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Die(DIR EN GREY)の使用ギターと音作り|ESPのD-DR -Rusted-と公式映像で解説【686mmスーパーロングスケール・DECAYS】

更新日:2026-10-15 文:SILVER WOLF GUITARS 森 将大

※この記事にはプロモーション(サウンドハウスへの広告リンク)が含まれます。

先に結論
  • DieはDIR EN GREYのギター。1999年のシングル「予感」を作曲し、2011年の「LOTUS」も原曲(曲のもと)はDie。2015年からはDECAYSで歌とギターも受け持っている。
  • 本人のギターはESPのシグネチャー「D-DR」シリーズ。2019年の「D-DR -Rusted-」は、腐食した金属のような塗装で、弦の長さは686mmのスーパーロングスケール。7弦のD-DR-II-7st、EDWARDSの7弦E-DR-II-7ST、GrassRootsのミニギターG-DR-MINIもある。
  • 当店にはいまDieモデルも、同じ形と確かめられたギターも無いため、この記事では在庫の写真は使わず、自作の図と公式映像で説明する。

DIR EN GREYのギタリスト、Die(ダイ)。

1997年の結成から、もう一人のギターの薫と並んで、DIR EN GREYの重く厚いギターを鳴らしてきた人です。シングル「予感」を作曲し、「LOTUS」の曲のもとも作りました。2015年からは自分のバンドDECAYSで歌も歌っています。

この記事では、中古ギター・ベース店を営む私が、Dieのギターと音作り、作った曲の話を、公式映像と自作の図でまとめました。同じバンドのベースの話はToshiyaの記事にあります。

この記事で分かること
  • Dieがどんなギタリストか(年表・エピソードつき)
  • 公式映像と、Dieのギターが聴ける名曲10選
  • Dieが作曲した曲と、クレジットの読み方
  • 本人のギター(ESPのD-DRシリーズ)と機材
  • 686mmのスーパーロングスケールと、中古で見るところ7つ
  • いま新品で揃えられる「Dieっぽい音」の機材
森
この記事を書いた人:森
中古エレキギター・ベースを整備して販売しているシルバーウルフの店主(古物商)。ネックや弦高を調整してから送り出しています。弦の長いギターや7弦ギターの調整と買取もご相談ください。

Dieってどんな人?

名前Die(ダイ)
生まれ1974年12月20日/三重県出身
担当ギター(DIR EN GREY)
バンドDIR EN GREY(1997年〜)、DECAYS(2015年〜・ボーカルとギター)
前のバンドLa:Sadie's(ラ・サディーズ)

※生年月日と出身は、いくつかの事典・資料で一致したものを載せています。

DIR EN GREYの前は、1995年に京たちが組んだLa:Sadie'sというバンドでギターを弾いていました。La:Sadie'sには、のちのDIR EN GREYのドラム、Shinyaもいました。1997年1月にLa:Sadie'sが解散すると、京・薫・Die・Shinyaの4人が、ベースにToshiyaを迎えて、同じ年の2月にDIR EN GREYを結成します。

1999年1月20日、X JAPANのYOSHIKIが編曲に加わったシングル3枚を同じ日に出して、メジャーデビュー。半年後の7月のシングル「予感」が、Dieの作曲でした。そこから今まで、メンバーが一度も替わらずに続いているバンドです。

Die と DIR EN GREY 年表 197412月20日に生まれる(三重県) 1995La:Sadie'sでギター 19972月、DIR EN GREYを結成 1999シングル3枚同時発売でデビュー7月の「予感」はDieの作曲 2000「脈」のカップリング「Ash」作曲はDieと薫の2人 2011シングル「LOTUS」(原曲:Die) 2015DECAYSを始めるボーカルとギターを受け持つ 2016DECAYS『Baby who wanders』 2019ESP「D-DR -Rusted-」を発表686mmのスーパーロングスケール 2020ミニギター「G-DR-MINI」 2024デビュー曲を録り直した「19990120」 2026アルバム『MORTAL DOWNER』11月から30周年の全国ツアー

人柄と歩みが分かるエピソード7つ

  1. La:Sadie'sからDIR EN GREYへ
    1995年11月にボーカルの京たちが組んだLa:Sadie'sで、Dieはギターを弾いていました。1997年1月にこのバンドが解散したあと、京・薫・Shinya、そしてベースのToshiyaとの5人でDIR EN GREYを始めます。
  2. 作曲したシングル「予感」
    1999年7月14日のシングル「予感」は、作詞が京、作曲がDie。テレビドラマ『女医』のエンディングテーマにもなりました。
  3. 薫と2人で作った「Ash」
    2000年のシングル「脈」のカップリング曲「Ash」は、Dieと薫の2人の作曲。2人のギターが一緒に作った曲です。
  4. 「LOTUS」のもとを作った
    2011年の「LOTUS」は、作曲の名前は「DIR EN GREY」ですが、曲のもと(原曲)はDie。この記事の公式映像の2本はこの曲です。
  5. DECAYSでは歌も
    2015年、MOON CHILDのドラマー樫山圭と2人を中心にDECAYSを始め、ボーカルとギターを受け持っています。
  6. さびた金属のようなギター
    2019年6月7日にESPが発表したシグネチャー「D-DR -Rusted-」は、腐食した金属を思わせる特別な塗装のギターです。「Rusted」は、英語で「さびた」という意味です。
  7. 衣装のブランドと作ったストラップ
    ステージ衣装で使うブランド「kiryuyrik」とESPが一緒に作った、外側にパイソン(ヘビ)の革を使ったストラップが出ています(ESPの発表・楽器店の商品ページ)。

DIR EN GREYのDie ── 公式映像で見る

DIR EN GREYのギターは、薫とDieの2本。重い曲でも静かな曲でも、2本の音が重なって厚い音になります。公式チャンネルの映像から、演奏が中心で見やすい4本を選びました。

まずは2011年のシングル「LOTUS」。原曲を作ったのがDieの曲です。ミュージックビデオと、日本武道館でのライブの両方があります。

DIR EN GREY「LOTUS」ミュージックビデオ(DIR EN GREY 公式チャンネル)

聴くところ:歌のメロディーのうしろで、ギター2本がどう重なっているか。強く歪んだ音で刻むところと、音を長く伸ばすところの切りかえに耳を向けてみてください。

DIR EN GREY「LOTUS」(Symphonic Ver.)日本武道館(DIR EN GREY 公式チャンネル)

2014年の「SUSTAIN THE UNTRUTH」。公式の動画の説明に「グルーヴィーでヘヴィなベース&ドラムス」とある1曲です。

DIR EN GREY「SUSTAIN THE UNTRUTH」(DIR EN GREY 公式チャンネル)

聴くところ:主役はベースとドラムのうねり。ギターはその上で、低い音を短く刻んでリズムを強めたり、和音を伸ばして厚みを足したりしています。ギターが「前に出ない」ことで重さが増す1曲です。

そしてデビュー曲の1つ「ゆらめき」を、2024年に録り直した版で。25年たったバンドの音で聴けます。

DIR EN GREY「ゆらめき」2024年の録り直し版(DIR EN GREY 公式チャンネル)

※DIR EN GREYの映像には、刺激の強い表現のものもあります。この記事では、演奏が中心で見やすいものだけを選んでいます。

Dieのギターが聴ける名曲10選

DIR EN GREYの曲は、作詞がすべてボーカルの京です。作曲は、メンバーの名前が書かれた曲と、「DIR EN GREY」の名前でまとめて書かれた曲があります。Dieが作曲や原曲にかかわった曲を中心に、デビューから最近の作品まで10曲選びました。

1予感
1999年7月/作詞:京 作曲:Die 編曲:Dir en grey & YOSHIKI

Dieが作曲したシングル。1作目のアルバム『GAUZE』にも入っています。

2残-ZAN-
1999年1月/作曲:薫 編曲:YOSHIKI & Dir en grey/オリコン6位

デビューの日に出た3枚の1つ。デビューのころの2本のギターの音が聴けます。

3ゆらめき
1999年1月/作曲:Shinya ピアノ:YOSHIKI/オリコン5位

ドラムのShinyaが作曲したバラード。上の公式映像で、2024年の録り直し版が聴けます。

4Ash(シングル「脈」のカップリング)
2000年2月/作詞:京 作曲:Die&薫

Dieと薫の共作。表題曲の「脈」は、作曲が「Dir en grey」の名前です。

5太陽の碧
2000年/作曲:薫/オリコン7位

メンバーの名前で作曲が書かれていたころの、初期のシングルです。

6DOZING GREEN
2007年/作曲:DIR EN GREY/オリコン3位

DIR EN GREYが初めてトップ3に入ったシングルです。

7激しさと、この胸の中で絡み付いた灼熱の闇
2009年/作曲:DIR EN GREY/オリコン2位

シングルではバンドで最高の2位になった曲です。

8LOTUS
2011年1月/作詞:京 作曲:DIR EN GREY(原曲:Die)/オリコン6位

原曲を作ったのがDie。京は、前を向いて進むことを伝える歌詞にしたかったと話しています。

9SUSTAIN THE UNTRUTH
2014年/作曲:DIR EN GREY/オリコン6位

ベースとドラムのうねりに、2本のギターがどう重なるかを聴く1曲です。

1019990120
2024年/オリコン2位

デビューの日の3曲を今のメンバーで録り直したシングル。今のギターの音と聴き比べられます。

アルバムで聴くなら

CDはサウンドハウスでは扱いがないので、Amazonで探すのが早いです。

作品発売ひとこと
GAUZE1999年1作目のアルバム。「予感」「残-ZAN-」「ゆらめき」入り
DUM SPIRO SPERO2011年LOTUS入り
MORTAL DOWNER2026年最新作。オリコン4位
DECAYS『Baby who wanders』2016年Dieが歌うバンドDECAYSのメジャー1作目

DIR EN GREYのCDをAmazonで見る GAUZE DECAYS

Dieが作った曲 ── クレジットで見る

CDに書かれた「作曲」の名前を見れば、だれが曲を作ったかが分かります。ただDIR EN GREYは作曲の名前がバンド名の曲が多く、その場合はだれが曲のもと(原曲)を作ったかが、クレジットだけでは分かりません。Wikipediaのシングル・アルバムの記事で、Dieの名前が確かめられた曲を図にしました。

クレジットにDieの名前がある曲 1999年 シングル「予感」作詞:京 作曲:Die 2000年 「脈」のカップリング「Ash」作曲:Die&薫(ギター2人の共作) 3作目のアルバム『鬼葬』「undecided」もとの作曲はDie・2008年に録り直し 2011年 シングル「LOTUS」作曲:DIR EN GREY(原曲:Die) ※Wikipediaのシングル・アルバムの記事より  作曲がバンド名の曲は、原曲がだれかは分からないものが多い

「undecided」は、2008年のシングル「GLASS SKIN」のカップリングで録り直され、そのときの作曲の名前はバンド全体です。作曲の名前がバンドにまとまってからも、Dieが曲のもとを持ち寄る1人だったことが分かります。

コピーするなら、作曲者がはっきりしている「予感」と、原曲がDieの「LOTUS」から。歌のどこでギターが前に出て、どこで下がるかを聴くと、曲の組み立てが見えてきます。

バンドの外で ── DECAYSで歌うDie

DECAYSは、2015年にDieが始めたバンドです。中心は、ボーカルとギターのDieと、MOON CHILDのドラマー樫山圭の2人。メンバーは時期によって替わっていて、始めたころはTHE NOVEMBERSの小林祐介とDieの2人で歌う形だったと発表されています。

ところ内容
始まり2015年
中心の2人Die(ボーカル・ギター)、樫山圭(ドラム・MOON CHILD)
メジャーの1作目アルバム『Baby who wanders』(2016年12月7日)。「愛と哀を遺さず...」のミュージックビデオも作られた
そのころの形中村中(ボーカル・ギター)やAyasa(バイオリン)らを迎えた6人と紹介されている

DIR EN GREYでは歌は京が受け持ちますが、DECAYSではDie自身がマイクの前に立ちます。一般に、歌いながら弾くときは、和音を短く切ったり、歌の合間にだけフレーズを入れたりと、ギターの役割が変わります。2つのバンドで聴き比べてみてください。

Dieのギターの特徴3つ

① 686mmのスーパーロングスケール

ESPの発表では、DieのD-DR -Rusted-の弦の長さ(スケール)は686mm。ふつうのエレキギター(ギブソン系でおよそ628mm、フェンダー系でおよそ648mm)より4〜6cmほど長い「スーパーロングスケール」です。

弦の長さ(スケール)の比べ GrassRoots G-DR-MINI(ミニギター) 521mm ギブソン系に多い長さ 628mm フェンダー系に多い長さ 648mm ESP D-DR -Rusted-(Die) 686mm スーパーロング 長いほど、同じ太さ・同じ高さの弦の張りが強くなる ※棒の長さは弦の長さに合わせています ESP公式・楽器店の紹介より

弦が長いと弦の張りが強くなるので、低い音に合わせても弦がゆるんでぼやけにくくなります。重く低いリフを、輪郭のはっきりした音で鳴らすのに向いた長さです。その分フレットの間が少し広くなります。なお、Dieが実際に弦をどの高さに合わせているかは、公式の資料では確かめられませんでした。

② ハムバッカー2つの、太くて歪みに強い音

D-DR -Rusted-のピックアップは、Seymour Duncanのハムバッカー2つ。ネック側がSH-1n、ブリッジ側がSH-6bです(ESPの発表)。7弦のD-DR-II-7stやEDWARDSの7弦も、同じ2つの7弦用を載せていると楽器店で紹介されています。

SH-1nは、昔のギブソンのピックアップの音をもとにした温かい音。SH-6bは「ディストーション」の名前のとおり出力が強く、深く歪ませても音が前に出ます。リフはブリッジ側、静かなところはネック側と使い分けられる組み合わせです。

③ 見た目まで作り込む

腐食した金属のような塗装に、衣装のブランドと作ったストラップ。Dieのシグネチャーは、ステージでの姿まで作り込まれています。ミニギターのG-DR-MINIにも、元のボディの形と、角を斜めに削った「ベベルカット」が残されています(ESPの発表)。

本人のギターと機材

Dieのギターは、ESPのシグネチャーです。

初めのシグネチャー(資料は少ない)ESP DDT英語版Wikipedia(2008年の版)の紹介 D-DRシリーズ(6弦)ESP D-DR/D-DR-IIESPのDieのページに並ぶ D-DRシリーズ(7弦)ESP D-DR-II-7stEDWARDS版はE-DR-II-7ST 2019年〜D-DR -Rusted-腐食した金属のような塗装・686mm2020年にGrassRootsのG-DR-MINIも ※ESP公式・楽器店・Wikipediaなどをもとに  6弦と7弦の時期の前後は確かめられませんでした
ギターどんなギター
ESP DDT英語版Wikipedia(2008年の版)では、初めのシグネチャーで、D-DRができるまでのメイン。ほかの資料では確かめられなかった
ESP D-DR-II-7st7弦のD-DR。楽器店の紹介では受注生産の扱い。仕様は下の図
ESP D-DR -Rusted-2019年6月7日に発表。くわしくは次の章
EDWARDS E-DR-II-7ST手の届く版の7弦。島村楽器の紹介では、エボニーの指板、TonePros(トーンプロス)のブリッジ
GrassRoots G-DR-MINI2020年10月にESPが発表した、D-DRを小さくしたミニギター
ストラップ「kiryuyrik」とESPの共同企画。外側にパイソンの革

※英語版Wikipedia(2008年の版)などでは、DDTもD-DRも、フェンダーのテレキャスターの形がもとと書かれていますが、今のESPの資料では確かめられませんでした。

アンプとエフェクター

種類機材
アンプヘッドMesa/Boogie(メサ・ブギー)のRoad King II(2011年ごろの海外の機材紹介)
キャビネットMesa/Boogieの4×12のRectifierキャビネット(同じ紹介)
エフェクターEventideのディレイ、Electro-HarmonixのPOG2(オクターブ)とSmall Clone(コーラス)、Dunlopのワウ、BOSSのマルチなど。資料で機種が食い違い(GT-8とGT-100など)、今の足元は不明

※機材の一覧は2011年ごろの海外の紹介をもとにしています。今の機材とは違うことがあります。

「D-DR -Rusted-」をくわしく

2019年6月7日、ESPは薫・Die・Toshiyaの新しいシグネチャーを同じ日に発表しました(音楽ナタリー・BARKSでも紹介)。Dieのモデルが「D-DR -Rusted-」。D-DRの色違いで、仕様はD-DRと同じとされています。

ところ仕様(ESPの発表など)
ボディアルダー
ネックハードメイプル。ネジで留めるボルトオン
指板エボニー(ふちどりのバインディングなし)
弦の長さ686mm(スーパーロングスケール)
ピックアップSeymour Duncan。ネック側がSH-1n、ブリッジ側がSH-6b
ブリッジGOTOHのGE103B-Tと、テールピースGE101Zの組み合わせ
見た目腐食した金属を思わせる特別な塗装
初めの20本本人の直筆のナンバー入り

GOTOHのブリッジは、弦の高さを決めるブリッジと、弦のおしりを留めるテールピースが別になった、レスポールなどと同じ形式。弦高やオクターブを1本ずつ合わせやすい作りです。ほかのDieモデルとの違いは、次の図のとおりです。

ESPRusted ESPD-DR-II-7st EDWARDSE-DR-II-7ST GrassRootsG-DR-MINI 弦の数6弦7弦7弦— ボディアルダーフレイムメイプル+アルダーキルテッドメイプル+アルダー— 弦の長さ686mm686mm689mm521mm PUSH-1n+SH-6bSH-1n-7+SH-6b-7SH-1n+SH-6b(7弦用)— 見た目さびた金属の塗装フレイムメイプルシースルー・ダークレッドメタリック・ダークレッド 向く人本人の仕様で7弦を本格的に7弦を始める家で気軽に 同じ「DR」でも、ブランドで作りが違う ※ESP公式・サウンドハウス・島村楽器・イケベ楽器の紹介より 「—」は資料なし。689mmは島村楽器の紹介のまま

Dieモデルの選び方

当店には今、Dieモデルも、D-DRと同じ形と言えるギターもありません。これから探す人向けの選び方です。

こんな人に候補ひとこと
本人の仕様でESP D-DR -Rusted-6弦・686mm。さびた金属のような塗装
7弦も弾きたいESP D-DR-II-7st受注生産の扱い。じっくり待てる人に
7弦を手ごろに始めたいEDWARDS E-DR-II-7STSeymour Duncanの7弦用を2つ。TonePros
家で気軽に弾きたいGrassRoots G-DR-MINID-DRの形のミニギター。521mm

当店では、Dieモデルやロングスケールのギターが入れば、調整してから在庫一覧に出します。

中古のDieモデルを買うときに見るところ7つ

Dieモデルや、弦の長いギター・特別な塗装のギターを中古で探すときに、店主として確かめているところです。

① 型番とブランド

同じ「DR」でも、ESP・EDWARDS・GrassRootsで作りが違います。6弦か7弦か、弦の長さを型番で見分けます。

② 塗装の柄か、傷か

Rustedは、もともと腐食した金属のように見える塗装。あとから付いた傷やはがれと見分けにくいので、どこが傷かを説明に書いてあるかを確かめます。

③ ネックの反り

張っていた弦の太さで、ネックにかかる力は変わります。トラスロッド(ネックの反りを直す棒)に調整の余裕があるかが大事です。

④ フレットの減りとエボニーの指板

リフを刻むギターは、低い弦の側からフレットが減ります。エボニーの指板は乾くと細かい割れが出ることも。当店ではフレットの残りを%で書いています。

⑤ ナットの溝とブリッジ

太い弦に合わせてナット(ヘッド側の弦の溝)が広げられていると、ふつうの弦では溝の中で弦が動き、音がビリつくことがあります。ブリッジの固定のネジが回るかも見ます。

⑥ ネックの付け根

ボルトオンのネックは、付け根のまわりの塗装の割れやすき間、ネジ穴の広がりを見ます。

⑦ ケース・付属品・ナンバー

686mmのギターは、ふつうのケースに入らないことがあります。Rustedの初めの20本には本人の直筆のナンバー入り。付属品がそろっているかで値打ちが変わります。

当店の在庫ページでは、傷の場所・実測の重さ・ネックの数字・付属品を、写真と説明で確認できるようにしています。

いま揃える「Dieっぽい音」

本人の機材を、いま新品で買えて、同じ役割を果たす機材に置き換えました。どれもDie本人の機材ではなく「代わりに」の例です。

ギターハムバッカー2つのギター→ 弦の長いギターならなお近い(本人はD-DR) ワウ本人:Dunlopのワウ(2011年)→ 代わりに:Jim Dunlop GCB-95 歪みを足す・締めるオーバードライブ→ 代わりに:BOSS OD-1X アンプヘッド(音の要)本人:Mesa/Boogie Road King II→ 代わりに:MARSHALL DSL20H 広がりを足す(アンプのループかうしろ)本人:コーラス・ディレイ(2011年)→ 代わりに:BOSS CE-2W(コーラス) BOSS DD-8(ディレイ) ※音作りの一例です。Die本人の配線そのものではありません

2011年ごろの紹介にある組み合わせは、Mesa/Boogieのアンプで歪ませ、ワウやコーラス、ディレイで色を足す形。まずは歪みの強いアンプの前にオーバードライブを置き、低音のもたつきを締めるところから始めます。

ギターが2本重なるバンドでは、1本の歪みは控えめで十分。上げすぎると2本が混ざってこもった音になります。静かな曲は歪みを切り、コーラスとディレイで奥行きを出します。

ひとつずつ紹介

※商品の値段は日々変わるため、リンク先のサウンドハウスでご確認ください。

MARSHALL DSL20H(ギターアンプヘッド)
本人の機材ではありません。Mesa/Boogieの代わりに、歪みのチャンネルを持つ小型のヘッドを。スタジオの4×12のキャビネットにつないで使えます。
価格・在庫はリンク先でご確認ください

サウンドハウスで見る

BOSS OD-1X(オーバードライブ)
本人の機材ではありません。アンプの歪みに足して、低い音のもたつきを締めるための、BOSSのオーバードライブです。
価格・在庫はリンク先でご確認ください

サウンドハウスで見る

Jim Dunlop GCB-95 CRYBABY(ワウ)
2011年ごろの紹介には、同じCRYBABYの別の機種の名前があります。踏む深さで音色が変わる、ワウの定番です。
価格・在庫はリンク先でご確認ください

サウンドハウスで見る

BOSS CE-2W(コーラス)
資料にあるElectro-Harmonixのコーラスの代わりに。音を少し揺らして、和音に広がりを足せます。
価格・在庫はリンク先でご確認ください

サウンドハウスで見る

BOSS DD-8(ディレイ)
資料にあるEventideのディレイの代わりに。弾いた音を遅れてくり返し、静かなアルペジオに奥行きを足します。
価格・在庫はリンク先でご確認ください

サウンドハウスで見る

そろえる順番

そろえる順番(費用の小さい順) ① ヘッドホンアンプVOX amPlug3 High Gain ② マルチエフェクター・ワウZOOM G1X FOUR、Jim Dunlop GCB-95 ③ ペダルを1台ずつBOSS OD-1X、CE-2W、DD-8 ④ 自分のアンプヘッドMARSHALL DSL20H ※棒の長さは費用の大小の目安。値段はリンク先で確認を

家で練習するなら

VOX amPlug3 High Gain(ヘッドホンアンプ)
ギターに挿してヘッドホンで聴く、手のひらほどのアンプ。歪みの強い音が出るので、夜でもDIR EN GREYのリフを練習できます。
価格・在庫はリンク先でご確認ください

サウンドハウスで見る

ZOOM G1X FOUR(マルチエフェクター)
アンプの音・歪み・コーラス・ディレイが1台に。リズムマシンに合わせてリフの練習ができます。
価格・在庫はリンク先でご確認ください

サウンドハウスで見る

練習の順番の例

  1. ゆらめき:デビューのころのバラード。音を長く、ていねいに伸ばす練習に。
  2. 予感:Dieの作曲。歌を聴きながら、ギターの入るところを覚えます。
  3. LOTUS:原曲がDie。静かなところと重いところの切りかえを練習します。
  4. SUSTAIN THE UNTRUTH:ベースとドラムのうねりに合わせる練習。音源に合わせて弾きます。

弦の合わせ方は曲によって違うことがあるので、楽譜で確かめましょう。弦を大きく下げるなら太い弦に替え、弦高とネックを合わせ直すのが安心です(当店でも調整のご相談を受けています)。重いリフでは「ブリッジミュート」で音を短く切り、切るタイミングをそろえると音がまとまります。

弦・バンドスコア
低く合わせるなら太めの弦を。曲の動きは楽譜で確かめると早いです。

太めのギター弦 DIR EN GREYのスコア

2025〜2026年のDIR EN GREY

2023年のBARKSのインタビューで、Dieは、声を出せないライブが続いたあとに歓声が戻ってきたことを「“やっぱこれだよね”っていう感じがあった」と話しています。ここからは、2026年10月時点で公式に発表されていることです。

アルバム『MORTAL DOWNER』(2026年4月8日)
12枚目のアルバム。オリコンの週間アルバムで4位。発売のあとの4月24日には、メンバー全員がニコニコ生放送の特別番組に出て、作品づくりの話をしています。

東京ガーデンシアター公演(2026年7月18・19日)
アルバムのツアーのあと、東京ガーデンシアターで2日間のライブを行いました。

30周年の全国ツアー(2026年11月12日〜)
「列島激震行脚2026 Nothing XXX Ugly」として9都市12公演。2027年に結成30周年を迎えます。

最新情報はDIR EN GREY 公式サイトで確認してください。

用語ミニ辞典

この記事に出てきた言葉を、ギターを始めたばかりの人向けにまとめました。

スケール
弦の鳴る部分の長さ。ヘッド側のナットからブリッジまでを測る。
スーパーロングスケール
ふつうのギターより長いスケール。DieのD-DR -Rusted-は686mm。
シグネチャーモデル
アーティストの名前を付けて、メーカーが本人と仕様を決めたモデル。
原曲
メンバーが持ってきた曲のもと。そこから、バンドで曲に仕上げていく。
ハムバッカー
コイルを2つ並べたピックアップ。音が太く、ジーという雑音が出にくい。
ボルトオン
ネックをボディにネジで留める作り。直しやすい。
ベベルカット
ボディの角やふちを、斜めに削った加工。
ワウ
ペダルを踏む深さで音色が変わるエフェクター。
ブリッジミュート
ブリッジの近くで、右手のふちを弦に軽くのせて、詰まった短い音にする弾き方。

DIR EN GREYのメンバー

1997年の結成から、メンバーは変わっていません。

京ボーカル。すべての曲の作詞
薫ギター
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Dieギター
この記事
Toshiyaベース
記事を読む
Shinyaドラム。「ゆらめき」の作曲

61人を一覧で比べる:アーティストモデル早見表(本人の機材と当店の在庫)

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まとめ

Dieは、1997年の結成からDIR EN GREYのギターを弾いてきた人です。「予感」を作曲し、薫と「Ash」を作り、「LOTUS」のもとを作りました。2015年からはDECAYSで歌も歌っています。

ギターはESPのD-DRシリーズ。D-DR -Rusted-は、さびた金属のような塗装と686mmの長い弦が特徴です。7弦ならEDWARDSのE-DR-II-7ST、家で気軽にならGrassRootsのG-DR-MINI。歪むアンプとオーバードライブがあれば、音作りの入口はもうできています。

ギターを探している方へ

当店では、ネック・弦高・オクターブを調整してからお送りしています。いまDieモデルの在庫はありませんが、在庫はその時々で変わります。

在庫一覧を見る Toshiyaの記事

弾かなくなったESP・EDWARDSのギター、ありませんか?

当店はESP・EDWARDS・GrassRootsをはじめ、エレキギター・ベースを買い取っています。塗装に傷がある、ケースがない、7弦や弦の長いギターもご相談ください。

買取について見る

参考にした資料

よくある質問

Dieが使っているギターは何ですか?

ESPのシグネチャー「D-DR」シリーズです。2019年に発表された「D-DR -Rusted-」は、腐食した金属のような塗装で、弦の長さが686mmのスーパーロングスケール。7弦のD-DR-II-7stもあります。

D-DR -Rusted-とはどんなギターですか?

D-DRの色違いのシグネチャーです。ESPの発表では、アルダーのボディ、ハードメイプルのボルトオンのネック、エボニーの指板、Seymour DuncanのSH-1nとSH-6b。初めの20本には本人の直筆のナンバーが入っています。

Dieが作曲した曲は?

1999年のシングル「予感」(作詞は京)、2000年のシングル「脈」のカップリング「Ash」(薫と共作)、アルバム『鬼葬』の「undecided」です。2011年の「LOTUS」も、作曲の名前はDIR EN GREYですが、原曲はDieです。

スーパーロングスケールとは?

ふつうのエレキギター(およそ628〜648mm)より弦の長いギターのことです。DieのD-DR -Rusted-は686mm。弦の張りが強くなるので、低い音に合わせても音がぼやけにくくなります。

Dieモデルを手ごろに手に入れるには?

EDWARDSの7弦「E-DR-II-7ST」と、GrassRootsのミニギター「G-DR-MINI」があります。中古では、塗装の柄と傷の見分け、ネックの反り、ケースの有無を確かめてください。

Dieっぽい音を出すには何から買えばいいですか?

まずは歪みの強いアンプと、その前に置くオーバードライブです。家ならヘッドホンアンプやマルチエフェクターから始められます。コーラスやディレイは、静かな曲で広がりを足すときに使います。

DECAYSとは?

2015年にDieが始めたバンドで、MOON CHILDのドラマー樫山圭と2人が中心です。Dieはボーカルとギターを受け持っています。2016年12月に、メジャーの1作目のアルバム『Baby who wanders』を出しました。

シルバーウルフでDieモデルは買えますか?

今は在庫にありません。入ったら、ネックや弦高を調整してから在庫一覧に出します。ESP・EDWARDS・GrassRootsのギターの買取もしていますので、ご相談ください。

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