高中正義(サディスティック・ミカ・バンド)の使用ギターと音作り|ラグーンブルーのヤマハSG、シグネチャーのSG-T・SG2000MT、当店のヤマハSGV-700で解説
更新日:2026-10-15 文:SILVER WOLF GUITARS 森 将大
※この記事にはプロモーション(サウンドハウスへの広告リンク)が含まれます。当店の在庫も紹介しています。
- 高中正義のギターといえば、ヤマハのSG。中でもラグーンブルー(「高中ブルー」)のSGが長くメインで、1998年にはそれを再現した限定モデル「SG2000MT」が出ています。1980年代の終わりには、ヤシの木の飾りが入ったシグネチャー「SG-T」もありました。
- 音楽は、夏や海を思わせるギターのインスト(歌のない曲)。1979年の「BLUE LAGOON」でブレイクし、2026年には初のワールドツアーへ。ライブではヤマハのSGとフェンダーのストラトキャスターを曲ごとに持ち替えます。アンプとエフェクターは、公式の機材リストが見つからず確かめられませんでした。
- 当店の在庫はヤマハ SGV-700(高中正義モデルではありません)。1960年代のヤマハSGの形を復刻したシリーズで、SG-2000とは形も作りも違います。
夏の海が目に浮かぶギター、高中正義。
サディスティック・ミカ・バンドで日本のロックを海の向こうへ連れて行き、ソロでは「BLUE LAGOON」でギターのインストをお茶の間に届けた人です。2026年には73歳で、初めてのワールドツアーに出ました。
この記事では、中古ギター店を営んでいる私が、高中正義のギターと音作りをまとめました。高中正義モデルは店にありませんが、同じ「ヤマハのSG」の名前を持つSGV-700を、当店の写真で紹介します。
- 高中正義がどんなギタリストか(年表・エピソードつき)
- 名曲10選と、『虹伝説』から2026年のワールドツアーまで
- ラグーンブルーのSG、SG-T、SG2000MT…本人のギター
- 当店のヤマハ SGV-700と、中古のヤマハSGで見るところ7つ
- いま新品で揃えられる「高中正義っぽい音」の機材
高中正義ってどんな人?
| 名前 | 高中 正義(たかなか まさよし) |
|---|---|
| 生まれ | 1953年3月27日/東京都出身 |
| 担当 | ギター・作曲(ソロはギターのインストが中心) |
| 主なバンド | フライド・エッグ、サディスティック・ミカ・バンド、サディスティックス、ソロ |
| 代表的なギター | ヤマハのSG(ラグーンブルー)、フェンダー・ストラトキャスター |
プロとしての始まりは1971年。つのだ☆ひろ、成毛滋らのバンド「フライド・エッグ」に参加しました。このときの担当は、ギターではなくベースだったと紹介されています。
翌1972年、サディスティック・ミカ・バンドにギタリストとして加わり、1975年の解散のあと、1976年にアルバム『SEYCHELLES(セイシェルズ)』でソロデビュー。1979年の「BLUE LAGOON」でブレイクし、1981年には『虹伝説 THE RAINBOW GOBLINS』を出しました。それから45年たった2026年、ソロデビュー50周年の年に、初めてのワールドツアーをロンドンから始めています。
人柄が分かるエピソード6つ
高中正義の歩みが分かる話を集めました。
- プロの始まりはベース
1971年に参加したフライド・エッグでの担当はベースだったと紹介されています。翌年からはギタリストとしてミカ・バンドへ進みます。 - 日本のロックバンドで初めてのイギリス・ツアー
1975年、サディスティック・ミカ・バンドは日本のロックバンドとして初めてイギリス・ツアーを行ったとされています。10月にはBBCの音楽番組『The Old Grey Whistle Test』にも出演しました。 - 『黒船』のプロデューサーは、ピンク・フロイドの仕事をした人
1974年の『黒船』を手がけたのは、ピンク・フロイドやロキシー・ミュージックの作品に関わったイギリスのクリス・トーマス。高中は20歳を過ぎたばかりでした。 - トレードマークは赤いサーフボードのギター
高中のトレードマークとして紹介されるのが、赤いサーフボードの形をしたギター。海の音楽を、ギターの形でも見せてしまう人です。 - 40年ぶりのアメリカで、若いファンが出待ち
ワールドツアーの前の年には上海で公演し、ロサンゼルスでは40年ぶりのアメリカ公演を2日間行って完売に(オリコンの記事)。終演後には、現地の若いファンが出待ちをしていたと本人が話しています。 - 73歳で初めてのワールドツアー
2026年3月31日のロンドンから始まった「SUPER TAKANAKA WORLD LIVE 2026」は、発表の時点で5公演が即日完売し、追加公演も決まりました。
サディスティック・ミカ・バンドとサディスティックス
サディスティック・ミカ・バンドは、加藤和彦とミカを中心にしたロックバンド。高中は1972年に加わりました。
1974年11月5日に出た2枚目のアルバム『黒船』には、「タイムマシンにおねがい」や、組曲の「黒船」が入っています。このときのメンバーは、加藤和彦(ボーカル・ギター)、ミカ(ボーカル)、小原礼(ベース)、高橋幸宏(ドラム)、今井裕(キーボード)、そして高中正義(ギター)。
バンドは1975年11月に解散。翌1976年、高橋幸宏・高中正義・後藤次利・今井裕の4人でサディスティックスを結成しました。
高中正義のギターが聴ける名曲10選
ソロの代表曲に、ミカ・バンドの1曲を加えて10曲。作詞・作曲は、Wikipediaのアルバムの記事などで確かめられた曲だけ書いています。
アルバムの1曲目。パイオニアのCMに使われてヒットし、高中がブレイクするきっかけになりました。
題名のとおり、南の海が浮かぶメロディです。
やさしい曲だけでなく、勢いのある曲もあるのが高中のアルバムです。
曲名にブラジルのリオが入った、ラテンの香りのする1曲。『JOLLY JIVE』は全曲を高中が作曲・編曲しています。
『T-WAVE』の1曲目。このアルバムも全曲が高中の作曲・編曲です。
「秘密の浜辺」という題名に、高中の音楽の景色がそのまま出ています。
絵本の物語をたどるアルバムの9曲目。2026年9月に始まった50周年の全国ツアーは、この曲で幕を開けました。
2026年のロンドン公演でも演奏された曲です。
ソロ1作目の曲。作詞は、ミカ・バンドとサディスティックスで一緒だった高橋幸宏です。
ミカ・バンドの代表曲。高中のギターがバンドの中でどう鳴っていたかを知るなら、まずこの曲と、組曲「黒船」です。
映像と音源について
高中正義の公式チャンネルと、レコード会社の公式チャンネルで公開されている映像・音源から3本です。
まずは、名曲10選にも入れたソロ1作目の曲「トーキョーレギー」。
高中正義「トーキョーレギー」(UNIVERSAL MUSIC JAPAN 公式)
次は「RAINBOW」。レコード会社が公式に公開している音源です。
高中正義「RAINBOW」(ビクターエンタテインメント 公式)
最後は、日本武道館での50周年記念のライブ「THE RAINBOW GOBLINS」の映像。高中正義の公式チャンネルで公開されています。
TAKANAKA MASAYOSHI 50th Anniversary SUPER LIVE THE RAINBOW GOBLINS(日本武道館・高中正義 公式チャンネル)
※最新の情報は高中正義 OFFICIAL SITEで確認してください。
高中正義のCDをAmazonで見る ワールドツアーのBlu-ray 『黒船』
BLUE LAGOONと『虹伝説』
5枚目のオリジナル・アルバム『JOLLY JIVE』が出たのは1979年12月1日。その1曲目の「BLUE LAGOON」が翌1980年5月21日にシングルになり、パイオニアのCMに使われて、高中の名前を一気に広めました。
1980年6月1日の『T-WAVE』をはさんで、1981年3月10日に出たのが『虹伝説 THE RAINBOW GOBLINS』です。イタリア出身の画家ウル・デ・リコの絵本『The Rainbow Goblins』の物語を、曲でたどるコンセプト・アルバム。虹の色を捕まえて飲んでしまう、7匹のゴブリンのお話です。
アルバムの発売日の3月10日と翌11日、高中は日本武道館で「RAINBOW GOBLINS STORY」を開きました。第1部はアルバムの世界をステージで再現し、第2部は「BLUE LAGOON」「READY TO FLY」「黒船」などのヒット曲。この2日間の録音は、45年後の2026年9月30日にライブ盤として出ました。
高中正義のギターの特徴3つ
① 夏と海が見えるインスト
高中の曲は、夏や海を思わせる、親しみやすいギターのインストです。2026年のギター雑誌の特集の題にも「常夏のギター・インスト」とあります。
② ギターが歌になる
歌のない曲では、メロディを受け持つのはギター。私が聴いていて感じるのは、高中のギターは「速く弾く」より「歌うように弾く」ことが中心だということです。音を伸ばし、揺らし、すっと上げる。歌い手の息づかいのようです。
③ 曲ごとにギターを持ち替える
2026年9月に始まった全国ツアーの開幕公演では、ヤマハのSGやフェンダーのストラトキャスターなどを、曲ごとに持ち替えていたと伝えられています。ラグーンブルーのSG、虹色のSG、赤いサーフボードのギター、そして「蟹ギター」と呼ばれるギター。ギターの見た目まで含めて、ステージを楽しませる人です。
本人のギター(ヤマハSG・ストラト・サーフボード)
高中正義の公式な機材リストは、この記事を書いた時点では見つかりませんでした。下の表は、中古楽器店の説明やツアーの記事など、2つ以上の資料で確かめられたものだけです。
| ギター | どんなギター |
|---|---|
| ヤマハ SG(ラグーンブルー) | 「高中ブルー」と呼ばれる青のSG。高中のメインとして長く使われてきたと紹介されている |
| ヤマハ SG-T | 1980年代の終わりのシグネチャーモデル。ヤシの木の飾りと「TAKANAKA」の文字 |
| ヤマハ SG2000MT | 1998年の限定モデル。ラグーンブルーのSGを再現したもの |
| 虹色のSG | 『虹伝説』のころのギター。2026年の雑誌の特集で「レインボー“SG”」と紹介 |
| フェンダー ストラトキャスター | 2026年のツアーでも、ヤマハのSGと曲ごとに持ち替え |
| 赤いサーフボードのギター | トレードマークとして紹介される、サーフボードの形のギター |
| 「蟹ギター」 | 2026年の50周年ツアーで「伝説の“蟹ギター”」として登場 |
※アンプとエフェクターは、2つ以上の資料で一致するものが見つからず、確かめられませんでした。くわしくは2026年の『ギター・マガジン』10月号・『ヤング・ギター』11月号の特集で確認してください。
軸は「ヤマハのSG」。そこにストラトキャスターと、見た目でも楽しませる特別なギターが加わります。ラグーンブルーは、限定モデルで再現されるほど「高中正義の色」になりました。
ヤマハSG-2000と、2本のシグネチャー
SG-2000(1976年)
SG-2000は1976年、SG-1000と一緒に出ました。ヤマハは、カルロス・サンタナの助言をもとにSGを改良したモデルだと紹介しています。音の伸びのために、ブリッジの下のボディにサステインプレート(金属の板)を埋め込んであります。
ネックはボディの端まで1本の木が通るスルーネックで、ボディの表にはメイプルを貼った「T-クロス」と呼ばれる作りです。アメリカでは1980年代に名前が「SBG」に変わり、日本ではSGの名前のまま作られました。
SG-T(1980年代の終わり)
中古楽器店で「高中正義のシグネチャーモデル」として紹介されているのがSG-Tです。2つの店で、1988年製と1989年製の個体が紹介されていました。ピックアップはハムバッカー・シングル・ハムバッカーの3つ(HSH)で、ヤマハのアーム「ロッキンマジック・プロ」が付きます。しるしはヤシの木の飾りと「TAKANAKA」の文字です。
SG2000MT(1998年)
1998年に限定で作られたのがSG2000MT。色は高中ブルーのラグーンブルーで、本人の青いSGを再現したモデルと紹介されています。
※SG-Tを「最初の公式シグネチャー」とする店と、SG2000MTを「最初の公式モデル」とする資料があり、書き方が分かれています。
当店のヤマハ SGV-700を写真でじっくり
ここからは、いま当店にある実機です(写真はすべて当店撮影)。高中正義モデルではなく、高中のSG-2000とは形も作りも違いますが、同じ「ヤマハのSG」の名前を受け継いだ1本です。

SGV-700のルーツは、1960年代にヤマハが出したSGシリーズ。「フライング・サムライ」の愛称で知られる、左右で形の違うオフセットのボディを復刻したのがSGVです。SGV-700は、金色のパーツとメタリックグリーンの華やかな仕様。2000年代のモデルで、生産は終わっています。当時の定価は65,000円(税抜)でした。
| 項目 | 当店のSGV-700 |
|---|---|
| 色・パーツ | メタリックグリーン/パーツはすべてゴールド |
| ボディ | アルダー |
| ネック | メイプル(ボルトオン) |
| 指板 | ローズウッド(R=250mm)、22フレット |
| スケール | 628.6mm |
| ピックアップ | オリジナルのシングルコイル(セラミック)×3。リアは2つをパラレル(並列)につないだダブルシングル |
| ブリッジ | SGVタイプのトレモロ(ボールベアリング&ローラーサドル) |
| コントロール | マスターボリューム/マスタートーン/バランサー/3Pセレクター |
| 重さ(実測) | 3.690kg |
| 付属品 | アーム(ゴールド) |
| 製造年代 | 2000年代の生産モデル(生産完了) |


いちばんの個性:リアのダブルシングルとバランサー
リア(ブリッジ側)は、シングルコイル2つをパラレル(並列)につないだ「ダブルシングル」。シングルコイルらしい抜けのよさを残しながら、太さと力強さを足しています。さらにバランサーのつまみで、その2つのコイルを混ぜる量を自由に変えられます。3Pセレクターと組み合わせれば、ふつうの切り替えでは作れない、段のない中間の音が出せます。




アームとネック
ブリッジは、ボールベアリングとローラーサドルを使ったトレモロ。抵抗が少なくアームをなめらかにかけられ、チューニングも安定しやすい作りです。

ボディはアルダー、ネックはメイプル、指板はローズウッド。素直な鳴りと、シャキッとした音の立ち上がりの組み合わせです。スケールは628.6mmで、ロングスケールより弦の張りがやわらかく、チョーキングやビブラートがかけやすくなっています。




サーフ、ガレージ、ロカビリーはもちろん、歌ものの伴奏でもほかの楽器に埋もれない、音の抜けのよさがあります。





※中古品で、使用に伴う小傷があります(状態ランクB+)。傷の場所は在庫ページの写真と説明に書いています。当店で09-42の弦を張り、ネック・弦高・オクターブ・ピックアップの高さを調整済みです。
高中のSGに近づくなら:選び方
| ギター | 高中正義との近さ | 探し方 |
|---|---|---|
| SG2000MT(1998年) | 本人の青いSGを再現した限定モデル | 限定品。中古で探す |
| SG-T(1980年代の終わり) | シグネチャーモデル。HSH・アーム付き | 流通が少ない。中古で探す |
| SGV-700(当店の在庫) | 名前は同じ「ヤマハのSG」。形と作りは別 | 生産完了。中古で探す |
本人に近いのはSG2000MTやSG-Tですが、どちらも中古でなかなか出てきません。「ヤマハのSGを1本持ちたい」「アームとシングルコイルで軽く歌うように弾きたい」人には、SGV-700も選び方の一つです。
中古のヤマハSGを買うときに見るところ7つ
SGV、SG-2000、SG-T。どれも作られてから20年以上たつギターです。店主として毎回確かめているところをまとめました。
アームをかけたあとに音程がきちんと戻るか、ローラーサドルがなめらかに回るか。アームが付属しているかも大事です。
つまみを回したときの「ガリガリ」という雑音や、セレクターの接触不良。アンプにつないで、全部のつまみとスイッチを動かしましょう。
ゴールドのパーツは、手が触れるところからメッキがはげたり、くすんだりします。音には影響しませんが、見た目の好みが分かれるところです。
ネックがまっすぐに調整できるか、トラスロッドに余裕があるか。当店のSGV-700は、7フレットのすき間0.3mmで調整し、トラスロッドは締める・ゆるめるの両方向に±60°まで動くことを確かめています。
12フレットの弦高と、フレットの残り具合。当店のSGV-700は、6弦2.0mm・1弦1.5mmで調整し、フレットは演奏に問題のない高さが残っています。
当店のSGV-700は実測3.690kg。長く立って弾くなら、実測の重さが書いてあるかを確かめましょう。
メタリックの塗装は、光の当たり方で小傷が見えます。スルーネックのSG-2000系は、ヘッドの付け根の割れや修理の跡もよく見ておきます。
当店の在庫ページでは、傷の場所・実測の重さ・ネックの数字・付属品を、写真と説明で確認できるようにしています。
いま揃える「高中正義っぽい音」
本人のアンプとエフェクターは確かめられなかったので、ここは本人の機材ではなく、「代わりに」いま新品で買えるもので組み合わせを考えました。
大事なのは、歪ませすぎないこと。軽い歪みに、少しの広がりと余韻。まずはギターとアンプだけで「気持ちいい音」を探し、1台ずつ足していくのがおすすめです。
そろえる順番(費用の小さい順)
※ここで紹介するのは、高中正義本人の機材ではなく「代わりに」使えるものです。商品の値段は日々変わるため、リンク先のサウンドハウスでご確認ください。
家で練習するなら
高中の曲は、速さより「歌い方」。おすすめの練習は次の3つです。
- 好きなメロディを歌ってから弾く
まずメロディを口ずさみ、歌えたところから、ギターで同じ息つぎを真似していきます。 - チョーキングとビブラートをゆっくり
音を上げる(チョーキング)、伸ばした音を揺らす(ビブラート)。チューナーを見ながら、狙った高さにぴったり上がるまで、ゆっくり繰り返します。 - ラテンのリズムに乗る
「RADIO RIO」のようなラテンの香りの曲に合わせて、軽く跳ねるリズムでコードを刻みます。
2026年の高中正義
2026年10月時点で分かっていることです。
初のワールドツアー「SUPER TAKANAKA WORLD LIVE 2026」
3月31日にロンドンのO2アカデミー・ブリクストンから始まり、ニューヨークやロサンゼルスなどを回りました。ロンドン公演(4月1日)を全曲収めたBlu-rayが8月12日に出ています。
ギター雑誌2誌が特集
『ギター・マガジン』10月号(9月11日発売)と『ヤング・ギター』11月号が、本人の機材や弾き方を特集しています。
『虹伝説』45周年のライブ盤
9月30日に、1981年の武道館公演を収めた『RAINBOW GOBLINS STORY Live at Budokan 1981〜虹伝説〜』が出ました。
50周年の全国ツアー「SUPER TAKANAKA LIVE 2026-2027」
9月18日に東京のかつしかシンフォニーヒルズで始まり、全国17会場・19公演の予定。開幕は「THUNDER STORM」で、『虹伝説』の曲を続けて演奏し、「蟹ギター」も登場しました。
最新情報は高中正義 OFFICIAL SITEで確認してください。
用語ミニ辞典
この記事に出てきた言葉を、ギターを始めたばかりの人向けにまとめました。
- シグネチャーモデル
- ギタリストの名前を付けて売られるモデル。高中ならSG-TやSG2000MT。
- スルーネック
- ネックの木がボディの端まで1本で通っている作り。SG-2000など。
- ボルトオン
- ネックをボディにネジで留める作り。SGV-700など。
- サステインプレート
- 音の伸びのために、ブリッジの下に埋め込んだ金属の板。SG-2000の特徴。
- ダブルシングル
- シングルコイルを2つ並べたピックアップ。SGV-700のリアは2つを並列につないでいる。
- バランサー
- 2つのピックアップやコイルを混ぜる量を変えるつまみ。
- オフセット
- ボディの左右の形が対称になっていない形。1960年代のヤマハSGもこの形。
サディスティック・ミカ・バンドのメンバー
1974年の『黒船』のころのメンバーと、そのあとのサディスティックスです。
| メンバー | 担当 | 高中正義との関係 |
|---|---|---|
| 加藤和彦 | ボーカル・ギター | 中心人物。「タイムマシンにおねがい」を作曲 |
| ミカ | ボーカル | バンド名の「ミカ」 |
| 小原礼 | ベース | 『黒船』のころのベース |
| 高橋幸宏 | ドラム | サディスティックスでも一緒。「トーキョーレギー」を作詞(高橋ユキヒロ名義) |
| 今井裕 | キーボード | サディスティックスでも一緒 |
| 後藤次利 | ベース | サディスティックスのベース |
| 高中正義 | ギター | 1972年に加入。1976年にソロデビュー |
61人を一覧で比べる:アーティストモデル早見表(本人の機材と当店の在庫)
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まとめ
高中正義は、ベースでプロを始め、ミカ・バンドで日本のロックをイギリスへ連れて行き、「BLUE LAGOON」と『虹伝説』でギターのインストを多くの人に届けたギタリストです。その手元には、いつもヤマハのSGがありました。
SG2000MTやSG-Tは、中古でもなかなか出てこないギターです。まずは手元のギターに軽い歪みと少しの余韻を足し、メロディを「歌うように」弾いてみてください。
ヤマハのSGを探している方へ
当店では、ネック・弦高・オクターブを調整してからお送りしています。在庫はその時々で変わります。
弾かなくなったヤマハのSG、ありませんか?
当店はヤマハのSGをはじめ、エレキギター・ベースを買い取っています。アームが無い、つまみにガリがある状態でもご相談ください。
参考にした資料
- Wikipedia「JOLLY JIVE」「T-WAVE」「黒船 (サディスティック・ミカ・バンドのアルバム)」「サディスティックス」(Weblio などの転載)、英語版「Masayoshi Takanaka」「Sadistic Mika Band」「The Rainbow Goblins (album)」「Yamaha electric guitar models」/ニコニコ大百科「高中正義」
- 高中正義 OFFICIAL SITE https://takanaka.com/
- PR TIMES・共同通信PRワイヤー:ワールドツアーのBlu-ray(2026年6月)、全国ツアー開幕(2026年9月)
- オリコンニュース:武道館公演の音源化、ニューヨーク公演、ロサンゼルス公演の記事/音楽ナタリー:ワールドツアーの日程
- Last.fm・Rough Trade:フライド・エッグ、BBC『The Old Grey Whistle Test』出演/guitar.com:サーフボードのギター
- THE FIRST TIMES(ギター・マガジンの特集、ポップアップストア)、北海道新聞、Billboard JAPAN
- 文春オンライン:高中正義のインタビュー記事/神戸新聞「気負わず『気持ち良い音』かき鳴らす」(2022年10月)
- ヤマハ公式(SG-2000の紹介、米国ヤマハ 2007年1月のリリース)、Guitar Player、Vintage Guitar、12fret、TC楽器
- 中古楽器店の商品説明:イシバシ楽器(SG-T・SG2000MT)、Coastsonic(SG-T)、MM Guitar Bar(SG2000MT)
- OTOTOY・Weblio・UtaTen:サディスティック・ミカ・バンドと「タイムマシンにおねがい」のクレジット
- 在庫の仕様・重さ:当店の実測と確認
よくある質問
高中正義が使っているギターは何ですか?
ヤマハのSGです。中でもラグーンブルー(高中ブルー)のSGが長くメインとして紹介されていて、1998年にはそれを再現した限定モデルSG2000MTが出ました。ライブではフェンダーのストラトキャスターとも曲ごとに持ち替えています。
高中正義のシグネチャーモデルはありますか?
ヤマハから、1980年代の終わりのSG-T(ヤシの木の飾りと「TAKANAKA」の文字、ピックアップはHSH、アームはロッキンマジック・プロ)と、1998年の限定モデルSG2000MT(ラグーンブルー)が出ています。どちらも今は中古で探すことになります。
ヤマハSG-2000はどんなギターですか?
1976年にSG-1000と一緒に出たヤマハのギターです。ヤマハはカルロス・サンタナの助言をもとに改良したモデルと紹介しています。ネックがボディの端まで通るスルーネックで、ブリッジの下にサステインプレートが入っています。
高中正義のアンプやエフェクターは何ですか?
公式の機材リストが見つからず、この記事では確かめられませんでした。記事では本人の機材ではない「代わり」として、オーバードライブ・コーラス・ディレイとアンプのつなぎ方の一例を紹介しています。
「BLUE LAGOON」はいつの曲ですか?
1979年12月のアルバム『JOLLY JIVE』の1曲目で、作曲は高中正義です。1980年5月にシングルになり、パイオニアのCMに使われてヒットしました。
『虹伝説』とはどんなアルバムですか?
1981年3月10日に出た『虹伝説 THE RAINBOW GOBLINS』です。ウル・デ・リコの絵本『The Rainbow Goblins』がもとで、発売日と翌日に日本武道館で公演しました。その録音は2026年9月30日にライブ盤として出ています。
高中正義モデルのギターは当店にありますか?
ありません。記事で紹介しているヤマハSGV-700は、1960年代のヤマハSGの形を復刻したシリーズで、高中正義モデルではなく、SG-2000とも形や作りが違います。
中古のヤマハSGで気をつけるところは?
アームとサドルの動き、つまみとスイッチのガリ(雑音)、金色のパーツのメッキ、ネックの反りとフレットの残り、重さ、塗装の小傷です。スルーネックのSG-2000系は、ヘッドの付け根の割れや修理の跡も見ておきましょう。