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SILVER WOLF GUITARSエレキギター・ベース専門店
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横山健(Hi-STANDARD)の使用ギターと音作り|横山健モデルとグレッチ、公式映像と当店のレスポール型4本で解説

更新日:2026-10-16 文:SILVER WOLF GUITARS 森 将大

※この記事にはプロモーション(サウンドハウスへの広告リンク)が含まれます。当店の在庫も紹介しています。

先に結論
  • 横山健のギターは大きく2つの系統。ESP系のソリッド(Wikipediaでは「助六」シリーズを長年愛用と紹介。レスポール・カスタム型の横山健モデルEDWARDS E-LP-95Cもあった)と、2015年ごろからのグレッチの箱モノ(横山健モデル「Kenny Falcon」)。
  • Hi-STANDARDは3人組で、ギターは横山健1人。1999年からはレーベルPIZZA OF DEATH RECORDSの社長。公式の機材リストは見つからず、アンプとエフェクターは確かめられなかった。
  • 当店の在庫は横山健モデルではなく、同じレスポール型のBurny 3本とEpiphone 1本。Burnyのカスタム型は、E-LP-95Cと同じカスタムの形。

Hi-STANDARDのギタリスト、横山健。

速くて、メロディのあるパンク。1990年代の後半、Hi-STANDARDは自分たちのレーベルを持ち、自分たちでフェス「AIR JAM」を開きました。そのギターを結成から1人で弾いてきたのが横山健です。2004年からは「Ken Yokoyama」として、自分で歌うソロ活動も続けています。

中古ギター店を営んでいる私が、横山健のギターと音作り、Hi-STANDARDの歩みを、公式映像と一緒にまとめました。横山健モデルは店にありませんが、横山健モデルにもあるレスポール型のギター4本を、当店の写真で紹介します。

この記事で分かること
  • 横山健がどんなギタリストか(年表・エピソードつき)
  • 公式映像と、横山健のギターが聴ける名曲10選
  • 横山健モデルのギター(EDWARDS・ESP系・グレッチ)について分かっていること
  • 当店のレスポール型4本と、中古で見るところ7つ/いま揃える音と練習
森
この記事を書いた人:森
中古エレキギター・ベースを整備して販売しているシルバーウルフの店主(古物商)。ネックや弦高を調整してから送り出しています。この記事を書いている今、横山健モデルと同じレスポール型のギターが4本、店にあります。

横山健ってどんな人?

名前横山 健(よこやま けん)/ソロの名前はKen Yokoyama
生まれ1969年/東京都出身
担当Hi-STANDARDではギター・ボーカル。Ken Yokoyamaでは歌とギター
主なバンドHi-STANDARD、Ken Yokoyama、BBQ CHICKENS

1991年にHi-STANDARDを結成。ボーカルとベースの難波章浩、ドラムの恒岡章との3人組で、1994年にミニアルバム『LAST OF SUNNY DAY』でデビューしました。1995年の1作目のフルアルバム『GROWING UP』は、北米ではNOFXのファット・マイクのレーベル、Fat Wreck Chordsからも出ています。

1997年に自分たちのフェス「AIR JAM」を始め、1999年にはレーベルPIZZA OF DEATH RECORDSを設立して社長に。同じ年の3作目『MAKING THE ROAD』はこのレーベルから出て、大ヒットになりました(売上は資料によって65万枚以上〜100万枚以上と開きがあります)。

2000年のAIR JAM 2000を最後にHi-STANDARDは休止し、2004年に「Ken Yokoyama」としてソロデビュー。2011年、東日本大震災をきっかけにHi-STANDARDが復活し、2017年には約18年ぶりのアルバム『THE GIFT』を出しました。2023年2月14日にドラムの恒岡章が51歳で亡くなり、2025年9月からはドラムのZAXが加わっています。

横山健 年表 1969東京都で生まれる 1991Hi-STANDARDを結成 1994『LAST OF SUNNY DAY』でデビュー 19951作目のアルバム『GROWING UP』北米ではFat Wreck Chordsから 1997『ANGRY FIST』/AIR JAMが始まる 1999PIZZA OF DEATHを設立し社長に同じ年に『MAKING THE ROAD』 2000AIR JAM 2000を最後に活動休止 2004Ken Yokoyamaとしてソロデビュー 2008初めての日本武道館(1月) 2011AIR JAM 2011でハイスタ再始動東日本大震災がきっかけ(11年ぶり) 2015グレッチの横山健モデルが出る 2016予告なしで16年ぶりの新曲『ANOTHER STARTING LINE』 2017約18年ぶりのアルバム『THE GIFT』 2025ZAXが加わり、新しい3人に 2026AIR JAM 2026(11月7日)

歩みが分かるエピソード8つ

  1. 自分たちでフェスを始めた
    1997年、Hi-STANDARDは自分たちが主催するフェス「AIR JAM」を始めました。パンク・ロックを中心にした、バンド主催のフェスとして紹介されています。2000年には千葉マリンスタジアム(いまのZOZOマリンスタジアム)で開きました。
  2. ギタリストで、レーベルの社長
    1999年、レーベルPIZZA OF DEATH RECORDSを設立し、社長に。『MAKING THE ROAD』も『THE GIFT』も、このレーベルから出ています。
  3. アメリカのパンクのレーベルからも
    『GROWING UP』と『ANGRY FIST』は、北米ではNOFXのファット・マイクのレーベル、Fat Wreck Chordsから発売。2023年の「I'M A RAT」も、Fat Wreck Chordsから7インチのレコードで出ました。
  4. 休んでいる間もギターを
    Hi-STANDARDの休止後も、BBQ CHICKENSなどのバンドでギターを担当。2004年2月18日には「Ken Yokoyama」の1作目『The Cost Of My Freedom』を出し、オリコン週間8位に入りました。
  5. 初めての日本武道館
    2008年1月、Ken Yokoyamaとして初めての日本武道館公演。ソロでは、自分で歌いながらギターを弾きます。
  6. 震災のあとの再始動
    2011年3月の東日本大震災をきっかけに、AIR JAM 2011の開催とHi-STANDARDの復活が発表されました。9月18日、横浜スタジアムで11年ぶりに活動を再開します。
  7. 予告なしの新曲
    2016年10月、何の予告もなく4曲入りのCD『ANOTHER STARTING LINE』を発売。店頭に並んでから知られることになった、16年ぶりの新しい作品でした。
  8. カメラが追った2年半
    ドキュメンタリー映画『横山健 -疾風勁草編-』は、作品紹介によると2009年11月に撮影が始まり、Hi-STANDARDとAIR JAMの復活までの約2年半を追った作品です。

公式映像で見るHi-STANDARDとKen Yokoyama

映像は、レーベルPIZZA OF DEATH RECORDSの公式YouTubeチャンネルのものです。まずは2016年、予告なしで店頭に並んだ16年ぶりの新曲「ANOTHER STARTING LINE」。

Hi-STANDARD「ANOTHER STARTING LINE」Full ver.(PIZZA OF DEATH RECORDS 公式)

見るところ:Hi-STANDARDは3人組で、ギターは横山健1人。ギター1本で、コードの刻みも歌のすき間のフレーズも受け持っています。

続いて、約18年ぶりのアルバム『THE GIFT』(2017年)の表題曲。

Hi-STANDARD「The Gift」(PIZZA OF DEATH RECORDS 公式)

そしてソロのKen Yokoyama。2023年9月20日のシングル「My One Wish」です。

Ken Yokoyama「My One Wish」(PIZZA OF DEATH RECORDS 公式)

ほかの公式映像:Free(Hi-STANDARD)

横山健のギターが聴ける名曲10選

発売の順に10曲(枚)を選びました。作詞・作曲は資料で確かめられなかったので書いていません。

1GROWING UP(アルバム)
Hi-STANDARD/1995年11月

1作目のフルアルバム。日本ではトイズファクトリー、北米ではFat Wreck Chordsから。ハイスタの音の原点です。

2ANGRY FIST(アルバム)
Hi-STANDARD/1997年

2作目のアルバム。この年、AIR JAMも始まりました。

3STAY GOLD
Hi-STANDARD/1999年『MAKING THE ROAD』

3作目のアルバムの曲。短い時間に、速い刻みとメロディが詰まっています。ハイスタと聞いて、この曲を思い浮かべる人も多いはずです。

4Brand New Sunset
Hi-STANDARD/1999年『MAKING THE ROAD』

同じアルバムの曲。ギターがどこで刻み、どこでフレーズを弾くかに耳を向けると、ギター1本の組み立てが分かります。

5The Cost Of My Freedom(アルバム)
Ken Yokoyama/2004年2月18日/オリコン週間8位

ソロの1作目。休止から約3年半、自分で歌うアルバムを出しました。

6ANOTHER STARTING LINE
Hi-STANDARD/2016年10月

予告なしで店頭に並んだ4曲入り。「TOUCH YOU」「NOTHING TO LOSE」「RAIN FOREVER」も入っています。

7The Gift
Hi-STANDARD/2017年10月4日『THE GIFT』

約18年ぶりのアルバムの表題曲。上の公式映像でどうぞ。

8Free
Hi-STANDARD/2017年『THE GIFT』

同じアルバムから、公式映像が作られたもう1曲です。

9I'M A RAT
Hi-STANDARD/2023年4月

Fat Wreck Chordsから、7インチのピクチャー・ディスク(絵の入ったレコード)で出ました。

10My One Wish
Ken Yokoyama/2023年9月20日(シングル)

2024年の8作目のアルバム『Indian Burn』にも入った曲です。

アルバムで聴くなら

アルバム発売ひとこと
GROWING UP(Hi-STANDARD)1995年1作目のフルアルバム
ANGRY FIST(Hi-STANDARD)1997年2作目
MAKING THE ROAD(Hi-STANDARD)1999年PIZZA OF DEATHから。STAY GOLD
THE GIFT(Hi-STANDARD)2017年約18年ぶりのアルバム
The Cost Of My Freedom(Ken Yokoyama)2004年ソロ1作目
Indian Burn(Ken Yokoyama)2024年ソロ8作目。My One Wish

Hi-STANDARDのCDをAmazonで見る Ken YokoyamaのCD

ソロ「Ken Yokoyama」と、レーベルの社長

名前年横山健の担当ひとこと
Hi-STANDARD1991年〜ギター・ボーカル2000〜2011年は活動休止
BBQ CHICKENSハイスタの休止後ギター参加した年は確かめられませんでした
the原爆オナニーズハイスタの休止中ギター1982年に名古屋で結成されたパンクバンドに加わった
Ken Yokoyama2004年〜歌・ギター自分の名前のバンド。オリジナル・アルバムは8作

Ken Yokoyamaのアルバムは、2004年の『The Cost Of My Freedom』から、2005年『Nothin' But Sausage』、2012年の5作目『Best Wishes』、2015年の6作目『Sentimental Trash』と続き、2024年1月31日に8作目『Indian Burn』が出ています。

PIZZA OF DEATH RECORDSは、1999年に横山健が設立し、社長を務めるレーベル。Hi-STANDARDとKen Yokoyamaの作品がここから出ています。作品を出す会社も、演奏するフェスも自分たちで作る。この「自分たちでやる」姿勢も、横山健の大きな特徴です。

横山健のギターの特徴3つ

① ギター1本で、刻みもメロディも

Hi-STANDARDは、ボーカル・ベース、ギター、ドラムの3人組。速いテンポでコードを刻みながら、歌のすき間ではフレーズも弾く。ギターが1本なので、音を薄くしないのが3人組のギタリストの腕の見せどころです。

② 速くて、メロディのあるパンク

横山健の音楽は、Wikipediaではポップ・パンクやメロディック・ハードコア(メロコア)に分けられています。ギターは歪ませたコードの刻みが土台で、そこにハムバッカーの太い音がよく合います。

③ ソリッドから箱モノまで

横山健モデルには、レスポール・カスタム型のE-LP-95Cのような中が詰まった「ソリッド」も、グレッチのKenny Falconのような中が空洞の「箱モノ」もあります。

本人のギターと機材

公式の機材リストは見つかりませんでした。2つ以上の資料で一致したことだけを書きます。

横山健のギターの2つの系統 ソリッド中が詰まったボディ 箱モノ中が空洞のボディ EDWARDS E-LP-95Cレスポール・カスタム型ESPのブランド ESP 助六(SUKEROKU)長年の愛用と紹介(Wikipedia) Kenny KingEDWARDS・GrassRoots型番に「SR」が付く Gretsch Kenny Falcon2015年ごろに登場G6136T-KF FSR Kenny Falcon Jr.ジュニア版G6136T-KFJR Kenny Falcon IIビグスビー(アーム)付き緑のラメの色

弦は、SOLID BONDから横山健のゲージ(10-48)の弦が出ています。アンプとエフェクターは確かめられませんでした。

※E-LP-95Cは海外の中古楽器店2店の商品説明で確かめました。メーカーの資料は見つからず、年式は確かめられませんでした。助六とKenny Kingの形や仕様も、公式の資料は見つかりませんでした。

E-LP-95Cはレスポールの「カスタム」の形。「スタンダード」とは見た目が違うので、当店の2本で並べました。

台形のマーク クリーム色のピックガード 銀色の金属パーツ

スタンダード。当店のBurny Super Grade

四角いマーク 縁取りが何重にも 金色の金属パーツ

カスタム(E-LP-95Cと同じ型)。当店のBurny カスタム型

※写真は当店の在庫です。横山健本人のギターでも、横山健モデルでもありません。

横山健モデルを探すならEDWARDSとGrassRootsは、どちらもESPのブランド。E-LP-95CやKenny Kingは、いまの新品のカタログでは確かめられなかったので、探すなら中古が中心です。

当店のレスポール型4本を写真でじっくり

ここからは、いま当店にある実機です(写真はすべて当店で撮影)。横山健モデルではありませんが、横山健モデルE-LP-95Cと同じレスポールの形をした4本です。

3本はBurny(バーニー)。1970年代からレスポールタイプを作ってきたフェルナンデスのブランドですが、フェルナンデスは2024年に事業を停止し、2025年7月に破産手続に入りました。もう1本のEpiphone(エピフォン)は、ギブソンのブランドです。

Burny Super GradeBurny SRLG55Burny カスタム型Epiphone LP Standard
形スタンダード型スタンダード型カスタム型スタンダード
色チェリーサンバーストチェリーサンバースト(トラ杢)黒×ゴールドパーツ黒
ピックアップハムバッカー×2(カバーなし)ハムバッカー×2(カバー付き)ハムバッカー×2ハムバッカー×2
重さ(実測)3.625kg3.260kg4.045kg3.965kg
製造年2009年ごろ2013年ごろ2011年—
製造国中国中国中国中国
E-LP-95Cとくらべると形はスタンダード形はスタンダード同じカスタム型形はスタンダード

4本とも、ネックをボディに接着したセットネック。本家のレスポールもこの方式で、音の伸びに有利です。

レスポールのつまみとスイッチ

3ウェイ・スイッチ ネック側ピックアップ ブリッジ側ピックアップ ブリッジ テールピース ボリューム×2・トーン×2

当店のBurny Super Gradeで見る、レスポールのスイッチとつまみ(当店撮影)

3ウェイ・スイッチは、上がネック側(甘く太い音)、下がブリッジ側(硬く鋭い音)、真ん中が両方。速いパンクの刻みには、ブリッジ側の硬い音がよく合います。

Burny Super Grade(チェリーサンバースト)

Burny Super Grade レスポールタイプのボディ正面(チェリーサンバースト)
Burny Super Grade。チェリーサンバーストにクリーム色のピックガード(当店撮影)

チェリーサンバーストに台形のポジションマーク、金色のハットノブ。1950年代のスタンダードの雰囲気の1本です。カバーなしのハムバッカーが2つで、太い音に少し荒々しさが乗ります。シリアルから、2009年ごろの製造と思われます。

Burny Super Gradeの全体
全体。実測3.625kg
Burny Super Gradeのヘッド
ヘッドに「Super Grade」のロゴ

Burny Super Grade(26A064・当店のYouTube)

Burny Super Gradeの在庫ページを見る

Burny SRLG55(チェリーサンバースト・トラ杢)

Burny SRLG55のボディ正面(チェリーサンバースト)
Burny SRLG55。トップにトラ杢が浮かびます(当店撮影)

同じSuper GradeシリーズのSRLG55。マホガニーのボディにメイプルのトップを重ねた王道の組み合わせで、ピックガードは外してあります。長所は実測3.260kgの軽さ。仕入れたときにあったつまみのガリ(雑音)は、当店で直しました。

Burny SRLG55の全体
全体。実測3.260kg
Burny SRLG55のヘッド
ヘッド。表に細かい擦り傷があります
Burny SRLG55のボディ裏
ボディ裏。全体に擦り傷と小さな打痕があります

Burny SRLG55(26A058・当店のYouTube)

Burny SRLG55の在庫ページを見る

Burny レスポール・カスタム型(黒×ゴールド)

Burny レスポール・カスタム型のボディ正面(黒)
Burnyのカスタム型。黒のボディに金色のパーツ(当店撮影)

黒いボディに金色のパーツ。いわゆる「ブラック・ビューティー」で、横山健モデルE-LP-95Cと同じカスタム型です。ボディもネックもマホガニーで、太く粘りのある中低域。シリアルから2011年製と判断しています。

Burny レスポール・カスタム型の全体
全体。実測4.045kg
Burny レスポール・カスタム型のヘッド
ヘッド

Burny レスポール・カスタム型(26A026・当店のYouTube)

Burny カスタム型の在庫ページを見る

Epiphone Les Paul Standard(黒)

Epiphone Les Paul Standard ブラックのボディ正面
Epiphone Les Paul Standard。黒(当店撮影)

ギブソンのブランド、エピフォンのレスポール・スタンダード。「レスポール」の名前が付いた本家筋の1本です。ボディ・ネックともマホガニーで、純正のソフトケースが付きます。

Epiphone Les Paul Standardの全体
全体。実測3.965kg
Epiphone Les Paul Standardのヘッド
ヘッド

Epiphone Les Paul Standard(26A018・当店のYouTube)

Epiphone Les Paul Standardの在庫ページを見る

※4本とも中古品で、年式なりの傷や使用感があります。傷の場所は在庫ページの写真と説明にすべて書いています。どれも当店で09-42の弦を張り、ネック・弦高・オクターブを調整済みです。

レスポール型の選び方

こんな人に当店なら理由
見た目をE-LP-95Cに近づけたいBurny カスタム型同じカスタム型の黒
立って長く弾くので軽いのがいいBurny SRLG554本でいちばん軽い3.260kg
荒々しさのある音がいいBurny Super Gradeカバーなしのハムバッカー
「レスポール」の名前が付いた1本がいいEpiphone LP Standardギブソンのブランド

速い刻みでは、弦高が高すぎると指が疲れます。12フレットの弦高の数字が書いてあるかも見ておくと安心です。

中古のレスポール型を買うときに見るところ7つ

レスポール型は中古が多いぶん、状態の差も大きいギターです。店主として毎回確かめているところです。

① ヘッドの付け根

レスポールはヘッドが後ろに傾いた形で、倒したときに付け根が折れやすいギターです。割れや修理の跡がないかを、まず確かめます。

② 重さ

レスポール型は重いギターです。当店の4本でも、軽いSRLG55(3.260kg)と重いカスタム型(4.045kg)で、約800gも違います。長く立って弾くなら、実測の重さが書いてあるかを確かめましょう。

③ 塗装の欠け

ボディの縁やヘッドの角は、塗装が欠けやすいところ。木の地が見えているかも見ます。

コントロールのふたの横の縁の塗装の欠け
SRLG55のボディ裏。コントロールのふたの左の縁に、塗装の小さな欠け(木の地が見えます)
④ 表の細かい擦り傷

ブリッジの下やつまみの周りは、手が触れて擦り傷が付きやすいところ。光が反射する角度でやっと見えます。

SRLG55のつまみの周り
SRLG55のつまみの周り。手が触れやすく、細かい擦り傷が付きやすいところです
⑤ メッキのくすみとペグ

ペグやブリッジのメッキは、年数がたつとくすんだり点サビが出たりします。音には影響しません。

ヘッド裏の上の縁の塗装の欠けとペグのメッキのくすみ
SRLG55のヘッド裏。上の縁の塗装の欠け(木の地が見えます)と、ペグのメッキのくすみ
⑥ ネックとフレット

ネックがまっすぐに調整できるか(トラスロッドに余裕があるか)、フレットがどのくらい残っているか。当店では、7フレットのすき間(0.3mm)、12フレットの弦高(6弦2.0mm・1弦1.5mm)、フレットの残り(%)を数字で書いています。

Super Gradeの指板と台形のポジションマーク
Super Gradeの指板。フレットの残りは85〜90%(当店の測定)
⑦ つまみのガリとスイッチ

4つのつまみを回したときの「ガリガリ」という雑音や、3ウェイ・スイッチの接触不良は、古いギターでよく起きます。アンプにつないで、つまみとスイッチを全部動かして確かめましょう。

当店の在庫ページでは、傷の場所・実測の重さ・ネックの数字・付属品を、写真と説明で確認できるようにしています。

いま揃える「横山健っぽい音」

横山健のアンプとエフェクターは確かめられませんでした。そこでレスポール型+歪ませた真空管アンプを土台に、いま新品で買える機材で「代わりに」組みます。本人と同じ機材ではありません。

ギター+硬めのピックレスポール型(ハムバッカー)→ 当店にBurny・Epiphoneの4本 オーバードライブ(音を押し出す)アンプの歪みに芯を足す→ 例:BOSS OD-1X、J.Rockett ARCHER アンプ歪ませた真空管アンプ→ 例:Marshall DSL20H、SV20H 歪みはアンプで作るのが基本 ※音作りの一例です。横山健本人の配線ではありません  本人のアンプとエフェクターは確かめられませんでした

いちばん大事なのはギターと右手。まずはレスポール型をマーシャル系のアンプにつなぎ、刻みの1音1音が聞き分けられる歪みを探してみてください。

そろえる順番(費用の小さい順)

① 硬めのピックFENDER 346 Shape Shell Heavy ② ヘッドホンアンプVOX amPlug3 High Gain ③ オーバードライブBOSS OD-1X ④ 真空管アンプMARSHALL DSL20H ※棒の長さは費用の大小の目安。値段はリンク先で確認を

ひとつずつ紹介

MARSHALL DSL20H(アンプヘッド)
本人のアンプは確かめられなかったので、代わりにロックの定番の真空管アンプを。20Wで扱いやすく、クリーンと歪みを使い分けられます。
価格・在庫はリンク先でご確認ください

サウンドハウスで見る

Marshall SV20H/JCM800 2203(アンプヘッド)
SV20Hは昔のマーシャルの音を20Wにまとめたもの、2203は80年代ロックの定番の復刻版です。
価格・在庫はリンク先でご確認ください

SV20Hを見る 2203を見る

BOSS OD-1X/J.Rockett ARCHER(オーバードライブ)
アンプの前に置いて、歪みに芯を足すペダル。OD-1Xは軽い歪みで音を太く、ARCHERは音色をあまり変えずに押し出します。
価格・在庫はリンク先でご確認ください

OD-1Xを見る ARCHERを見る

FENDER 346 Shape Shell Heavy(ピック)
本人のピックは確かめられなかったので、代わりに定番の硬いピックを。速い刻みでもしならず、音の立ち上がりがはっきりします。
価格・在庫はリンク先でご確認ください

サウンドハウスで見る

家で練習するなら

速いパンクのギターは、まず右手から。よく使う弾き方を3つの練習にまとめました(横山健本人の弾き方の解説ではありません)。

8分音符を全部ダウン(下向き)で 1と2と3と4と テンポはゆっくりから。そろったら少しずつ速く
  1. 8分音符を全部ダウンで
    メトロノームに合わせて、パワーコードを8分音符で弾き続けます。腕ではなく、手首で振るのがコツです。
  2. ブリッジミュートで粒をそろえる
    右手の小指側を弦に軽く乗せて、「ズン、ズン」と詰まった音に。ブリッジに近づけるほど、ミュートは軽くなります。
  3. ミュートを外す場所を決める
    サビだけミュートを外すと、音がぱっと開きます。ギター1本でも曲に強弱が付きます。
VOX amPlug3 High Gain(ヘッドホンアンプ)
ギターに直接挿して、ヘッドホンで聴く小さなアンプ。歪んだ音がしっかり出るので、夜でも速い刻みの練習ができます。
価格・在庫はリンク先でご確認ください

サウンドハウスで見る

ZOOM G1X FOUR(マルチエフェクター)
歪み・ディレイなどが1台に。リズムマシンも入っていて、ドラムに合わせて刻みの練習ができます。
価格・在庫はリンク先でご確認ください

サウンドハウスで見る

弦・バンドスコア・映画
SOLID BONDからは、横山健のゲージ(10-48)の弦が出ています(当店の4本は09-42で調整)。人柄を知るならドキュメンタリー映画も。

SOLID BONDの弦 Hi-STANDARDのスコア 映画『疾風勁草編』

2026年の横山健とHi-STANDARD

新しい3人のHi-STANDARD
2025年9月24日、PIZZA OF DEATHのYouTube公式チャンネルの生配信で、The BONEZのドラマーZAX(元Pay Money To My Pain)の正式加入が発表されました。同じ年の11月には、ミニアルバム『Screaming Newborn Baby』を出しています。

AIR JAM 2026
2026年11月7日(土)、千葉・ZOZOマリンスタジアムで、2018年以来8年ぶりに開かれます(2026年10月時点)。Hi-STANDARDを含む11組が出演し、海外からはアメリカのLagwagonとDance Hall Crashersが来日します。

最新情報はPIZZA OF DEATH RECORDSとAIR JAM 公式サイトで確認してください。

用語ミニ辞典

メロディック・ハードコア(メロコア)
速いパンクに、覚えやすいメロディを乗せた音楽。横山健の音楽も、このジャンルに分けられている。
パワーコード
2〜3本の弦だけで弾く簡単なコード。歪ませても音が濁りにくい。
ダウンピッキング
ピックを上から下へ動かして弾くこと。全部ダウンで弾くと、刻みの音がそろって力強くなる。
ブリッジミュート
右手の小指側を弦に乗せて、音を詰まらせる弾き方。
レスポール・カスタム
レスポールの豪華な仕様。四角いマークや何重もの縁取りが目印。黒に金色のパーツのものは「ブラック・ビューティー」と呼ばれる。
ハムバッカー
コイルを2つ並べたピックアップ。太くてノイズの少ない音。
箱モノ
ボディの中が空洞(または一部が空洞)のギター。グレッチのファルコンやギブソンのES-335など。
ビグスビー
箱モノによく付く、アームで音程を揺らす装置。

Hi-STANDARDのメンバー

メンバー担当ひとこと
難波章浩ボーカル・ベース歌とベースを1人で受け持つ
横山健ギター・ボーカルこの記事。PIZZA OF DEATH RECORDSの社長
恒岡章ドラム2023年2月14日、51歳で死去

2025年9月からは、ドラムのZAXが正式なメンバーとして加わっています。

61人を一覧で比べる:アーティストモデル早見表(本人の機材と当店の在庫)

ほかの記事:PATA(X JAPAN)/松本孝弘(B'z)/布袋寅泰(BOØWY)/KIYOSHI(hide with Spread Beaver)/J(LUNA SEA)/hide(X JAPAN)/ken(L'Arc〜en〜Ciel)/KAZUMA(SIAM SHADE)/SUGIZO(LUNA SEA・X JAPAN)/GISHO(PENICILLIN)/tetsuya(L'Arc〜en〜Ciel)/ka-yu(Janne Da Arc)/HEATH(X JAPAN)/TAIJI(X)/Toshiya(DIR EN GREY)/you(Janne Da Arc)/INORAN(LUNA SEA)/DAITA(SIAM SHADE)/HISASHI(GLAY)/TAKURO(GLAY)/JIRO(GLAY)/青木智仁(ベーシスト)/NATCHIN(SIAM SHADE)/鮎川誠(シーナ&ロケッツ)/亀田誠治(東京事変)/高中正義(ギタリスト)/Char(ギタリスト)/YOSHIKI(X JAPAN)/平沢進(P-MODEL)/千聖(PENICILLIN)/Toshl(X JAPAN)/アッコ(GO!GO!7188)/フルカワミキ(SUPERCAR)/アベフトシ(THEE MICHELLE GUN ELEPHANT)/ルーク篁(聖飢魔II)/hyde(L'Arc〜en〜Ciel)/松井常松(BOØWY)/ユウ(GO!GO!7188)/ウエノコウジ(THEE MICHELLE GUN ELEPHANT)/薫(DIR EN GREY)/中村弘二(SUPERCAR)/長岡亮介(東京事変)/Die(DIR EN GREY)/いしわたり淳治(SUPERCAR)/椎名林檎(東京事変)/チバユウスケ(THEE MICHELLE GUN ELEPHANT)/稲葉浩志(B'z)/TERU(GLAY)/I.N.A.(hide with Spread Beaver)/氷室京介(BOØWY)/向井秀徳(NUMBER GIRL・ZAZEN BOYS)/田渕ひさ子(NUMBER GIRL)/RYUICHI(LUNA SEA)/真矢(LUNA SEA)/中尾憲太郎(NUMBER GIRL)/今井寿(BUCK-TICK)/三輪テツヤ(スピッツ)/EMMA(THE YELLOW MONKEY)/生形真一(ELLEGARDEN)/田原健一(Mr.Children)

まとめ

横山健は、3人組のHi-STANDARDで1本のギターを弾いてきたギタリストです。自分たちのレーベルとフェスを作り、2004年からは自分で歌うKen Yokoyamaとしても活動。ギターも、レスポール・カスタム型の横山健モデルから、グレッチの箱モノまで幅があります。

横山健モデルが手に入らなくても、レスポール型のギターと歪ませたアンプ、全部ダウンで刻む右手があれば、速いパンクのギターの骨組みはできます。まずは1本から始めてみてください。

レスポール型のギターを探している方へ

当店では、ネック・弦高・オクターブを調整してからお送りしています。在庫はその時々で変わります。

Burny Super Grade Burny SRLG55

Burny カスタム型 Epiphone Les Paul Standard

弾かなくなったギター、ありませんか?

当店はレスポール型をはじめ、EDWARDSやGrassRootsなどのエレキギター・ベースを買い取っています。ガリや塗装の欠けがあってもご相談ください。

買取について見る

参考にした資料

よくある質問

横山健が使っているギターは何ですか?

大きく2つの系統があります。ESP系のソリッド・ギター(Wikipediaでは「助六」シリーズを長年愛用と紹介)と、2015年ごろからのグレッチの箱モノ(横山健モデル「Kenny Falcon」)です。公式の機材リストは見つかりませんでした。

横山健モデルのギターはありますか?

レスポール・カスタム型のEDWARDS E-LP-95C、EDWARDS・GrassRootsの「Kenny King」、グレッチのKenny Falcon・Kenny Falcon Jr.・Kenny Falcon IIがあります。EDWARDSとGrassRootsのモデルは、探すなら中古が中心です。

記事で紹介しているレスポール型は横山健モデルですか?

いいえ。同じレスポール型のBurny 3本とEpiphone 1本で、横山健モデルではありません。Burnyのカスタム型(黒×ゴールドパーツ)は、E-LP-95Cと同じカスタムの形です。

横山健のアンプやエフェクターは?

公式の資料が見つからず、確かめられませんでした。記事では代わりに、レスポール型をマーシャル系の真空管アンプにつなぎ、オーバードライブで芯を足す組み合わせを、音作りの一例として紹介しています。

Hi-STANDARDのメンバーは?

ボーカル・ベースの難波章浩、ギター・ボーカルの横山健、ドラムの恒岡章の3人です。恒岡章は2023年2月14日、51歳で亡くなりました。2025年9月からは、ドラムのZAXが加わっています。

PIZZA OF DEATH RECORDSとは?

横山健が1999年に設立し、社長を務めるレーベルです。Hi-STANDARDの『MAKING THE ROAD』『THE GIFT』や、Ken Yokoyamaのアルバムがここから出ています。

速いパンクのギターを練習するコツは?

8分音符を全部ダウンピッキングでそろえる練習から始めましょう。右手の小指側を弦に乗せるブリッジミュートで粒をそろえ、メトロノームでゆっくりから少しずつ速くします。

中古のレスポール型で気をつけるところは?

ヘッドの付け根の割れや修理の跡、重さ、塗装の欠け、表の擦り傷、メッキのくすみ、ネックとフレットの状態、つまみのガリとスイッチの接触を確かめましょう。

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