DIRECTこのサイトで買うと全品 3%OFF購入手続きで自動値引き・クーポン不要
SILVER WOLF GUITARSエレキギター・ベース専門店
読みもの

Toshiya(DIR EN GREY)のベースと音作り|Killerのヴォルチャーと当店のKB-KUMOVI 3本、公式映像で解説【5弦・Le Bass】

更新日:2026-10-03 文:SILVER WOLF GUITARS 森 将大

※この記事にはプロモーション(サウンドハウス・Amazonへの広告リンク)が含まれます。当店の在庫も紹介しています。

先に結論
  • ToshiyaはDIR EN GREYのベース。1999年のメジャーデビューのころはKillerの「ヴォルチャー(KB-VULTURE)」、そのあとESPのシグネチャー、2019年からはKillerの5弦「KB-IMPULSS Animosity」。録音ではDINGWALLも使う。
  • 今は5弦ベースを、ふつうより低い音に合わせて弾く。ライブではTwo Notesの「Le Bass」が欠かせない、と本人が話している。
  • 当店には、ヴォルチャーを元にしたKillerの「KB-KUMOVI(クモオビ)」が3本ある。Toshiyaモデルそのものではないが、ヴォルチャーの系統を手の届く値段で試せる。

DIR EN GREYのベーシスト、Toshiya。

1997年の結成から30年近く、DIR EN GREYの低音を支えてきました。ヘヴィな曲でも、静かな曲でも、ドラムのShinyaと一緒に曲の土台を作るのがToshiyaです。ベースだけでなく、絵や写真、服のブランドでも作品を発表しています。

この記事では、中古ギター・ベース店を営んでいる私が、Toshiyaのベースと音作り、人柄が分かるエピソードを、公式映像と自作の図でまとめました。当店にあるKillerのKB-KUMOVI 3本も、写真と動画で紹介します。

この記事で分かること
  • Toshiyaがどんなベーシストか(年表・エピソードつき)
  • 公式映像と、Toshiyaのベースが聴ける名曲10選
  • 本人のベースと機材(Killer・ESP・DINGWALL)
  • ヴォルチャーとKB-KUMOVIの関係
  • 当店のKB-KUMOVI 3本(写真と動画)と、中古で見るところ7つ
  • いま新品で揃えられる「Toshiyaっぽい音」の機材
森
この記事を書いた人:森
中古エレキギター・ベースを整備して販売しているシルバーウルフの店主(古物商)。ネックや弦高を調整してから送り出しています。この記事を書いている今、KillerのKB-KUMOVIが3本、店にあります。

Toshiyaってどんな人?

名前Toshiya(トシヤ)
生まれ3月31日/長野県出身
担当ベース(DIR EN GREY)
バンドDIR EN GREY(1997年〜)
ほかの活動絵・写真の作品、服のブランド「DIRT 100% Natural Dirty」のクリエイティブ・ディレクター

※生まれた年は、公式のプロフィールに書かれていないため載せていません。

DIR EN GREYに入る前は、GOSICKというバンドのサポートでベースを弾いたり、PIERROTやGOSICKのローディー(機材を運んだり準備したりする係)をしたりしていました。そのころボーカルの京に誘われて関西へ移り、1997年2月、京・薫・Die・Shinyaとの5人でDIR EN GREYを結成します。

結成から2年もたたない1998年11月2日、インディーズのまま日本武道館でライブ。翌1999年1月20日には、シングル3枚を同じ日に出してメジャーデビューしました。そこから今まで、メンバーが一度も替わらずに続いているバンドです。

Toshiya と DIR EN GREY 年表 19972月、DIR EN GREYを結成 1998インディーズで日本武道館 1999シングル3枚同時発売でデビューベースはKillerのヴォルチャー 2007「DOZING GREEN」初のトップ3 2009シングルでバンド最高の2位 2011シングル「LOTUS」 2014「SUSTAIN THE UNTRUTH」 2015服のブランドDIRTを始める 2018本『Toshiya's Creativity』 2019Killerの5弦「Animosity」ESPの「RU-DRIVE Arch」も発表 2024デビュー曲を録り直した「19990120」 2025初めての個展と写真展 2026アルバム『MORTAL DOWNER』11月から30周年の全国ツアー

人柄が分かるエピソード7つ

  1. 子どものころの夢は画家
    子どものころは画家を目指していました。2025年3月には、東京・渋谷のLE DECOで初めての個展「哀艶の園 -瞬目の静謐-」と写真展を開いています。
  2. いちばん大事なのはバンド
    2026年のインタビューでは、絵などの活動は「バンドを続けるための息抜き」で、自分にとっていちばん大事なのはDIR EN GREYだと話しています。アルバムを作り終えたあとも不安になる、とも。
  3. 座右の銘は「変化を恐れない」
    ベーシストとしての座右の銘を聞かれて「変化を恐れない」。好きなベーシストを聞かれると「すべてのベーシスト」と答えています。
  4. アルバムは「卒業論文」
    アルバムを学生の卒業論文にたとえ、「誰でもない自分だけの音」を残したいと話しています。
  5. LUNA SEAのJとの縁
    2025年12月30日の「J 2025 放火魔大暴年会」にゲストで出演し、2026年6月8日にはbayfmの番組「FAB NIGHT~J's EDITION ROCK LINE~」にも出ています。Jの話はJの記事にまとめています。
  6. 無人島に持っていくなら
    無人島に持っていくアルバムに、Alice in Chainsの『Dirt』とRadioheadの『OK Computer』を挙げています。
  7. シグネチャーの形のもと
    ESPのシグネチャーベース「TRICK STAR」の形は、Dragon AshのIKÜZÖNE(故人)が愛用したベース「ikütrön」がもとになっています。

DIR EN GREYのToshiya ── 公式映像で見る

DIR EN GREYは、激しく重い曲から、静かでメロディーのきれいな曲まで幅の広いバンドです。ここでは、ベースが聴きやすく、映像も見やすい公式の4本を選びました。

まずは2014年の「SUSTAIN THE UNTRUTH」。公式の動画の説明にも「グルーヴィーでヘヴィなベース&ドラムス」とある、ベースが主役の1曲です。

DIR EN GREY「SUSTAIN THE UNTRUTH」(DIR EN GREY 公式チャンネル)

聴くところ:イントロからベースとドラムがぴったり重なって、うねるように進みます。ギターが入っても、低いところで曲を引っぱっているのがベースです。

2011年のシングル「LOTUS」。ミュージックビデオと、日本武道館でのライブの両方があります。

DIR EN GREY「LOTUS」ミュージックビデオ(DIR EN GREY 公式チャンネル)

DIR EN GREY「LOTUS」(Symphonic Ver.)日本武道館(DIR EN GREY 公式チャンネル)

そしてデビュー曲の1つ「ゆらめき」を、2024年に録り直した版で。25年たったバンドの音で聴けます。

DIR EN GREY「ゆらめき」2024年の録り直し版(DIR EN GREY 公式チャンネル)

※DIR EN GREYの映像には、刺激の強い表現のものもあります。この記事では、演奏が中心で見やすいものだけを選んでいます。

Toshiyaのベースが聴ける名曲10選

DIR EN GREYの曲は、作詞がすべてボーカルの京。作曲は、初めのころはメンバーの名前、2004年ごろからは「DIR EN GREY」の名前になっています。デビューから最新作まで、ベースに注目して10曲を選びました。

1残-ZAN-
1999年1月/作曲:薫 編曲:YOSHIKI & Dir en grey/オリコン6位

メジャーデビューの日に出た3枚の1つ。X JAPANのYOSHIKIが編曲に加わっています。

2ゆらめき
1999年1月/作曲:Shinya ピアノ:YOSHIKI/オリコン5位

デビューの3枚の1つで、ドラムのShinyaが作曲したバラード。上の公式映像で、2024年の録り直し版が聴けます。

3太陽の碧
2000年/作曲:薫/オリコン7位

このシングルのカップリングに入ったリミックスを手がけたのはToshiya。ベースを弾くだけでなく、音を組み立て直す役もしています。

4DOZING GREEN
2007年/作曲:DIR EN GREY/オリコン3位

DIR EN GREYが初めてトップ3に入ったシングル。アルバム『UROBOROS』(2008年)には、英語の歌詞の版で入っています。

5激しさと、この胸の中で絡み付いた灼熱の闇
2009年/作曲:DIR EN GREY/オリコン2位

シングルではバンドで最高の2位。長い題名もDIR EN GREYらしい1曲です。

6LOTUS
2011年/原曲:Die/オリコン6位

ギターのDieが原曲を作った曲。上の公式映像で、ミュージックビデオと武道館のライブが見られます。

7SUSTAIN THE UNTRUTH
2014年/作曲:DIR EN GREY/オリコン6位

公式に「グルーヴィーでヘヴィなベース&ドラムス」と紹介された、ベースを聴くならまずこの曲。

8響
2022年『PHALARIS』

曲の真ん中にベースソロが入ります。このアルバムの曲で、ベースが何をしているかを本人がベース・マガジンで細かく話しています。

919990120
2024年/オリコン2位

デビューの日に出した3曲を、今のメンバーで録り直したシングル。25年前の曲が、今のベースの音でどう変わったかを聴き比べられます。

10歪と雨
2026年『MORTAL DOWNER』

最新アルバムの曲。モータウン(昔のアメリカのソウル)のようなベースラインに、ワウをかけたと本人が話しています。

アルバムで聴くなら

CDはサウンドハウスでは扱いがないので、Amazonで探すのが早いです。

作品発売ひとこと
GAUZE1999年1作目のアルバム。ヴォルチャーを弾いていたころ
UROBOROS2008年DOZING GREEN入り(アルバムでは英語の歌詞の版)
DUM SPIRO SPERO2011年LOTUS入り
ARCHE2014年SUSTAIN THE UNTRUTH入り
PHALARIS2022年響入り。ベースの話が多いアルバム
MORTAL DOWNER2026年最新作。オリコン4位

DIR EN GREYのCDをAmazonで見る MORTAL DOWNER

曲作りと、バンドの外での活動

Toshiyaは、DIR EN GREYの曲のもと(原曲)も作っています。「raison detre」(Shinyaと共作)、「Machiavellism」、「Midwife」、「Devote My Life」、「Values of Madness」などがToshiyaの原曲です。

バンドの外では、絵とモノクロ写真を個人の公式サイト「utakata」で発表し、2018年11月には本『Toshiya's Creativity』を出しました。2015年からは服のブランド「DIRT 100% Natural Dirty」のクリエイティブ・ディレクターも務めています。2025年3月の初めての個展では、絵と写真の両方を展示しました。

活動いつひとこと
DIRT 100% Natural Dirty2015年〜服のブランドのクリエイティブ・ディレクター
『Toshiya's Creativity』2018年11月個人の本
utakata—絵とモノクロ写真を発表する個人の公式サイト
個展「哀艶の園 -瞬目の静謐-」2025年3月25〜30日渋谷のLE DECOで、初めての個展と写真展

Toshiyaのベースの特徴3つ

① 5弦を、低く合わせて弾く

今のToshiyaは5弦ベースを使い、弦を低い方から「A・D・A・D・G」に合わせています。ふつうの5弦(B・E・A・D・G)の、下の2本をそれぞれ1音ずつ下げた形です。重く沈むような低音が出る一方、弦の張りがゆるくなるので、太めの弦を選ぶのが一般的です。

4弦ベースで最近の曲を弾くときは、いちばん低い音が出せないことがあります。そういうときは、低すぎる音だけを1オクターブ上で弾くか、4弦ベースの弦を全体に低く合わせ直す方法があります。弦を大きく下げると張りが弱くなって音がビリつくので、下げるなら太い弦に張り替えて、弦高とネックを合わせ直すのが安心です。当店では、そうした調整のご相談も受けています。

弦(太い方から順に) 5弦4弦3弦2弦1弦 ふつうの5弦 BEADG Toshiya ADADG 青い2本を、それぞれ1音(全音)ずつ下げる → 重く沈むような低音になる ※ベース・マガジン(2022年)のインタビューより

② 音作りの要は「Le Bass」

ライブでは、Two Notesのベース用プリアンプ「Le Bass」が欠かせないと話しています。録音ではSansAmpとTwo Notesのラック型を使い、録音用のベースは音程が安定するという理由でDINGWALLを選んでいます。ライブと録音で、道具をはっきり使い分けているのが分かります。

③ 変化を恐れない

座右の銘のとおり、使うベースも時期ごとに大きく変えてきました。Killerの4弦ヴォルチャーから、ESPのシグネチャー、Killerの5弦、録音ではDINGWALLへ。同じ音にとどまらず、アルバムごとに新しい低音を探してきたベーシストです。

本人のベースと機材

Toshiyaのベースを、時期の順に並べました。

デビューのころ(『GAUZE』など)Killer KB-VULTURE(ヴォルチャー)4弦・アッシュとメイプル・エボニー指板 ESPのシグネチャーD-TR〈RU-DRIVE〉/D-TT〈TRICK STAR〉TRICK STARは5弦 2019年〜Killer KB-IMPULSS Animosity5弦のシグネチャー・ヘッドに専用のロゴ 録音ではDINGWALL音程が安定するから、と本人 ※公式サイト・メーカー・ベース・マガジン・Wikipediaの資料をもとに  時期の分け方は大まかです
ベースどんなベース
Killer KB-VULTURE(ヴォルチャー)『GAUZE』のころに使ったベース。アッシュ(表)とメイプル(裏)のボディ、エボニーの指板、ネックを深く差し込む作り、Bartoliniのピックアップ2つ、864mm・24フレット。楽器店は「Toshiya氏などの使用で有名になったモデル」と紹介している。すでに生産終了
ESP D-TR〈RU-DRIVE〉/〈RU-DRIVE Arch〉ESPのシグネチャー。2019年6月7日に発表された「RU-DRIVE Arch」は、スワンプアッシュのアーチトップ、22フレット、864mm。初めの20本には本人の直筆のナンバー入り
ESP D-TT〈TRICK STAR〉5弦(889mm)のシグネチャー。形はDragon AshのIKÜZÖNEのベース「ikütrön」がもと。EDWARDSのE-TT、GrassRootsのミニベースG-TT-MINIもある
Killer KB-IMPULSS Animosity2019年のKillerの5弦シグネチャー。889mm、セイモア・ダンカンのピックアップ2つ、3バンドのイコライザー。ライブ用はピックアップをLACEとEMGに載せ替えている
DINGWALL録音用。音程が安定するのが理由

アンプとエフェクター(ベース・マガジン 2020年)

種類機材
アンプFenderのBASSMAN 300(ヘッド)と、AmpegのSVT-810E(スピーカー8発のキャビネット)
DIAvalon U5、BOSS DI-1
プリアンプなどTwo Notes Le Bass、Free The Tone PA-1QB、SansAmp BASS DRIVER DI、SansAmp Boost Chorus
そのほかTAURUSのTUX・Bass Engine、Communeのファズ、ZOOM MS-60B、Gamechanger PLASMA、Rocktron Multi Valve

※2020年の記事の時点の機材です。2022年のインタビューでは、ライブではLe Bassが欠かせない、録音ではSansAmpとTwo Notesのラック型と話しています。

ヴォルチャーとKB-KUMOVI

当店にあるKB-KUMOVIは、Toshiyaのベースそのものではありません。Killerの公式サイトでは「ヴォルチャーを元にしたコストパフォーマンスモデル」と紹介されている、ヴォルチャーの系統の手の届くモデルです。2つを並べると、こうなります。

VULTURE KUMOVI ボディアッシュ+メイプルアッシュ ネック深く差し込む作りボルトオン 指板エボニーローズウッド ピックアップBartolini ×2Killer ×2 弦の長さ864mm・24F864mm・24F いま生産終了2020年6月に終了 形はヴォルチャーの系統、中身は手の届く作り ※Killer公式サイト(KUMOVI)と公式の保存ページ(VULTURE)より

大きな違いは、ネックの付け方と指板です。ヴォルチャーはネックをボディに深く差し込む作りで、指板は黒く硬いエボニー。KUMOVIはネックをネジで留めるボルトオンで、指板はローズウッドです。そのぶん値段がぐっと抑えられていて、ヴォルチャーの形と、アッシュのボディの立ち上がりの速い低音を、気軽に試せます。

KUMOVIのつまみは4つ。ネック側とブリッジ側のボリューム、全体のトーン、そしてバランサーです(Killer公式の仕様)。名前の読み方は、公式では「クモオビ」です。

バランサーは、2つのピックアップの音をどのくらい混ぜるかを決めるつまみです。ネック側に回すと太く丸い音、ブリッジ側に回すと硬く輪郭のはっきりした音になります。当店の商品説明でも、バランサーをネック側にいっぱいまで回すと、とても温かい音になると書いています。ヘヴィな曲ではブリッジ寄り、ゆったりした曲ではネック寄り、と曲に合わせて回してみてください。

当店のKB-KUMOVI 3本を写真でじっくり

ここからは、いま当店にある実機です。写真はすべて当店で撮影したものです。Toshiyaモデルではありませんが、ヴォルチャーを元にしたKillerのKB-KUMOVIが3本あります。

KB-KUMOVI(紫)KB-KUMOVI(黒)KB-KUMOVI(黒)
管理番号23X01917A005240002
色See Thru Purpleマットブラックマットブラック
重さ(実測)4.340kg4.110kg4.8kg
気をつけるところヘッドの角に欠けトーンに少しガリ細かい傷が全体に

3本とも、ボディはアッシュ、ネックはメイプル、指板はローズウッド。ピックアップとブリッジはKillerのオリジナルで、ブリッジのところが一段低く落とし込まれています。

3本の選び方

こんな人におすすめひとこと
見た目で選びたい紫(23X019)透けた塗装からアッシュの木目が見える。ヘッドの角の欠けは写真で確かめて
軽いのがいい黒(17A005)3本でいちばん軽い4.110kg。トーンの少しのガリは在庫ページに書いています
重めでも構わない黒(240002)4.8kgとしっかり重め。黒のつや消しで、引き締まった見た目

どれも中古なので、1本ごとに状態が違います。気になる1本があれば、在庫ページの写真と説明を見比べてください。

Killer KB-KUMOVI(See Thru Purple・23X019)

ネック側ピックアップ ブリッジ側ピックアップ 落とし込みのブリッジ つまみ4つ アッシュの木目

当店のKB-KUMOVI(紫・23X019)。つまみは、ネック側とブリッジ側の音量・トーン・バランサーの4つ(当店撮影)

紫の透けた塗装から、アッシュの木目が見えます。ピックアップ2つと、つまみ4つ。Toshiyaがヴォルチャーを弾いていたころの、とがった形のシルエットです。

Killer KB-KUMOVIの全体(紫)
全体。実測4.340kg
Killer KB-KUMOVIのヘッド
ヘッドにKILLERのロゴ。右上の角に欠けがあります
Killer KB-KUMOVIのボディ裏(紫)
ボディ裏
Killer KB-KUMOVIのヘッド裏
ヘッド裏。メイプルの地の色です

Killer KB-KUMOVI See Thru Purple(23X019・当店のYouTube)

KB-KUMOVI(紫)の在庫ページを見る

Killer KB-KUMOVI(マットブラック・17A005)

Killer KB-KUMOVIのボディ正面(マットブラック)
KB-KUMOVI。つやを消した黒(当店撮影)
Killer KB-KUMOVIのヘッド(黒)
ヘッド
Killer KB-KUMOVIのピックアップとブリッジ
ピックアップとブリッジ
Killer KB-KUMOVIの全体(黒・17A005)
全体。実測4.110kg

実測4.110kgで、3本の中ではいちばん軽い1本です。トーンのつまみに少しガリ(回したときの雑音)があることを、在庫ページに書いています。

Killer KB-KUMOVI マットブラック(17A005・当店のYouTube)

KB-KUMOVI(黒・17A005)の在庫ページを見る

Killer KB-KUMOVI(マットブラック・240002)

Killer KB-KUMOVIのボディ(マットブラック・240002)
もう1本のマットブラック(当店撮影)
一段低く落とし込まれたブリッジ
ブリッジのところが一段低く落とし込まれています
Killer KB-KUMOVIのヘッド(240002)
ヘッド
Killer KB-KUMOVIのヘッド裏(240002)
ヘッド裏とメイプルのネック。実測4.8kg

Killer KB-KUMOVI マットブラック(240002・当店のYouTube)

KB-KUMOVI(黒・240002)の在庫ページを見る

※3本とも中古品で、傷や使用感があります。傷の場所は在庫ページの写真と説明に書いています。弦は45-105です。

中古のKB-KUMOVIを買うときに見るところ7つ

KB-KUMOVIは2020年に生産を終えているので、これから手に入れるなら中古です。中古のベースを見るとき、店主として毎回確かめているところをまとめました。ヴォルチャーやほかの変わった形のベースにも使えます。

① 型番とロゴ

KB-KUMOVIとKB-VULTUREは形が似ています。ヘッドのロゴと、仕様(ネックの付け方・指板の色)で見分けましょう。KUMOVIはボルトオンでローズウッド指板、ヴォルチャーはネックを深く差し込む作りでエボニー指板です。

② とがった角の欠け

ヴォルチャー系の形は角が長くとがっていて、ぶつけやすい形です。角の先の塗装の欠けは、いちばんよく見る傷です。

ボディの角の先の塗装の欠け
当店のKB-KUMOVI(17A005)の角の先。塗装が欠けて木の地が見えています
③ ヘッドの角

ヘッドも角がとがっています。倒したり、スタンドに立てかけたりしたときに欠けやすいところなので、写真で確かめます。当店の紫の1本は、ヘッドの右上の角に欠けがあります(上の写真)。

④ ネックの反りとフレットの残り

ネックがまっすぐに調整できるか(トラスロッドに余裕があるか)、フレットがどのくらい残っているか。当店では、12フレットの弦高やフレットの残り(%)を数字で書いています。

ローズウッドの指板とフレット
当店のKB-KUMOVI(紫)の指板。フレットは8〜9割残っています
⑤ ネックの付け根

ボルトオンのKUMOVIは、ブリッジのところを落とし込んだぶん、ネックの付け根が深くなっています。付け根のまわりに塗装の割れやすき間がないかを見ます。

ボディ裏とネックの付け根
当店のKB-KUMOVI(17A005)のボディ裏。ネックの付け根のまわりも写真で見られます
⑥ 4つのつまみのガリ

つまみが4つあるぶん、ガリ(回したときの雑音)が出るところも多くなります。「音出し確認済み」だけでなく、つまみを全部動かして確かめてあるかがポイントです。

4つのつまみ
当店のKB-KUMOVI(17A005)のつまみ。トーンに少しガリがあることを、在庫ページに書いています
⑦ 重さとケース

当店の3本でも、4.110kgから4.8kgまで、700g近く違います。同じ型番でも木の重さで変わるので、実測の重さが書いてあるかを見ておきましょう。変わった形のベースは、普通のケースに入らないこともあります。

当店の在庫ページでは、傷の場所・実測の重さ・ネックの数字・付属品を、写真と説明で確認できるようにしています。

いま揃える「Toshiyaっぽい音」

本人の機材は高価なものが多いので、いま新品で買えて、同じ役割を果たす機材に置き換えました。つなぎ方の例はこうです。

ベースアッシュボディのベース→ 当店にKB-KUMOVIが3本 プリアンプ(音の要)本人:Two Notes Le Bass→ 例:SansAmp BASS DRIVER DI V2 歪み・音の色づけ本人:ファズやマルチなど→ 例:BOSS BB-1X、ZOOM B1X FOUR アンプ本人:Fender+Ampegのキャビネット→ 家なら AMPEG MICRO-VR スタジオならAmpegのSVTも ※音作りの一例です。Toshiya本人の配線そのものではありません

最初の一歩はプリアンプです。Toshiyaの機材にも入っているSansAmp BASS DRIVER DIは、アンプの前に置くだけで、太さと少しの歪みが足せます。アンプのないライブハウスの卓に直接つなぐDIにもなります。

低く合わせた5弦の重さを出したいなら、まずは手持ちのベースでプリアンプの歪みを少し足し、低音を上げすぎないこと。低音を上げすぎると、ほかの楽器とぶつかってこもった音になります。

ひとつずつ紹介

※商品の値段は日々変わるため、リンク先のサウンドハウスでご確認ください。

TECH21 SansAmp BASS DRIVER DI V2(ベース用プリアンプ)
Toshiyaの機材にも入っている、ベース用プリアンプの定番。太さと少しの歪みを足せて、ライブハウスの卓に直接送るDIとしても使えます。

サウンドハウスで見る

BOSS BB-1X(プリアンプ/オーバードライブ)
元の音を残しながら歪みを足せる、BOSSのベース用ペダル。ヘヴィな曲の音作りの入口に。

サウンドハウスで見る

AMPEG MICRO-VR HEAD(ベースアンプヘッド)
Toshiyaのキャビネットと同じAmpegの、小型のヘッド。太い低音を家やスタジオで出せます。

サウンドハウスで見る

そろえる順番

① まずプリアンプ1台SansAmp BASS DRIVER DI V2 か BOSS BB-1X ② 歪みやコンプも試すZOOM B1X FOUR(マルチ)を足す ③ 自分のアンプAMPEG MICRO-VR ※棒の長さは費用の大小の目安。値段はリンク先で確認を

家で練習するなら

アンプを鳴らせない家でも、DIR EN GREYのベースは練習できます。

VOX amPlug3 Bass(ヘッドホンアンプ)
ベースに直接挿して、ヘッドホンで聴く小さなアンプ。夜でも練習できます。

サウンドハウスで見る

ZOOM B1X FOUR(ベース用マルチエフェクター)
アンプの音・歪み・コンプが1台に。リズムマシンも入っているので、ドラムに合わせて重いリフの練習ができます。

サウンドハウスで見る

練習の順番の例

  1. ゆらめき:デビューのころのバラード。音を長く、きれいに伸ばす練習に。
  2. LOTUS:歌に寄りそうベース。歌のメロディーを聴きながら、音を置く場所を覚えます。
  3. SUSTAIN THE UNTRUTH:ドラムとぴったり合わせるうねり。メトロノームより、ドラムの音源に合わせて練習するのがおすすめ。
  4. 低く合わせた5弦の曲:最近の曲は弦を低く合わせています。4弦ベースなら、まずは楽譜で音の高さを確かめ、弾ける高さに置き換えて練習します。

重い曲ほど、左手で余計な弦の音を止める(ミュートする)のが大事です。低い音が鳴りっぱなしになると、すぐに音がにごってしまいます。

弦・バンドスコア・本
5弦ベースなら5弦用の弦を。曲の動きは楽譜で確かめると早いです。Toshiyaの絵や写真を知るなら、本『Toshiya's Creativity』も。

5弦ベースの弦 DIR EN GREYのスコア Toshiya's Creativity

2025〜2026年のToshiyaとDIR EN GREY

2026年10月時点で、公式に発表されていることです。

初めての個展(2025年3月)
渋谷のLE DECOで、個展「哀艶の園 -瞬目の静謐-」と写真展を開きました。

アルバム『MORTAL DOWNER』(2026年4月8日)
12枚目のアルバム。オリコンの週間アルバムで4位。収録曲「歪と雨」では、モータウン風のベースラインにワウをかけています。

東京ガーデンシアター公演(2026年7月18・19日)
アルバムのツアーのあと、東京ガーデンシアターで2日間のライブを行いました。

Toshiyaが選曲する配信(2026年7月3日)
メンバーが選曲する配信企画の3日目が、Toshiyaの回でした。

30周年の全国ツアー(2026年11月12日〜)
「列島激震行脚2026 Nothing XXX Ugly」として9都市12公演。2027年に結成30周年を迎えます。

最新情報はDIR EN GREY 公式サイトで確認してください。

用語ミニ辞典

この記事に出てきた言葉を、ベースを始めたばかりの人向けにまとめました。

5弦ベース
弦が5本のベース。ふつうの4弦より低い音が出せる。
チューニング
弦の音の高さを合わせること。Toshiyaは5弦を低く合わせている。
ヴォルチャー(KB-VULTURE)
Killerのベース。Toshiyaの使用で有名になった。すでに生産終了。
KB-KUMOVI(クモオビ)
ヴォルチャーを元にした、Killerの手の届くモデル。2020年に生産終了。
バランサー
2つのピックアップの音の混ぜ具合を変えるつまみ。
ボルトオン
ネックをボディにネジで留める作り。直しやすい。
アッシュ
ボディによく使われる木。音の立ち上がりが速く、木目がはっきりしている。
プリアンプ
アンプの前で音を整え、太さや歪みを足す機材。
DI
ベースの音を、ミキサー(卓)に送りやすい形に変える機材。
ミュート
鳴らさない弦を指で軽く押さえて、余計な音を止めること。

DIR EN GREYのメンバー

1997年の結成から、メンバーは変わっていません。

京ボーカル。すべての曲の作詞
薫ギター
Dieギター
Toshiyaベース
この記事
Shinyaドラム

15人を一覧で比べる:アーティストモデル早見表(本人の機材と当店の在庫)

ほかの記事:J(LUNA SEA)/TAIJI(X)/HEATH(X JAPAN)/tetsuya(L'Arc〜en〜Ciel)/ka-yu(Janne Da Arc)/GISHO(PENICILLIN)/hide(X JAPAN)/SUGIZO(LUNA SEA・X JAPAN)/PATA(X JAPAN)/KIYOSHI(hide with Spread Beaver)/ken(L'Arc〜en〜Ciel)/松本孝弘(B'z)/布袋寅泰(BOØWY)/KAZUMA(SIAM SHADE)

まとめ

Toshiyaは、1997年の結成からDIR EN GREYの低音を支えてきたベーシストです。デビューのころはKillerのヴォルチャー、そのあとESPのシグネチャー、今はKillerの5弦と録音用のDINGWALL。座右の銘「変化を恐れない」のとおり、ベースも音作りも変えながら、自分だけの低音を探し続けています。

本人のベースは高価でも、ヴォルチャーの系統なら、当店のKB-KUMOVIで手軽に試せます。プリアンプ1台を足せば、音作りの入口はもうできています。

ベースを探している方へ

当店では、ネック・弦高・オクターブを調整してからお送りしています。在庫はその時々で変わります。

KB-KUMOVI(紫) KB-KUMOVI(黒)

KB-KUMOVI(黒・240002) 在庫一覧を見る

弾かなくなったKillerのベース、ありませんか?

当店はKillerのベースをはじめ、エレキギター・ベースを買い取っています。とがった角が欠けている、つまみにガリがある、といった状態でもご相談ください。

買取について見る

参考にした資料

よくある質問

Toshiyaが使っているベースは何ですか?

デビューのころはKillerの「ヴォルチャー(KB-VULTURE)」、そのあとESPのシグネチャー(D-TR〈RU-DRIVE〉、5弦のD-TT〈TRICK STAR〉)、2019年からはKillerの5弦のシグネチャー「KB-IMPULSS Animosity」です。録音では、音程が安定するという理由でDINGWALLも使っています。

KB-KUMOVIはToshiyaモデルですか?

いいえ。Killerの公式サイトでは「ヴォルチャーを元にしたコストパフォーマンスモデル」と紹介されていて、Toshiyaのシグネチャーではありません。ヴォルチャーの系統の形を、手の届く値段で試せるモデルです。2020年6月に生産を終えています。読み方は、公式では「クモオビ」です。

ヴォルチャーとKB-KUMOVIの違いは?

ネックの付け方(ヴォルチャーは深く差し込む作り、KUMOVIはネジで留めるボルトオン)、指板(エボニーとローズウッド)、ピックアップ(BartoliniとKillerのオリジナル)が違います。弦の長さは864mm、24フレットで同じです。

Toshiyaのチューニングは?

5弦ベースを、低い方からA・D・A・D・Gに合わせています(ベース・マガジン 2022年のインタビュー)。ふつうの5弦の下の2本を、それぞれ1音ずつ下げた形です。

Toshiyaっぽい音を出すには何を買えばいいですか?

まずはベース用のプリアンプです。本人はライブでTwo NotesのLe Bassを欠かせないと話していて、SansAmp BASS DRIVER DIも機材に入っています。手持ちのベースにプリアンプを1台足すところから始めるのがおすすめです。

Toshiyaが作曲した曲は?

DIR EN GREYの曲のもと(原曲)を作っています。「raison detre」(Shinyaと共作)、「Machiavellism」、「Midwife」、「Devote My Life」、「Values of Madness」などです。作詞はすべてボーカルの京です。

ToshiyaとLUNA SEAのJの関係は?

2025年12月30日のJの年末の公演「J 2025 放火魔大暴年会」にゲストで出演し、2026年6月8日にはbayfmの番組「FAB NIGHT~J's EDITION ROCK LINE~」にも出ています。

Toshiyaの絵や写真はどこで見られますか?

個人の公式サイト「utakata」で絵とモノクロ写真を発表しています。2018年11月には本『Toshiya's Creativity』を出し、2025年3月には渋谷のLE DECOで初めての個展と写真展を開きました。

在庫一覧をすべて見る →