JIRO(GLAY)のベースと音作り|Bacchus BJB-98・TopDogと公式MVで解説【ジャズベース型】
更新日:2026-10-15 文:SILVER WOLF GUITARS 森 将大
※この記事にはプロモーション(サウンドハウスへの広告リンク)が含まれます。当店の在庫も紹介しています。
- GLAYのJIROのベースは、資料に出てくるものがどれもジャズベース型。1990年代はBacchusの「BJB-98」(GLAY JIROモデル)、のちにSGCraftsのTopDogのシグネチャー(JRO-01・JRO-03)。フェンダーのインタビューでは、American Ultra II Jazz Bassについて話しています。
- 本名は和山義仁。1972年に北海道函館市で生まれ、1992年にGLAYに加入。1994年にYOSHIKIがプロデュースした「RAIN」でメジャーデビューし、1999年の「GLAY EXPO '99 SURVIVAL」では約20万人の前で弾きました。
- 当店にJIROモデルはありませんが、同じジャズベース型が4本あります(JIROモデルではありません)。音作りは、ジャズベース型にベース用のプリアンプを1台足すところから始めるのがおすすめです。
GLAYのベーシスト、JIRO。
1992年にGLAYに加わってから30年以上、GLAYの低音を支えてきました。GLAYの外でも、the pillowsの山中さわおと組んだバンド、THE PREDATORSでベースを弾いています。
この記事では、中古ギター・ベース店を営んでいる私が、JIROのベースと音作りを、GLAYの公式ミュージックビデオと自作の図、当店にあるジャズベース型の実機の写真でまとめました。JIROモデルが見つからないとき、何を選べばいいかも、店主の目線で紹介します。
- JIROがどんなベーシストか(年表・エピソードつき)
- GLAYの公式MVと、JIROのベースの聴き方
- 資料に出てくるJIROのベース(Bacchus・TopDog・Fender)
- ジャズベース型のしくみ(つまみ・ピックアップ・ネック)
- 当店のジャズベース型4本の実機(写真と動画)
- 中古のジャズベース型を買うときに見るところ7つ
- いま新品で揃えられる、代わりの音作りの機材
JIROってどんな人?
| 名前 | JIRO(ジロー)/本名:和山義仁(わやま よしひと) |
|---|---|
| 生まれ | 1972年10月17日/北海道函館市 |
| 担当 | GLAYのベース |
| 主なバンド | GLAY(1992年〜)、THE PREDATORS(2005年〜) |
| GLAYの前 | バンド「ピエロ」 |
| 資料に出てくるベース | Bacchus BJB-98(1990年代のGLAY JIROモデル)、TopDogのJRO-01・JRO-03、Fender American Ultra II Jazz Bass(どれもジャズベース型) |
北海道函館市の生まれです。GLAYに入る前は「ピエロ」というバンドにいました。ギターのTAKUROに誘われて、1992年にGLAYに加わります(1991年と書いている資料もあります)。ここで、TERU・TAKURO・HISASHI・JIROの4人がそろいました。
1994年、X JAPANのYOSHIKIがプロデュースしたシングル「RAIN」でメジャーデビュー。1999年7月31日の「GLAY EXPO '99 SURVIVAL」(幕張)では約20万人を集めました。2005年からは、GLAYと並んでTHE PREDATORSでも活動しています。2024年、GLAYはデビュー30周年を迎えました。
JIROを知るエピソード7つ
JIROの人となりと、ベースにかかわる話を集めました。資料によって書き方が違う話は、はっきりしているところだけを書いています。
- 「JIRO」は、とっさに付けた名前
本名は和山義仁。名前を聞かれたときに、その場で「JIRO」と答えたのが始まりだと紹介されています。本名とは関係のない名前です。 - GLAYの前は「ピエロ」
GLAYに入る前は、「ピエロ」というバンドで活動していました。 - 誘ったのはTAKURO
GLAYに入るきっかけは、ギターのTAKUROに誘われたことでした。1992年に4人がそろい、いまのGLAYの形になります。 - デビュー曲のプロデュースはYOSHIKI
1994年のメジャーデビュー曲「RAIN」は、X JAPANのYOSHIKIのプロデュースです。X JAPANのベーシストの話はHEATHの記事とTAIJIの記事にまとめています。 - 20万人の前で弾いたベーシスト
1999年7月31日の「GLAY EXPO '99 SURVIVAL」は、幕張メッセの駐車場に作った特設ステージでのライブ。約20万人が集まり、当時、1組のアーティストの有料ライブとしては世界一の人数とされました。 - GLAYの外でも、ベース
2005年、the pillowsの山中さわおとTHE PREDATORSを組みました。GLAYとは別のメンバーで、ここでもJIROはベースを担当しています。 - JIROモデルは、どれもジャズベース型
1990年代のBacchus BJB-98も、TopDogのJRO-01・JRO-03も、形はジャズベース型。JRO-01は「ステッカーの初号機」として紹介されています。ブランドが変わっても、資料に出てくるベースの形はずっとジャズベース型です。
公式MVで聴くGLAYのJIRO
GLAYの公式チャンネルが公開しているミュージックビデオから、3本を選びました。まずは曲として楽しんで、2回目からベースの音を探してみてください。
1本目は「HOWEVER」。GLAYのバラードの中でも、とくに広く知られた1曲です。ゆったりした曲は、ベースの一音一音の長さと、音を切るタイミングがよく聞こえます。
GLAY「HOWEVER」ミュージックビデオ(GLAY 公式チャンネル)
2本目は「誘惑」。速いテンポのロックナンバーです。ドラムといっしょに、曲を前へ前へと押し出すベースを追いかけてみてください。
GLAY「誘惑」ミュージックビデオ(GLAY 公式チャンネル)
3本目は「とまどい」。歌の後ろでベースがどこで動き、どこで同じ音を続けているか、耳で追ってみてください。
GLAY「とまどい」ミュージックビデオ(GLAY 公式チャンネル)
※曲の作詞・作曲と発売日は、確かめられた資料がそろってから書き足します。
JIROのベースの聴き方のコツ3つ
バンドの音からベースだけを聞き分けるのは、慣れないと難しいものです。ベースを始めたばかりの人におすすめの聴き方を3つ紹介します。
① ヘッドホンで、いちばん低い音だけを追う
スマートフォンのスピーカーでは、ベースの低い音はほとんど聞こえません。ヘッドホンかイヤホンで聴き、歌でもギターでもない「いちばん低いところで鳴っている音」を探します。最初は、サビのあたまの1音だけでかまいません。
② バスドラムと重なるところを探す
ベースは、ドラムのバスドラム(足で踏む大きな太鼓)と同じタイミングで鳴ることが多い楽器です。「ドン」という音と、ベースの音が重なるところを探すと、ベースのリズムが見えてきます。ここがそろっているバンドは、聴いていて体が自然に揺れます。
③ 歌のないところで耳をすます
イントロや間奏など、歌が休んでいるところは、ベースがよく聞こえる場所です。同じ音を刻み続けているのか、動いているのか。気づいたことをメモしておくと、自分で弾くときの手がかりになります。
GLAYの外で ── THE PREDATORS
2005年、JIROはthe pillowsの山中さわおと、3人組のバンドTHE PREDATORSを組みました。山中さわおがボーカルとギター、JIROがベース、そこにドラムが加わる形です。
ギターが1本の3人組は、ギター2本のGLAYより音の数が少ない編成です。ギターがソロを弾くあいだ、低い音を支えるのはベースだけになります。バンドが変わるとベースの役目も変わるので、聴きくらべるのもおもしろいところです。
本人のベース(Bacchus・TopDog・Fender)
JIROの使うベースとして資料に出てくるのは、どれもジャズベース型です。ニュース記事やインタビューで紹介されているものを、表にまとめました。
| ベース | 時期・資料 | どんなベース |
|---|---|---|
| Bacchus BJB-98(GLAY JIROモデル) | 1990年代 | Bacchusのジャズベース型のJIROモデル |
| TopDog JRO-01 | 音楽ナタリー・BARKSの記事 | TopDogのジャズベース型。JIROの代名詞と言われる、通称「初号機」として紹介されている |
| TopDog JRO-03 | 使用ベースの紹介記事 | SGCraftsのTopDogの、ジャズベース型のシグネチャー |
| Fender American Ultra II Jazz Bass | fendernews.jpのインタビュー | フェンダーのジャズベース。インタビューでこのベースについて話している |
※本人の公式な機材リストは確かめられませんでした。上の表は、音楽ナタリー・BARKSのニュース記事、fendernews.jpのインタビューなどで紹介されている内容です。アンプとエフェクターは確かめられなかったため書いていません。店で売られたモデルと、本人がステージで使うベースが同じ作りかどうかも確かめられませんでした。
4本を並べると、JIROがブランドを変えても、ジャズベースの形を選び続けていることが分かります。ジャズベースは、細めのネックと、2つのピックアップの組み合わせで音を作るベースです。次の章で、しくみを当店の実機で見てみます。
ジャズベース型のしくみ
ピックアップ2つ、つまみ3つ
ジャズベースは、ピックアップ(弦の振動を拾う部品)が2つ、つまみが3つ。ピックアップごとのボリュームと、全体のトーン(音色)です。当店のFGN NCJB-10R/ALで見てみましょう。
当店のFGN NCJB-10R/ALで見る、ジャズベースのピックアップとつまみ(当店撮影)。JIROのベースではありません
2つのボリュームを両方とも上げると、太さと抜けのバランスがいい、ジャズベースらしい音。ネック側を少し下げるとブリッジ側の硬い音が前に出て、輪郭がはっきりします。反対にブリッジ側を下げると、丸く太い音になります。トーンは、回すほど高い音が削れて、こもった柔らかい音に変わります。
ジャズベースのピックアップは、シングルコイルという種類です。片方だけで鳴らすと「ジー」という雑音が出やすいので、ふだんは2つとも上げて、音量のバランスで音を作るのが基本です。
ネックはネジで留める「ボルトオン」
ジャズベース型の多くは、ネックをボディに4本のネジで留める作りです。当店のNCJB-10R/ALの裏を見ると、ネックの付け根に金属のプレートがあります。
ボルトオン。当店のFGN NCJB-10R/ALの裏(当店撮影)
ボルトオンは、音の立ち上がりが速く、ネックの交換や修理がしやすいのが利点です。中古のベースでは、これが安心材料になります。
ネックの細さ
ジャズベースは、ネックの付け根(ナット)のあたりが細めで、手の小さい人でも握りやすい形です。それでも太さや厚みはモデルによって違います。たとえば当店のGrassRoots G-JB-47Rは少し薄めのネック、Fender Japan JB62-75USは62年スタイルの細身のネックです。できれば実物を握って確かめてください。
当店のジャズベース型4本を写真でじっくり
ここからは、いま当店にある実機です。写真はすべて当店で撮影したものです。JIROモデルではありませんが、JIROのベースと同じジャズベース型の4本です。
| FGN NCJB-10R/AL | GrassRoots G-JB-47R | BURNY BASS | Fender Japan JB62-75US | |
|---|---|---|---|---|
| 形 | ジャズベース型 | ジャズベース型 | ジャズベース型 | ジャズベース型 |
| 色 | 黒 | 黒 | 3カラー・サンバースト | 3トーン・サンバースト |
| ボディ | アルダー | アルダー | アルダー | アルダー |
| 指板 | ローズウッド | ローズウッド | メイプル | ローズウッド |
| つまみ | 2ボリューム・1トーン | 2ボリューム・1トーン | 2ボリューム・1トーン | 2ボリューム・1トーン |
| 重さ(実測) | 4.450kg | 4.420kg | 5.310kg | 4.215kg |
| フレットの残り | 90% | 約8〜9割 | 約4割 | 85〜90% |
| 製造 | 日本製 | — | 1970年代と思われる | 日本製(1997〜2000年) |
FUJIGEN(FGN)Neo Classic NCJB-10R/AL(黒)

フジゲンのネオ・クラシック・シリーズのジャズベース型。アルダーのボディ、メイプルのネック、ローズウッドの指板という、ジャズベースの王道の組み合わせです。フレットを円弧状に打つフジゲン独自の「サークル・フレッティング・システム」で、音の立ち上がりがはっきりしています。864mmのロングスケール、20フレット、ピックアップはフジゲンのオリジナル。日本製です。


FGN NCJB-10R/AL(26A056・当店のYouTube)
GrassRoots G-JB-47R(黒)

ESPのグループのブランド、グラスルーツのジャズベース型です。アルダーのボディにハードメイプルのネック、ローズウッドの指板。ネックが少し薄めで握りやすく、はじめての1本にも向いています。ネック側とブリッジ側のボリューム、全体のトーンという、ジャズベースらしいつまみの並びです。864mmのロングスケール、20フレット。


GrassRoots G-JB-47R(18A009・当店のYouTube)
Fernandes BURNY BASS(1970年代・3カラー・サンバースト)

フェルナンデスの初期にだけ見られる、筆記体のロゴの「BURNY BASS」。細かい年式は分かりませんが、1970年代のものと思われるジャズベース型です。アルダーのボディに、メイプルのネックと指板。古いぶん、フレットは約4割まで減っていて、次にすり合わせるときはフレット交換が必要です。実測5.310kgと重めです。フェルナンデスは2024年に事業を停止し、2025年7月に破産手続に入りました。


Fender Japan JB62-75US(3トーン・サンバースト)

フェンダー社のライセンスで日本で作られていたブランド、フェンダージャパンのジャズベース。62年のジャズベースを再現したモデルに、フェンダーUSA製のヴィンテージ・タイプのピックアップを積んだ、型番の最後が「US」のモデルです。ネックの付け根のシリアル(「Crafted in Japan」、Oで始まる番号)から、1997〜2000年の日本製。当時の定価は75,000円(税別)でした。
ボディはアルダー、ネックはメイプル、指板はローズウッド。62年スタイルの細身のネックで、ロングスケール(34インチ)、20フレット。2ボリューム・1トーン、ヴィンテージ・タイプのブリッジ、逆巻きのクローバー・ペグと、ジャズベースの元の形に近い作りです。





Fender Japan JB62-75USの在庫ページを見る
※4本とも中古品で、年式なりの傷や使用感があります。傷の場所は在庫ページの写真と説明に書いています。どれも当店で45-105の弦を張り、12フレットの弦高を4弦2.5mm・1弦2.0mmに調整しています。
4本をくらべる ── 選び方の目安
同じジャズベース型でも、4本はそれぞれ性格が違います。どんな人に向いているか、店主の目線でまとめました。
| こんな人に | おすすめ | 理由 |
|---|---|---|
| はじめての1本 | GrassRoots G-JB-47R | 少し薄めのネックで握りやすい。フレットも約8〜9割残っている |
| 弾きやすさと音の立ち上がり | FGN NCJB-10R/AL | フジゲンのサークル・フレッティング・システム。フレットは90% |
| ジャズベースの元の形に近いもの | Fender Japan JB62-75US | 62年のジャズベースの再現に、USA製のピックアップ。いちばん軽い4.215kg |
| 古いベースの味を楽しみたい | BURNY BASS | 1970年代と思われる筆記体ロゴ。フレット交換を前提に、自分好みに仕上げたい人向け |
重さも大事な選ぶ基準です。4本のうちいちばん軽いのはFender Japan JB62-75USの4.215kg、いちばん重いのはBURNY BASSの5.310kg。1kg以上の差は、立って長く弾くと肩ではっきり分かります。
指板の色でも、見た目と音の印象が変わります。BURNY BASSはメイプル(白っぽい木)、ほかの3本はローズウッド(茶色い木)です。メイプル指板は少し明るく硬い音、ローズウッド指板は少し丸い音と言われます。
JIROモデルを探す前に知っておきたいこと
JIROモデルそのものが欲しい人に向けて、中古で探すときに知っておきたいことをまとめました。
① 型番と時期を確かめる
資料に出てくるJIROモデルには、1990年代のBacchus BJB-98と、TopDogのJRO-01・JRO-03があります。同じ「JIROモデル」でも、ブランドも時期も違います。売られているものが、どのブランドの、どの型番なのかを、まず確かめましょう。
② 本人のベースと、売られたモデルは別もの
本人がステージで使うベースは、本人のために作られた1本です。店で売られたJIROモデルと、材や部品が同じとは限りません。「本人と同じ形のベース」と考えておくと、買ったあとにがっかりしません。
③ 見つからないときは、同じ形から
アーティストモデルは作られた数が少なく、中古でもいつも出てくるとは限りません。見つからないときは、同じジャズベース型から選ぶのが近道です。ジャズベース型は、いちばん多く作られてきた形のひとつで、新品でも中古でも選ぶ幅があります。
中古のジャズベース型を買うときに見るところ7つ
ジャズベース型は中古でたくさん出回っているぶん、状態の差も大きいベースです。店主として毎回確かめているところをまとめました。
ネックがまっすぐに調整できるか、トラスロッド(ネックの中の金属の棒)に余裕があるかを確かめます。当店では、1フレットと最後のフレットを押さえたときの7フレットのすき間(0.3mm)と、トラスロッドが締める・ゆるめる両方向に回るか(±60°まで確認)を書いています。
フレットが減っていると、音がビリついたり、音程が合わなくなったりします。古いベースほど、ここが大事です。

黒い塗装は、細かい擦り傷が光で目立ちやすい色です。正面から撮った写真では見えにくく、光が反射する角度でやっと見える傷もあるので、斜めから撮った写真があるかも見ておきましょう。

ピックガードは、持ち主が好みで取り替えることの多い部品です。当店のFender Japan JB62-75USも、ピックガードが赤べっこう柄で、純正の茶べっこう柄から交換されたものと思われます。取り付け用と思われる小さな穴も3か所あります。元の部品にこだわる人は、説明の「交換」「穴」の書き込みを見ておきましょう。
つまみを回したときの「ガリガリ」という雑音は、古いベースでよく起きます。2つのピックアップを片方ずつ鳴らして、両方からきちんと音が出るかも確かめます。
ベースはギターより重く、当店の4本も4.215kgから5.310kgまであります。同じ型番でも、木の重さで数百グラム違うことがあります。長く立って弾くなら、実測の重さが書いてあるかを見ておきましょう。
年式は、シリアル(製造番号)から分かることがあります。当店のFender Japan JB62-75USは、ネックの付け根のシリアルから1997〜2000年の製造と判断しています。ケースが付くかどうかでも、買ったあとの出費が変わります(当店のNCJB-10R/ALは非純正のソフトケース付き、JB62-75USは本体のみ)。
当店の在庫ページでは、傷の場所・実測の重さ・ネックの数字・付属品を、写真と説明で確認できるようにしています。
JIROに近づく音作り(いま新品で揃える)
JIROのアンプとエフェクターは、確かめられる資料が見つかりませんでした。ここで紹介するのは、JIROの機材ではなく、ジャズベース型の音を作るための代わりの機材です。つなぎ方の例はこうです。
最初の一歩はプリアンプです。ベースとアンプのあいだにプリアンプを1台置くだけで、音に太さと押し出しが出ます。アンプは、自分の練習場所が決まってから選べば無駄がありません。
そろえる順番(費用の小さい順)
ひとつずつ紹介
家で練習するなら
アンプを鳴らせない家でも、GLAYの曲でベースの練習はできます。店主としておすすめする練習は、次の3つです。
- 8分音符をそろえる
メトロノームに合わせて、同じ音を8分音符で弾き続けます。音の大きさと長さがそろうまで、ゆっくりのテンポから始めます。 - MVに合わせて、ルート音だけ弾く
コードのいちばん下の音(ルート音)だけを、曲に合わせて弾いてみます。難しいフレーズを弾く前に、曲の流れを体で覚えられます。 - つまみを動かして音を覚える
2つのボリュームとトーンを少しずつ動かして、音の変わり方を耳で覚えます。
用語ミニ辞典
この記事に出てきた言葉を、ベースを始めたばかりの人向けにまとめました。
- ジャズベース
- フェンダーが作ったベースの形。ピックアップ2つ、つまみ3つ。JIROのベースはこの形。
- シグネチャーモデル
- アーティスト本人の名前を冠したモデル。JIROならBJB-98やJRO-03。
- 初号機
- 同じモデルで最初に作られた1本。
- ボルトオン
- ネックをボディにネジで留める作り。立ち上がりが速く、直しやすい。
- シングルコイル
- ジャズベースのピックアップの種類。抜けのいい音だが、片方だけだと雑音が出やすい。
- サークル・フレッティング・システム
- フレットを円弧状に打つ、フジゲン独自の作り。
- プリアンプ
- アンプの前で音を整え、太さや歪みを足す機材。
- DI
- ベースの音を、ライブハウスやスタジオの卓に直接送るための機材。
- トラスロッド
- ネックの中に入っている金属の棒。締めたり緩めたりして、ネックの反りを直す。
- 弦高
- 弦と指板のすき間の高さ。低いほど押さえやすいが、低すぎると音がビリつく。
GLAYのメンバー
このブログでは、GLAYのメンバーを1人ずつ取り上げていきます。記事ができたら、ここからリンクします。
61人を一覧で比べる:アーティストモデル早見表(本人の機材と当店の在庫)
ほかの記事:TERU(GLAY)/TAKURO(GLAY)/HISASHI(GLAY)/HEATH(X JAPAN)/J(LUNA SEA)/tetsuya(L'Arc〜en〜Ciel)/GISHO(PENICILLIN)/TAIJI(X)/Toshiya(DIR EN GREY)/ka-yu(Janne Da Arc)/hide(X JAPAN)/PATA(X JAPAN)/SUGIZO(LUNA SEA・X JAPAN)/ken(L'Arc〜en〜Ciel)/松本孝弘(B'z)/布袋寅泰(BOØWY)/KAZUMA(SIAM SHADE)/KIYOSHI(hide with Spread Beaver)/you(Janne Da Arc)/INORAN(LUNA SEA)/DAITA(SIAM SHADE)/青木智仁(ベーシスト)/NATCHIN(SIAM SHADE)/鮎川誠(シーナ&ロケッツ)/亀田誠治(東京事変)/高中正義(ギタリスト)/Char(ギタリスト)/YOSHIKI(X JAPAN)/平沢進(P-MODEL)/千聖(PENICILLIN)/Toshl(X JAPAN)/アッコ(GO!GO!7188)/フルカワミキ(SUPERCAR)/アベフトシ(THEE MICHELLE GUN ELEPHANT)/ルーク篁(聖飢魔II)/hyde(L'Arc〜en〜Ciel)/松井常松(BOØWY)/ユウ(GO!GO!7188)/ウエノコウジ(THEE MICHELLE GUN ELEPHANT)/薫(DIR EN GREY)/中村弘二(SUPERCAR)/長岡亮介(東京事変)/Die(DIR EN GREY)/いしわたり淳治(SUPERCAR)/椎名林檎(東京事変)/チバユウスケ(THEE MICHELLE GUN ELEPHANT)/稲葉浩志(B'z)/I.N.A.(hide with Spread Beaver)/氷室京介(BOØWY)/向井秀徳(NUMBER GIRL・ZAZEN BOYS)/田渕ひさ子(NUMBER GIRL)/RYUICHI(LUNA SEA)/真矢(LUNA SEA)/中尾憲太郎(NUMBER GIRL)/今井寿(BUCK-TICK)/三輪テツヤ(スピッツ)/EMMA(THE YELLOW MONKEY)/生形真一(ELLEGARDEN)/田原健一(Mr.Children)/横山健(Hi-STANDARD)
まとめ
JIROは、北海道函館市に生まれ、TAKUROに誘われて1992年にGLAYに加わったベーシストです。1994年のデビューから、20万人を集めた1999年のGLAY EXPO、そして30周年まで、GLAYの低音を支えてきました。資料に出てくるベースは、Bacchus・TopDog・Fenderと、どれもジャズベース型です。
JIROモデルが見つからなくても、ジャズベース型の1本と、プリアンプが1台あれば、音作りの練習は始められます。まずは公式MVでベースの音を探すところから、JIROの音に近づいてみてください。
ジャズベース型を探している方へ
当店では、ネック・弦高・オクターブを調整してからお送りしています。在庫はその時々で変わります。
弾かなくなったJIROモデル、ありませんか?
当店はBacchus・TopDogのJIROモデルをはじめ、エレキベース・ギターを買い取っています。塗装に傷がある、つまみにガリがある、といった状態でもご相談ください。
参考にした資料
- Wikipedia(英語版)「Jiro (musician)」「Glay」
- Generasia「JIRO」「THE PREDATORS」/ピクシブ百科事典「JIRO」「GLAY」
- Real Sound「GLAY、ベルーナドームで堂々飾った30周年のキックオフ 1999年と現在をつなぐ記念碑的な『GLAY EXPO』に」(2024年)
- 音楽ナタリー「GLAY・JIROのあの“初号機”ベースを弾けるかもしれない」/BARKS「GLAY、ライブ会場限定楽器演奏施策にJIROの通称“初号機”が登場」
- fendernews.jp(Fender News)JIROのインタビュー
- GLAY 公式YouTubeチャンネルのミュージックビデオ
- フェルナンデスの事業停止(2024年)・破産手続(2025年7月)の報道
- 在庫の仕様・重さ・製造国:当店の実測と確認
よくある質問
JIROが使っているベースは何ですか?
資料に出てくるのは、どれもジャズベース型です。1990年代はBacchusのBJB-98(GLAY JIROモデル)、のちにSGCraftsのTopDogのシグネチャーJRO-01・JRO-03。fendernews.jpのインタビューでは、フェンダーのAmerican Ultra II Jazz Bassについて話しています。本人の公式な機材リストは確かめられませんでした。
JIROの本名と出身は?
本名は和山義仁(わやま よしひと)です。1972年10月17日、北海道函館市の生まれです。
「JIRO」という名前の由来は?
名前を聞かれたときに、その場で「JIRO」と答えたのが始まりだと紹介されています。本名とは関係のない名前です。
JIROはいつGLAYに入ったのですか?
1992年です(1991年と書いている資料もあります)。ギターのTAKUROに誘われたのがきっかけで、GLAYの前は「ピエロ」というバンドにいました。
GLAYのデビューはいつですか?
1994年、X JAPANのYOSHIKIがプロデュースしたシングル「RAIN」でメジャーデビューしました。1999年7月31日の「GLAY EXPO '99 SURVIVAL」(幕張)では約20万人を集めています。
THE PREDATORSとは何ですか?
2005年に、the pillowsの山中さわおと組んだ3人組のバンドです。JIROはここでもベースを担当しています。
シルバーウルフにJIROモデルはありますか?
いまは在庫にありません。JIROモデルではありませんが、同じジャズベース型のFGN NCJB-10R/AL、GrassRoots G-JB-47R、BURNY BASS、Fender Japan JB62-75USを記事で紹介しています。JIROモデルの買取もしています。
JIROっぽい音を出すには何から買えばいいですか?
JIROのアンプやエフェクターは確かめられなかったので代わりの機材になりますが、ジャズベース型のベースに、ベース用のプリアンプ(TECH21 SansAmp BASS DRIVER DI V2やBOSS BB-1Xなど)を1台足すところから始めるのがおすすめです。