抜ける、軽快なロックの曲と紹介されています。アルバムの幕開けを、ギタリストの曲がつとめています。
メジャー2枚目のアルバムから。デビューの年に、もう三輪テツヤの曲が入っていました。
メジャーデビューの日に出た、1枚目のアルバムの1曲です。
同じ1枚目のアルバムから。「月に帰る」と聴き比べてみてください。
当店はCDを扱っていないので、CDやスコアはAmazonで探すのが早いです。
三輪テツヤのギターの聴きどころ3つ
資料で分かったことをもとにした、店主としての聴き方です。
① 1音ずつ鳴らすアルペジオ
三輪テツヤのギターの特徴として、いちばん多くの資料が挙げているのがアルペジオです。アルペジオは、コードを押さえたまま、弦を1本ずつ順番に鳴らす弾き方。6本をいっぺんに「ジャーン」と鳴らすストロークとは、音の聞こえ方がまったく違います。
アルペジオでは、先に鳴らした音を止めずに残しておくと、音がきれいに重なっていきます。歌の後ろで、音が1つずつ光るように聞こえるのはこのためです。「ロビンソン」のイントロのエレキギターも、このアルペジオで鳴っています。
② 歌の隙間で鳴るギター
スピッツの曲の主役は歌。歌の隙間でギターがどう鳴り、歌が始まるとどう引くかを意識して聴くと、2本のギターの出入りがよく分かります(店主としての聴き方です)。
③ 曲に合わせて持ち替えるギター
レスポールのほかに、中が空洞のギター(カジノやCurious Shinon)、フライングV、ジャズマスターと、作りの違うギターを持っています。作りが違えば、同じアルペジオでも響きが変わります。
本人のギターと機材(分かったこと・分からなかったこと)
三輪テツヤの機材について、公式の機材リストは見つかりませんでした。2つ以上の資料で同じことが書かれていたものだけを載せます。時期によって変わります。
| ギター | 分かったこと |
|---|---|
| Gibson Les Paul(ゴールドトップ) | 1950年代のゴールドトップ。ライブでもよく使う、いちばん使用頻度の高い1本と紹介されている |
| Sago Curious Shinon | 日本のギター工房Sagoと作った、オーダーメイドのギター。ボディの中が空洞のホロウ構造と紹介されている |
| Gibson Flying V(チェリー) | 赤いチェリーのフライングV |
| Fender Jazzmaster | 年式は資料によって1960年・1961年と書き方が違う |
| Epiphone Casino(1964年) | エピフォンのホロウボディのギター |
| アンプ・エフェクター | 分かったこと |
|---|---|
| Kemper(ケンパー) | ライブで使っていると、いくつもの資料で紹介されている |
| Divided by 13 | このメーカーのアンプを使ってきたと紹介されている(機種や時期は資料によって違う) |
| エフェクターボード | エフェクターメーカーのFree The Toneが、公式サイトで「三輪テツヤ氏の機材紹介」を載せている |
| 確かめられなかったこと | 理由 |
|---|---|
| レスポールの細かい年式 | 「1954年」と書く資料と「50年代」とだけ書く資料があり、ほかでも確かめられない |
| 市販のシグネチャーモデル | だれでも買える三輪テツヤモデルは見つからない。Curious Shinonが市販されているかも確かめられない |
| SG・テレキャスター・レスポール・デラックスなど | 名前を挙げた資料が1つずつで、ほかで確かめられない |
| ほかのアンプとエフェクターの機種 | 資料によって挙がる機種がばらばらで、2つ以上一致しない |
ライブで使うと紹介されているKemper(ケンパー)は、実際のアンプの音を測って取り込み、再現する機械です。何台ものアンプの音を1台で持ち運べます。
レスポールとゴールドトップ
レスポールは、ギブソンが1952年に出したギターです。最初のレスポールは、ボディの表を金色に塗ったゴールドトップでした。1957年ごろからハムバッカーというピックアップが付き、1958年には赤から黄色へ抜けるサンバーストの色が出ます。
※これはレスポールの一般的な歴史です。三輪テツヤ本人のゴールドトップの年式やピックアップは、確かめられませんでした。
形には大きくスタンダードとカスタムがあります。スタンダードは台形のマークに銀色の金属パーツ、カスタムは四角いマークに金色の金属パーツ。ゴールドトップは、スタンダードと同じ系統の形です。見分け方は、PATA(X JAPAN)の記事で当店の写真に印を付けて説明しています。
当店のレスポール型4本を写真でじっくり
ここからは、いま当店にある実機です(写真はすべて当店撮影)。三輪テツヤのモデルではありませんが、同じレスポールの形をした4本です。ゴールドトップの在庫はありません。
3本はBurny(バーニー)。フェルナンデスのブランドですが、フェルナンデスは2024年に事業を停止し、2025年7月に破産手続に入ったため、新品はもう手に入りません。もう1本のEpiphone(エピフォン)はギブソンのブランドで、三輪テツヤのカジノと同じメーカーです。
| Burny Super Grade | Burny SRLG55 | Burny カスタム型 | Epiphone LP Standard | |
|---|---|---|---|---|
| 形 | スタンダード型 | スタンダード型 | カスタム型 | スタンダード |
| 色 | チェリーサンバースト | チェリーサンバースト(トラ杢) | 黒×ゴールドパーツ | 黒 |
| ピックアップ | ハムバッカー×2(カバーなし) | ハムバッカー×2(カバー付き) | ハムバッカー×2 | ハムバッカー×2 |
| 重さ(実測) | 3.625kg | 3.260kg | 4.045kg | 3.965kg |
| 製造年 | 2009年ごろ | 2013年ごろ | 2011年 | — |
| 製造国 | 中国 | 中国 | 中国 | 中国 |
4本とも、ネックをボディに接着したセットネック。本家と同じ作りで、音の伸びに有利。音を残して重ねるアルペジオでも、この伸びが効きます。
レスポールのつまみとスイッチ
当店のBurny Super Gradeで見る、レスポールのスイッチとつまみ(当店撮影)
3ウェイ・スイッチは、上がネック側(甘く太い音)、下がブリッジ側(硬く鋭い音)、真ん中が両方。アルペジオなら、まず真ん中から試してみてください。
Burny Super Grade(チェリーサンバースト)

チェリーサンバーストに台形のポジションマーク、金色のハットノブ。1950年代のスタンダードの雰囲気の1本です。ピックアップはカバーなしのハムバッカーが2つ。シリアルから、2009年ごろの製造と思われます。


Burny Super Grade(26A064・当店のYouTube)
Burny SRLG55(チェリーサンバースト・トラ杢)

同じSuper GradeシリーズのSRLG55。マホガニーのボディにメイプルのトップで、ピックガードは外してあります。長所は実測3.260kgの軽さ。



Burny SRLG55(26A058・当店のYouTube)
Burny レスポール・カスタム型(黒×ゴールド)

黒いボディに金色のパーツ。いわゆる「ブラック・ビューティー」の雰囲気の1本です。ボディもネックもマホガニーで、太く粘りのある中低域。シリアルから2011年製と判断しています。


Epiphone Les Paul Standard(黒)

エピフォンのレスポール・スタンダード。「レスポール」の名前が付いた本家筋の1本です。ボディ・ネックともマホガニーで、純正のソフトケースが付きます。


Epiphone Les Paul Standardの在庫ページを見る
※4本とも中古品で、年式なりの傷や使用感があります。傷の場所は在庫ページの写真と説明にすべて書いています。どれも当店で09-42の弦を張り、ネック・弦高・オクターブを調整済みです。どれも三輪テツヤのモデルではありません。
レスポール型の選び方
スピッツの曲を弾いてみたい人に向けて、店主としてレスポール型を選ぶときの考え方です(本人の機材の話ではありません)。
- まず、スタンダード型かカスタム型か:見た目の好みで選んでかまいません。ゴールドトップの雰囲気に近いのは、銀色のパーツのスタンダード型です。
- 次に、重さ:レスポール型は重いギターです。当店の4本でも、いちばん軽いSRLG55(3.260kg)といちばん重いカスタム型(4.045kg)で、約800gの差があります。
- そして、ネックの作り:ネックをボディに接着したセットネックか、ネジで留めたボルトオンか。当店の4本はすべてセットネックです。
スピッツの曲をアルペジオで弾くなら、店主としては、深く歪ませた音より、きれいな音や軽く歪ませた音から試すのをおすすめします。ボリュームを絞ったときに音がきれいに残るかは、試奏できるならぜひ確かめてください。アルペジオで1音ずつの粒がそろうギターは、弾いていて気持ちがいいものです。
ギブソンのゴールドトップでなくても、レスポールの形のギターにコーラスやディレイを少し足せば、音の方向は近づけます。同じ形のギターで弾くと気分が上がるのも大事なところです。
中古のレスポール型を買うときに見るところ7つ
レスポール型は中古が多いぶん、状態の差も大きいギターです。店主として毎回確かめているところです。
レスポールはヘッドが後ろに傾いていて、倒したときに付け根が折れやすい形です。割れや修理の跡がないかを、いちばん最初に見ます。
レスポール型は重いギター。実測の重さが書いてあるかを確かめましょう(当店は全部実測)。
ボディの縁やヘッドの角は、ぶつけて塗装が欠けやすいところ。木の地が見えているかどうかも見ておきます。

つまみの周りやブリッジの下は、手が触れて細かい擦り傷が付きやすいところです。

ペグやブリッジのメッキは、年数がたつとくすみや点サビが出ます。音には影響しません。

ネックがまっすぐに調整できるか(トラスロッドに余裕があるか)、フレットがどのくらい残っているか。当店では、7フレットのすき間(0.3mm)、12フレットの弦高(6弦2.0mm・1弦1.5mm)、フレットの残り(%)を数字で書いています。

つまみを回したときの「ガリガリ」という雑音や、スイッチの接触不良。きれいな音で弾くほど目立つので、アンプにつないで全部動かして確かめましょう。
当店の在庫ページでは、傷の場所・実測の重さ・ネックの数字を、写真と説明で確認できます。
いま揃える「スピッツっぽいギターの音」
本人のアンプやエフェクターの多くは確かめられないので、きれいな音のアルペジオと、軽く歪ませたコードを作りやすい機材を「代わりに」選びました。どれも本人の機材ではありません。
基本はきれいな音。アルペジオはほとんど歪ませず、コーラスとディレイをうすく。コードを強く弾くところだけ、軽い歪みを踏みます。
そろえる順番(費用の小さい順)
いちばん大事なのはギターそのもの。JC-120は多くのスタジオに置いてあるので、買う前にスタジオで鳴らしてみるのが近道です。
ひとつずつ紹介
※商品の値段は日々変わるため、リンク先のサウンドハウスでご確認ください。
家で練習するなら
店主としておすすめしている練習です(本人の練習方法ではありません)。
- コードを押さえたまま、1本ずつ
知っているコードを押さえ、低い弦から高い弦へ1本ずつ鳴らします。右手だけに集中するのがコツです。 - 前の音を消さない
次の弦を弾くとき、先に鳴らした弦に指が触れて音が止まっていないか。全部の音が重なって鳴り続けるのが、きれいなアルペジオです。 - 音の大きさをそろえる
メトロノームに合わせて、8分音符で1音ずつ。どの弦も同じ大きさで鳴るまで、ゆっくりのテンポから始めます。
2025〜2026年のスピッツ
2025年10月6日、スピッツは47枚目のシングル「灯を護る」を配信で出しました。テレビアニメ『SPY×FAMILY』Season 3のオープニング主題歌で、プロデュースはスピッツと亀田誠治です。
そして2026年は、メジャーデビューから35周年。9月22日には、東京の有明アリーナで新しいイベント「ロク漫祭 ~SPITZ 草野マサムネのロック大陸漫遊祭り~」を開きました。出演はスピッツ、Teenage Fanclub、Ride、羊文学の4組。スピッツとして初めて、海外のアーティストを招いたイベントです。草野マサムネのラジオ番組「ロック大陸漫遊記」の名前を付けたイベントで、12月にWOWOWで放送・配信の予定と発表されています。
用語ミニ辞典
- アルペジオ
- コードを押さえたまま、弦を1本ずつ順番に鳴らす弾き方。
- ストローク
- 弦をまとめて「ジャーン」と鳴らす弾き方。
- ゴールドトップ
- ボディの表を金色に塗ったレスポール。最初のレスポールはこの色だった。
- ホロウボディ
- ボディの中が空洞のギター。箱が鳴るような響きが加わる。
- ハムバッカー
- コイルを2つ組み合わせたピックアップ。雑音が少なく、太い音。
- セットネック
- ネックをボディに接着する作り。音の伸びに有利。
- コーラス
- 音をわずかにゆらして、広がりを足すエフェクター。
- ディレイ
- 音を遅らせて重ね、やまびこのような余韻を足すエフェクター。
- Kemper(ケンパー)
- 実際のアンプの音を測って取り込み、再現する機械。
スピッツのメンバー
| メンバー | 担当 | 三輪テツヤとの関係 |
|---|---|---|
| 草野マサムネ | ボーカル・ギター | 田村と組んでいたバンドがスピッツのもとに。この記事で取り上げたシングルのうち5曲は、草野正宗の作詞・作曲 |
| 三輪テツヤ | ギター | この記事の主役。本名の三輪徹也で作曲もする |
| 田村明浩 | ベース・リーダー | 小学6年からの幼なじみ。三輪テツヤをバンドに誘った |
| 﨑山龍男 | ドラム | 文化服装学院のフォークソング部の仲間 |
スピッツは1987年の結成から、この4人で活動を続けています。
61人を一覧で比べる:アーティストモデル早見表(本人の機材と当店の在庫)
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まとめ
三輪テツヤは、幼なじみの田村明浩に誘われてスピッツに加わり、草野マサムネの歌の隣で、1音ずつ光るようなアルペジオを鳴らしてきたギタリストです。
本人の機材はゴールドトップのレスポールのほかは言い切れないことも多いのですが、レスポールの形のギターに、うすいコーラスとディレイがあれば、あの音の方向へは近づけます。まずは「ロビンソン」のイントロから弾いてみてください。
スピッツの曲を弾くギターを探している方へ
当店では、ネック・弦高・オクターブを調整してからお送りしています。三輪テツヤのモデルはありませんが、同じレスポールの形の在庫があります(在庫は変わります)。
Burny Super Grade Burny SRLG55
Burny カスタム型 Epiphone Les Paul Standard
弾かなくなったレスポール、ありませんか?
当店はエレキギター・ベースを買い取っています。つまみにガリがある、塗装が欠けている状態でもご相談ください。
参考にした資料
- Wikipedia「三輪テツヤ」「スピッツ (バンド)」「ロビンソン (曲)」「チェリー (曲)」「空も飛べるはず」「楓/スピカ」「魔法のコトバ」「灯を護る」、英語版Wikipedia「Spitz (band)」(いずれも検索結果の要約で確認)
- スピッツ公式サイト(ディスコグラフィー・ニュース)、スピッツ公式YouTubeチャンネル(spitzclips)の動画の説明
- ピクシブ百科事典「三輪テツヤ」「SPITZ」、チケットぴあ、ticketjam マガジン、RENOTE、UtaTen、Qobuz(メンバーと結成)
- 歌ネット(三輪徹也が作曲した曲)、J-Lyric.net、ブログ「書き出したら止まらない」
- Real Sound・RAG Music、タワーレコード・OTOTOY・CDJournal・リスアニ!・ぴあ・音楽ナタリー
- Sago New Material Guitars、Free The Tone「三輪テツヤ氏の機材紹介」、kitizou、gitarbass.com、ギター機材比較、Yahoo!知恵袋(機材の補足)
- MUZYXオンライン、モリタギター教室ほか(「ロビンソン」のイントロ)
- 在庫の仕様・重さ:当店の実測と確認
よくある質問
三輪テツヤが使っているギターは何ですか?
いちばんよく使うのは、ギブソン・レスポールの1950年代のゴールドトップと、いくつもの資料で紹介されています。ほかに、Sagoと作ったオーダーメイドのCurious Shinon、フライングV、ジャズマスター、エピフォンのカジノも。公式の機材リストは見つかりませんでした。
三輪テツヤのシグネチャーモデルはありますか?
だれでも買える市販のシグネチャーモデルは、調べた範囲では見つかりませんでした。Curious Shinonは、三輪テツヤとギター工房のSagoが一緒に作ったオーダーメイドのギターと紹介されています。
三輪テツヤが作曲したスピッツの曲は?
本名の三輪徹也の名前で作曲しています。「月に帰る」「死神の岬へ」(1991年『スピッツ』)、「鈴虫を飼う」(1991年『名前をつけてやる』)、「花泥棒」(1996年『インディゴ地平線』)などで、作詞はどれも草野正宗です。
スピッツの4人はどう集まったのですか?
東京造形大学で出会った草野マサムネと田村明浩のバンドがもとです。1987年、田村が小学6年からの幼なじみの三輪テツヤを誘い、三輪と文化服装学院のフォークソング部で一緒だった﨑山龍男が加わって、4人がそろいました。
三輪テツヤのアンプやエフェクターは?
ライブではKemper(ケンパー)を使っていると、いくつもの資料で紹介されています。Divided by 13のアンプも挙がっています。エフェクターボードはFree The Toneが公式サイトで紹介しています。細かい機種は確かめられませんでした。
記事で紹介しているレスポール型は三輪テツヤモデルですか?
いいえ。Burny 3本とEpiphone 1本は、三輪テツヤがよく使うレスポールと同じ形のギターですが、本人モデルではありません。ゴールドトップの在庫もありません。
スピッツっぽいギターの音を出すには?
レスポールの形のギターで、きれいな音のアルペジオを弾き、コーラス(BOSS CE-2W)とディレイ(BOSS DD-8)をうすく足すのがおすすめです。コードを強く弾くところだけ、軽い歪み(BOSS OD-1X)を踏みます。どれも本人の機材ではありません。
中古のレスポール型で気をつけるところは?
ヘッドの付け根の割れや修理の跡、重さ、塗装の欠け、ネックの反りとフレットの残り、つまみのガリ(雑音)、スイッチの接触です。