Toshiya(DIR EN GREY)のベースと音作り|Killerのヴォルチャーと当店のKB-KUMOVI 3本、公式映像で解説【5弦・Le Bass】
更新日:2026-10-03 文:SILVER WOLF GUITARS 森 将大
※この記事にはプロモーション(サウンドハウス・Amazonへの広告リンク)が含まれます。当店の在庫も紹介しています。
- ToshiyaはDIR EN GREYのベース。1999年のメジャーデビューのころはKillerの「ヴォルチャー(KB-VULTURE)」、そのあとESPのシグネチャー、2019年からはKillerの5弦「KB-IMPULSS Animosity」。録音ではDINGWALLも使う。
- 今は5弦ベースを、ふつうより低い音に合わせて弾く。ライブではTwo Notesの「Le Bass」が欠かせない、と本人が話している。
- 当店には、ヴォルチャーを元にしたKillerの「KB-KUMOVI(クモオビ)」が3本ある。Toshiyaモデルそのものではないが、ヴォルチャーの系統を手の届く値段で試せる。
DIR EN GREYのベーシスト、Toshiya。
1997年の結成から30年近く、DIR EN GREYの低音を支えてきました。ヘヴィな曲でも、静かな曲でも、ドラムのShinyaと一緒に曲の土台を作るのがToshiyaです。ベースだけでなく、絵や写真、服のブランドでも作品を発表しています。
この記事では、中古ギター・ベース店を営んでいる私が、Toshiyaのベースと音作り、人柄が分かるエピソードを、公式映像と自作の図でまとめました。当店にあるKillerのKB-KUMOVI 3本も、写真と動画で紹介します。
- Toshiyaがどんなベーシストか(年表・エピソードつき)
- 公式映像と、Toshiyaのベースが聴ける名曲10選
- 本人のベースと機材(Killer・ESP・DINGWALL)
- ヴォルチャーとKB-KUMOVIの関係
- 当店のKB-KUMOVI 3本(写真と動画)と、中古で見るところ7つ
- いま新品で揃えられる「Toshiyaっぽい音」の機材
Toshiyaってどんな人?
| 名前 | Toshiya(トシヤ) |
|---|---|
| 生まれ | 3月31日/長野県出身 |
| 担当 | ベース(DIR EN GREY) |
| バンド | DIR EN GREY(1997年〜) |
| ほかの活動 | 絵・写真の作品、服のブランド「DIRT 100% Natural Dirty」のクリエイティブ・ディレクター |
※生まれた年は、公式のプロフィールに書かれていないため載せていません。
DIR EN GREYに入る前は、GOSICKというバンドのサポートでベースを弾いたり、PIERROTやGOSICKのローディー(機材を運んだり準備したりする係)をしたりしていました。そのころボーカルの京に誘われて関西へ移り、1997年2月、京・薫・Die・Shinyaとの5人でDIR EN GREYを結成します。
結成から2年もたたない1998年11月2日、インディーズのまま日本武道館でライブ。翌1999年1月20日には、シングル3枚を同じ日に出してメジャーデビューしました。そこから今まで、メンバーが一度も替わらずに続いているバンドです。
人柄が分かるエピソード7つ
- 子どものころの夢は画家
子どものころは画家を目指していました。2025年3月には、東京・渋谷のLE DECOで初めての個展「哀艶の園 -瞬目の静謐-」と写真展を開いています。 - いちばん大事なのはバンド
2026年のインタビューでは、絵などの活動は「バンドを続けるための息抜き」で、自分にとっていちばん大事なのはDIR EN GREYだと話しています。アルバムを作り終えたあとも不安になる、とも。 - 座右の銘は「変化を恐れない」
ベーシストとしての座右の銘を聞かれて「変化を恐れない」。好きなベーシストを聞かれると「すべてのベーシスト」と答えています。 - アルバムは「卒業論文」
アルバムを学生の卒業論文にたとえ、「誰でもない自分だけの音」を残したいと話しています。 - LUNA SEAのJとの縁
2025年12月30日の「J 2025 放火魔大暴年会」にゲストで出演し、2026年6月8日にはbayfmの番組「FAB NIGHT~J's EDITION ROCK LINE~」にも出ています。Jの話はJの記事にまとめています。 - 無人島に持っていくなら
無人島に持っていくアルバムに、Alice in Chainsの『Dirt』とRadioheadの『OK Computer』を挙げています。 - シグネチャーの形のもと
ESPのシグネチャーベース「TRICK STAR」の形は、Dragon AshのIKÜZÖNE(故人)が愛用したベース「ikütrön」がもとになっています。
DIR EN GREYのToshiya ── 公式映像で見る
DIR EN GREYは、激しく重い曲から、静かでメロディーのきれいな曲まで幅の広いバンドです。ここでは、ベースが聴きやすく、映像も見やすい公式の4本を選びました。
まずは2014年の「SUSTAIN THE UNTRUTH」。公式の動画の説明にも「グルーヴィーでヘヴィなベース&ドラムス」とある、ベースが主役の1曲です。
DIR EN GREY「SUSTAIN THE UNTRUTH」(DIR EN GREY 公式チャンネル)
2011年のシングル「LOTUS」。ミュージックビデオと、日本武道館でのライブの両方があります。
DIR EN GREY「LOTUS」ミュージックビデオ(DIR EN GREY 公式チャンネル)
DIR EN GREY「LOTUS」(Symphonic Ver.)日本武道館(DIR EN GREY 公式チャンネル)
そしてデビュー曲の1つ「ゆらめき」を、2024年に録り直した版で。25年たったバンドの音で聴けます。
DIR EN GREY「ゆらめき」2024年の録り直し版(DIR EN GREY 公式チャンネル)
※DIR EN GREYの映像には、刺激の強い表現のものもあります。この記事では、演奏が中心で見やすいものだけを選んでいます。
Toshiyaのベースが聴ける名曲10選
DIR EN GREYの曲は、作詞がすべてボーカルの京。作曲は、初めのころはメンバーの名前、2004年ごろからは「DIR EN GREY」の名前になっています。デビューから最新作まで、ベースに注目して10曲を選びました。
メジャーデビューの日に出た3枚の1つ。X JAPANのYOSHIKIが編曲に加わっています。
デビューの3枚の1つで、ドラムのShinyaが作曲したバラード。上の公式映像で、2024年の録り直し版が聴けます。
このシングルのカップリングに入ったリミックスを手がけたのはToshiya。ベースを弾くだけでなく、音を組み立て直す役もしています。
DIR EN GREYが初めてトップ3に入ったシングル。アルバム『UROBOROS』(2008年)には、英語の歌詞の版で入っています。
シングルではバンドで最高の2位。長い題名もDIR EN GREYらしい1曲です。
ギターのDieが原曲を作った曲。上の公式映像で、ミュージックビデオと武道館のライブが見られます。
公式に「グルーヴィーでヘヴィなベース&ドラムス」と紹介された、ベースを聴くならまずこの曲。
曲の真ん中にベースソロが入ります。このアルバムの曲で、ベースが何をしているかを本人がベース・マガジンで細かく話しています。
デビューの日に出した3曲を、今のメンバーで録り直したシングル。25年前の曲が、今のベースの音でどう変わったかを聴き比べられます。
最新アルバムの曲。モータウン(昔のアメリカのソウル)のようなベースラインに、ワウをかけたと本人が話しています。
アルバムで聴くなら
CDはサウンドハウスでは扱いがないので、Amazonで探すのが早いです。
| 作品 | 発売 | ひとこと |
|---|---|---|
| GAUZE | 1999年 | 1作目のアルバム。ヴォルチャーを弾いていたころ |
| UROBOROS | 2008年 | DOZING GREEN入り(アルバムでは英語の歌詞の版) |
| DUM SPIRO SPERO | 2011年 | LOTUS入り |
| ARCHE | 2014年 | SUSTAIN THE UNTRUTH入り |
| PHALARIS | 2022年 | 響入り。ベースの話が多いアルバム |
| MORTAL DOWNER | 2026年 | 最新作。オリコン4位 |
DIR EN GREYのCDをAmazonで見る MORTAL DOWNER
曲作りと、バンドの外での活動
Toshiyaは、DIR EN GREYの曲のもと(原曲)も作っています。「raison detre」(Shinyaと共作)、「Machiavellism」、「Midwife」、「Devote My Life」、「Values of Madness」などがToshiyaの原曲です。
バンドの外では、絵とモノクロ写真を個人の公式サイト「utakata」で発表し、2018年11月には本『Toshiya's Creativity』を出しました。2015年からは服のブランド「DIRT 100% Natural Dirty」のクリエイティブ・ディレクターも務めています。2025年3月の初めての個展では、絵と写真の両方を展示しました。
| 活動 | いつ | ひとこと |
|---|---|---|
| DIRT 100% Natural Dirty | 2015年〜 | 服のブランドのクリエイティブ・ディレクター |
| 『Toshiya's Creativity』 | 2018年11月 | 個人の本 |
| utakata | — | 絵とモノクロ写真を発表する個人の公式サイト |
| 個展「哀艶の園 -瞬目の静謐-」 | 2025年3月25〜30日 | 渋谷のLE DECOで、初めての個展と写真展 |
Toshiyaのベースの特徴3つ
① 5弦を、低く合わせて弾く
今のToshiyaは5弦ベースを使い、弦を低い方から「A・D・A・D・G」に合わせています。ふつうの5弦(B・E・A・D・G)の、下の2本をそれぞれ1音ずつ下げた形です。重く沈むような低音が出る一方、弦の張りがゆるくなるので、太めの弦を選ぶのが一般的です。
4弦ベースで最近の曲を弾くときは、いちばん低い音が出せないことがあります。そういうときは、低すぎる音だけを1オクターブ上で弾くか、4弦ベースの弦を全体に低く合わせ直す方法があります。弦を大きく下げると張りが弱くなって音がビリつくので、下げるなら太い弦に張り替えて、弦高とネックを合わせ直すのが安心です。当店では、そうした調整のご相談も受けています。
② 音作りの要は「Le Bass」
ライブでは、Two Notesのベース用プリアンプ「Le Bass」が欠かせないと話しています。録音ではSansAmpとTwo Notesのラック型を使い、録音用のベースは音程が安定するという理由でDINGWALLを選んでいます。ライブと録音で、道具をはっきり使い分けているのが分かります。
③ 変化を恐れない
座右の銘のとおり、使うベースも時期ごとに大きく変えてきました。Killerの4弦ヴォルチャーから、ESPのシグネチャー、Killerの5弦、録音ではDINGWALLへ。同じ音にとどまらず、アルバムごとに新しい低音を探してきたベーシストです。
本人のベースと機材
Toshiyaのベースを、時期の順に並べました。
| ベース | どんなベース |
|---|---|
| Killer KB-VULTURE(ヴォルチャー) | 『GAUZE』のころに使ったベース。アッシュ(表)とメイプル(裏)のボディ、エボニーの指板、ネックを深く差し込む作り、Bartoliniのピックアップ2つ、864mm・24フレット。楽器店は「Toshiya氏などの使用で有名になったモデル」と紹介している。すでに生産終了 |
| ESP D-TR〈RU-DRIVE〉/〈RU-DRIVE Arch〉 | ESPのシグネチャー。2019年6月7日に発表された「RU-DRIVE Arch」は、スワンプアッシュのアーチトップ、22フレット、864mm。初めの20本には本人の直筆のナンバー入り |
| ESP D-TT〈TRICK STAR〉 | 5弦(889mm)のシグネチャー。形はDragon AshのIKÜZÖNEのベース「ikütrön」がもと。EDWARDSのE-TT、GrassRootsのミニベースG-TT-MINIもある |
| Killer KB-IMPULSS Animosity | 2019年のKillerの5弦シグネチャー。889mm、セイモア・ダンカンのピックアップ2つ、3バンドのイコライザー。ライブ用はピックアップをLACEとEMGに載せ替えている |
| DINGWALL | 録音用。音程が安定するのが理由 |
アンプとエフェクター(ベース・マガジン 2020年)
| 種類 | 機材 |
|---|---|
| アンプ | FenderのBASSMAN 300(ヘッド)と、AmpegのSVT-810E(スピーカー8発のキャビネット) |
| DI | Avalon U5、BOSS DI-1 |
| プリアンプなど | Two Notes Le Bass、Free The Tone PA-1QB、SansAmp BASS DRIVER DI、SansAmp Boost Chorus |
| そのほか | TAURUSのTUX・Bass Engine、Communeのファズ、ZOOM MS-60B、Gamechanger PLASMA、Rocktron Multi Valve |
※2020年の記事の時点の機材です。2022年のインタビューでは、ライブではLe Bassが欠かせない、録音ではSansAmpとTwo Notesのラック型と話しています。
ヴォルチャーとKB-KUMOVI
当店にあるKB-KUMOVIは、Toshiyaのベースそのものではありません。Killerの公式サイトでは「ヴォルチャーを元にしたコストパフォーマンスモデル」と紹介されている、ヴォルチャーの系統の手の届くモデルです。2つを並べると、こうなります。
大きな違いは、ネックの付け方と指板です。ヴォルチャーはネックをボディに深く差し込む作りで、指板は黒く硬いエボニー。KUMOVIはネックをネジで留めるボルトオンで、指板はローズウッドです。そのぶん値段がぐっと抑えられていて、ヴォルチャーの形と、アッシュのボディの立ち上がりの速い低音を、気軽に試せます。
KUMOVIのつまみは4つ。ネック側とブリッジ側のボリューム、全体のトーン、そしてバランサーです(Killer公式の仕様)。名前の読み方は、公式では「クモオビ」です。
バランサーは、2つのピックアップの音をどのくらい混ぜるかを決めるつまみです。ネック側に回すと太く丸い音、ブリッジ側に回すと硬く輪郭のはっきりした音になります。当店の商品説明でも、バランサーをネック側にいっぱいまで回すと、とても温かい音になると書いています。ヘヴィな曲ではブリッジ寄り、ゆったりした曲ではネック寄り、と曲に合わせて回してみてください。
当店のKB-KUMOVI 3本を写真でじっくり
ここからは、いま当店にある実機です。写真はすべて当店で撮影したものです。Toshiyaモデルではありませんが、ヴォルチャーを元にしたKillerのKB-KUMOVIが3本あります。
| KB-KUMOVI(紫) | KB-KUMOVI(黒) | KB-KUMOVI(黒) | |
|---|---|---|---|
| 管理番号 | 23X019 | 17A005 | 240002 |
| 色 | See Thru Purple | マットブラック | マットブラック |
| 重さ(実測) | 4.340kg | 4.110kg | 4.8kg |
| 気をつけるところ | ヘッドの角に欠け | トーンに少しガリ | 細かい傷が全体に |
3本とも、ボディはアッシュ、ネックはメイプル、指板はローズウッド。ピックアップとブリッジはKillerのオリジナルで、ブリッジのところが一段低く落とし込まれています。
3本の選び方
| こんな人に | おすすめ | ひとこと |
|---|---|---|
| 見た目で選びたい | 紫(23X019) | 透けた塗装からアッシュの木目が見える。ヘッドの角の欠けは写真で確かめて |
| 軽いのがいい | 黒(17A005) | 3本でいちばん軽い4.110kg。トーンの少しのガリは在庫ページに書いています |
| 重めでも構わない | 黒(240002) | 4.8kgとしっかり重め。黒のつや消しで、引き締まった見た目 |
どれも中古なので、1本ごとに状態が違います。気になる1本があれば、在庫ページの写真と説明を見比べてください。
Killer KB-KUMOVI(See Thru Purple・23X019)
当店のKB-KUMOVI(紫・23X019)。つまみは、ネック側とブリッジ側の音量・トーン・バランサーの4つ(当店撮影)
紫の透けた塗装から、アッシュの木目が見えます。ピックアップ2つと、つまみ4つ。Toshiyaがヴォルチャーを弾いていたころの、とがった形のシルエットです。




Killer KB-KUMOVI See Thru Purple(23X019・当店のYouTube)
Killer KB-KUMOVI(マットブラック・17A005)




実測4.110kgで、3本の中ではいちばん軽い1本です。トーンのつまみに少しガリ(回したときの雑音)があることを、在庫ページに書いています。
Killer KB-KUMOVI マットブラック(17A005・当店のYouTube)
Killer KB-KUMOVI(マットブラック・240002)




Killer KB-KUMOVI マットブラック(240002・当店のYouTube)
※3本とも中古品で、傷や使用感があります。傷の場所は在庫ページの写真と説明に書いています。弦は45-105です。
中古のKB-KUMOVIを買うときに見るところ7つ
KB-KUMOVIは2020年に生産を終えているので、これから手に入れるなら中古です。中古のベースを見るとき、店主として毎回確かめているところをまとめました。ヴォルチャーやほかの変わった形のベースにも使えます。
KB-KUMOVIとKB-VULTUREは形が似ています。ヘッドのロゴと、仕様(ネックの付け方・指板の色)で見分けましょう。KUMOVIはボルトオンでローズウッド指板、ヴォルチャーはネックを深く差し込む作りでエボニー指板です。
ヴォルチャー系の形は角が長くとがっていて、ぶつけやすい形です。角の先の塗装の欠けは、いちばんよく見る傷です。

ヘッドも角がとがっています。倒したり、スタンドに立てかけたりしたときに欠けやすいところなので、写真で確かめます。当店の紫の1本は、ヘッドの右上の角に欠けがあります(上の写真)。
ネックがまっすぐに調整できるか(トラスロッドに余裕があるか)、フレットがどのくらい残っているか。当店では、12フレットの弦高やフレットの残り(%)を数字で書いています。

ボルトオンのKUMOVIは、ブリッジのところを落とし込んだぶん、ネックの付け根が深くなっています。付け根のまわりに塗装の割れやすき間がないかを見ます。

つまみが4つあるぶん、ガリ(回したときの雑音)が出るところも多くなります。「音出し確認済み」だけでなく、つまみを全部動かして確かめてあるかがポイントです。

当店の3本でも、4.110kgから4.8kgまで、700g近く違います。同じ型番でも木の重さで変わるので、実測の重さが書いてあるかを見ておきましょう。変わった形のベースは、普通のケースに入らないこともあります。
当店の在庫ページでは、傷の場所・実測の重さ・ネックの数字・付属品を、写真と説明で確認できるようにしています。
いま揃える「Toshiyaっぽい音」
本人の機材は高価なものが多いので、いま新品で買えて、同じ役割を果たす機材に置き換えました。つなぎ方の例はこうです。
最初の一歩はプリアンプです。Toshiyaの機材にも入っているSansAmp BASS DRIVER DIは、アンプの前に置くだけで、太さと少しの歪みが足せます。アンプのないライブハウスの卓に直接つなぐDIにもなります。
低く合わせた5弦の重さを出したいなら、まずは手持ちのベースでプリアンプの歪みを少し足し、低音を上げすぎないこと。低音を上げすぎると、ほかの楽器とぶつかってこもった音になります。
ひとつずつ紹介
※商品の値段は日々変わるため、リンク先のサウンドハウスでご確認ください。
そろえる順番
家で練習するなら
アンプを鳴らせない家でも、DIR EN GREYのベースは練習できます。
練習の順番の例
- ゆらめき:デビューのころのバラード。音を長く、きれいに伸ばす練習に。
- LOTUS:歌に寄りそうベース。歌のメロディーを聴きながら、音を置く場所を覚えます。
- SUSTAIN THE UNTRUTH:ドラムとぴったり合わせるうねり。メトロノームより、ドラムの音源に合わせて練習するのがおすすめ。
- 低く合わせた5弦の曲:最近の曲は弦を低く合わせています。4弦ベースなら、まずは楽譜で音の高さを確かめ、弾ける高さに置き換えて練習します。
重い曲ほど、左手で余計な弦の音を止める(ミュートする)のが大事です。低い音が鳴りっぱなしになると、すぐに音がにごってしまいます。
2025〜2026年のToshiyaとDIR EN GREY
2026年10月時点で、公式に発表されていることです。
初めての個展(2025年3月)
渋谷のLE DECOで、個展「哀艶の園 -瞬目の静謐-」と写真展を開きました。
アルバム『MORTAL DOWNER』(2026年4月8日)
12枚目のアルバム。オリコンの週間アルバムで4位。収録曲「歪と雨」では、モータウン風のベースラインにワウをかけています。
東京ガーデンシアター公演(2026年7月18・19日)
アルバムのツアーのあと、東京ガーデンシアターで2日間のライブを行いました。
Toshiyaが選曲する配信(2026年7月3日)
メンバーが選曲する配信企画の3日目が、Toshiyaの回でした。
30周年の全国ツアー(2026年11月12日〜)
「列島激震行脚2026 Nothing XXX Ugly」として9都市12公演。2027年に結成30周年を迎えます。
最新情報はDIR EN GREY 公式サイトで確認してください。
用語ミニ辞典
この記事に出てきた言葉を、ベースを始めたばかりの人向けにまとめました。
- 5弦ベース
- 弦が5本のベース。ふつうの4弦より低い音が出せる。
- チューニング
- 弦の音の高さを合わせること。Toshiyaは5弦を低く合わせている。
- ヴォルチャー(KB-VULTURE)
- Killerのベース。Toshiyaの使用で有名になった。すでに生産終了。
- KB-KUMOVI(クモオビ)
- ヴォルチャーを元にした、Killerの手の届くモデル。2020年に生産終了。
- バランサー
- 2つのピックアップの音の混ぜ具合を変えるつまみ。
- ボルトオン
- ネックをボディにネジで留める作り。直しやすい。
- アッシュ
- ボディによく使われる木。音の立ち上がりが速く、木目がはっきりしている。
- プリアンプ
- アンプの前で音を整え、太さや歪みを足す機材。
- DI
- ベースの音を、ミキサー(卓)に送りやすい形に変える機材。
- ミュート
- 鳴らさない弦を指で軽く押さえて、余計な音を止めること。
DIR EN GREYのメンバー
1997年の結成から、メンバーは変わっていません。
この記事
15人を一覧で比べる:アーティストモデル早見表(本人の機材と当店の在庫)
ほかの記事:J(LUNA SEA)/TAIJI(X)/HEATH(X JAPAN)/tetsuya(L'Arc〜en〜Ciel)/ka-yu(Janne Da Arc)/GISHO(PENICILLIN)/hide(X JAPAN)/SUGIZO(LUNA SEA・X JAPAN)/PATA(X JAPAN)/KIYOSHI(hide with Spread Beaver)/ken(L'Arc〜en〜Ciel)/松本孝弘(B'z)/布袋寅泰(BOØWY)/KAZUMA(SIAM SHADE)
まとめ
Toshiyaは、1997年の結成からDIR EN GREYの低音を支えてきたベーシストです。デビューのころはKillerのヴォルチャー、そのあとESPのシグネチャー、今はKillerの5弦と録音用のDINGWALL。座右の銘「変化を恐れない」のとおり、ベースも音作りも変えながら、自分だけの低音を探し続けています。
本人のベースは高価でも、ヴォルチャーの系統なら、当店のKB-KUMOVIで手軽に試せます。プリアンプ1台を足せば、音作りの入口はもうできています。
ベースを探している方へ
当店では、ネック・弦高・オクターブを調整してからお送りしています。在庫はその時々で変わります。
弾かなくなったKillerのベース、ありませんか?
当店はKillerのベースをはじめ、エレキギター・ベースを買い取っています。とがった角が欠けている、つまみにガリがある、といった状態でもご相談ください。
参考にした資料
- DIR EN GREY 公式サイト(プロフィール・年表・ニュース) https://www.direngrey.co.jp/
- Wikipedia「Toshiya」「DIR EN GREY」、各シングル・アルバムの記事
- Killer 公式サイト「KB-KUMOVI」「KB-IMPULSS Animosity」、KB-VULTUREの公式ページ(保存版)
- ESP 公式サイト Toshiyaのアーティストページ・「D-TR〈RU-DRIVE Arch〉」発表
- ベース・マガジン「Toshiya(DIR EN GREY)」機材記事(2020年)・インタビュー(2022年)
- 音楽ナタリー DIR EN GREY『MORTAL DOWNER』インタビュー(2026年)/BARKS 個展の告知(2025年)/HMV インタビュー
- デジマート・マガジン(TRICK STARの由来)/楽器店ソニックス(KB-VULTUREの紹介)
- 在庫の仕様・重さ:当店の実測と確認
よくある質問
Toshiyaが使っているベースは何ですか?
デビューのころはKillerの「ヴォルチャー(KB-VULTURE)」、そのあとESPのシグネチャー(D-TR〈RU-DRIVE〉、5弦のD-TT〈TRICK STAR〉)、2019年からはKillerの5弦のシグネチャー「KB-IMPULSS Animosity」です。録音では、音程が安定するという理由でDINGWALLも使っています。
KB-KUMOVIはToshiyaモデルですか?
いいえ。Killerの公式サイトでは「ヴォルチャーを元にしたコストパフォーマンスモデル」と紹介されていて、Toshiyaのシグネチャーではありません。ヴォルチャーの系統の形を、手の届く値段で試せるモデルです。2020年6月に生産を終えています。読み方は、公式では「クモオビ」です。
ヴォルチャーとKB-KUMOVIの違いは?
ネックの付け方(ヴォルチャーは深く差し込む作り、KUMOVIはネジで留めるボルトオン)、指板(エボニーとローズウッド)、ピックアップ(BartoliniとKillerのオリジナル)が違います。弦の長さは864mm、24フレットで同じです。
Toshiyaのチューニングは?
5弦ベースを、低い方からA・D・A・D・Gに合わせています(ベース・マガジン 2022年のインタビュー)。ふつうの5弦の下の2本を、それぞれ1音ずつ下げた形です。
Toshiyaっぽい音を出すには何を買えばいいですか?
まずはベース用のプリアンプです。本人はライブでTwo NotesのLe Bassを欠かせないと話していて、SansAmp BASS DRIVER DIも機材に入っています。手持ちのベースにプリアンプを1台足すところから始めるのがおすすめです。
Toshiyaが作曲した曲は?
DIR EN GREYの曲のもと(原曲)を作っています。「raison detre」(Shinyaと共作)、「Machiavellism」、「Midwife」、「Devote My Life」、「Values of Madness」などです。作詞はすべてボーカルの京です。
ToshiyaとLUNA SEAのJの関係は?
2025年12月30日のJの年末の公演「J 2025 放火魔大暴年会」にゲストで出演し、2026年6月8日にはbayfmの番組「FAB NIGHT~J's EDITION ROCK LINE~」にも出ています。
Toshiyaの絵や写真はどこで見られますか?
個人の公式サイト「utakata」で絵とモノクロ写真を発表しています。2018年11月には本『Toshiya's Creativity』を出し、2025年3月には渋谷のLE DECOで初めての個展と写真展を開きました。