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SILVER WOLF GUITARSエレキギター・ベース専門店
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HISASHI(GLAY)の使用ギターと音作り|Tokai TALBO実機の写真と公式MVで解説【アルミボディ・タルボ】

更新日:2026-10-15 文:SILVER WOLF GUITARS 森 将大

※この記事にはプロモーション(サウンドハウスへの広告リンク)が含まれます。当店の在庫も紹介しています。

先に結論
  • HISASHIの代名詞は、トーカイ(Tokai)のTALBO(タルボ)。「Tokai ALuminum BOdy」の略で、ボディがアルミ合金の鋳造という珍しいギターです。1990年代にHISASHIが使ったことで、人気がふたたび高まったと紹介されています。
  • TALBOをもとにした本人のシグネチャーモデルも作られてきましたが、公式の機材リストは見つかりませんでした。モデル名や、アンプ・エフェクターは、この記事では確かめられたことだけを書いています。
  • 当店の在庫は、市販のTokai TALBO BLAZING FIRE(日本製・SSH・実測4.015kg)。HISASHIモデルではありませんが、同じTALBOです。

GLAYのギタリスト、HISASHI。

北海道の函館で育ち、高校時代にTAKUROに誘われてGLAYに加わりました。1994年のメジャーデビューから今まで、TAKUROと2本のギターを並べてきたギタリストです。そのHISASHIの名前とセットで語られるのが、銀色の金属のボディのギター、トーカイのTALBOです。

この記事では、中古ギター店を営んでいる私が、HISASHIとGLAYのこと、そしてTALBOというギターを、公式映像と一緒にまとめました。HISASHIモデルは店にありませんが、同じTALBO(BLAZING FIRE)の実機を、当店の写真で紹介します。

この記事で分かること
  • HISASHIがどんなギタリストか(年表・エピソードつき)
  • 公式映像で見るGLAYと、HISASHIのギターが聴ける名曲
  • hide・布袋寅泰・松本孝弘とGLAYのつながり
  • TALBOがどんなギターか(木のギターとの違い)
  • 当店のTALBO BLAZING FIREの仕様と、中古のTALBOで見るところ7つ
  • いま新品で揃えられる、音作りの代わりの機材
森
この記事を書いた人:森
中古エレキギター・ベースを整備して販売しているシルバーウルフの店主(古物商)。ネックや弦高を調整してから送り出しています。この記事を書いている今、TALBOが1本、店にあります。

HISASHIってどんな人?

名前HISASHI(ヒサシ)/本名:外村尚(とのむら ひさし)
生まれ1972年2月2日/青森県弘前市生まれ、北海道函館市育ち
担当GLAYのギター(ツインギターのリード側)
主なバンド蟻(高校時代)、GLAY
代表的なギタートーカイ(Tokai)TALBO(アルミ合金のボディ)

HISASHIは1972年2月2日、青森県弘前市の生まれ。子どものころに北海道の函館市へ移り、そこで育ちました。

GLAYは1988年、函館で、TAKUROとTERUを中心に生まれたバンドです。HISASHIは高校時代にTAKUROに誘われてGLAYに加わり、卒業後、2人と一緒に東京へ出ました。

1994年にメジャーデビュー。1997年の「HOWEVER」はGLAY初のミリオンセラーになりました。1999年7月31日には、幕張メッセの駐車場に作った特設ステージで、約20万人を集めたワンマンライブを開いています。単独のアーティストの有料ライブとして最多の観客動員で、ギネス世界記録に認定されたと報じられました。2024年には、デビュー30周年を迎えています。

HISASHI・GLAY・TALBO 年表 1972青森県弘前市に生まれる 子ども北海道函館市へ移る 1982トーカイがTALBOを発表製造は1983年からとする資料も 1988函館でGLAYが生まれる 高校パンクの「蟻」→ GLAYへ 卒業後TAKURO・TERUと東京へ 1994メジャーデビュー 90年代HISASHIの使用でTALBOがふたたび人気に 1997「HOWEVER」が初のミリオン 1999幕張で約20万人のライブ 2024デビュー30周年 2024新幹線のアルミのTALBO発表

※黄色の丸はGLAYの大きな出来事、灰色の丸はTALBOの出来事です。

HISASHIを知る7つの話

HISASHIの歩みが分かる話を集めました。この記事では、2つ以上の資料で一致した話と、当サイトのほかの記事で確かめた話だけを選んでいます。

  1. 弘前で生まれ、函館で育つ
    生まれは青森県弘前市。子どものころに北海道の函館市へ移りました。のちにGLAYが生まれる、その函館です。
  2. 最初のバンドはパンクの「蟻」
    高校時代、HISASHIはパンクのバンド「蟻(あり)」で活動していました。蟻は長くは続かず、解散しています。
  3. ツインギターの相棒を探していたTAKURO
    同じころ、GLAYのTAKUROは、ギターを2本並べる「ツインギター」の相棒を探していました。HISASHIはTAKUROに誘われ、蟻が解散したあと、GLAYに加わります。ここから、TAKUROとHISASHIの2本のギターが始まりました。
  4. 卒業して3人で東京へ
    高校を卒業すると、HISASHIはTAKURO・TERUと一緒に東京へ出ました。ここから東京での活動が始まります。
  5. 見つけたのはhide
    X JAPANのhideは、Xのレーベル「エクスタシーレコード」で新しいバンドを探す係をしていました。LUNA SEAやGLAYを見つけてきたのは、hideだったと言われています(hideの記事)。
  6. 布袋寅泰の影響を公言
    BOØWYの布袋寅泰から影響を受けたと公言しているギタリストとして、LUNA SEAのSUGIZOやMIYAVIなどと並んで、HISASHIの名前が挙がっています(布袋寅泰の記事)。
  7. 金属のギターを、もう一度有名にした
    1980年代に生まれたアルミのボディのギターTALBOは、1990年代にHISASHIが使ったことで、ふたたび人気が高まったと紹介されています(くわしくはTALBOの章で)。

公式映像で見るGLAY

GLAYの公式チャンネルのミュージックビデオです。TAKUROとHISASHI、2本のギターの重なりに耳を向けてみてください。

まずはGLAY初のミリオンセラー「HOWEVER」。1997年のシングルで、TBS系のドラマ『略奪愛・アブない女』の主題歌でした。公式チャンネルでは「12th Single」と紹介されています。

GLAY「HOWEVER」ミュージックビデオ(GLAY 公式チャンネル)

「HOWEVER」の次のシングルが「誘惑」です(公式チャンネルでは「13th Single」)。続けて聴くと、同じバンドでも、曲によってギターの役目が変わるのが分かります。

GLAY「誘惑」ミュージックビデオ(GLAY 公式チャンネル)

少しさかのぼって「BELOVED」。公式チャンネルの説明では、1996年8月7日に出た9枚目のシングルで、TBSのドラマ『ひと夏のプロポーズ』の主題歌と紹介されています。

GLAY「BELOVED」ミュージックビデオ(GLAY 公式チャンネル)

「口唇」は、「HOWEVER」の1つ前、11枚目のシングルです。9枚目の「BELOVED」、11枚目の「口唇」、12枚目の「HOWEVER」、13枚目の「誘惑」と並べると、初のミリオンセラーが生まれた前後のGLAYを、続けて見られます。

GLAY「口唇」ミュージックビデオ(GLAY 公式チャンネル)

20枚目のシングル「とまどい/SPECIAL THANKS」は、2曲とも表題曲の両A面。どちらもミュージックビデオが公開されています。

GLAY「とまどい」ミュージックビデオ(GLAY 公式チャンネル)

GLAY「SPECIAL THANKS」ミュージックビデオ(GLAY 公式チャンネル)

ほかの公式映像:誘惑(再録)/Winter,again(THE FIRST TAKE)

HISASHIのギターが聴ける名曲7選

GLAYの曲の中から、公式映像や公式の説明で確かめられた曲を7曲選びました。作詞・作曲のクレジットは、この記事では2つ以上の資料で確かめられなかったので書いていません。

1HOWEVER
1997年/12枚目のシングル

GLAY初のミリオンセラー。TBS系ドラマ『略奪愛・アブない女』の主題歌です。2本のギターがどう歌を支えているかに耳を向けてみてください。

2誘惑
13枚目のシングル

「HOWEVER」に続くシングル。ベスト盤『THE GREAT VACATION VOL.1 ~SUPER BEST OF GLAY~』で録り直され、その版のミュージックビデオもあります。2つの版のギターの音を聴き比べてみてください。

3BELOVED
1996年8月7日/9枚目のシングル(公式チャンネルの説明より)

ドラマ『ひと夏のプロポーズ』の主題歌。ミリオンセラーの「HOWEVER」の前の年の曲です。

4口唇
11枚目のシングル

「BELOVED」と「HOWEVER」のあいだのシングル。上の公式映像で、「BELOVED」「口唇」「HOWEVER」「誘惑」を順に聴くと、この時期のGLAYの勢いが分かります。

5とまどい
20枚目のシングル「とまどい/SPECIAL THANKS」

両A面シングルの1曲目。ミュージックビデオは上でどうぞ。

6SPECIAL THANKS
20枚目のシングル「とまどい/SPECIAL THANKS」

同じシングルのもう1曲。1枚のシングルで、2曲のギターを聴き比べられます。

7Winter,again
THE FIRST TAKE 第168回で演奏

一発撮りの動画シリーズ『THE FIRST TAKE』にGLAYが初めて出たときの曲。メンバーの地元・函館の冬を描いた曲と紹介されています。上の「ほかの公式映像」のリンクから見られます。

GLAYのCDをAmazonで見る

当サイトのほかの記事にも、GLAYの名前が出てきます。それぞれの記事で確かめたつながりを、図にまとめました。

hide(X JAPAN)エクスタシーレコードでGLAYを見つけた 布袋寅泰(BOØWY)HISASHIが影響を受けたと公言 GLAYHISASHI・TAKURO 松本孝弘(B'z)TAKUROのソロ作を丸ごとプロデュース LUNA SEAGLAYと同じくhideが見つけたバンド ※当サイトのhide・布袋寅泰・松本孝弘の記事より

くわしくは、hideの記事(エクスタシーレコードでGLAYを見つけた話)、布袋寅泰の記事(影響を受けたギタリストの話)、松本孝弘の記事(TAKUROのソロ・アルバムをプロデュースした話)に書いています。

HISASHIのギターの特徴3つ

HISASHIの演奏を本人がくわしく語った資料は、この記事では2つ以上で確かめられませんでした。そこで、確かめられた事実から分かる「HISASHIのギターの立ち位置」を3つにまとめます。

① ツインギターの「リード」

GLAYは、TAKUROとHISASHIの2人がギターを弾くツインギターのバンドです。英語版Wikipediaでは、HISASHIは「リードギタリスト」と紹介されています。ツインギターのバンドでは、片方が和音で曲の土台を作り、もう片方がメロディのようなフレーズやソロを受け持つ、という分け方がよく使われます。GLAYの曲を聴くときは、歌の後ろで和音を鳴らしているギターとは別に動いているギターを、追いかけてみてください。

② 金属のボディの音

HISASHIの代名詞のTALBOは、ボディがアルミ合金です。当店の在庫の説明では、その音を「木のギターにはない、シャープで明るく、よく伸びる音」と書いています。同じフレーズでも、木のボディのギターで弾くのとは手ざわりが変わる。それがTALBOならではの楽しさです。

③ 布袋寅泰の影響

HISASHIは、BOØWYの布袋寅泰から影響を受けたと公言しているギタリストの1人です。何を受け継いだのかは本人の言葉で確かめられなかったので、ここでは決めつけません。布袋の音作りは布袋寅泰の記事にまとめています。

アルミのギターつながり:布袋の記事には、アルミのボディのギター「RAZO GLAYN」を「スリル」のPVで使った、という話も出てきます。木ではなく金属のボディのギターは、HISASHIだけでなく、布袋の機材表にも名前があります。

TALBO(タルボ)ってどんなギター?

TALBOは、日本のギターメーカー、トーカイ(Tokai・東海楽器)のエレキギターです。名前は「Tokai ALuminum BOdy」の略。その名のとおり、ボディが木ではなくアルミ合金でできています。

発表は1982年です(製造は1983年からとする資料もあります)。ボディは、溶かしたアルミ合金を型に流し込んで固める「鋳造(ちゅうぞう)」という作り方。使われているのは、AC-4Bという種類のアルミ合金と紹介されています。

形もTALBOならでは。2つの雫(しずく)を重ねたような、左右が非対称のボディに、鎌のような形のヘッド。一度見たら忘れない見た目です。

Tokai TALBO BLAZING FIRE(当店の在庫)
Tokai TALBO BLAZING FIRE(当店撮影)
木のボディ TALBO(アルミ) 作り方木を切り出して削って形にする溶かしたアルミを型に流す(鋳造) 材料アルダー・マホガニーなどアルミ合金(AC-4B) 音木の種類で音の色が変わるシャープで明るく、よく伸びる 重さ当店のレスポール型3.260〜4.045kg当店のTALBO4.015kg ※音は当店の在庫の説明。重さは当店の実測

金属のボディと聞くと、重そうに思えるかもしれません。当店のTALBO BLAZING FIREは実測4.015kg。PATAの記事で紹介した当店のレスポール型4本(3.260〜4.045kg)と比べると、重い方のレスポール型と同じくらいです。ずば抜けて重いわけではありませんが、軽いギターでもありません。

TALBOのいま:新幹線のアルミで作ったTALBO

2024年12月、JR東海・東海楽器製造・ジェイアール東海商事の3社が、東海道新幹線の車両に使われていたアルミをリサイクルしたギター「Re:A-700 Talbo」を発表しました。東海道新幹線の開業60周年を記念したもので、ボディには東海道新幹線の再生アルミを100%使い、作るのは60本の予定と発表されています。

この発表資料では、TALBOのオリジナルモデルを愛用したアーティストとして、平沢進さんとGLAYのHISASHIさんの名前が挙がっています。生まれてから40年以上たっても、TALBOとHISASHIはセットで語られているのです。

本人の機材:TALBOとシグネチャーモデル

先に書いておくと、HISASHIの公式の機材リストは見つかりませんでした。ここでは、2つ以上の資料で確かめられたことだけを表にしています。

機材分かっていること資料
Tokai TALBOアルミ合金のボディのギター。TALBOを愛用したアーティストとして名前が挙がるJR東海などの発表資料(2024年)、英語版Wikipedia、販売店の解説
TALBOをもとにしたシグネチャーモデルHISASHIがデザインに関わったシグネチャーモデルが、TALBOをもとにいくつも作られてきたと紹介されている英語版Wikipedia、販売店の解説
アンプ・エフェクター公式の資料が見つからず—

※シグネチャーモデルの名前・年・仕様は、2つ以上の資料で確かめられなかったので、型番を挙げていません。

大事なのは、市販のTALBOと、本人のシグネチャーモデルは別のものだということ。当店の在庫は市販のTALBO BLAZING FIREで、仕様は本人のモデルと違う可能性があります。

HISASHIのモデルを中古で探すなら:「HISASHIモデル」と書かれたTALBOを中古で見かけたら、型番を控えて、東海楽器の情報と販売店の説明で仕様を確かめてください。市販のTALBOに後から手を加えた個体もありえるので、写真と説明をよく見ることが大切です。

当店のTALBO BLAZING FIREを写真でじっくり

ここからは、いま当店にある実機です。写真はすべて当店で撮影したものです。HISASHIモデルではありませんが、HISASHIの代名詞と同じTALBOです。

Tokai TALBO BLAZING FIRE(当店の在庫)
Tokai TALBO BLAZING FIRE(当店撮影)

色はシルバー。ヘッドのロゴ「BLAZING FIRE / THE NEW LEGEND OF THE GUITAR HISTORY」は、80年代初期のオリジナルと同じデザインです。シリアルが見当たらないため、製造年は分かりません。当店の個体は日本製です。

項目当店のTALBO BLAZING FIRE
ブランドTokai(トーカイ)
ボディアルミ合金(鋳造)
ネックメイプル(ボルトオン)
指板ローズウッド
ピックアップシングルコイル×2+ハムバッカー(SSH)
コントロールボリューム・トーン・ピックアップ切替スイッチ
ブリッジシンクロナイズド・トレモロ(アームは付属しません)
色シルバー
重さ(実測)4.015kg
製造年不明(ヘッドのロゴは80年代初期のオリジナルと同じデザイン)
製造国日本
付属品古いハードケース(おまけとしてお考えください)
Tokai TALBO BLAZING FIRE(当店の在庫)
Tokai TALBO BLAZING FIRE(当店撮影)
Tokai TALBO BLAZING FIRE(当店の在庫)
別の角度から(当店撮影)
Tokai TALBO BLAZING FIRE(当店の在庫)
当店撮影
Tokai TALBO BLAZING FIRE(当店の在庫)
別の角度から(当店撮影)

アルミ合金を型に流し込んで作ったボディに、メイプルのネックとローズウッドの指板。金属のボディに木のネックという組み合わせです。

Tokai TALBO BLAZING FIRE(当店の在庫)
当店撮影
Tokai TALBO BLAZING FIRE(当店の在庫)
別の角度から(当店撮影)
Tokai TALBO BLAZING FIRE(当店の在庫)
当店撮影
Tokai TALBO BLAZING FIRE(当店の在庫)
別の角度から(当店撮影)
Tokai TALBO BLAZING FIRE(当店の在庫)
当店撮影

SSHのピックアップ

当店のTALBOのピックアップ(SSH) ネック側(S)シングルコイル歯切れのよい音 センター(S)シングルコイル切り替えで音色を変える ブリッジ側(H)ハムバッカー太い歪み つまみ:ボリューム・トーン+ピックアップ切替ブリッジ:シンクロナイズド・トレモロ(アームなし) ※当店の個体の仕様です

ピックアップは、ネック側とセンターにシングルコイル、ブリッジ側にハムバッカーの「SSH」。シングルコイルの歯切れのよさから、ハムバッカーの太い歪みまで、1本でこなせる組み合わせです。和音を鳴らすときはシングルコイル、ソロや激しい曲ではハムバッカー、と使い分けられます。

Tokai TALBO BLAZING FIRE(当店の在庫)
別の角度から(当店撮影)
Tokai TALBO BLAZING FIRE(当店の在庫)
当店撮影
Tokai TALBO BLAZING FIRE(当店の在庫)
別の角度から(当店撮影)
Tokai TALBO BLAZING FIRE(当店の在庫)
当店撮影
Tokai TALBO BLAZING FIRE(当店の在庫)
別の角度から(当店撮影)
Tokai TALBO BLAZING FIRE(当店の在庫)
当店撮影

当店で09-42の弦を張り、ネックをまっすぐに調整しています。ネックとフレットの数字は、下の「見るところ7つ」の⑥に書いています。

TALBO BLAZING FIREの在庫ページを見る

※中古品で、年式なりの傷や使用感があります(状態はランクB)。傷の場所は在庫ページの写真と説明にすべて書いています。当店でクリーニング・ロッド調整・オクターブ調整・弦高調整・ピックアップの高さ調整を済ませています。

TALBOの選び方

TALBOは生まれて40年以上たつギターです。中古で探すときに知っておいてほしいことをまとめました。

見るところポイント
ボディの材料TALBOの一番の特徴はアルミ合金のボディ。似た形のギターを見かけたら、ボディがアルミかどうかを販売店の説明で確かめる
ピックアップの組み合わせ当店の個体はSSH。個体によって組み合わせが違うことがあるので、写真と説明で確かめる
トレモロとアーム当店の個体はシンクロナイズド・トレモロで、アームは付属しない。アームを使いたい人は、合うアームを別に用意する
年式とロゴシリアルが見当たらない個体もある。当店の個体は、ヘッドのロゴが80年代初期のオリジナルと同じデザイン
本人のモデルかどうか市販のTALBOとHISASHIのシグネチャーモデルは別物。「HISASHIモデル」とあれば型番を確かめる

TALBOのいいところは、見た目と音の両方が、ほかのギターとはっきり違うこと。バンドの中で「あのギターの人」と覚えてもらえる1本です。一方で、木のギターと同じ感覚で選ぶと、重さや手ざわりの違いに驚くかもしれません。できれば実測の重さを確かめてから選ぶのがおすすめです。

中古のTALBOを買うときに見るところ7つ

TALBOは、木のギターとは違う作りのギターです。店主として確かめているところを、当店の個体の状態とあわせてまとめました。個人から買うときにも使えます。

① ボディの塗装の擦れ・くすみ

長く使われたTALBOは、ボディの塗装に擦れやくすみ、細かい擦り傷が出ていることがあります。当店の個体も、ボディの表・裏の全体に、塗装の擦れ・くすみと細かい擦り傷があります。見た目の好みが分かれるところなので、写真でよく確かめてください。

② ロゴのはがれ

ボディやヘッドのロゴは、年数がたつとはがれてくることがあります。当店の個体は、ボディ表の右上のツノにあるロゴが、はがれかけています。

③ 金属パーツのサビ

ブリッジのサドル、つまみ(ノブ)、ペグなどの金属パーツは、サビやメッキの荒れが出やすいところ。当店の個体は、サドルにサビ・メッキの荒れ、ノブのメッキに点サビ、ペグにサビがあります。どれも演奏には問題ありませんが、気になる人はパーツの交換も考えておきましょう。

④ ヘッドの先

TALBOのヘッドは、鎌のようにとがった形。先がとがっているぶん、ぶつけて欠けやすいところです。当店の個体は、ヘッド裏の先端の縁に小さな欠けがあります。

⑤ トレモロとアーム

シンクロナイズド・トレモロのギターは、アームが付いているかを確かめます。当店の個体はアームが付属しません。試奏できるなら、アームを使ったあとにチューニングが戻るかも見ておきます。

⑥ ネックとフレット

ボディが金属でも、ネックは木です。ネックが反っていないか、トラスロッドに余裕があるか、フレットがどのくらい残っているかを見ます。当店の個体は、7フレットのすき間0.3mm、12フレットの弦高6弦2.0mm・1弦1.5mm、フレットの残り85〜90%、トラスロッドは両方向に±60°まで確認済みです。

⑦ スイッチ・つまみと重さ

ピックアップの切替スイッチを全部の位置で鳴らし、ボリュームとトーンを回したときにガリ(雑音)が出ないかを確かめます。当店の個体は音出し確認済み。重さは実測4.015kgです。

当店の在庫ページでは、傷の場所・実測の重さ・ネックの数字・付属品を、写真と説明で確認できるようにしています。

いま揃える音作りの道具(代わりの機材)

HISASHIの公式の機材リストは見つからなかったので、ここで紹介するのはHISASHI本人の機材ではありません。TALBOのような明るく伸びる音のギターを、バンドで使いやすくするための代わりの例です。

ギターTALBO(SSH)など→ 当店にTALBO BLAZING FIREが1本 歪みオーバードライブ→ 例:BOSS OD-1X 揺れもの(曲によって)コーラス・フランジャー→ 例:BOSS CE-2W、MXR M117R ディレイ音に奥行きと余韻→ 例:BOSS DD-8 アンプきれいな音なら JC-120→ 真空管の歪みなら Marshall DSL20H スタジオではJC-120が置いてあることが多い ※音作りの一例です。HISASHI本人の機材・配線ではありません  まずはギター→歪み→アンプの3つから

最初から全部そろえる必要はありません。まずは歪みを1台、次にディレイ、と少しずつ足していくのがおすすめです。

そろえる順番(費用の小さい順)

① まずはヘッドホンアンプVOX amPlug3 High Gain ② いろいろな音を試すZOOM G1X FOUR(マルチエフェクター) ③ 歪みとディレイを1台ずつBOSS OD-1X + BOSS DD-8 ④ 真空管のアンプMarshall DSL20H ※棒の長さは費用の大小の目安。値段はリンク先で確認を

※商品の値段は日々変わるため、リンク先のサウンドハウスでご確認ください。

BOSS OD-1X(オーバードライブ)
ギターの音を太く歪ませる、いちばん基本のペダル。SSHのギターなら、シングルコイルでは軽く、ハムバッカーでは厚く歪みます。まず1台目に。
価格・在庫はリンク先でご確認ください

サウンドハウスで見る

BOSS CE-2W(コーラス)
音を少し揺らして、広がりを足すペダル。きれいな音の和音に使うと、ギター1本でも厚みが出ます。
価格・在庫はリンク先でご確認ください

サウンドハウスで見る

MXR M117R Flanger(フランジャー)
音がジェット機のようにうねる「飛び道具」。金属のボディのギターの明るい音と組み合わせると、派手な効果が出ます。曲の一部だけに使うのがおすすめです。
価格・在庫はリンク先でご確認ください

サウンドハウスで見る

BOSS DD-8(ディレイ)
弾いた音を少し遅れて繰り返し、奥行きと余韻を足すペダル。ソロやゆっくりしたフレーズに使うと、音がよく伸びて聴こえます。
価格・在庫はリンク先でご確認ください

サウンドハウスで見る

Roland JC-120/MARSHALL DSL20H(アンプ)
JC-120は、きれいな音で定評のあるアンプ。多くのスタジオやライブハウスに置いてあります。DSL20Hは家やスタジオでも扱いやすい20Wの真空管ヘッドで、1台でクリーンと歪みを使い分けられます。
価格・在庫はリンク先でご確認ください

JC-120を見る DSL20Hを見る

家で練習するなら

店主としておすすめする練習は、次の3つです。

  1. 和音のパートとフレーズのパートを分けて聴く
    公式映像をヘッドホンで聴き、歌の後ろで和音を鳴らしているギターと、別のフレーズを弾いているギターを聴き分けます。どちらを弾くか決めると、練習するところがはっきりします。
  2. ピックアップを切り替えて弾く
    SSHのギターなら、同じフレーズをシングルコイルとハムバッカーで弾き比べてみましょう。和音はシングルコイル、ソロはハムバッカー、と自分なりの使い分けを決めておくと、バンドで迷いません。
  3. ゆっくりのテンポから
    メトロノームに合わせて、ゆっくり正確に弾けてから少しずつ速くします。2本のギターが合うのは、2人ともテンポが正確なときです。
VOX amPlug3 High Gain(ヘッドホンアンプ)
ギターに直接挿して、ヘッドホンで聴く小さなアンプ。歪んだ音がしっかり出るので、夜でも練習できます。
価格・在庫はリンク先でご確認ください

サウンドハウスで見る

ZOOM G1X FOUR(マルチエフェクター)
歪み・コーラス・フランジャー・ディレイなどが1台に。ペダルを1台ずつ買う前に、「この音、自分は使うかな?」を試せます。
価格・在庫はリンク先でご確認ください

サウンドハウスで見る

弦・バンドスコア
当店のTALBOは09-42の弦で調整しています。GLAYの曲は、バンドスコアで2本のギターのパートを見比べながら練習すると、ツインギターの分け方がよく分かります。

弦 09-42 GLAYのスコア

用語ミニ辞典

この記事に出てきた言葉を、ギターを始めたばかりの人向けにまとめました。

TALBO(タルボ)
トーカイ(東海楽器)のエレキギター。「Tokai ALuminum BOdy」の略で、ボディがアルミ合金。
鋳造(ちゅうぞう)
溶かした金属を型に流し込んで、固めて形を作る作り方。
ツインギター
1つのバンドでギターを2本並べる形。GLAYはTAKUROとHISASHIのツインギター。
リードギター
ツインギターのうち、メロディのようなフレーズやソロを主に受け持つ側。
SSH
ピックアップの並び方。ネック側から、シングルコイル・シングルコイル・ハムバッカーの順。
シングルコイル
コイルが1つのピックアップ。歯切れがよく、すっきりした音。
ハムバッカー
コイルを2つ並べたピックアップ。太くてノイズの少ない音。
シンクロナイズド・トレモロ
アームで音の高さを揺らせるブリッジの仕組み。
ボルトオン
ネックをネジでボディに留める作り。
トラスロッド
ネックの中に入っている金属の棒。回してネックの反りを調整する。

GLAYのメンバー

メンバー担当HISASHIとの関係
TERUボーカルTAKUROとともにGLAYの中心。高校卒業後、一緒に東京へ
TAKUROギターツインギターの相棒を探していて、HISASHIをGLAYに誘った
HISASHIギターこの記事。代名詞はTALBO
JIROベースGLAYのベーシスト
(ドラム)サポート4人のメンバーにドラマーはおらず、サポートのドラマーが務める

61人を一覧で比べる:アーティストモデル早見表(本人の機材と当店の在庫)

ほかの記事:TERU(GLAY)/JIRO(GLAY)/TAKURO(GLAY)/hide(X JAPAN)/布袋寅泰(BOØWY)/松本孝弘(B'z)/SUGIZO(LUNA SEA・X JAPAN)/J(LUNA SEA)/PATA(X JAPAN)/HEATH(X JAPAN)/TAIJI(X)/KIYOSHI(hide with Spread Beaver)/ken(L'Arc〜en〜Ciel)/tetsuya(L'Arc〜en〜Ciel)/ka-yu(Janne Da Arc)/KAZUMA(SIAM SHADE)/GISHO(PENICILLIN)/Toshiya(DIR EN GREY)/you(Janne Da Arc)/INORAN(LUNA SEA)/DAITA(SIAM SHADE)/青木智仁(ベーシスト)/NATCHIN(SIAM SHADE)/鮎川誠(シーナ&ロケッツ)/亀田誠治(東京事変)/高中正義(ギタリスト)/Char(ギタリスト)/YOSHIKI(X JAPAN)/平沢進(P-MODEL)/千聖(PENICILLIN)/Toshl(X JAPAN)/アッコ(GO!GO!7188)/フルカワミキ(SUPERCAR)/アベフトシ(THEE MICHELLE GUN ELEPHANT)/ルーク篁(聖飢魔II)/hyde(L'Arc〜en〜Ciel)/松井常松(BOØWY)/ユウ(GO!GO!7188)/ウエノコウジ(THEE MICHELLE GUN ELEPHANT)/薫(DIR EN GREY)/中村弘二(SUPERCAR)/長岡亮介(東京事変)/Die(DIR EN GREY)/いしわたり淳治(SUPERCAR)/椎名林檎(東京事変)/チバユウスケ(THEE MICHELLE GUN ELEPHANT)/稲葉浩志(B'z)/I.N.A.(hide with Spread Beaver)/氷室京介(BOØWY)/向井秀徳(NUMBER GIRL・ZAZEN BOYS)/田渕ひさ子(NUMBER GIRL)/RYUICHI(LUNA SEA)/真矢(LUNA SEA)/中尾憲太郎(NUMBER GIRL)/今井寿(BUCK-TICK)/三輪テツヤ(スピッツ)/EMMA(THE YELLOW MONKEY)/生形真一(ELLEGARDEN)/田原健一(Mr.Children)/横山健(Hi-STANDARD)

まとめ

HISASHIは、函館で育ち、パンクのバンドから、TAKUROに誘われてGLAYに加わったギタリストです。ツインギターのリード側として、1994年のデビューから今まで、TAKUROと2本のギターを並べてきました。そして、1980年代に生まれたアルミのボディのギターTALBOを、1990年代にふたたび人気にしたギタリストとして、名前が挙がる人でもあります。

HISASHIのシグネチャーモデルは、型番まで確かめられませんでしたが、同じTALBOなら当店に1本あります。金属のボディの、シャープで明るく、よく伸びる音。木のギターとは違う1本を、ぜひ手に取ってみてください。

TALBOを探している方へ

当店では、ネック・弦高・オクターブを調整してからお送りしています。在庫はその時々で変わります。

TALBO BLAZING FIREを見る

弾かなくなったTALBO、ありませんか?

当店はトーカイのギターをはじめ、エレキギター・ベースを買い取っています。ロゴがはがれている、パーツにサビがある、アームが無い、といった状態でもご相談ください。

買取について見る

参考にした資料

よくある質問

HISASHIが使っているギターは何ですか?

代名詞は、トーカイ(Tokai)のTALBO(タルボ)です。ボディがアルミ合金でできたギターで、1990年代にHISASHIが使ったことで、ふたたび人気が高まったと紹介されています。TALBOをもとにした本人のシグネチャーモデルも作られてきました。公式の機材リストは見つかっていません。

TALBOとはどんなギターですか?

トーカイ(東海楽器)のエレキギターで、名前は「Tokai ALuminum BOdy」の略です。1982年に発表され(製造は1983年からとする資料もあります)、溶かしたアルミ合金を型に流し込んで作るボディが特徴です。

シルバーウルフのTALBOはHISASHIモデルですか?

いいえ。市販のTokai TALBO BLAZING FIREで、HISASHIモデルではありません。同じTALBOで、アルミ合金のボディ、SSHのピックアップ、メイプルのネックとローズウッドの指板、実測4.015kg、日本製です。

HISASHIのシグネチャーモデルの型番は?

TALBOをもとにしたシグネチャーモデルがいくつも作られてきたと紹介されていますが、型番・年・仕様は2つ以上の資料で確かめられなかったので、記事では挙げていません。

GLAYのメンバーは?

ボーカルのTERU、ギターのTAKUROとHISASHI、ベースのJIROの4人です。ドラムはサポートのドラマーが務めています。1988年に函館で、TAKUROとTERUを中心に生まれたバンドです。

HISASHIはどうやってGLAYに入ったのですか?

高校時代はパンクのバンド「蟻」で活動していました。ツインギターの相棒を探していたTAKUROに誘われ、蟻が解散したあとにGLAYに加わり、高校を卒業してTAKURO・TERUと一緒に東京へ出ました。

中古のTALBOで気をつけるところは?

ボディの塗装の擦れやくすみ、ロゴのはがれ、サドル・ノブ・ペグなど金属パーツのサビ、とがったヘッドの先の欠け、トレモロのアームが付いているか、ネックとフレットの状態、重さです。

GLAYとhideの関係は?

X JAPANのhideは、Xのレーベル「エクスタシーレコード」で新しいバンドを探す係をしていて、LUNA SEAやGLAYを見つけてきたのはhideだったと言われています。

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