「ロッド残りわずか」のギターは買っていいのか
更新日:2026-10-02 文:SILVER WOLF GUITARS 森 将大
中古の説明で「ロッド残りわずか」「締める方にほぼ一杯」と書かれた個体を見たことがあると思います。これは買ってよいのか、避けるべきなのか。実際に当店が扱っている個体を例にして説明します。
トラスロッドとは
ネックの中に仕込まれた金属の棒です。弦の張力でネックは少しずつ順反り(弦側にへこむ向き)していくので、ロッドを締めて戻します。この「締める余地」が残っているかが、あと何年使えるかを左右します。
「一杯」だと何が起きるか
締める方向に余裕がない状態で、さらに順反りが進むと、ロッドでは直せません。その場合は指板を剥がしての修理や、ネック交換になり、数万円〜の費用がかかります。
それでも買ってよい場合
- 今まっすぐで、弦高が実用範囲に収まっている:現状で調整できているなら、すぐ困ることはありません。
- 値段に反映されている:同じモデルの相場よりはっきり安いなら、リスクの分を引いた価格ということです。
- 細い弦を張る前提で使う:張力の低い弦にすれば、反りの進みは遅くなります。
避けたほうがよい場合
- すでに順反りが残っていて、弦高が下げられない
- 相場と同じ値段で売られている(リスクが値段に入っていない)
当店の書きかた
当店は「ロッド残:締める方にほぼ一杯」のように、そのまま書いて価格に反映しています。隠して普通の値段で売るより、書いて安く出すほうが、お互いに後腐れがありません。
いま在庫にある該当個体(2本)
| 商品 | 直販価格 | 重量 | ボディ | 指板 | フレット残り | ケース |
|---|---|---|---|---|---|---|
| Greco エレキベース Gnecoロゴ 1970年代 日本製 ジャパンヴィンテージ ハードケース付 | ¥58,006 | 4.35kg | アッシュ | — | 70~75% | ハードケース |
| YAMAHA YAMAHA SUPERBASS SB500S 〇YAMAHAハードケース付き〇 | ¥43,456 | 4.405kg | ナトー | メイプル | 70% | ハードケース |
Greco エレキベース Gnecoロゴ 1970年代 日本製 ジャパンヴィンテージ ハードケース付¥59,800Greco(グレコ)の4弦エレキベースが入荷しました。ロゴが "Gneco" と読める、70年代初頭の初期グレコです。
YAMAHA YAMAHA SUPERBASS SB500S 〇YAMAHAハードケース付き〇¥44,800YAMAHA(ヤマハ)SB-500Sが入荷しました。1979年12月から1982年頃までの短い期間だけ販売されていた、ジャパン・ヴィンテージの隠れた名器です。
よくある質問
ロッドが一杯の個体は避けるべきですか?
現状でまっすぐに調整できていて、価格にリスクが反映されているなら選択肢になります。すでに反りが残っていて弦高が下げられない個体は避けてください。
ロッドで直せなくなったらどうなりますか?
指板を剥がしての修理やネック交換になり、数万円からの費用がかかります。