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SILVER WOLF GUITARSエレキギター・ベース専門店
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INORAN(LUNA SEA)の使用ギターと音作り|ESPのILPからフェンダーのジャズマスターへ、当店のレスポール型4本と公式映像で解説

更新日:2026-10-16 文:SILVER WOLF GUITARS 森 将大

※この記事にはプロモーション(サウンドハウスへの広告リンク)が含まれます。当店の在庫も紹介しています。

先に結論
  • INORANのギターは、1990年代はESPのシグネチャー「ILP」シリーズ(中古店の説明ではレスポール系の形)。2010年にフェンダーと契約し、2011年にカスタムショップから「INORAN JAZZMASTER #1 LTD」が出ました。本人の1959年製ジャズマスターがもとで、日本人初のシグネチャー・ジャズマスターと紹介されています。
  • LUNA SEAではSUGIZOとのツインギター。ギターソロはほぼSUGIZOが弾き、INORANはもう1本のギターで曲を支えます。「MOTHER」「FAKE」「gravity」はINORANの原曲です。
  • アンプとエフェクターは、公式の資料で確かめられませんでした。INORANモデルとジャズマスター型の在庫はありませんが、ESP時代のINORANモデルと同じレスポール系の形のギター(Burny・Epiphone)が4本あります。

LUNA SEAのギタリスト、INORAN。

派手なギターソロは相棒のSUGIZOに任せ、もう1本のギターで曲を支えてきた人です。中学からの仲間Jとバンドを始め、「MOTHER」「FAKE」「gravity」の原曲を作り、ソロでは自分で歌います。

この記事では、中古ギター店を営んでいる私が、INORANのギターと、SUGIZOとの2本のギターの分け方を、公式映像と一緒にまとめました。INORANモデルは店にありませんが、ESP時代のINORANモデルと同じレスポール系の形のギター4本を、当店の写真で紹介します。

この記事で分かること
  • INORANがどんなギタリストか(年表・エピソードつき)
  • 公式映像と、INORANのギターが聴ける名曲10選
  • SUGIZOとINORAN、2本のギターの分け方
  • ESPのILPシリーズから、フェンダーのジャズマスターまで
  • 当店のレスポール型4本と、中古で見るところ7つ
  • いま新品で揃えられる、代わりの機材
森
この記事を書いた人:森
中古エレキギター・ベースを整備して販売しているシルバーウルフの店主(古物商)。ネックや弦高を調整してから送り出しています。この記事を書いている今、レスポール型のギターが4本、店にあります。

INORANってどんな人?

名前INORAN(イノラン)/本名:井上 清信
生まれ1970年9月29日/神奈川県秦野市
担当LUNA SEAではギター。ソロではボーカルとギター
主なバンドLUNA SEA、ソロ、FAKE?、Tourbillon、Muddy Apes
代表的なギターESPのILPシリーズ(1990年代)、Fender INORAN JAZZMASTER(2011年〜)

中学でJと出会い、高校の軽音楽部で、Jと一緒に「LUNACY」を結成。1989年に今の5人がそろい、のちにバンド名を「LUNA SEA」に変えます。

1992年に『IMAGE』でメジャーデビュー。1994年の「TRUE BLUE」でバンド初のオリコン1位をとり、同じ年のアルバム『MOTHER』には、INORANが原曲を作った「MOTHER」「FAKE」が入りました。LUNA SEAが1年間活動を休んだ1997年に、ソロデビューしています。

2000年の「終幕」のあとは、FAKE?などのバンドとソロで活動。2010年にLUNA SEAが活動を再開し、同じ年にINORANはフェンダーと契約しました。

INORAN 年表 1970秦野市で生まれる(9月29日) 中学Jと出会う 高校軽音楽部でJとLUNACYを結成 1989今の5人がそろう 1992『IMAGE』でメジャーデビュー 1993hide・Jとユニットを組む『DANCE 2 NOISE 004』 1994アルバム『MOTHER』INORAN原曲「MOTHER」「FAKE」 1997ソロデビュー 2000「gravity」、LUNA SEA終幕 2001Ken LloydとFAKE?を結成 20074thアルバム『ニライカナイ』 2010フェンダーと契約LUNA SEAが活動を再開 2011INORAN JAZZMASTER #1 LTD 2023『MOTHER』『STYLE』を録り直す 2025『ニライカナイ』を全曲録り直す

人柄が分かるエピソード7つ

  1. Jとの出会いはレコードの貸し借り
    Jの自伝によると、2人のきっかけは中学のころ。JがINORANに、ハワード・ジョーンズのアルバムを借りたことでした。
  2. わざわざ軽音楽部のある高校へ
    INORANとJは、軽音楽部のある高校をわざわざ選びました。ところが入ってみると、先輩より自分たちのほうが上手くて、がっかりしたそうです。
  3. 秦野の仲間
    INORANが生まれたのは神奈川県秦野市。Jも秦野の出身で、SUGIZOも秦野で生まれています。
  4. SUGIZOにアームを教えた
    LUNA SEAのギターソロは、ほとんどがSUGIZO。そのSUGIZOが、アーム(音程を揺らす棒)の使い方はINORANに教えてもらった、と話しています。
  5. hide・Jとユニット
    1993年の『DANCE 2 NOISE 004』で、X JAPANのhide、J、INORANの3人がユニットを組みました。LUNA SEAのメンバーは、hideを「恩師」と呼ぶほど慕っていました。
  6. 1959年製のジャズマスター
    INORANが持つ1959年製のジャズマスター。その仕様が、2011年のシグネチャー「INORAN JAZZMASTER #1 LTD」のもとになりました。
  7. 「エベレスト級の存在」
    2025年のインタビュー(Real Sound)の見出しには、「河村隆一というエベレスト級の存在が僕にとっての歌だった」という言葉。同じバンドのボーカル、RYUICHIのことです。

公式映像で見るINORANのギター

LUNA SEAの曲は、作詞・作曲のクレジットがすべて「LUNA SEA」。メンバーの誰かが元のアイデア(原曲)を持ち寄り、5人で仕上げます。ギターソロは、インディーズ時代の1曲を除いてすべてSUGIZO。映像でINORANを見るときは、ソロの裏で鳴っているもう1本のギターを探すのがコツです。

まずは1994年の「ROSIER」。中学からの仲間、Jの原曲です。MVは日本レコード大賞の最優秀プロモーションビデオ賞を受けています。

LUNA SEA「ROSIER」MV(LUNA SEA 公式)

同じ1994年の「TRUE BLUE」。これもJの原曲で、バンド初のオリコン1位になりました。

LUNA SEA「TRUE BLUE」MV(LUNA SEA 公式)

見るところ:ソロを弾いているのはSUGIZOです。ソロの間も曲が細くならないのは、もう1本のギターが鳴り続けているから。INORANの役目は、そこにあります。

1993年の「IN MY DREAM (WITH SHIVER)」。この年、INORANはhide・Jとのユニットにも参加しています。

LUNA SEA「IN MY DREAM (WITH SHIVER)」MV(LUNA SEA 公式)

1996年のアルバム『STYLE』の「G.」。『STYLE』は、LUNA SEAが2023年に録り直したアルバムの1つです。

LUNA SEA「G.」MV(LUNA SEA 公式)

そして1998年の「STORM」。1年の休止のあとの最初のシングルで、1997年にソロデビューしたINORANが、バンドに戻ってきた曲です。

LUNA SEA「STORM」MV(LUNA SEA 公式)

SUGIZOとINORAN、2本のギター

LUNA SEAは、SUGIZOとINORANのツインギター。どちらが「リード」、どちらが「リズム」と決まっているわけではなく、2人とも両方をこなします。ただし、ギターソロはインディーズ時代の1曲を除いてすべてSUGIZOです。

SUGIZO INORAN ギターESPの特注モデル(ECLIPSEなど)ESPのILP→2010年からFender ソロギターソロはほぼすべてソロの裏で曲を支える 原曲LOVELESS・I for YouなどMOTHER・FAKE・gravityなど ほかにバイオリン・シタールなどソロでは自分で歌う

おもしろいのは、INORANの原曲に、SUGIZOが色を付けていることです。「FAKE」ではSUGIZOがフレットレス・ギターを指で弾き、「MOTHER」ではSUGIZOのバイオリン・ソロが入ります。原曲を作った人が土台を支え、もう1人が大胆に動く分け方です。

2000年の「gravity」(INORANの原曲)では、2人とも5弦だけ全音下げる変わったチューニングで録音しています。SUGIZOのギターや機材はSUGIZOの記事に、LUNA SEAとhideのつながりはhideの記事にもくわしく書いています。

INORANのギターが聴ける名曲10選

INORANの原曲と公式映像の曲を中心に、ソロ作品を1枚加えて選びました。LUNA SEAの曲は、原曲を作ったメンバーを書いています。

1MOTHER
LUNA SEA/1994年『MOTHER』/INORAN原曲

アルバムのタイトル曲。サビの後にはSUGIZOのバイオリン・ソロが入り、ベースのJは指で弾いています。2本のギターとバイオリンの重なりが聴きどころです。

2FAKE
LUNA SEA/1994年『MOTHER』/INORAN原曲

INORANの原曲に、SUGIZOがフレットレス・ギターで色を付けた曲。ギターソロの後にはSUGIZOのバイオリンも入ります。

3gravity
LUNA SEA/2000年3月/INORAN原曲

INORANとSUGIZOが、5弦だけ全音下げるチューニングで録音したシングル。SUGIZOは左利き用のギターを右手に持ち替えて弾いたそうです。アルバム『LUNACY』にも入りました。

4ROSIER
LUNA SEA/1994年7月/J原曲/オリコン3位

中学からの仲間、Jの原曲。2025年11月からは、INORANとJが生まれた秦野の駅の接近メロディです。

5TRUE BLUE
LUNA SEA/1994年9月/J原曲/オリコン1位

バンド初の1位。最後はノイズに埋め尽くされて終わります。

6IN MY DREAM (WITH SHIVER)
LUNA SEA/1993年7月/J原曲/オリコン9位

メジャーデビューの翌年のシングル。仕上げの直前に、Jがベースを弾き直した曲です。

7G.
LUNA SEA/1996年『STYLE』/J原曲

スピード感のあるグルーヴの曲。1999年には、ル・マン24時間レースの中継のテーマ曲にも使われました。

8STORM
LUNA SEA/1998年4月/J原曲/オリコン1位

LUNA SEAのシングルで一番の72万枚。休止中の1997年に、INORANもJもSUGIZOもソロデビューしていました。

9I for You
LUNA SEA/1998年7月/SUGIZO原曲

ドラマ『神様、もう少しだけ』の主題歌。LUNA SEAはこの曲で、ただ1度の紅白歌合戦に出ました。

10ニライカナイ(アルバム)
INORANソロ/2007年・4thアルバム

日本語の歌詞で歌った作品。2025年9月24日には、全曲を録り直した『ニライカナイ -Rerecorded-』が出ました。

当店はCDを扱っていないので、ここはAmazonで探すのが早いです。

LUNA SEAのCDをAmazonで見る INORANのCD

ソロとバンド(FAKE?・Tourbillon・Muddy Apes)

名前年いっしょにやった人
ソロ1997年〜—(自分で歌う)
FAKE?2001年〜Ken Lloyd(OBLIVION DUSTのボーカル)
Tourbillon—RYUICHI(LUNA SEAのボーカル)ほか
Muddy Apes2012年〜イギリスのバンドFeeder、8ottoのメンバー

FAKE?は、LUNA SEAの終幕の次の年に結成したバンドです。ソロではギターを弾きながら自分で歌い、2022年にソロデビュー25周年を迎えました。2025年9月24日には、2007年の4thアルバム『ニライカナイ』を全曲録り直した『ニライカナイ -Rerecorded-』を出しています。録り直しにはu:zo(ベース)とRyo Yamagata(ドラム)が参加し、ツアーは2025年11月15日の渋谷CLUB QUATTROで最後を迎えました。

歌うギタリスト:2025年のインタビューでINORANは、LUNA SEAで2023年に『MOTHER』と『STYLE』を録り直した経験の影響が大きかったと話しています。見出しになった言葉は「河村隆一というエベレスト級の存在が僕にとっての歌だった」。

INORANのギターの特徴3つ

① ソロの裏で曲を支える、もう1本のギター

英語版Wikipediaなどでは、INORANは「リズムギタリスト」と紹介されています。ソロの間も、歌の間も、曲の土台を鳴らし続けるのがINORANのギターです。

② 曲のもとを作るギタリスト

LUNA SEAのシングルの表題曲にはSUGIZOとJの原曲が多い中で、「gravity」はINORANの原曲のシングル。「MOTHER」ではJが指でベースを弾き、SUGIZOがバイオリンを重ねます。

③ 自分で歌うギタリスト

ソロでは、ギターを弾きながら自分で歌います。2007年の『ニライカナイ』は、日本語の歌詞で歌った作品。バンドでは歌の裏で弾き、ソロでは歌いながら弾く。歌とギターの両方の側から曲を見てきた人です。

ESPのILPから、フェンダーのジャズマスターへ

INORANのギターは、2010年を境に大きく2つに分かれます。1990年代はESPのシグネチャー、2010年からはフェンダーです。

ギター時期どんなギター
ESP ILPシリーズ(ILP-IIなど)1990年代ESPのシグネチャー。中古店の説明では、レスポール系の形
EDWARDS E-I-85LP1990年代ESPのブランドEDWARDSのINORANモデル。中古店の説明ではレスポールタイプ
フェンダー・ジャズマスター(1959年製)—本人の楽器。シグネチャーのもと
Fender INORAN JAZZMASTER #1 LTD2011年カスタムショップのシグネチャー。黒。日本人初のシグネチャー・ジャズマスターと紹介されている
INORAN JAZZMASTER #22012〜2013年第2弾(年は資料によって2012年・2013年と分かれる)
Fender INORAN Jazzmaster(市販版)のちに#1 LTDの仕様をもとにした市販版。アルダーのボディ、本人の59年製のネックの形(INORAN 59C)、ローズウッド指板、American Vintage '65のピックアップ、バズストップバー

※アンプとエフェクターは、公式の資料で確かめられませんでした。ESP時代のモデルのピックアップの数は、資料によって書き方が違うため書いていません。

市販版のバズストップバーは、ブリッジの後ろで弱くなりやすい弦の張りを補う部品です。ネックは本人の1959年製の形を写した「INORAN 59C」です。

ESP時代のINORANモデル:本家のILPのほか、ESPのブランドのEDWARDSからもE-I-85LPが出ていて、どちらも中古で見かけます。型番で仕様が違うことがあるので、写真でピックアップとつまみの数を確かめましょう。

INORANっぽいギターの選び方

選び方は大きく4つ。店主として向き・不向きをまとめました。

選び方こんな人に気をつけること
フェンダーの市販版INORAN Jazzmaster今のINORANのシグネチャーがほしい人ジャズマスターのブリッジとアームの扱いに慣れが要る
ESP・EDWARDSのINORANモデル(中古)1990年代のINORANが好きな人型番で仕様が違う。写真でピックアップを確かめる
ほかのメーカーのジャズマスター型今のINORANの形に近づけたい人当店には今、在庫がありません
レスポール型(中古)ESP時代の形から始めたい人INORANモデルではない。アームは付かない
レスポール型 ジャズマスター 生まれ1952年、ギブソン1950年代の終わり、フェンダー ネックセットネック(接着)ボルトオン(ネジで留める) ピックアップハムバッカー×2太い音幅の広いシングル×2張りのある音 アームなし(弦はボディで固定)あり(音程を揺らせる) 当店の在庫4本(Burny・Epiphone)いまはなし(入荷したら紹介)

ESP時代と同じレスポール系の形ならハムバッカーの太い音、今のジャズマスターならシングルコイルの張りのある音とアーム。どちらの時代のINORANが好きかで、選ぶ形が変わります。

当店のレスポール型4本を写真でじっくり

ここからは、いま当店にある実機です。写真はすべて当店で撮影したものです。INORANモデルではありませんが、ESP時代のINORANモデルと同じレスポール系の形をした4本です(PATAの記事でも紹介しています)。

3本はBurny(バーニー)。1970年代からレスポールタイプを作ってきたフェルナンデスのブランドですが、フェルナンデスは2024年に事業を停止し、2025年7月に破産手続に入ったため、新品はもう手に入りません。もう1本のEpiphone(エピフォン)は、ギブソンのブランドです。

Burny Super GradeBurny SRLG55Burny カスタム型Epiphone LP Standard
形スタンダード型スタンダード型カスタム型スタンダード
色チェリーサンバーストチェリーサンバースト(トラ杢)黒×ゴールドパーツ黒
ピックアップハムバッカー×2(カバーなし)ハムバッカー×2(カバー付き)ハムバッカー×2ハムバッカー×2
重さ(実測)3.625kg3.260kg4.045kg3.965kg
製造年2009年ごろ2013年ごろ2011年—
製造国中国中国中国中国

4本とも、ネックをボディに接着したセットネック。本家のレスポールと同じ作りです。

レスポールのつまみとスイッチ

3ウェイ・スイッチ ネック側ピックアップ ブリッジ側ピックアップ ブリッジ テールピース ボリューム×2・トーン×2

当店のBurny Super Gradeで見る、レスポールのスイッチとつまみ(当店撮影)

3ウェイ・スイッチは、上がネック側(甘く太い音)、下がブリッジ側(硬く鋭い音)、真ん中が両方。つまみはピックアップごとにボリュームとトーンが1つずつ。2本のギターで弾くなら、もう1本とぶつからない音を、このスイッチとつまみで探します。

Burny Super Grade(チェリーサンバースト)

Burny Super Grade レスポールタイプのボディ正面(チェリーサンバースト)
Burny Super Grade。チェリーサンバーストにクリーム色のピックガード(当店撮影)

台形のポジションマークに金色のハットノブ。1950年代のスタンダードの雰囲気の1本です。カバーなしのハムバッカーが2つで、太い音に少し荒々しさの乗った、抜けのいい音。シリアルから2009年ごろの製造と思われます。

Burny Super Gradeの全体
全体。実測3.625kg
Burny Super Gradeのヘッド
ヘッドに「Super Grade」のロゴ

Burny Super Grade(26A064・当店のYouTube)

Burny Super Gradeの在庫ページを見る

Burny SRLG55(チェリーサンバースト・トラ杢)

Burny SRLG55のボディ正面(チェリーサンバースト)
Burny SRLG55。トップにトラ杢が浮かびます(当店撮影)

同じSuper GradeシリーズのSRLG55。マホガニーのボディにメイプルのトップを重ねた王道の組み合わせで、ピックガードは外してあります。長所は4本でいちばんの実測3.260kgの軽さ。仕入れたときにあったつまみのガリ(雑音)は、当店で直しました。

Burny SRLG55の全体
全体。実測3.260kg
Burny SRLG55のヘッド
ヘッド。表に細かい擦り傷があります
Burny SRLG55のボディ裏
ボディ裏。全体に擦り傷と小さな打痕があります

Burny SRLG55の在庫ページを見る

Burny レスポール・カスタム型(黒×ゴールド)

Burny レスポール・カスタム型のボディ正面(黒)
Burnyのカスタム型。黒のボディに金色のパーツ(当店撮影)

黒いボディに金色のパーツ。いわゆる「ブラック・ビューティー」です。ボディもネックもマホガニーで、太く粘りのある中低域。シリアルから2011年製と判断しています。

Burny レスポール・カスタム型の全体
全体。実測4.045kg
Burny レスポール・カスタム型のヘッド
ヘッド

Burny レスポール・カスタム型(26A026・当店のYouTube)

Burny カスタム型の在庫ページを見る

Epiphone Les Paul Standard(黒)

Epiphone Les Paul Standard ブラックのボディ正面
Epiphone Les Paul Standard。黒(当店撮影)

ギブソンのブランド、エピフォンのレスポール・スタンダード。「レスポール」の名前が付いた本家筋の1本です。ボディ・ネックともマホガニーで、純正のソフトケースが付きます。

Epiphone Les Paul Standardの全体
全体。実測3.965kg
Epiphone Les Paul Standardのヘッド
ヘッド

Epiphone Les Paul Standardの在庫ページを見る

※4本とも中古品で、年式なりの傷や使用感があります。傷の場所は在庫ページの写真と説明にすべて書いています。どれも当店で09-42の弦を張り、ネック・弦高・オクターブを調整済みです。INORAN本人のギターではありません。

中古のレスポール型を買うときに見るところ7つ

ESP時代のINORANモデルは、中古で見かけるギターです。中古のレスポール型を買うとき、店主として毎回確かめているところをまとめました。

① ヘッドの付け根

レスポール型はヘッドが後ろに傾いていて、倒したときに付け根が折れやすい形です。割れや修理の跡を必ず見ます。

② 重さ

当店の4本でも、軽いSRLG55(3.260kg)と重いカスタム型(4.045kg)で約800g違います。長く立って弾くなら、実測の重さを確かめましょう。

③ 塗装の欠け

ボディの縁やヘッドの角は、ぶつけて塗装が欠けやすいところ。木の地が見えているかも見ておきます。

コントロールのふたの横の縁の塗装の欠け
SRLG55のボディ裏。コントロールのふたの左の縁に、塗装の小さな欠け(木の地が見えます)
④ 表の細かい擦り傷

ブリッジの下やつまみの周りは、手が触れて擦り傷が付きやすいところ。光が反射する角度でやっと見えます。

SRLG55のつまみの周り
SRLG55のつまみの周り。手が触れやすく、細かい擦り傷が付きやすいところです
⑤ メッキのくすみとペグ

ペグやブリッジのメッキは、年数がたつとくすんだり点サビが出たりします。音には影響しませんが、見た目の好みが分かれます。

ヘッド裏の上の縁の塗装の欠けとペグのメッキのくすみ
SRLG55のヘッド裏。上の縁の塗装の欠け(木の地が見えます)と、ペグのメッキのくすみ
⑥ ネックとフレット

トラスロッドに余裕があるか、フレットがどのくらい残っているか。当店では、7フレットのすき間(0.3mm)、12フレットの弦高(6弦2.0mm・1弦1.5mm)、フレットの残り(%)を数字で書いています。

Super Gradeの指板と台形のポジションマーク
Super Gradeの指板。フレットの残りは85〜90%(当店の測定)
⑦ つまみのガリとスイッチ

4つのつまみを回したときの「ガリガリ」という雑音や、スイッチの接触不良は、古いギターでよく起きます。アンプにつないで全部動かして確かめましょう。

ESPやEDWARDSのINORANモデルなら、型番とピックアップの数が説明と合っているかも確かめてください。当店の在庫ページでは、傷の場所・実測の重さ・ネックの数字を確認できます。

いま揃える「INORANっぽい音」

INORAN本人のアンプとエフェクターは、公式の資料で確かめられませんでした。そこで、2本目のギターの音作りに使える定番を「代わりに」紹介します。本人の機材ではありません。

ギターレスポール型/ジャズマスター型→ 当店にはレスポール型が4本 歪みオーバードライブ→ 例:BOSS OD-1X 揺れコーラスで音に広がりを→ 例:BOSS CE-2W ディレイ音を重ねて奥行きを→ 例:BOSS DD-8 アンプクリーンがきれいなアンプ→ 例:Roland JC-120 スタジオに置いてあることが多い ※音作りの一例です。INORAN本人の機材・配線ではありません  本人の機材は公式の資料で確かめられませんでした

まずはもう1本とぶつからない音から。歪みを控えめにして、コーラスやディレイで広がりを足してみてください。

そろえる順番(費用の小さい順)

① まずヘッドホンアンプVOX amPlug3 High Gain ② 歪みを1台BOSS OD-1X ③ 揺れと奥行きを足すBOSS CE-2W + BOSS DD-8 ※棒の長さは費用の大小の目安。値段はリンク先で確認を
BOSS OD-1X(オーバードライブ)
アンプの前に置いて、歪みに芯を足す定番。ハムバッカーでもシングルコイルでも使いやすい1台です(INORAN本人の機材ではなく、代わりの定番)。
価格・在庫はリンク先でご確認ください

サウンドハウスで見る

BOSS CE-2W(コーラス)
音をゆったり揺らして広げるコーラス。2本のギターが重なる曲で、自分のギターの居場所を作るのに向いています(代わりの定番)。
価格・在庫はリンク先でご確認ください

サウンドハウスで見る

BOSS DD-8/MXR M169 Carbon Copy(ディレイ)
音を遅らせて重ね、奥行きを足すディレイ。DD-8はデジタルで音がくっきり、Carbon Copyはアナログで音がにじむように重なります(代わりの定番)。
価格・在庫はリンク先でご確認ください

DD-8を見る Carbon Copyを見る

Roland JC-120(ギターアンプ)
クリーンの音がきれいなことで知られる、スタジオの定番アンプ。コーラスやディレイの響きがよく分かります(代わりの定番)。
価格・在庫はリンク先でご確認ください

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家で練習するなら

INORANのパートは「曲の土台」の練習が中心です。CDに合わせて、1曲を止まらずに通して弾きましょう。ソロのところでも手を止めないのが、2本目のギターの基本です。

VOX amPlug3 High Gain(ヘッドホンアンプ)
ギターに直接挿して、ヘッドホンで聴く小さなアンプ。夜でも、LUNA SEAの曲に合わせて練習できます。
価格・在庫はリンク先でご確認ください

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ZOOM G1X FOUR(マルチエフェクター)
歪み・コーラス・ディレイなどが1台に。ペダルを買う前に、「この音、自分は使うかな?」を試せます。
価格・在庫はリンク先でご確認ください

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バンドスコア・替えの弦
楽譜があると、SUGIZOとINORANのどちらのパートかがはっきり分かります。弦は当店の4本と同じ09-42がおすすめです。

LUNA SEAのスコア 弦 09-42

用語ミニ辞典

原曲
LUNA SEAでは作曲のクレジットがすべて「LUNA SEA」。元のアイデアを持ってきたメンバーを「○○原曲」と呼ぶ。
ツインギター
2人のギタリストがいるバンドの形。
リズムギター
ソロではなく、曲の伴奏や土台を弾く役割。
ジャズマスター
1950年代の終わりにフェンダーが出したギター。幅の広いシングルコイルとアームが付く。
カスタムショップ
フェンダーの中で、職人が少ない数を手作りする部門。
バズストップバー
ジャズマスターのブリッジの後ろに付ける、弦の張りの弱さを補う部品。
セットネック/ボルトオン
ネックをボディに接着する作りと、ネジで留める作り。
アーム
ブリッジに差す棒。押したり引いたりして音程を揺らす。

LUNA SEAのメンバーとINORAN

メンバー担当INORANとの関係
RYUICHI(河村隆一)ボーカルTourbillonでも一緒。INORANにとっての「歌」の存在
SUGIZOギター・バイオリンツインギターの相棒。アームの使い方をINORANに教わった
INORANギター「MOTHER」「FAKE」「gravity」の原曲を作った
Jベース中学からの仲間。高校でLUNACYを結成
真矢ドラム2026年2月17日、56歳で亡くなりました

LUNA SEAにはリーダーがいません。Jはその理由を「全員が局面局面でイニシアチブを取れるから、責任を押し付けるようなリーダーはいらない」と話しています。その5人の中で、INORANは曲の土台を鳴らし続けてきました。

61人を一覧で比べる:アーティストモデル早見表(本人の機材と当店の在庫)

ほかの記事:真矢(LUNA SEA)/RYUICHI(LUNA SEA)/J(LUNA SEA)/SUGIZO(LUNA SEA・X JAPAN)/hide(X JAPAN)/PATA(X JAPAN)/Toshiya(DIR EN GREY)/ken(L'Arc〜en〜Ciel)/HEATH(X JAPAN)/TAIJI(X)/KIYOSHI(hide with Spread Beaver)/松本孝弘(B'z)/布袋寅泰(BOØWY)/tetsuya(L'Arc〜en〜Ciel)/ka-yu(Janne Da Arc)/KAZUMA(SIAM SHADE)/GISHO(PENICILLIN)/you(Janne Da Arc)/DAITA(SIAM SHADE)/HISASHI(GLAY)/TAKURO(GLAY)/JIRO(GLAY)/青木智仁(ベーシスト)/NATCHIN(SIAM SHADE)/鮎川誠(シーナ&ロケッツ)/亀田誠治(東京事変)/高中正義(ギタリスト)/Char(ギタリスト)/YOSHIKI(X JAPAN)/平沢進(P-MODEL)/千聖(PENICILLIN)/Toshl(X JAPAN)/アッコ(GO!GO!7188)/フルカワミキ(SUPERCAR)/アベフトシ(THEE MICHELLE GUN ELEPHANT)/ルーク篁(聖飢魔II)/hyde(L'Arc〜en〜Ciel)/松井常松(BOØWY)/ユウ(GO!GO!7188)/ウエノコウジ(THEE MICHELLE GUN ELEPHANT)/薫(DIR EN GREY)/中村弘二(SUPERCAR)/長岡亮介(東京事変)/Die(DIR EN GREY)/いしわたり淳治(SUPERCAR)/椎名林檎(東京事変)/チバユウスケ(THEE MICHELLE GUN ELEPHANT)/稲葉浩志(B'z)/TERU(GLAY)/I.N.A.(hide with Spread Beaver)/氷室京介(BOØWY)/向井秀徳(NUMBER GIRL・ZAZEN BOYS)/田渕ひさ子(NUMBER GIRL)/中尾憲太郎(NUMBER GIRL)/今井寿(BUCK-TICK)/三輪テツヤ(スピッツ)/EMMA(THE YELLOW MONKEY)/生形真一(ELLEGARDEN)/田原健一(Mr.Children)/横山健(Hi-STANDARD)

まとめ

INORANは、中学からの仲間Jとバンドを始め、SUGIZOの横でもう1本のギターを弾き続けてきたギタリストです。「MOTHER」「FAKE」「gravity」の原曲を作り、ソロでは自分で歌う。ギターは1990年代のESPのILPから、2010年からのフェンダーのジャズマスターへと変わってきました。

ジャズマスター型の在庫は今ありませんが、ESP時代のINORANモデルと同じレスポール系の形なら、当店に4本あります。まずは1本のギターと歪み1台から始めてみてください。

レスポール型のギターを探している方へ

当店では、ネック・弦高・オクターブを調整してからお送りしています。在庫はその時々で変わります。

Burny Super Grade Burny SRLG55

Burny カスタム型 Epiphone Les Paul Standard

弾かなくなったINORANモデル、ありませんか?

当店はESP・EDWARDSのアーティストモデルや、レスポール型・ジャズマスター型をはじめ、エレキギター・ベースを買い取っています。つまみにガリがある、塗装が欠けている、といった状態でもご相談ください。

買取について見る

参考にした資料

よくある質問

INORANが使っているギターは何ですか?

1990年代はESPのシグネチャー「ILP」シリーズで、中古店の説明ではレスポール系の形です。2010年にフェンダーと契約し、2011年にはカスタムショップから「INORAN JAZZMASTER #1 LTD」が出ました。本人の1959年製ジャズマスターがもとです。

INORANモデルのギターは買えますか?

フェンダーから、#1 LTDの仕様をもとにした市販版「INORAN Jazzmaster」が出ています。ESP時代のILPや、EDWARDSのE-I-85LPは、中古で見かけるギターです。

INORANが作ったLUNA SEAの曲は?

LUNA SEAの曲のクレジットはすべて「LUNA SEA」ですが、INORANが原曲を作った曲に、1994年のアルバム『MOTHER』の「MOTHER」「FAKE」と、2000年のシングル「gravity」があります。

SUGIZOとINORANのギターはどう分かれていますか?

2人ともリードとリズムの両方を弾きますが、ギターソロはインディーズ時代の1曲を除いてすべてSUGIZOです。SUGIZOは、アームの使い方をINORANに教わったと話しています。

INORANとJの関係は?

中学からの仲間です。JがINORANにハワード・ジョーンズのアルバムを借りたのがきっかけで、2人は高校の軽音楽部でLUNACY(のちのLUNA SEA)を結成しました。

INORANはLUNA SEAのほかにどんな活動をしていますか?

1997年にソロデビューし、ソロでは自分で歌います。2001年にKen Lloyd(OBLIVION DUST)とFAKE?を結成し、RYUICHIたちとのTourbillon、Muddy Apesでも活動しています。

INORANっぽい音を出すには何を買えばいいですか?

本人のアンプとエフェクターは公式の資料で確かめられなかったので、代わりの定番を挙げます。ギターはレスポール型かジャズマスター型、エフェクターは歪み(BOSS OD-1Xなど)・コーラス・ディレイ、アンプはクリーンのきれいなRoland JC-120などです。

中古のレスポール型で気をつけるところは?

ヘッドの付け根の割れや修理の跡、重さ、塗装の欠け、ネックの反りとフレットの残り、つまみのガリ(雑音)です。

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