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SILVER WOLF GUITARSエレキギター・ベース専門店
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真矢(LUNA SEA)のドラムとリズム隊|Jのベースとの合わせ方と名曲10選を公式映像と図で解説

更新日:2026-10-16 文:SILVER WOLF GUITARS 森 将大

※この記事にはプロモーション(サウンドハウスへの広告リンク)が含まれます。

先に結論
  • 真矢はLUNA SEAのドラム。神奈川県秦野市で生まれ、能や和太鼓など日本の伝統芸能に触れて育ちました。高校の同級生SUGIZOとバンドを組み、1989年に2人でLUNACY(のちのLUNA SEA)に加わっています。2026年2月17日、56歳で亡くなりました。
  • LUNA SEAの土台は、真矢のドラムとJのベースの「リズム隊」。ピックで弾くJのベースが、真矢のバスドラム(足で踏む太鼓)と同じところで鳴ることで、あのノリが生まれます。ベースで合わせるなら、まずバスドラムに音の頭をそろえることから。
  • 本人のドラムは、デビュー当時はヤマハ。のちにパールのアーティストになり、パールから真矢モデルのスティック(173H/3)が出ていました。当店はギター・ベースの店なので、LUNA SEAの曲を弾く楽器はJ・SUGIZO・INORANの記事で紹介しています。

LUNA SEAのドラマー、真矢。

SUGIZOのギターがうねり、INORANのギターが曲を支え、RYUICHIが歌う。その全部の下で、5人の「速さ」と「ノリ」を決めていたのが真矢のドラムです。そして、そのドラムといちばん近いところで鳴っていたのが、Jのベースでした。

この記事では、中古ギター・ベース店を営んでいる私が、真矢のドラムと、Jのベースとの「リズム隊」を、公式映像と自作の図でまとめました。ベースでドラムに合わせて弾くときのポイントや、LUNA SEAの曲を弾くための機材も紹介します。

この記事で分かること
  • 真矢がどんなドラマーか(年表・エピソードつき)
  • 公式映像で聴く真矢のドラムと、名曲10選
  • 真矢とJ、LUNA SEAのリズム隊のしくみ
  • 本人のドラム(確かめられたものだけ)
  • ベースでドラムに合わせて弾くポイント(譜面のような図つき)
  • LUNA SEAの曲を弾くベースの選び方と、いま揃える機材
森
この記事を書いた人:森
中古エレキギター・ベースを整備して販売しているシルバーウルフの店主(古物商)。ネックや弦高を調整してから送り出しています。ドラムは扱っていませんが、LUNA SEAの曲を弾くベース・ギターの相談と買取はおまかせください。

真矢ってどんな人?

名前真矢(しんや)/本名:山田 真矢
生まれ1970年1月13日/神奈川県秦野市
担当LUNA SEAではドラム。ソロでは歌も
主なバンドLUNA SEA(1989年〜)。高校時代はSUGIZOとPINOCCHIO
リズム隊の相棒J(ベース)

秦野で生まれ、能楽師の家に育ったと紹介されています。能のほか和太鼓など、日本の伝統芸能に幼いころから触れてきました。地元の祭りでも和太鼓を叩いていたそうです。ドラムを始めたのは高校時代。同級生だったSUGIZOとバンドを組みました。

1989年、JとINORANが作ったバンド「LUNACY」に誘われ、SUGIZOと一緒に加わります。こうして今の5人がそろい、のちにバンド名を「LUNA SEA」に変えて、1992年に『IMAGE』でメジャーデビュー。1994年の「TRUE BLUE」でバンド初のオリコン1位をとりました。2000年の「終幕」をへて、2010年に活動を再開。2026年2月17日、56歳で亡くなりました。

真矢 年表 19701月13日、秦野市で生まれる 幼いころ能や和太鼓に触れて育つ 高校ドラムを始め、SUGIZOとバンドを組む 1989SUGIZOとLUNACYに加わる 1992『IMAGE』でメジャーデビュー 1993メジャー1枚目のシングル「BELIEVE」 1994「TRUE BLUE」でバンド初の1位 1997ソロで歌う。アルバム『No Sticks』 1999東京ビッグサイトで10万人のライブ 2000東京ドームでLUNA SEA「終幕」 2010LUNA SEAが活動を再開 2023「はだのふるさと大使」に 20262月17日、56歳で亡くなる 2026「FOREVER」に真矢のドラム

人柄が分かるエピソード8つ

  1. 能楽師の家に育った
    真矢は能楽師を親に持ち、能はもちろん、和太鼓など日本の伝統芸能に幼いころから触れてきたと紹介されています。ロックのドラマーとしては、とても珍しいルーツです。
  2. 祭りの和太鼓と、地元の祭り囃子
    子どものころから地元・秦野の祭りで和太鼓を叩いていました。大人になってからも、幼いころから親しんだ地元の祭り囃子を残したいと、住民らと「秦野祭囃し社中」を作ったと、地元の新聞が伝えています。
  3. SUGIZOとは高校の同級生
    お互いの第一印象は「タチが悪そう」だったとか。ドラムセットを買うとき、真矢はSUGIZOに「どれがいい?」と相談し、SUGIZOはイギリスのバンド、ジャパンのドラマーと同じものを勧めたそうです。高校時代には、2人でバンド「PINOCCHIO」を組んでいました。
  4. 「SUGIZOも一緒なら」
    1989年、JとINORANのバンドLUNACYから誘われたとき、真矢は「SUGIZOも一緒に入れるなら」という条件を出したと伝えられています。こうしてLUNA SEAの5人がそろいます。
  5. Xのライブにも出た
    LUNA SEAのインディーズ1作目は、X(のちのX JAPAN)のYOSHIKIが作ったエクスタシーレコードから。新しいバンドを探す係はhideで、LUNA SEAのメンバーはhideを「恩師」と呼びました。1991年には、SUGIZOと真矢がXのライブ「Xと仲間たち」に出ています。
  6. ソロでは自分で歌った
    LUNA SEAが1年間休んだ1997年、メンバーはそれぞれソロ作品を出しました。真矢はドラムだけでなく、自分で歌っています。アルバムの題は『No Sticks』。英語で「スティックなし」という意味です。
  7. 仲間のソロ作品でも叩いた
    同じ1997年、Jのソロ1作目『PYROMANIA』(ロサンゼルス録音)にゲストで参加。SUGIZOのソロ1作目『TRUTH?』の制作でも、ロンドンへ渡ったと紹介されています。リズム隊の相棒Jとは、バンドの外でも組んでいたわけです。
  8. 秦野の「ふるさと大使」
    2023年には、秦野市の「はだのふるさと大使」になりました。2025年11月からは、Jの原曲「ROSIER」が小田急・秦野駅の接近メロディになっています。真矢・SUGIZO・INORAN・Jの4人が、秦野にゆかりのあるメンバーです。

公式映像で聴く真矢のドラム

LUNA SEAの曲は、作詞・作曲のクレジットがすべて「LUNA SEA」。メンバーの誰かが元のアイデア(原曲)を持ち寄り、5人で仕上げます。ここでは、ドラムとベースに耳を向けて聴く見方を書きます。

まずは1994年の「ROSIER」。Jの原曲で、オリコン3位。MVは日本レコード大賞の最優秀プロモーションビデオ賞を受けています。

LUNA SEA「ROSIER」MV(LUNA SEA 公式)

聴き方:ヘッドホンで聴くと分かりやすいです。いちばん低いところで「ドン」と鳴るのがバスドラム、そのすぐ上で鳴るのがJのベース。2つが同じところで鳴っているか、探してみてください。ずれずに重なっているところが、リズム隊の「ノリ」です。

同じ1994年の「TRUE BLUE」。これもJの原曲で、タイアップなしでバンド初の1位になりました。

LUNA SEA「TRUE BLUE」MV(LUNA SEA 公式)

ギターはノイズまで重ねて、音の壁を作っています。ギターの奥でドラムが何を叩き続けているかを追うと、曲の骨組みが見えてきます。

1993年の「IN MY DREAM (WITH SHIVER)」。仕上げの直前に、Jがベースラインを変えたくて弾き直した曲です。

LUNA SEA「IN MY DREAM (WITH SHIVER)」MV(LUNA SEA 公式)

1996年のアルバム『STYLE』から「G.」。Jが「スピード感に溢れたグルーヴをやっと出せる様になった」と話した曲です。

LUNA SEA「G.」MV(LUNA SEA 公式)

聴き方:グルーヴ(ノリ)は、ベース1人では出せません。ドラムのハイハットが細かく刻む速さと、Jのピックの速さがそろったとき、曲が前へ転がり出します。ベースを弾く人は、ハイハットの粒を数えながら聴いてみてください。

そして1998年の「STORM」。約1年の休みのあとの最初のシングルで、72万枚。LUNA SEAのシングルでいちばん売れた曲です。

LUNA SEA「STORM」MV(LUNA SEA 公式)

休みの間に、メンバーはそれぞれソロ作品を出していました。5人がもう一度そろった最初の曲です。

LUNA SEAのリズム隊 ── 真矢とJ

バンドで、ドラムとベースの2人をまとめて「リズム隊」と呼びます。曲の速さとノリを決めるのがドラム、その上で低い音の土台を作るのがベース。LUNA SEAでは、真矢とJがこの2人でした。LUNA SEAのリズム隊は、日本のロックに「リズム革命」を起こしたとも書かれています。

LUNA SEAの5人と、リズム隊 歌RYUICHIメロディ。曲のいちばん前 ギターSUGIZOソロ・バイオリン・音の色 ギターINORANもう1本のギターで曲を支える リズム隊 ドラム真矢曲の速さとノリを決める5人の土台のビート歌を後ろから支える ベースJピックで弾く太い低音ドラムと重ねて鳴らす多くのヒット曲の原曲も ※店主のまとめです。曲によって役目は入れ替わります LUNA SEAにはリーダーがいません

Jのベースは、ピックで弾く「ゴリゴリの低音」。派手なソロより、シンプルで耳に残るフレーズが持ち味です。シンプルなフレーズほど、ドラムとのずれはすぐに分かります。

音楽サイトの特集では、真矢はステージでJとともにリズムとグルーヴの鍵を握り、RYUICHIの背後で歌を支える存在と書かれています。別の音楽サイトの記事では、メンバーの背中を見ながらバンド全体をまとめるビートを刻んでいた、と紹介されています。ドラムはステージのいちばん後ろ。4人の背中が見える場所です。

「ステージと楽器さえあれば」

1999年、東京ビッグサイトでの10周年ライブ「NEVER SOLD OUT」。3日前の突風でステージのセットが倒れ、メンバーの意見も割れる中、Jが言ったのが「俺たちはステージと楽器さえあればパーフェクトでいれる」。ライブは予定どおり開かれ、10万人が集まりました。

指で弾く曲も:Jは基本的にピックで弾きますが、「MOTHER」「I for You」などゆったりした曲では指で弾いています。ゆったりした曲では、ベースもやわらかい音に変える。曲ごとに音の硬さを選んでいます。

真矢のドラムが聴ける名曲10選

LUNA SEAの曲は、原曲を持ってきたメンバーの名前で呼ばれます。シングルの表題曲には、SUGIZOとJの原曲が多く選ばれてきました。ここでは、リズム隊の聴きどころが分かりやすい10曲を選びました。原曲が確かめられた曲だけ、原曲のメンバーを書いています。

1BELIEVE
LUNA SEA/1993年2月/メジャー1枚目のシングル

音楽サイトの記事では、この曲のキレのあるビートが、初期のLUNA SEAの音を決めたと書かれています。アルバム『EDEN』にも入りました。

2WISH
LUNA SEA/1992年『IMAGE』/作曲:J

「皆が歌えるよう一曲まるごとサビみたいな曲」というJの曲。ライブの締めの定番で、2000年の終幕ライブの最後の曲もこれでした。

3IN MY DREAM (WITH SHIVER)
LUNA SEA/1993年7月/J原曲/オリコン9位

仕上げ直前にJがベースを弾き直した曲。上の公式映像で、ドラムとベースの重なりを確かめてみてください。

4ROSIER
LUNA SEA/1994年7月/J原曲/オリコン3位

ライブでは、Jがベースを弾きながら英語の詞を読み、マイクスタンドを後ろへ投げるのが名場面です。

5TRUE BLUE
LUNA SEA/1994年9月/J原曲/オリコン1位

バンド初の1位。最後はギターのノイズに埋め尽くされて終わります。

6MOTHER
LUNA SEA/1994年『MOTHER』/INORAN原曲

アルバムのタイトル曲で、Jは指で弾いています。ライブでは、ドラムだけで曲をつないでいる間に、SUGIZOがギターからバイオリンに持ち替えます。真矢のドラムが、曲の流れを1人で支える場面です。

7G.
LUNA SEA/1996年『STYLE』/J原曲

Jが「スピード感に溢れたグルーヴ」と話した曲。1999年には、ル・マン24時間レースのテレビ中継のテーマ曲にも使われました。

8STORM
LUNA SEA/1998年4月/J原曲/オリコン1位

休み明けの最初のシングルで、LUNA SEAのシングルで一番の72万枚。5人がそろって最初に鳴らした音です。

9TONIGHT
LUNA SEA/2000年5月/J原曲/オリコン4位

約3分で、LUNA SEAのシングルで一番短い曲です。

10FOREVER
LUNA SEA/2026年5月/J原曲/オリコン4位

この曲のドラムは、真矢が録音したものです。リズム隊の相棒Jの原曲に、真矢のドラムが入りました。

ほかにも、LUNA SEAとして初めてのオリジナル曲「TIME IS DEAD」(1991年『LUNA SEA』・作曲:J)は、今もライブの定番です。

CDは当店では扱っていないので、Amazonで探すのが早いです。

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ソロと、仲間の作品への参加

年できごと
高校時代SUGIZOとバンド「PINOCCHIO」を組む
1991年SUGIZOとともに、Xのライブ「Xと仲間たち」に出る
1997年ソロで歌う。アルバム『No Sticks』
1997年Jのソロ1作目『PYROMANIA』にゲスト参加
1997年SUGIZOのソロ1作目『TRUTH?』の制作でロンドンへ
2008年hideの追悼ライブのため、LUNA SEAが5人で再集結
2010年LUNA SEAが「REBOOT(再起動)」として本格的に再始動

LUNA SEAが1年間休んだ1997年は、メンバーがそれぞれソロに挑んだ年です。SUGIZO・INORAN・Jが作品を出し、真矢も自分で歌いました。ドラマーが歌うソロは珍しく、題の『No Sticks(スティックなし)』にも、いつもと違うことをやる気持ちが出ています。

ソロの時期にも、仲間の作品に参加しています。Jの『PYROMANIA』はロサンゼルス録音で、スラッシュ(ガンズ・アンド・ローゼズ)らもゲストの作品。SUGIZOの『TRUTH?』は、坂本龍一らも参加したソロ1作目です。

2008年5月、hideの追悼ライブ「hide memorial summit」のため、LUNA SEAは5人で再び集まります。これがきっかけになって、2010年の「REBOOT」へとつながりました。

真矢のドラムの特徴3つ

① 歌を支えるドラム

音楽サイトの特集では、真矢のドラムの個性を「歌心が伝わる、熱くて人間的なドラミング」と表しています。速く叩けることより、RYUICHIの歌がいちばん映えるように叩くこと。ドラムが目立ちすぎないから、5人の音がまとまって聞こえます。

② おおらかで、バンドをまとめるビート

別の記事では、真矢の「おおらかなドラミング」が、曲のスケール感を広げたと書かれています。大きく構えたビートで5人を包む。ギター2本が自由に動けるのも、土台がしっかりしているからだと私は思います。

③ 伝統芸能がルーツのロックドラマー

能楽師の家に育ち、能や和太鼓に触れてきた真矢。高校でドラムを始める前から、太鼓の音がそばにありました。大人になってからも、地元の祭り囃子を大事にしていました。

ドラムとベースの関係を、音の高さで図にしました。

音の高さの居場所(目安) シンバル 歌 ギター スネア ベース バスドラム 低い音高い音 点線の中で重なる2つが、ずれると音が濁って聞こえる

バスドラムとベースは、同じ低いところで鳴ります。だから2つがぴったり合うと太く1つの音に聞こえ、少しでもずれると、もやっと濁って聞こえます。

本人のドラムとスティック

2つ以上の資料で確かめられたものだけを書きます。

楽器どんなものか
ドラムセット:ヤマハデビュー当時はヤマハのドラム。2026年3月のLUNA SEAの公演でも、ステージに真矢のヤマハのドラムセットが置かれたと報じられている
パールパールの公式サイトに、LUNA SEAの真矢としてアーティストのページがある
スティック:Pearl 173H/3(真矢モデル)ヒッコリー製、太さ14mm・長さ403mm、先はオーバル型のナイロンチップ。チェリーピンクに桜の絵。スピードとパワーのバランスを考えた作りと紹介されている
シンバル・スネア機種と時期は、公式の資料で確かめられませんでした

※本人の公式な機材リストは確かめられませんでした。時期によって変わっています。

桜の絵のスティックは、日本の伝統芸能に育った真矢らしい1本です。ここからは、当店の本業のベースの話。真矢のドラムに合わせて弾くには、どうすればいいかを見ていきます。

ベースでドラムに合わせて弾くポイント

店主として、LUNA SEAの曲を練習するベースの人によくお伝えしていることです(真矢やJ本人の弾き方の記録ではありません)。まずは、いちばん基本の「8ビート」で、ドラムとベースがどう重なるかを図にしました。

8ビートとベースの重なり(例) 1と2と3と4と ハイハット スネア バスドラム ベース バスドラムと同時に、強めにピックを当てる ほかの8分は、同じ長さで軽めに スネアの「2」「4」は、ベースが目立たなくていい ※よくある形の一例です。LUNA SEAの曲の譜面ではありません

① バスドラムに音の頭をそろえる

いちばん大事なのは、バスドラムと同時にピックを当てること。図の点線のところです。ここが合うと、ベースとバスドラムが1つの太い音になります。CDに合わせるときは、ギターや歌ではなく、低いところの「ドン」だけを聴くようにしましょう。

② ハイハットの粒で、8分をそろえる

ハイハットは8分音符を細かく刻んでいます。Jのようにピックで8分を弾くなら、ハイハットの1粒ずつにピックを合わせるつもりで。音の大きさと長さがそろうと、ノリが前へ進みます。

③ フィルインのあとの「1」は全員で

ドラムが小節の終わりでタムなどを続けて叩くフィルイン。ここでベースが一緒に動きすぎると、ごちゃごちゃします。フィルの間は音を伸ばすか減らし、次の小節の「1」で、ドラムのシンバルとバスドラムと一緒に、はっきり入るのがコツです。

フィルインのあとの「1」 小節の終わり次の小節 ドラム 1 2 3 フィル 1 シンバル+ドン ベース のばす 1 はっきり入る フィルの間:ベースは音を伸ばすか、弾く音を減らす 次の「1」:シンバル・バスドラムと同時に、根の音を ※店主のまとめです。曲によっては一緒に動くフレーズもあります

④ 人が叩くドラムに付いていく

人が叩くドラムは、機械のように一定ではありません。サビで少し前へ出たり、静かなところで落ち着いたり。メトロノームで練習したら、次はCDのドラムに付いていく練習を。真矢の「熱くて人間的な」ドラムに合わせるには、ここがいちばん大事です。

1人で練習するとき:録音できるなら、CDに合わせて弾いた自分のベースを録って、聴き返してみてください。バスドラムの「ドン」と自分の音が同じところで鳴っているか、ずれているかが、はっきり分かります。

LUNA SEAの曲を弾くベース・ギターの選び方

「誰のパートを弾きたいか」で選ぶのが近道です。各記事では、当店にある本人モデルや同じ形のギター・ベースも紹介しています(売れている場合もあります)。

パート本人の主な楽器くわしくは
ベース:JESP J-TVB(〜2019年)、Fender J Precision Bass(2019年〜)Jの記事
ギター:SUGIZOESPの特注モデル(ECLIPSE・HORIZON・PR)、フロイドローズ付きSUGIZOの記事
ギター:INORAN1990年代はESPのILP、2010年からフェンダーのジャズマスターINORANの記事

真矢のドラムに合わせて弾きたいなら、まずはJのパートから。Jの記事では、当店にあるJモデルを写真で紹介しています。Jモデルでなくても、ピックで弾きやすいベースならLUNA SEAの曲は練習できます。ジャズベース型のように数の多い形は、中古でも選ぶ幅があります(ジャズベース型の在庫はHEATHの記事でも紹介しています)。

ピック弾きの人へ:ピックで弾くと、ブリッジ寄りは硬くて芯のある音、ネック寄りは太くて丸い音になります。バスドラムと重ねたときに、自分の音が埋もれない位置を探してみてください。

中古のベースを買うときに見るところ7つ

LUNA SEAの曲を弾く1本を中古で選ぶとき、店主として毎回確かめているところです。リズム隊のベースは、ドラムに合わせて長く弾き続けるもの。弾きやすさと音の安定がいちばん大事です。

① ネックの反り

トラスロッドに余裕があり、まっすぐに調整できるか。反ったままだと、8分を刻んだときに音がビリつきます。

② フレットの残り

減っていると音程が合いにくく、音の伸びも変わります。当店では残りを%で書いています。

③ 弦高

高すぎると、速い曲で左手が付いていきません。当店では12フレットの弦高(4弦・1弦)を数字で書いています。

④ つまみのガリ

回したときの「ガリガリ」という雑音や、音が途切れる接触不良。古いベースでよく起きます。全部動かして確かめてあるかを見ます。

⑤ 弦ごとの音量のばらつき

ピックアップの高さが合っていないと、4弦だけ大きい、1弦だけ小さい、ということが起きます。8分を同じ大きさでそろえるには、ここが大事です。

⑥ 重さ

ベースは4kgを超えるものも珍しくありません。立って長く弾くなら、実測の重さを見ておきましょう。当店では全部の在庫を実測しています。

⑦ 出力ジャックのゆるみ

ケーブルを挿すところがゆるいと、弾いている途中で音が切れます。ナットの締まりと、挿したときのガタつきを確かめます。

当店の在庫ページでは、傷の場所・実測の重さ・ネックの数字・付属品を、写真と説明で確認できるようにしています。

いま揃える「リズム隊のベースの音」

ドラムと重ねたときに埋もれない、芯のある低音。Jの音作りの基本はピック弾きとAmpegのアンプです。いま新品で買える機材で、つなぎ方の例を図にしました。

ベース+ピックピックで8分をそろえる→ 例:Fender 346 Shape Heavy プリアンプ/DIドラムに埋もれない太さ→ 例:SansAmp BDDI V2/BOSS BB-1X アンプJが長年使うAmpeg→ 例:Ampeg MICRO-VR 合わせる相手ドラムの音→ 家ではリズムマシンかCDに合わせる 例:ZOOM B1X FOURのリズム ※音作りの一例です。J本人の配線そのものではありません ドラムの機材は当店では扱っていません

そろえる順番(費用の小さい順)

① まずピックFender 346 Shape Heavy ② ヘッドホンアンプVOX amPlug3 Bass ③ リズムつきのマルチエフェクターZOOM B1X FOUR ④ プリアンプSansAmp BASS DRIVER DI V2 ⑤ AmpegのアンプヘッドAmpeg MICRO-VR(ヘッド) ※棒の長さは費用の大小の目安。値段はリンク先で確認を

最初は①のピックと②のヘッドホンアンプで十分です。家で毎日、CDのドラムに合わせて8分をそろえる練習ができます。バンドで合わせるようになったら、④のプリアンプを足すと、スタジオのアンプでもドラムに埋もれない太さが出ます。

TECH21 SansAmp BASS DRIVER DI V2(ベース用プリアンプ)
ピックで弾いたときの「ゴリゴリ」した歪みと太さを足せる定番。アンプにつなぐ前にも、ライブハウスの卓に直接送るDIとしても使えます。
価格・在庫はリンク先でご確認ください

サウンドハウスで見る

BOSS BB-1X(ベース用プリアンプ/オーバードライブ)
もう少し手軽に始めたい人に。BOSSのベース用ペダルで、元の音を残しながら太さと歪みを足せます。
価格・在庫はリンク先でご確認ください

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AMPEG MICRO-VR HEAD(ベースアンプヘッド)
Jのシグネチャーアンプ「Micro-VR Limited Edition J model」のもとになった小型ヘッド。Ampegらしい太い低音を、家やスタジオで。
価格・在庫はリンク先でご確認ください

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FENDER 346 Shape Shell Heavy(ピック)
厚めのピックで弾くと、音の頭がはっきりして、バスドラムと合わせやすくなります。1枚から買えるので、形や厚さを試しやすいです。
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家で練習するなら

家では、メトロノーム・リズムマシン・CDの3つを「ドラムの代わり」にします。店主としておすすめする順番はこうです。

  1. メトロノームで8分をそろえる
    遅めの速さで、同じ音を8分音符でずっと弾きます。全部ダウンピッキングで、音の大きさと長さをそろえるのが目標です。
  2. リズムマシンの8ビートに合わせる
    バスドラムの位置で強く、ほかは軽く。上の図の形で、バスドラムとピックが同時に当たるように弾きます。
  3. CDのドラムだけを聴いて弾く
    ギターや歌は聞き流して、低いところの「ドン」と、ハイハットの粒だけを追いかけます。人が叩くドラムの揺れに付いていく練習です。
  4. フィルインのあとの「1」をそろえる
    フィルの間は音を伸ばし、次の「1」でシンバルと一緒に入る。これができると、バンドで合わせたときに一気にまとまって聞こえます。
VOX amPlug3 Bass(ヘッドホンアンプ)
ベースに直接挿して、ヘッドホンで聴く小さなアンプ。夜でも、CDに合わせてLUNA SEAのベースラインを練習できます。
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ZOOM B1X FOUR(ベース用マルチエフェクター)
アンプの音・歪み・コンプが1台に。リズムマシンも入っているので、ドラムの代わりに鳴らして、8ビートに合わせる練習ができます。
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バンドスコア・メトロノーム・替えの弦・練習パッド
楽譜でドラムとベースの譜面を並べて見ると、バスドラムの位置がはっきり分かります。ドラムの気持ちを知りたい人は、練習パッドとスティックで8ビートを叩いてみるのもおすすめ。弦はJモデルと同じ45-105が目安です。

LUNA SEAのスコア メトロノーム 弦 45-105 練習パッド

用語ミニ辞典

リズム隊
バンドのドラムとベースの2人のこと。曲の速さとノリを作る。
バスドラム(キック)
足でペダルを踏んで鳴らす、いちばん低い太鼓。
スネア
ドラムセットの真ん中の「パン」と鳴る太鼓。8ビートでは「2」と「4」で鳴ることが多い。
ハイハット
2枚のシンバルを重ねたもの。細かい刻みを受け持つ。
タム
バスドラムの上などに並ぶ太鼓。フィルインでよく使う。
フィルイン
小節の終わりなどで、ドラムがリズムの形を崩して叩くつなぎのフレーズ。
8ビート
1小節を8分音符8つで刻むリズム。ロックのいちばん基本の形。
グルーヴ
演奏のノリ。ドラムとベースの重なり方で大きく変わる。
原曲
LUNA SEAでは作曲のクレジットがすべて「LUNA SEA」。元のアイデアを持ってきたメンバーを「○○原曲」と呼ぶ。
プリアンプ/DI
ベースの音を整えて、アンプやミキサーに送る機械。

LUNA SEAのメンバー

このブログでは、LUNA SEAのメンバーを1人ずつ取り上げています。記事ができたら、ここからリンクします。

RYUICHIボーカル
記事を読む
SUGIZOギター・バイオリン。真矢と高校の同級生
記事を読む
INORANギター。Jと一緒にLUNACYを作った
記事を読む
Jベース。真矢とリズム隊を組んだ
記事を読む
真矢ドラム。2026年2月17日、56歳で死去
この記事

LUNA SEAにはリーダーがいません。Jはその理由を「全員が局面局面でイニシアチブを取れるから、責任を押し付けるようなリーダーはいらない」と話しています。5人が原曲を持ち寄り、ぶつかり合いながら1つの曲にしていく。そのいちばん後ろで、真矢のドラムがいつも鳴っていました。

61人を一覧で比べる:アーティストモデル早見表(本人の機材と当店の在庫)

ほかの記事:RYUICHI(LUNA SEA)/INORAN(LUNA SEA)/J(LUNA SEA)/SUGIZO(LUNA SEA・X JAPAN)/hide(X JAPAN)/HEATH(X JAPAN)/TAIJI(X)/PATA(X JAPAN)/Toshiya(DIR EN GREY)/tetsuya(L'Arc〜en〜Ciel)/ka-yu(Janne Da Arc)/GISHO(PENICILLIN)/KIYOSHI(hide with Spread Beaver)/ken(L'Arc〜en〜Ciel)/KAZUMA(SIAM SHADE)/布袋寅泰(BOØWY)/松本孝弘(B'z)/you(Janne Da Arc)/DAITA(SIAM SHADE)/HISASHI(GLAY)/TAKURO(GLAY)/JIRO(GLAY)/青木智仁(ベーシスト)/NATCHIN(SIAM SHADE)/鮎川誠(シーナ&ロケッツ)/亀田誠治(東京事変)/高中正義(ギタリスト)/Char(ギタリスト)/YOSHIKI(X JAPAN)/平沢進(P-MODEL)/千聖(PENICILLIN)/Toshl(X JAPAN)/アッコ(GO!GO!7188)/フルカワミキ(SUPERCAR)/アベフトシ(THEE MICHELLE GUN ELEPHANT)/ルーク篁(聖飢魔II)/hyde(L'Arc〜en〜Ciel)/松井常松(BOØWY)/ユウ(GO!GO!7188)/ウエノコウジ(THEE MICHELLE GUN ELEPHANT)/薫(DIR EN GREY)/中村弘二(SUPERCAR)/長岡亮介(東京事変)/Die(DIR EN GREY)/いしわたり淳治(SUPERCAR)/椎名林檎(東京事変)/チバユウスケ(THEE MICHELLE GUN ELEPHANT)/稲葉浩志(B'z)/TERU(GLAY)/I.N.A.(hide with Spread Beaver)/氷室京介(BOØWY)/向井秀徳(NUMBER GIRL・ZAZEN BOYS)/田渕ひさ子(NUMBER GIRL)/中尾憲太郎(NUMBER GIRL)/今井寿(BUCK-TICK)/三輪テツヤ(スピッツ)/EMMA(THE YELLOW MONKEY)/生形真一(ELLEGARDEN)/田原健一(Mr.Children)/横山健(Hi-STANDARD)

まとめ

真矢は、能や和太鼓に触れて育ち、高校の同級生SUGIZOと一緒にLUNA SEAに加わったドラマーです。歌を支える熱いドラムと、5人を包むおおらかなビート。その音のいちばん近くで、Jのベースが鳴っていました。

真矢のドラムは、これからもCDと公式映像で聴けます。ベースを持っている人は、ぜひそのドラムに合わせて弾いてみてください。まずはピック1枚とヘッドホンアンプで、バスドラムの「ドン」に音の頭をそろえるところから始めてみてください。

LUNA SEAの曲を弾くベース・ギターを探している方へ

当店では、ネック・弦高・オクターブを調整してからお送りしています。メンバーごとの楽器と当店の在庫は、J・SUGIZO・INORANの各記事で紹介しています。

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弾かなくなったベース・ギター、ありませんか?

当店はJモデルやSUGIZOモデルなどのアーティストモデルをはじめ、エレキベース・ギターを買い取っています。ネックが反っている、つまみにガリがある、といった状態でもご相談ください。

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参考にした資料

よくある質問

真矢はLUNA SEAで何を担当していましたか?

ドラムです。1989年、高校の同級生SUGIZOと一緒にLUNACY(のちのLUNA SEA)に加わりました。ベースのJとリズム隊を組み、2026年2月17日、56歳で亡くなりました。

真矢が使っていたドラムは何ですか?

デビュー当時はヤマハのドラムです。パールの公式サイトにもアーティストとして名前があり、パールから真矢モデルのスティック「173H/3」(チェリーピンクに桜の絵)が出ていました。シンバルやスネアの機種は、公式の資料で確かめられませんでした。

真矢とSUGIZOはどんな関係ですか?

高校の同級生です。高校時代に2人でバンド「PINOCCHIO」を組み、1989年にLUNACYから誘われたとき、真矢は「SUGIZOも一緒なら」という条件を出したと伝えられています。

真矢はソロで歌っていましたか?

はい。LUNA SEAが1年間休んだ1997年にソロで歌い、アルバム『No Sticks』を出しています。同じ年、Jのソロ1作目『PYROMANIA』にもゲストで参加しました。

LUNA SEAのリズム隊とは?

ドラムの真矢とベースのJの2人のことです。曲の速さとノリを真矢のドラムが決め、ピックで弾くJのベースが同じところで低音を重ねます。日本のロックに「リズム革命」を起こしたとも書かれています。

ベースでドラムに合わせるコツは?

まずバスドラム(足で踏む太鼓)と同時にピックを当てることです。ハイハットの刻みで8分音符の長さをそろえ、フィルインのあとの1拍目はシンバルと一緒にはっきり入ります。メトロノームの次は、CDのドラムに付いていく練習をしましょう。

LUNA SEAの「FOREVER」のドラムは真矢ですか?

はい。2026年5月のシングル「FOREVER」はJの原曲で、ドラムは真矢が録音したものです。

シルバーウルフで真矢の楽器は買えますか?

当店はギター・ベースの店なので、ドラムは扱っていません。LUNA SEAの曲を弾くベース・ギターは、J・SUGIZO・INORANの記事と在庫一覧で紹介しています。弾かなくなったベース・ギターの買取もしています。

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