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SILVER WOLF GUITARSエレキギター・ベース専門店
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Toshl(X JAPAN)の歌とギター・ベースの伴奏|歌が聴ける名曲10選と、弾き語り・キー合わせのコツを公式映像で解説

更新日:2026-10-15 文:SILVER WOLF GUITARS 森 将大

※この記事にはプロモーション(サウンドハウスへの広告リンク)が含まれます。

先に結論
  • ToshlはX JAPANのボーカル。1982年、館山の幼なじみのYOSHIKIとXを結成した。名前の表記は2010年まで「TOSHI」で、2018年からは「龍玄とし」の名前も使っている。
  • X JAPANの曲は「とても速い曲」と「ピアノやオーケストラのバラード」の2本立て。Toshlの歌の下で、hide・PATA(のちにSUGIZO)のギター2本と、TAIJI(のちにHEATH)のベースが土台を作ってきた。
  • 本人が使うマイクなどの機材は、公式の資料が見つからなかった。当店はギター・ベースの店なので、Toshlの歌をギター・ベースで伴奏するコツ(キーの合わせ方など)と、いま揃える機材を紹介する。

X JAPANのボーカル、Toshl。

「紅」のような速い曲でも、「Forever Love」のような静かなバラードでも、X JAPANの曲のいちばん前にあるのはToshlの歌です。ソロではカバーアルバム『IM A SINGER』のシリーズを出し、アニメの歌から洋楽まで歌っています。

この記事では、中古ギター・ベース店を営んでいる私が、Toshlの歌と、それを支えてきたX JAPANのギター・ベースを、公式映像と自作の図でまとめました。ギターやベースで伴奏・弾き語りするときのポイントも紹介します。

この記事で分かること
  • Toshlがどんな人か(年表・エピソードつき)
  • 公式映像と、Toshlの歌が聴ける名曲10選
  • TOSHIが作詞にかかわったX JAPANの曲
  • Toshlの歌を支えたギター・ベースの5人と、音の高さの住み分け
  • ギター・ベースで伴奏・弾き語りするポイントと、キーの合わせ方
  • いま揃える「歌の伴奏の音」の機材
森
この記事を書いた人:森
中古エレキギター・ベースを整備して販売しているシルバーウルフの店主(古物商)。ネックや弦高を調整してから送り出しています。歌の機材は専門ではありませんが、歌の伴奏に使うギター・ベースの相談と買取はおまかせください。

Toshlってどんな人?

本名出山 利三(でやま としみつ)
生まれ1965年10月10日/千葉県館山市
担当ボーカル(X JAPAN)
主な活動X JAPAN、ソロ(カバーアルバム『IM A SINGER』シリーズなど)
名前の表記2010年までは「TOSHI」、いまは「Toshl」。2018年からは「龍玄とし」の名前も

千葉県館山市の生まれ。YOSHIKIとは幼稚園のころからの幼なじみで、2人とも館山の出身です。1982年、高校時代にYOSHIKIとXを結成しました。1986年の終わりにベースのTAIJI、1987年にギターのhideとPATAが加わり、1989年の『BLUE BLOOD』でメジャーデビューします。

1992年にはベースのHEATHが加わって「X JAPAN」に改名。同じ1992年に、シングル「made in HEAVEN」でソロデビューもしています。1997年にX JAPANを脱退し、バンドはその年の12月31日、東京ドームの「THE LAST LIVE」で解散しました。2007年の再結成で、ふたたびX JAPANのボーカルに戻っています。

Toshl 年表 1965館山市で生まれる(10月10日) 幼稚園YOSHIKIと出会う 1982高校時代、YOSHIKIとXを結成 1988『Vanishing Vision』(インディーズ) 1989『BLUE BLOOD』でメジャーデビュー 1991『Jealousy』がオリコン1位 1992ソロデビュー「made in HEAVEN」HEATHが加入、X JAPANに改名 1994「Rusty Nail」がオリコン1位 1996「Forever Love」『DAHLIA』 1997脱退。12月31日に解散ライブ 2007X JAPAN再結成、ボーカルに戻る 2010名前の表記を「TOSHI」から変える 2018「龍玄とし」の名前も使い始めるカバーアルバム『IM A SINGER』 2026『IM A SINGER VOL.4』GLAYのHISASHIがギターで参加

Toshlを知るエピソード8つ

Toshlの話には、YOSHIKIやギター・ベースのメンバーがよく出てきます。2つ以上の資料で確かめられた話だけを集めました。

  1. 館山の幼なじみ
    幼稚園のころにYOSHIKIと出会い、やがて一緒にバンドを組むようになりました。テレビ東京『出没!アド街ック天国』の館山の回(2016年)でも、2人は館山の出身と紹介されています。
  2. 高校2年生でX
    Xを結成したのは1982年の夏、2人が高校2年生のころと紹介されています。ドラムのYOSHIKIと、歌のToshl。この2人がXの始まりです。
  3. TAIJIの曲に詞を付けた
    ベースのTAIJIが作曲した歌のある3曲「PHANTOM OF GUILT」「Desperate Angel」「Voiceless Screaming」は、どれもTOSHI(当時の表記)の作詞です。
  4. hideと書いた「DRAIN」の詞
    1996年の『DAHLIA』に入ったhideの曲「DRAIN」は、作詞がhideとTOSHIの2人、作曲がhideです。
  5. ソロデビューは「X JAPAN」と同じ年
    1992年10月、シングル「made in HEAVEN」でソロデビュー。11月には同じ名前のアルバムも出しました。バンド名が「X JAPAN」に変わったのも、同じ1992年です。
  6. 名前の書き方が変わった
    2010年までは、すべて大文字の「TOSHI」。2010年に表記を変え、いまは「Toshl」です。この記事でも、昔の曲のクレジットは当時の「TOSHI」のまま書いています。
  7. 「龍玄とし」という名前
    2018年のお正月からは「龍玄とし」の名前も使っています。その年のインタビューで本人は、作家活動やコンサートのときに使っていること、苗字があったほうが単純にいいと考えたことを話しています。
  8. GLAYのHISASHIとカバー
    2026年7月のカバーアルバム『IM A SINGER VOL.4』の「紅蓮の弓矢」では、GLAYのギタリストHISASHIがギターで参加しました。

公式映像で聴くToshlの歌

どれも公式の映像です。Toshlの歌と一緒に、その下でギターとベースが何をしているかにも耳を向けてみてください。まずは1989年、日比谷野外音楽堂での「紅」です。

X JAPAN「紅」1989年 日比谷野外音楽堂(X Japan Official)

聴きどころ:速くなってからも、Toshlの言葉がギター2本とベースの刻みに埋もれません。刻みがそろっているから、その上の歌がはっきり聞こえます。

1990年の日本武道館での「ENDLESS RAIN」。歌が主役のバラードで、ベースはTAIJIです。

X JAPAN「ENDLESS RAIN」1990年 日本武道館(X Japan Official)

1991年の『Jealousy』から「Silent Jealousy」。速い刻みの上で歌うToshlと、hide・PATAの2本のギターを聴き比べてみてください。

X JAPAN「Silent Jealousy」(X Japan Official)

HEATHが加わってから出た最初のシングル「Tears」(1993年11月)。歌の一言一言を聴かせるバラードです。

X JAPAN「Tears」(Yoshiki 公式チャンネル)

1997年12月31日の解散ライブ「THE LAST LIVE」から「Rusty Nail」。Xとして初めてオリコン1位になったシングルです。

X JAPAN「Rusty Nail」THE LAST LIVE(Yoshiki 公式チャンネル)

代表的なバラード「Forever Love」の公式ミュージックビデオ。静かな曲ほど、歌の伸ばす音と、楽器の一音一音が目立ちます。

X JAPAN「Forever Love」公式ミュージックビデオ(Yoshiki 公式チャンネル)

再結成後の「Born To Be Free」。2015年に配信された曲を、2010年に日産スタジアムで初めて演奏したときの映像です(歌詞や編曲は配信版と一部違います)。ギターはSUGIZOとPATAの2本です。

X JAPAN「Born To Be Free」日産スタジアム(Yoshiki 公式チャンネル)

ほかの公式映像:X(1989年 日比谷)/Say Anything/Joker
※Toshlのソロの曲は、公式に埋め込みできる映像を確かめられなかったため、この記事には貼っていません。

Toshlの歌が聴ける名曲10選

X JAPANの曲は、作曲のほとんどがYOSHIKIです。その中に、TOSHIが詞を書いた曲もあります。当ブログの公開済みの記事で確かめた曲を、アルバムごとに並べました。

TOSHIが作詞にかかわった曲 Vanishing Vision1988・インディーズPHANTOM OF GUILT作詞:TOSHI 作曲:TAIJI Jealousy1991Desperate AngelVoiceless Screaming作詞:TOSHI 作曲:TAIJI DAHLIA1996DRAIN作詞:hide・TOSHI 作曲:hide ここに載せた曲は、作曲がギター・ベースのメンバー ※当ブログのhide・TAIJIの記事で確かめた曲だけを載せています

ここに挙げた曲は、作曲がどれもベースのTAIJIとギターのhide。ギター・ベースの人が作ったメロディに、歌う本人が言葉を乗せています。ここから、Toshlの歌が聴ける曲を、伴奏するときの見どころと一緒に10曲選びました。

1紅
X/1989年『BLUE BLOOD』/作曲:YOSHIKI

静かな始まりから一気に速くなる、Xの代表曲。伴奏するなら:速くなってからの刻みを、歌のじゃまをしない大きさでそろえること。

2ENDLESS RAIN
X/1989年『BLUE BLOOD』/作曲:YOSHIKI

TAIJIがいたころのXを代表するバラード。伴奏するなら:ギターはコードを長く鳴らし、ベースは弾く音を減らして歌の下を支えます。

3PHANTOM OF GUILT
X/1988年『Vanishing Vision』/作詞:TOSHI 作曲:TAIJI

インディーズのアルバムに入った、TAIJIの曲。伴奏するなら:16ビートの細かいリズムを、ベースとギターでずらさずに。

4Silent Jealousy
X/1991年『Jealousy』/作詞・作曲:YOSHIKI

『Jealousy』はロサンゼルスで録音し、オリコン1位になったアルバム。伴奏するなら:2本のギターの役目を分けて、刻みとソロをぶつけない。

5Voiceless Screaming
X/1991年『Jealousy』/作詞:TOSHI 作曲:TAIJI

アコースティックギターのほとんどをTAIJIが弾いた曲。ギターと歌の組み合わせを聴くなら、まずこの曲です。

6made in HEAVEN
TOSHI/1992年10月・ソロデビューのシングル

X JAPANに改名したのと同じ年に出た、ソロの1曲目。11月には同じ名前のアルバムも出ています。

7Tears
X JAPAN/1993年11月/作曲:YOSHIKI

HEATHが加わってから出た最初のシングル。伴奏するなら:ゆったりした曲ほど、ベースの音の長さをそろえるのが大事です。

8Rusty Nail
X JAPAN/1994年7月/作詞・作曲:YOSHIKI/オリコン1位

解散ライブでも、再結成後の海外公演でも演奏されてきた曲。伴奏するなら:速い刻みの下で、HEATHのようにピックで粒をそろえるベース。

9Forever Love
X JAPAN/1996年7月/作曲:YOSHIKI

アルバム『DAHLIA』には、歌と弦楽器だけの版も入っています。伴奏するなら:弾きすぎず、歌とピアノを生かすこと。

10Born To Be Free
X JAPAN/2015年・配信/作曲:YOSHIKI

再結成後のX JAPANの曲。伴奏するなら:hideのパートを受け持つSUGIZOと、PATAの2本のギターの重なりを聴いてから。

CDは当店では扱っていないので、Amazonで探すのが早いです。

X JAPANのCDをAmazonで見る Toshl『IM A SINGER』

Toshlの歌を支えたギター・ベースの5人

Toshlの歌の下を弾いてきたのは、ギターのhide・PATA・SUGIZOと、ベースのTAIJI・HEATHの5人。ドラムとピアノはYOSHIKIです。

Toshl歌 YOSHIKI幼なじみ・1982年に結成 hide(ギター)1987〜1997年 PATA(ギター)1987年〜 TAIJI(ベース)3曲の詞をTOSHIが HEATH(ベース)1992年〜 SUGIZO(ギター)2009年に正式加入 ギター2本+ベース+ドラム・ピアノの上に、Toshlの歌
メンバー本人の主な楽器くわしくは
hide(ギター・1987〜1997年)FERNANDES/Burnyのモッキンバード型「MGシリーズ」hideの記事
PATA(ギター・1987年〜)古いギブソンのレスポールと古いマーシャルPATAの記事
TAIJI(ベース・〜1992年)Killerのインパルス(ブラックローズほか)TAIJIの記事
HEATH(ベース・1992年〜)イーグル型(市販版EB-95X)、ジャズベース型FJB(市販版FJB-115H)HEATHの記事
SUGIZO(ギター・2009年〜)ESPの特注モデル(ECLIPSE・HORIZON・PR)SUGIZOの記事

1992年1月7日の東京ドームを最後にTAIJIが離れ、hideの誘いでHEATHが加入しました。hideが1998年5月2日に33歳で亡くなったあと、2008年の復活ライブでhideのパートを受け持ったのがSUGIZOで、2009年に正式に加わっています。TAIJIは2011年7月17日に45歳で、HEATHは2023年10月29日に55歳で亡くなっています。

歌とギター・ベースの「音の高さ」の住み分け

歌が主役の曲で大事なのは、同じ高さの音でぶつからないこと。ざっくり図にすると、こうなります。

音の高さの住み分け(目安) 低い音高い音 歌(Toshl)主役。いちばん前 ギターのソロ歌の合い間に ギターの刻み・コード歌と重なる。音量は控えめ ベースいちばん下の土台 歌と重なるところでは、ギターは音を短く・小さく ※店主のまとめの模式図。音の高さを測ったものではありません

ギター2本が刻みで厚みを作り、ベースが低いところを支え、その上でToshlが歌う。歌の間はギターが刻みに徹し、ソロは歌の合い間に入る。家で伴奏するときも、歌と同じ高さの音を鳴らしすぎないことを意識すると、ぐっとまとまります。

Toshlの歌の聴きどころ3つ

ここは、店主が公式映像やCDを聴いて感じたことです。本人の歌い方の記録ではありません。

① 速い刻みの上でも、言葉が聞こえる

「紅」「Silent Jealousy」「Rusty Nail」。ギター2本とベースが全力で刻む中でも、Toshlの言葉は聞き取れます。伴奏する側から見ると、刻みがそろっていることが歌を前に出す助けになっています。

② バラードでは、長く伸ばす声

「ENDLESS RAIN」「Tears」「Forever Love」。ゆったりした曲では、伸ばす声が曲の中心です。ギターは長いコードやアルペジオ、ベースは長い音で、声のじゃまをしません。

③ X JAPANの外にも広がる歌

ソロのカバーアルバム『IM A SINGER』のシリーズでは、アニメの歌から洋楽の「ボヘミアン・ラプソディ」まで歌っています。カバーの伴奏は、弾き語りを練習する人の良い教材にもなります。

店主から:歌の伴奏が上手に聞こえる人は、たいてい「弾かないところ」を知っています。ギターとベースがどこで音を減らしているかを探してみてください。

ソロとカバーアルバム『IM A SINGER』

年できごと
1992年10月シングル「made in HEAVEN」でソロデビュー(11月に同じ名前のアルバム)
2010年名前の表記を、すべて大文字の「TOSHI」から変える(いまは「Toshl」)
2018年1月から「龍玄とし」の名前も使う。カバーアルバム『IM A SINGER』
2019年12月『IM A SINGER VOL.2』(「ボヘミアン・ラプソディ」などを収録)
2022年9月『IM A SINGER VOL.3』
2026年7月『IM A SINGER VOL.4』。全10曲で、新しい曲「運命の閃光」「煌めきは風」も収録。「紅蓮の弓矢」にGLAYのHISASHIがギターで参加

『IM A SINGER』は、その名のとおり「歌う人」としてのToshlを聴くシリーズです。ギターの店主としては、VOL.4の「紅蓮の弓矢」にGLAYのHISASHIがギターで参加したのが気になるところ。X JAPANの外のギタリストが、Toshlの歌の下でどう弾くかが聴けます。

VOL.4の初回限定盤には、「煌めきは風」「運命の閃光」の弾き語りのライブ映像も入っていると紹介されています。ただ、何の楽器を誰が弾いているのか、Toshl本人がギターを弾くのかは確かめられなかったので、この記事では書いていません。

※最新の情報はToshlの公式の発表で確認してください。

本人のマイクと、歌の機材

Toshlがステージや録音で使っているマイクなどの機材は、公式の資料を確かめられませんでした。推測では書きません。

代わりに、ギター・ベースの人が自分で歌う、または歌の人と合わせるときに知っておきたい歌の機材をまとめます。

機材ひとこと
マイクスタジオや家なら、丈夫なダイナミックマイクが扱いやすい。定番はSHURE SM58
マイクケーブルギターのシールドとは端子が違う(XLR)
マイクスタンド弾き語りなら、角度を変えられるブーム型が便利
ミキサー・スピーカーリハーサルスタジオには、たいてい置いてある
ギター・ベースの人へ:歌のマイクを、アンプのスピーカーの真ん前に向けないこと。アンプの音まで拾って歌が聞こえにくくなったり、「キーン」というハウリングが起きたりします。

ギター・ベースでToshlの歌を伴奏するポイント

店主としてよくお伝えしていることです(本人たちの弾き方の記録ではありません)。

ギターで伴奏・弾き語りするなら

ベースで伴奏するなら

歌いやすいキーに合わせる(カポと移調)

X JAPANの曲を自分で歌うと、原曲のキーでは高くて苦しいことがよくあります。そのときはキーを変えてかまいません。半音ずつ上げ下げして、歌いやすい高さを探します。

キーを半音ずつ上げ下げする −3 −2 −1 原曲 +1 +2 +3 ← 下げる(低く歌う)上げる(高く歌う)→ 1つ=半音=フレット1つ分 ギター 上げる:カポを1フレット付けるごとに半音上がる 下げる:コードの形を変えるか、チューニングを下げる (カポは上げることしかできない) ベース カポは使わず、押さえる場所をずらす ギターと同じだけ、同じ向きに動かす ※キーを変えたら、ギターとベースで必ず合わせてから

例えばギターのカポを2フレットに付けると、同じコードの形のまま、全体が半音2つ分上がります。バンドで合わせるときは、何個上げたか・下げたかを最初に全員で決めておくのが大事です。

弾き語りのコツ:歌と手がバラバラになるときは、メロディを「ラララ」で口ずさみながら、コードの変わり目だけを合わせる練習から。言葉を乗せるのはそのあとで十分です。

どのギター・ベースで弾く?

「どのパートを弾きたいか」で選ぶのが近道です。各記事では、当店にある同じ形のギター・ベースも紹介しています(売れている場合もあります)。

弾きたいもの向いている楽器くわしくは
歌の伴奏・弾き語り手持ちのエレキでOK。クリーンの音がきれいに出るものこの記事の「いま揃える」へ
速い曲の刻み(hide・PATAのパート)ハムバッカーの付いたギターhide・PATA
リードギター(SUGIZOのパート)アーム付きのブリッジのギターSUGIZO
ベース(TAIJIのパート)Killerのインパルスなど。スラップもTAIJI
ベース(HEATHのパート)ジャズベース型をピックでHEATH

歌の伴奏だけなら、特別な楽器は要りません。クリーン(歪ませない音)がきれいに出て、チューニングが安定していることがいちばん大事です。なお、フェルナンデス(Burnyを含む)は2024年に事業を停止し、2025年7月に破産手続に入ったので、hideやHEATHのモデルはこれから中古が中心です。

中古のギター・ベースを買うときに見るところ7つ

歌の伴奏や弾き語りに使う1本を中古で選ぶとき、店主として毎回確かめているところです。

① ネックの反り

まっすぐに調整できるか(トラスロッドに余裕があるか)。反ったままだと、音がビリついたり押さえにくかったりします。

② フレットの減り

コードをよく押さえる1〜5フレットは減りやすいところ。減っていると音程が合いにくくなります。当店では残りを%で書いています。

③ 弦高

高すぎると、弾き語りで指が疲れます。当店では12フレットの弦高を数字で書いています。

④ ペグとチューニングの安定

歌に合わせるとき、チューニングのずれはいちばん目立ちます。ペグの回り方と、弦を張って置いても狂わないかを見ます。

⑤ つまみのガリとジャック

つまみを回したときの「ガリガリ」という雑音や、ジャック(シールドを挿す穴)の接触不良。静かなバラードほど目立ちます。

⑥ 重さ

立って長く弾くなら、実測の重さを見ておきましょう。ベースは4kgを超えるものも珍しくありません。

⑦ 型番とロゴ、付属品

アーティストモデルは型番で中身も相場も違います。ロゴと型番、ケースなどの付属品も確かめましょう。

当店の在庫ページでは、傷の場所・実測の重さ・ネックの数字・付属品を、写真と説明で確認できるようにしています。

いま揃える「歌の伴奏の音」

歌の伴奏で大事なのは、歪みよりもきれいなクリーンと、少しの広がりです。つなぎ方の例はこうです。

ギター ベース ギタークリーンがきれいな1本→ 手持ちのエレキでOK 歪み(速い曲だけ)刻みに芯を足す→ 例:BOSS OD-1X コーラス・ディレイバラードを広げる→ 例:BOSS CE-2W・DD-8 アンプクリーンの定番→ 例:Roland JC-120 ベース+ピック長い音で歌を支える→ ジャズベース型など プリアンプ太さを足す→ 例:SansAmp BDDI V2 アンプAmpeg系の太い低音家ならMICRO-VR 歌 マイクSHURE SM58ダイナミック ミキサー声を整えるスタジオにある スピーカー鳴らすスタジオにある ※音作りの一例です。メンバー本人の配線ではありません Toshlのマイクは公式の資料が見つかりませんでした

そろえる順番(費用の小さい順)

① まずヘッドホンアンプVOX amPlug3 High Gain/Bass ② 歌うならマイクSHURE SM58 ③ バラードの広がりBOSS CE-2W + DD-8 ※棒の長さは費用の大小の目安。値段はリンク先で確認を

最初は①のヘッドホンアンプで十分です。自分で歌うようになったら②のマイク、バラードをきれいに聴かせたくなったら③のコーラスとディレイ、という順番が無駄がありません。アンプはリハーサルスタジオにあることが多いので、まずはスタジオで試しましょう。

SHURE SM58(ボーカルマイク)
歌のマイクの定番のダイナミックマイク。丈夫で、スタジオでもよく見かけます。※Toshl本人の機材として確かめたものではありません。
価格・在庫はリンク先でご確認ください

サウンドハウスで見る

BOSS CE-2W(コーラス)
クリーンの音をゆらして広げるコーラス。バラードのアルペジオにかけると、歌の後ろでふわっと鳴ります。
価格・在庫はリンク先でご確認ください

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BOSS DD-8(ディレイ)
やまびこのような余韻を足すディレイ。バラードでは薄くかけっぱなしに。
価格・在庫はリンク先でご確認ください

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BOSS OD-1X(オーバードライブ)
速い曲だけ踏む歪み。hideも使ったOD-1の流れをくむ現行モデルです。歌の伴奏では歪ませすぎないのがコツ。
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Roland JC-120(ギターアンプ)
クリーンの定番アンプで、hideもクリーン用に使いました。多くのスタジオにあるので、まずはスタジオで鳴らしてみてください。
価格・在庫はリンク先でご確認ください

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TECH21 SansAmp BASS DRIVER DI V2/AMPEG MICRO-VR HEAD(ベース)
太さを足すプリアンプと、Ampegの小型ヘッド。どちらもHEATHの記事で紹介した組み合わせです。
価格・在庫はリンク先でご確認ください

SansAmpを見る MICRO-VRを見る

家で練習するなら

VOX amPlug3 High Gain/amPlug3 Bass(ヘッドホンアンプ)
楽器に直接挿して、ヘッドホンで聴く小さなアンプ。High Gainはギター用、Bassはベース用。夜でも伴奏の練習ができます。
価格・在庫はリンク先でご確認ください

High Gainを見る Bassを見る

ZOOM G1X FOUR/B1X FOUR(マルチエフェクター)
歪み・コーラス・ディレイなどが1台に。リズムマシン入りで、ドラムに合わせて練習できます。
価格・在庫はリンク先でご確認ください

G1X FOURを見る B1X FOURを見る

練習する曲の順番の例

  1. Forever Love:コードを長く鳴らし、歌に合わせて変える練習に。
  2. ENDLESS RAIN:アルペジオと、ルート音を長く伸ばす練習に。
  3. Tears:音の長さをそろえる練習に。
  4. Rusty Nail:ピックのダウンとアップをそろえる練習に。
  5. 紅:一気に速くなるところで、歌から遅れないように。
カポタスト・メトロノーム・バンドスコア・弦
キーを変えるならカポは必需品。X JAPANの曲は、バンドスコアでギター・ベースのパートを確かめるのが近道です。

カポタスト メトロノーム X JAPANのスコア ギター弦 ベース弦

用語ミニ辞典

キー
曲の音の高さの基準。キーを上げると曲全体が高く、下げると低くなる。
半音
いちばん小さな音の高さの差。ギター・ベースではフレット1つ分。
移調
曲のキーを変えること。歌いやすい高さに合わせるときに使う。
カポタスト(カポ)
ネックにはさんで、全部の弦を同じフレットで押さえる道具。キーを上げられる。
弾き語り
自分で楽器を弾きながら歌うこと。
アルペジオ
コードの音を1本ずつ順番に鳴らす弾き方。バラードの伴奏の定番。
刻み
同じ音やコードを細かく続けて弾くこと。Xの速い曲の土台。
ルート音
コードのいちばん下の基準の音。ベースはまずここを弾く。
コーラス(エフェクター)
音をわずかにゆらして重ね、広がりを出すエフェクター。歌のコーラスとは別のもの。
ダイナミックマイク
丈夫で扱いやすいマイクの種類。SM58が代表。
ハウリング
スピーカーの音をマイクが拾って「キーン」と鳴る現象。

X JAPANのメンバー

このブログでは、X JAPANのメンバーを1人ずつ取り上げています。

YOSHIKIドラム・ピアノ・作曲。リーダー
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Toshlボーカル
この記事
hideギター(1987〜1997年)。1998年5月2日、33歳で死去
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PATAギター(1987年〜)
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HEATHベース(1992年〜)。2023年10月29日、55歳で死去
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TAIJIベース(〜1992年)。2011年7月17日、45歳で死去
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SUGIZOギター・バイオリン(2009年〜)
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61人を一覧で比べる:アーティストモデル早見表(本人の機材と当店の在庫)

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まとめ

Toshlは、館山の幼なじみのYOSHIKIとXを始め、X JAPANのいちばん前で歌ってきたボーカルです。その歌の下には、hide・PATA・SUGIZOのギターと、TAIJI・HEATHのベースがありました。TAIJIやhideの曲には、TOSHIとして詞も書いています。

歌の伴奏で大事なのは、上手に弾くことより歌のじゃまをしないこと。まずはヘッドホンアンプとカポで、「Forever Love」をゆっくり弾くところから始めてみてください。

X JAPANの曲を弾くギター・ベースを探している方へ

当店では、ネック・弦高・オクターブを調整してからお送りしています。メンバーごとの楽器と当店の在庫は、hide・PATA・HEATH・TAIJI・SUGIZOの各記事で紹介しています。

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弾かなくなったギター・ベース、ありませんか?

当店はhideモデルやHEATHモデルなどのアーティストモデルをはじめ、エレキギター・ベースを買い取っています。ネックが反っている、つまみにガリがある、といった状態でもご相談ください。

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参考にした資料

よくある質問

ToshlはX JAPANで何を担当していますか?

ボーカルです。1982年、幼稚園のころからの幼なじみのYOSHIKIとXを結成しました。1997年に脱退し、2007年の再結成でX JAPANのボーカルに戻っています。

TOSHI・Toshl・龍玄とし、名前の違いは?

2010年までは、すべて大文字の「TOSHI」と書いていました。2010年に表記を変え、いまは「Toshl」です。2018年1月からは「龍玄とし」の名前も使っています。

Toshlが作詞したX JAPANの曲は?

TAIJIが作曲した「PHANTOM OF GUILT」「Desperate Angel」「Voiceless Screaming」の作詞がTOSHIです。hideが作曲した「DRAIN」は、hideとTOSHIの2人で作詞しています。

Toshlのソロデビューはいつですか?

1992年10月のシングル「made in HEAVEN」です。11月には同じ名前のアルバムも出しました。2018年からは、カバーアルバム『IM A SINGER』のシリーズを出しています。

Toshlが使っているマイクは何ですか?

公式の資料は見つかりませんでした。スタジオや家で歌うマイクなら、ダイナミックマイクの定番SHURE SM58から始めるのがおすすめです(Toshl本人の機材として確かめたものではありません)。

Toshlの曲をギターで弾き語りするコツは?

まず歌わずに弾けるようにして、次にメロディを口ずさみながらコードの変わり目を合わせます。原曲のキーが高くて歌いにくいときは、カポや移調で歌いやすい高さに変えてかまいません。

X JAPANの曲をベースで伴奏するコツは?

バラードでは弾く音を減らし、ルート音を長く伸ばして歌の下を支えます。速い曲はピックで粒をそろえ、バスドラムに音の始まりを合わせます。

シルバーウルフでToshlの楽器や機材は買えますか?

当店はギター・ベースの店で、マイクなどの歌の機材は扱っていません。X JAPANのギター・ベースのパートを弾く楽器は、在庫一覧と、hide・PATA・HEATH・TAIJI・SUGIZOの各記事で紹介しています。

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