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ウエノコウジ(THEE MICHELLE GUN ELEPHANT)の使用ベースと音作り|プレシジョンベースとAmpegのアンプを公式映像と図で解説【the HIATUS・Radio Caroline】

更新日:2026-10-16 文:SILVER WOLF GUITARS 森 将大

※この記事にはプロモーション(サウンドハウスへの広告リンク)が含まれます。

先に結論
  • ウエノコウジは、THEE MICHELLE GUN ELEPHANT(ミッシェル・ガン・エレファント)のベーシスト。1991年から2003年の解散まで在籍し、解散後はRadio Caroline、the HIATUSなどで弾き続けています。1968年、広島市生まれ。
  • ベースはフェンダーのプレシジョンベース。1962年型を復刻した(リイシューの)1本を使っていると紹介され、ベース・マガジンの対談では「ずっとプレシジョンが好き」と話しています。アンプはAmpegで、SVT-VRと10インチ8発のキャビネット。エフェクターの公式の機材リストは見つかりませんでした。
  • 当店にはいまプレシジョンベース型の在庫がないため、写真の代わりに図で、プレベのしくみ、中古で見るところ、代わりにそろえる機材をまとめました。買取も受け付けています。

THEE MICHELLE GUN ELEPHANT(ミッシェル・ガン・エレファント)のベーシスト、ウエノコウジ。

チバユウスケの歌、アベフトシのカッティング、クハラカズユキのドラム。その真ん中で低い音を鳴らしていたのがウエノコウジです。ベースはプレシジョンベース、アンプはAmpeg。解散後も、いくつものバンドで弾き続けています。

この記事では、中古ギター店を営んでいる私が、ウエノコウジとミッシェルの歩み、本人のベースとアンプ、そしてプレシジョンベースの音をいまそろえる方法を、公式映像と自作の図でまとめました。プレシジョンベース型の在庫がいまないため、写真は載せていません。

この記事で分かること
  • ウエノコウジがどんなベーシストか(年表・エピソードつき)
  • 公式映像と、ウエノコウジのベースが聴ける名曲10選
  • 解散後のバンド(Radio Caroline・the HIATUSなど)
  • 本人のプレシジョンベースと、Ampegのアンプ
  • プレシジョンベースのしくみと、中古で見るところ7つ
  • いま新品でそろえる「ウエノコウジっぽい音」
森
この記事を書いた人:森
中古エレキギター・ベースを整備して販売しているシルバーウルフの店主(古物商)。ネックや弦高を調整してから送り出しています。この記事を書いている今、プレシジョンベース型のベースは店にありません。

ウエノコウジってどんな人?

名前ウエノコウジ(本名は公表されていません)
生まれ1968年3月27日/広島県広島市
学校広島県立広島井口高等学校、明治学院大学
担当ベース(THEE MICHELLE GUN ELEPHANT、1991〜2003年)
いまの主な活動the HIATUS、Radio Caroline など
主なベースフェンダーのプレシジョンベース(1962年型の復刻と紹介されている)
アンプAmpeg(SVT-VRと、10インチ8発のキャビネット)

THEE MICHELLE GUN ELEPHANTは、1991年に結成された4人組のロックバンドです。ウエノコウジは1991年からベースを担当。1994年にギターのアベフトシが加わり、チバユウスケ(ボーカル・ギター)、クハラカズユキ(ドラム)との4人がそろいました。1996年2月1日、シングル「世界の終わり」で日本コロムビアからメジャーデビューします。

2001年のアルバムはオリコン3位。2003年10月11日、幕張メッセのライブで解散しました。

解散のあとは、同じ2003年に動き出したRadio Caroline、2009年からのthe HIATUSなどで活動しています。

ウエノコウジ 年表 19683月27日、広島市に生まれる 1991ミッシェルが結成。ベースで参加 1994アベフトシが加わり、4人に 1996「世界の終わり」でデビュー 2001アルバムがオリコン3位 200310月11日、幕張メッセで解散 2003Radio Carolineが動き出す 2004『Dead Groovy Action』 2009the HIATUSで活動を始める 2015武藤昭平と『STRANGERS』 2025ハマ・オカモトと対談 2026Jとプレシジョンベースの対談

歩みが分かるエピソード8つ

資料で確かめられた話から集めました。

  1. アベフトシと同じ、広島市の生まれ
    ウエノコウジは1968年3月27日、広島市の生まれ。ギターのアベフトシ(1966年生まれ)も同じ広島市の生まれです。ウエノコウジは広島の高校から、明治学院大学に進みました。
  2. 結成の年から解散まで
    ミッシェルの結成は1991年。ウエノコウジは1991年から2003年の解散まで、ミッシェルのベースでした。
  3. コロムビアでデビュー、ユニバーサルへ
    1996年に日本コロムビアからデビューし、2002年にユニバーサルミュージックへ移りました。
  4. 37,000人の幕張メッセで解散
    2003年10月11日、『LAST HEAVEN TOUR』の最終日。幕張メッセに約37,000人を集めたライブで、ミッシェルは活動を終えました。
  5. 解散の年に動き出したRadio Caroline
    解散と同じ2003年、Radio Carolineが動き出します。ウエノコウジ、PATCH、楠部真也の3人組です。
  6. 2009年からthe HIATUS
    the HIATUSは、ELLEGARDENのボーカル、細美武士がソロ・プロジェクトとして2009年に始めたバンドです。ウエノコウジはそのベースとして活動しています。
  7. 武藤昭平との2人組
    勝手にしやがれのドラム・ボーカル、武藤昭平と組んだ2人組が「武藤昭平 with ウエノコウジ」。2015年には3枚目のアルバム『STRANGERS』を出しています。
  8. ほかのベーシストと語る
    ベース・マガジンでは連載「ウエノコウジのBorn to Lose」を持っています。2025年にはOKAMOTO'Sのハマ・オカモトと対談し、ハマ・オカモトは「初めてカッコいいと思った日本のバンドがミッシェルだった」と話しました。2026年には、J(LUNA SEA)とプレシジョンベースについて対談しています。

公式映像で見るミッシェル・ガン・エレファント

2025年2月から、デビュー30周年の『THEE 30TH』として、MVの4K版が公式YouTubeチャンネルで公開されています。まずはデビュー曲「世界の終わり」。

THEE MICHELLE GUN ELEPHANT「世界の終わり」(4K upconvert・公式チャンネル)

聴き方のコツ:ベースの音は、スマホのスピーカーではほとんど聞こえません。イヤホンかヘッドホンで、ギターから少し耳を下げて、低い音だけを追いかけてみてください。

1997年のシングル「バードメン」。ドラムとベースの音が重なるところを探してみてください。

THEE MICHELLE GUN ELEPHANT「バードメン」(4K upconvert・公式チャンネル)

1998年の「スモーキン・ビリー」。オリコン13位まで上がったシングルです。

THEE MICHELLE GUN ELEPHANT「スモーキン・ビリー」(4K upconvert・公式チャンネル)

2001年の「暴かれた世界」。オリコン9位まで上がったシングルです。

THEE MICHELLE GUN ELEPHANT「暴かれた世界」(4K upconvert・公式チャンネル)

2002年、ユニバーサルに移って最初のシングル「太陽をつかんでしまった」。

THEE MICHELLE GUN ELEPHANT「太陽をつかんでしまった」(4K upconvert・公式チャンネル)

2003年、解散ライブの日に出た最後のシングル「エレクトリック・サーカス」。

THEE MICHELLE GUN ELEPHANT「エレクトリック・サーカス」(4K upconvert・公式チャンネル)

最後に、題名に「LAST HEAVEN ver.」と付いた「世界の終わり」。

THEE MICHELLE GUN ELEPHANT「世界の終わり」LAST HEAVEN ver.(4K upconvert・公式チャンネル)

ほかの公式映像:赤毛のケリー/アウト・ブルーズ/マシュマロ・モンスター

ウエノコウジのベースが聴ける名曲10選

ウエノコウジがベースを弾いた、ミッシェルのシングルから10曲。順位はオリコンの最高位です。ミッシェルの曲は、作詞がチバユウスケ、作曲のクレジットがバンドの名前になっているものが多くあります。

1世界の終わり
1996年2月1日/1枚目のシングル/作詞・作曲:チバユウスケ、thee michelle gun elephant

デビュー曲。カップリングは「キング」。ミッシェルのベースを最初に聴くならこの曲です。

2キャンディ・ハウス
1996年8月1日/2枚目のシングル/作詞・作曲:チバユウスケ、thee michelle gun elephant/60位

デビューの年の2枚目です。

3カルチャー
1997年5月1日/4枚目のシングル/作詞・作曲:チバユウスケ、thee michelle gun elephant/29位

CDの形はマキシシングル。ドラムとベースに耳を向けて聴いてみてください。

4ゲット・アップ・ルーシー
1997年8月1日/5枚目のシングル/作詞・作曲:チバユウスケ、thee michelle gun elephant/24位

テレビ神奈川『ミュージックトマトJAPAN』のテーマソング。アルバム『Chicken Zombies』に入りました。

5バードメン
1997年10月21日/6枚目のシングル/作詞・作曲:チバユウスケ、thee michelle gun elephant/23位

カップリングは「ロマンチック(ターキー・ブランチ・ヴァージョン)」。上の公式映像でどうぞ。

6G.W.D
1998年/8枚目のシングル/17位

『ギヤ・ブルーズ』に入ったのはアルバム用の版。シングルの版は、ベスト盤『TMGE 106』で初めてアルバムに入りました。

7スモーキン・ビリー
1998年11月3日/10枚目のシングル/作詞:チバユウスケ/作曲:thee michelle gun elephant/13位

『ギヤ・ブルーズ』の先に出たシングルで、カップリングは「ジェニー」。

8暴かれた世界
2001年3月22日/13枚目のシングル/作詞:チバユウスケ/作曲:thee michelle gun elephant/9位

アルバム『ロデオ・タンデム・ビート・スペクター』(3位)に入りました。

9太陽をつかんでしまった
2002年12月25日/14枚目のシングル/作詞:チバユウスケ/作曲:THEE MICHELLE GUN ELEPHANT/8位

ユニバーサルに移って最初のシングル。アルバム『SABRINA HEAVEN』に入りました。

10エレクトリック・サーカス
2003年/16枚目のシングル(最後のシングル)

解散ライブの日に出た、4人の最後のシングルです。

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ミッシェルの中のベース

ミッシェルは、ボーカル・ギター・ベース・ドラムの4人です。チバユウスケもギターを弾きますが、ギター専任はアベフトシ1人。この編成では、低い音を受け持つのはベース1本だけ。ベースが鳴れば曲の床ができ、止めれば低い音が消える。ベースの出し入れが、そのまま曲の形になります。

アルバム発売ひとこと
cult grass stars1996年3月1日メジャーデビュー・アルバム
High Time1996年11月1日同じ年に2枚目。オリコン13位
Chicken Zombies1997年11月1日「ゲット・アップ・ルーシー」入り。5位
ギヤ・ブルーズ1998年11月25日「G.W.D」「スモーキン・ビリー」入り
ロデオ・タンデム・ビート・スペクター2001年5月23日3位。バンドのアルバムで最高の順位
SABRINA HEAVEN2003年3月5日ユニバーサルから。6位

シングルの順位は、1996年の60位から少しずつ上がり、2002年の「太陽をつかんでしまった」で8位まで届きました。

ギターのアベフトシは、2009年7月22日に42歳で、ボーカルのチバユウスケは、2023年11月26日に55歳で亡くなっています。

解散のあとのバンド

解散のあとのバンドのうち、資料で確かめられたものを図にまとめます。

ウエノコウジが弾いてきたバンド ウエノコウジ(ベース) THEE MICHELLE GUN ELEPHANT1991〜2003年チバユウスケ・アベフトシ・クハラカズユキと Radio Caroline2003年〜PATCH・楠部真也との3人組 the HIATUS2009年〜細美武士のソロ・プロジェクトから 武藤昭平 with ウエノコウジ勝手にしやがれの武藤昭平と2人組2015年『STRANGERS』 ※資料で確かめられたものだけ。ほかの活動は省いています ※年は、始まった年や作品が出た年です

Radio Caroline(2003年〜)は、2004年5月に1枚目のアルバム『Dead Groovy Action』。the HIATUS(2009年〜)は、細美武士がELLEGARDENの活動休止のあとに始めたバンドで、1枚目のアルバム『Trash We'd Love』も2009年です。武藤昭平 with ウエノコウジは、2015年に3枚目のアルバム『STRANGERS』を出しました。

4人のミッシェル、3人組、5人以上のバンド、そして2人組。人数の違うバンドで弾き続けているのも、ウエノコウジらしさのひとつです。

the HIATUSのCD Radio CarolineのCD

ウエノコウジのベースの特徴3つ

① プレシジョンベースひとすじ

ベース・マガジンのハマ・オカモトとの対談で、ウエノコウジは「俺はやっぱりずっとプレシジョンが好きなんよ」と話しています。2026年には、プレシジョンベースの誕生75年を特集したベース・マガジン2026年8月号で、J(LUNA SEA)とともに「プレシジョン・ベース・アイコン」として対談しました。

② アンプはAmpeg、真空管の音

アンプはAmpegです。Ampeg Japanのアーティストページで紹介され、島村楽器の店舗では、Ampegの小型アンプ「Rocket Bass」シリーズのアンプクリニックが、ウエノコウジをゲストに迎えて告知されました。ベース・マガジンの対談では、真空管のアンプへのこだわりも語られています。プレシジョンとAmpegの真空管は、ロックのベースの王道の組み合わせです。

③ いろいろなバンドで弾き続ける

4人のミッシェル、3人のRadio Caroline、細美武士のthe HIATUS、2人組の武藤昭平 with ウエノコウジ。編成が変わっても「ずっとプレシジョンが好き」と話すように、自分の楽器がはっきり決まっている人です。

指で弾く?ピックで弾く?今回の調べでは、はっきり確かめられませんでした。コピーするときは、公式映像で確かめてください。

本人のベースとアンプ

公式の機材リストは見つかりませんでした。資料で確かめられたことだけを書きます。

項目分かっていること
ベースフェンダーのプレシジョンベース。1962年型の復刻(リイシュー)と紹介されている(ベース・マガジン、Equipboard)
アンプヘッドAmpeg SVT-VR(Ampeg Japanのアーティストページ、ベース・マガジン)
スピーカーAmpegの10インチ8発のキャビネット。Ampeg JapanのページではSVT-810E
ほかのアンプB-15の名前がAmpeg Japanのページにあります(ほかの資料では確かめられませんでした)
エフェクター確かめられませんでした
弦・ピック確かめられませんでした
シグネチャーモデル見つかりませんでした

※どこで作られた1本か、手に入れた年はいつかは、資料が1つしか見つからず、確かめられませんでした。

本人の音の流れ(資料で確かめたもの) ベースプレシジョンベース1962年型の復刻(リイシュー) アンプヘッドAmpeg SVT-VR真空管のヘッド(最大300W) スピーカー(キャビネット)Ampeg SVT-810E10インチのスピーカーが8つ もう1台(Ampeg Japanのページ)Ampeg B-1515インチのスピーカーが1つのアンプ ※楽器とアンプの形は描いていません。本人の配線図ではありません ※点線のB-15は、ほかの資料では確かめられませんでした

SVTとB-15、Ampegの2つの定番

SVTB-15
登場1969年1960年
どんなアンプ大きな会場のための、真空管のヘッド。300Wの出力15インチのスピーカーが1つ付いたアンプ。レコーディングで多く使われた
組み合わせ10インチ8発のキャビネット。大きさから「冷蔵庫」とも呼ばれるアンプとスピーカーが一体

SVTと10インチ8発のキャビネットの組み合わせは、ロックのステージの定番です。SVT-VRは昔のSVTを復刻したモデルで、取扱説明書では最大300W。エフェクターが分からなくても、「プレシジョンベース+Ampegの真空管アンプ」が分かれば、音作りの方向は決まります。

ウエノコウジモデルは?今回の調べでは、ウエノコウジのシグネチャーモデルは見つかりませんでした。近づくなら、ローズウッド指板のプレシジョンベース型が近道です。

プレシジョンベースってどんなベース?

プレシジョンベース(略して「プレベ」)は、フェンダーが1951年に出したエレキベースです。エレキベースの元祖とされ、2026年で誕生から75年。「1962年型」までの移り変わりを図にしました。

プレシジョンベースの移り変わり 1951フェンダーが発売。エレキベースの元祖とされる 1957ピックアップが真ん中で2つに分かれた形に。ヘッドも大きく 1959指板(左手で押さえる板)がローズウッドになる 1962ウエノコウジのベースのもと2つに分かれたピックアップ+ローズ指板 2026誕生から75年。ベース・マガジンで大特集 ※楽器の形は描いていません。年は資料で確かめた分だけ

1962年型は、1957年からの「2つに分かれたピックアップ」と、1959年からの「ローズウッドの指板」がそろった時期の形です。「'62」と名の付いた復刻モデルは、この形を目指して作られています。

プレシジョンベースとジャズベースの違い

中古でいちばん多く並ぶのは、プレシジョンベース型とジャズベース型。違いを図にしました。

プレシジョンとジャズ、ここが違う プレシジョン ウエノコウジのベース ジャズベース もう1つの定番 ピックアップ1つ(真ん中で2つに分かれた形) ピックアップ2つ つまみ2つ(音量・音色) つまみ3つ(音量2つ・音色) ネック太めで、握りごたえ ネック付け根(ナット)が細め 音太くて粘りのある低音 音輪郭のはっきりした音 ※ネックの太さはモデルで違います。実物を握って確かめるのが一番

プレシジョンベースは、ピックアップが1つで、つまみも音量と音色の2つだけ。音を細かく変えられないぶん、迷わないベースです。ジャズベースは、2つのピックアップを混ぜて、音の輪郭を変えられるのが持ち味です。

プレシジョンベース型の選び方

いま当店に、プレシジョンベース型の在庫はありません。そのかわり、これから探す人のために、店主として見ておきたいところをまとめました。

見るところポイント
指板の木1962年型の雰囲気なら、ローズウッドの指板。メイプルの指板は、1959年より前の形に近くなる
ピックアップ真ん中で2つに分かれた形が基本。ブリッジ側にもう1つ足した「PJ」は、プレシジョンとジャズを混ぜた別の形
ネックの太さモデルで太さが違う。手の小さい人は、細めのネックのプレシジョン型を探すとよい
重さ立って長く弾くなら大事。木の重さで、同じ形でもかなり違う

ウエノコウジっぽさを目指すなら、まずはローズウッド指板のプレシジョンベース型を1本。そこにAmpeg系のアンプを合わせれば、音の骨組みはできます。

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中古のプレシジョンベース型を買うときに見るところ7つ

店主として毎回確かめているところです。個人から買うときにも使えます。

① ネックの反りとトラスロッドの余裕

ネックがまっすぐに調整できるか。トラスロッドが締める・ゆるめるの両方に回るかを確かめます。当店では、7フレットのすき間と12フレットの弦高を在庫ページに書いています。

② 4本の弦の音量のバランス

2つに分かれたピックアップは、片方が太い2本、もう片方が細い2本の弦を受け持ちます。4本を順に鳴らして、1本だけ音が小さくないかを確かめます。

③ つまみのガリ

音量と音色の2つのつまみを回して、「ガリッ」という雑音が出ないかを見ます。

④ フレットの減り

低いポジションのフレットは減りやすいところ。当店では、フレットの残りを%で書いています。

⑤ ブリッジと弦高

ブリッジのサドルにさびや固着がないか、弦高を下げられる余裕があるかを確かめます。

⑥ 「'62」などの年式の表示

復刻モデルは、名前に年式が入っていることがよくあります。どこで、いつごろ作られた品かは、刻印や説明書きで確かめます。年式の表示だけで判断しないのがコツです。

⑦ 重さ・ケース・付属品

プレシジョンベース型は、木によって重さがかなり違います。当店では、すべての在庫の重さを実測して書いています。ケースなどの付属品も見ておきましょう。

当店の在庫ページでは、傷の場所・実測の重さ・ネックの数字・付属品を、写真と説明で確認できるようにしています。

いま揃える「ウエノコウジっぽい音」

本人のエフェクターは分かっていないので、プレシジョンベース型+Ampeg系のアンプを土台にした一例です。どれも本人の機材ではなく、代わりに選んだ定番です。

ベースプレシジョンベース型→ ローズウッド指板なら1962年型の雰囲気 プリアンプ/DI(代わりに)太さと、少しの歪みを足す→ 例:SansAmp BASS DRIVER DI V2 または(代わりに)低音を残して歪みを足す→ 例:BOSS BB-1X アンプ(代わりに)本人と同じAmpegの、小型のヘッド→ 例:AMPEG MICRO-VR HEAD スピーカー(キャビネット)は別に ※音作りの一例です。ウエノコウジ本人の配線ではありません  本人のエフェクターは確かめられませんでした

いちばん大事なのは、まずベースをアンプに直接つないで鳴らすこと。足し算はそのあとで十分です。スタジオにAmpegのアンプがあれば、それが近道です。

そろえる順番(費用の小さい順)

① ヘッドホンアンプで練習VOX amPlug3 Bass ② 歪みを足すプリアンプBOSS BB-1X ③ プリアンプ/DIの定番SansAmp BASS DRIVER DI V2 ④ 自分のアンプAMPEG MICRO-VR HEAD+スピーカー ※棒の長さは費用の大小の目安。値段はリンク先で確認を

ひとつずつ紹介

※商品の値段は日々変わるため、リンク先のサウンドハウスでご確認ください。

TECH21 SansAmp BASS DRIVER DI V2(ベース用プリアンプ)
本人の機材ではありません。代わりに、ベース用プリアンプの定番を。太さと少しの歪みを足せて、DIとしても使えます。
価格・在庫はリンク先でご確認ください

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BOSS BB-1X(プリアンプ/オーバードライブ)
本人の機材ではありません。手軽に始めたい人へ。低音を残したまま、うっすら歪みを足せます。
価格・在庫はリンク先でご確認ください

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AMPEG MICRO-VR HEAD(ベースアンプヘッド)
本人が使うAmpegの、小型のヘッド。SVT-VRそのものではありませんが、家やスタジオでAmpegの音に触れられます。スピーカーは別に用意してください。
価格・在庫はリンク先でご確認ください

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家で練習するなら

ミッシェルの曲をコピーするなら、まずはドラムと合わせることから。

  1. ルートを8分音符で
    コード(和音)のいちばん下の音「ルート」を、8分音符で弾き続けます。メトロノームは遅めから。音の長さと強さをそろえることだけ考えます。
  2. バスドラムと合わせる
    曲を流して、ドラムのバスドラム(足で踏む太鼓)が鳴るところで、ベースの音が一緒に鳴るように弾いてみます。ベースとドラムがそろうと、音が急に太く聞こえます。
  3. 音を止める練習
    弾いた音を、左手の力を抜いて止めます。どこで止めるかで、リズムの切れが変わります。
  4. 公式映像に合わせて弾く
    最初はサビだけ、次は1曲通して、と少しずつ伸ばします。
VOX amPlug3 Bass(ヘッドホンアンプ)
ベースに直接挿して、ヘッドホンで聴く小さなアンプ。夜でも練習できます。
価格・在庫はリンク先でご確認ください

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ZOOM B1X FOUR(ベース用マルチエフェクター)
アンプの音・歪みが1台に。リズムマシンも入っているので、ドラムに合わせてルートの8分を弾く練習ができます。
価格・在庫はリンク先でご確認ください

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ベース・マガジン・バンドスコア・替えの弦
ベース・マガジン2026年8月号は、プレシジョンベースの誕生75年の大特集で、Jとウエノコウジの対談が載っています。楽譜があると、ベースの動きが確かめられます。弦は、迷ったら45-105から。

ベース・マガジン ミッシェルのスコア 弦 45-105

2025〜2026年のウエノコウジ

ミッシェルのデビュー30周年『THEE 30TH』
2025年2月1日の「世界の終わり」から、MVの4K版の公開が続いています。2026年3月1日には、アルバムを紙ジャケットでまとめた11枚組のCD BOX『PAPER SLEEVE CD BOX』(完全生産限定)が出ました。

ハマ・オカモトとの対談(ベース・マガジン2025年11月号)
巻頭の特集に載り、2025年12月にはWEB版も公開されました。

Ampegの小型アンプを全部弾く
2026年、Ampeg Japanの記事でRocket Bassシリーズを全モデル弾いています。

Jとのプレシジョンベース対談(ベース・マガジン2026年8月号)
2026年7月21日発売。プレシジョンベースの誕生75年を130ページ以上で特集した号で、J(LUNA SEA)と「プレシジョン・ベース・アイコン」として対談しています。

最新情報は、the HIATUSや各バンドの公式サイト、ベース・マガジンのサイトで確認してください。

用語ミニ辞典

この記事に出てきた言葉を、ベースを始めたばかりの人向けにまとめました。

プレシジョンベース(プレベ)
フェンダーが1951年に出した、エレキベースの元祖とされる形。太い低音が持ち味。
ジャズベース(ジャズベ)
フェンダーのもう1つの定番のベース。ピックアップが2つで、輪郭のはっきりした音。
リイシュー(復刻)
昔のモデルの形や仕様をもとに、あらためて作られたモデル。
ローズウッド指板
左手で押さえる板(指板)に、ローズウッドという茶色い木を使ったもの。
トラスロッド
ネックの中の金属の棒。回して反りを直す。
ヘッドとキャビネット
アンプの、音を大きくする部分(ヘッド)と、スピーカーの入った箱(キャビネット)。分かれているものと、一体のものがある。
8×10(10インチ8発)
10インチのスピーカーを8つ入れたキャビネット。AmpegのSVTと組むロックの定番。
真空管アンプ
真空管という部品で音を大きくするアンプ。太くあたたかい音と言われる。

THEE MICHELLE GUN ELEPHANTのメンバー

1994年から2003年の解散までの4人です。

メンバー担当ひとこと
チバユウスケボーカル・ギター多くの曲の作詞を担当。2023年11月26日、55歳で死去
アベフトシギター1994年に加入。2009年7月22日、42歳で死去
ウエノコウジベース1991年から解散まで在籍
クハラカズユキドラム解散まで在籍

61人を一覧で比べる:アーティストモデル早見表(本人の機材と当店の在庫)

ほかの記事:チバユウスケ(THEE MICHELLE GUN ELEPHANT)/アベフトシ(THEE MICHELLE GUN ELEPHANT)/J(LUNA SEA)/HEATH(X JAPAN)/TAIJI(X)/tetsuya(L'Arc〜en〜Ciel)/Toshiya(DIR EN GREY)/GISHO(PENICILLIN)/ka-yu(Janne Da Arc)/布袋寅泰(BOØWY)/松本孝弘(B'z)/hide(X JAPAN)/PATA(X JAPAN)/ken(L'Arc〜en〜Ciel)/SUGIZO(LUNA SEA・X JAPAN)/KIYOSHI(hide with Spread Beaver)/KAZUMA(SIAM SHADE)/JIRO(GLAY)/NATCHIN(SIAM SHADE)/松井常松(BOØWY)/アッコ(GO!GO!7188)/フルカワミキ(SUPERCAR)/亀田誠治(東京事変)/青木智仁(ベーシスト)/ユウ(GO!GO!7188)/Char(ギタリスト)/鮎川誠(シーナ&ロケッツ)/高中正義(ギタリスト)/平沢進(P-MODEL)/ルーク篁(聖飢魔II)/HISASHI(GLAY)/TAKURO(GLAY)/INORAN(LUNA SEA)/you(Janne Da Arc)/DAITA(SIAM SHADE)/千聖(PENICILLIN)/YOSHIKI(X JAPAN)/Toshl(X JAPAN)/hyde(L'Arc〜en〜Ciel)/薫(DIR EN GREY)/中村弘二(SUPERCAR)/長岡亮介(東京事変)/Die(DIR EN GREY)/いしわたり淳治(SUPERCAR)/椎名林檎(東京事変)/稲葉浩志(B'z)/TERU(GLAY)/I.N.A.(hide with Spread Beaver)/氷室京介(BOØWY)/向井秀徳(NUMBER GIRL・ZAZEN BOYS)/田渕ひさ子(NUMBER GIRL)/RYUICHI(LUNA SEA)/真矢(LUNA SEA)/中尾憲太郎(NUMBER GIRL)/今井寿(BUCK-TICK)/三輪テツヤ(スピッツ)/EMMA(THE YELLOW MONKEY)/生形真一(ELLEGARDEN)/田原健一(Mr.Children)/横山健(Hi-STANDARD)

まとめ

ウエノコウジは、1991年の結成から2003年の解散までミッシェルでベースを弾き、そのあともRadio Caroline、the HIATUSなどで弾き続けているベーシストです。ベースはプレシジョンベース、アンプはAmpeg。

本人のベースは手に入らなくても、プレシジョンベース型と、Ampeg系のアンプがあれば、ウエノコウジの音の骨組みはできます。まずはベースをアンプに直接つなぎ、「世界の終わり」に合わせて、ドラムとそろえてルートを弾くところから始めてみてください。

プレシジョンベース型のベースを探している方へ

いま当店にプレシジョンベース型はありませんが、ネック・弦高・オクターブを調整したベースを在庫一覧に並べています。在庫はその時々で変わります。

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弾かなくなったプレシジョンベース型、ありませんか?

当店は、プレシジョンベース型をはじめ、エレキベース・ギターを買い取っています。フレットが減っている、といった状態でもご相談ください。

買取について見る

参考にした資料

よくある質問

ウエノコウジが使っているベースは何ですか?

フェンダーのプレシジョンベースです。1962年型を復刻した(リイシューの)1本を使っていると紹介されています。ベース・マガジンの対談では「ずっとプレシジョンが好き」と話し、2026年8月号ではJ(LUNA SEA)と「プレシジョン・ベース・アイコン」として対談しました。

ウエノコウジのアンプは何ですか?

Ampegです。Ampeg Japanのアーティストページやベース・マガジンの記事で、真空管のヘッドSVT-VRと、10インチのスピーカーが8つ入ったキャビネットが紹介されています。Ampeg JapanのページにはB-15の名前もあります。

エフェクターは何を使っていますか?

公式の機材リストが見つからず、確かめられませんでした。記事では、代わりにSansAmp BASS DRIVER DI V2やBOSS BB-1Xなど、いま新品で買える定番を紹介しています。

ウエノコウジモデルのベースはありますか?

今回の調べでは、シグネチャーモデルは見つかりませんでした。本人の音に近づくなら、ローズウッド指板のプレシジョンベース型がおすすめです。

ミッシェル・ガン・エレファントにはいつからいたのですか?

1991年の結成の年から、2003年10月11日の幕張メッセでの解散まで在籍しました。1996年2月1日のシングル「世界の終わり」でメジャーデビューしています。

解散後はどんなバンドで活動していますか?

2003年に動き出したRadio Caroline、2009年からのthe HIATUS、勝手にしやがれの武藤昭平と組んだ2人組「武藤昭平 with ウエノコウジ」などで活動しています。

プレシジョンベースとジャズベースはどう違いますか?

プレシジョンベースは、真ん中で2つに分かれたピックアップが1つで、つまみは音量と音色の2つ。太くて粘りのある低音です。ジャズベースはピックアップが2つ、つまみが3つで、輪郭のはっきりした音が持ち味です。

ウエノコウジモデルやプレシジョンベース型は当店にありますか?

いまはどちらもありません。在庫一覧には整備したベースを並べています。プレシジョンベース型を売りたい方の買取は受け付けています。

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