PATA(X JAPAN)の使用ギターと音作り|レスポールとマーシャル、当店のレスポール型4本と公式映像で解説
更新日:2026-10-03 文:SILVER WOLF GUITARS 森 将大
※この記事にはプロモーション(サウンドハウス・Amazonへの広告リンク)が含まれます。当店の在庫も紹介しています。
- PATAのギターは、ずっと古いギブソンのレスポールと古いマーシャルの組み合わせ。代表的なのは1959年製レスポール・スタンダード「1号」で、ゴールドトップ「ハゲ」、レスポール・カスタム「黒カス」とあだ名を付けて使い分けている。
- エフェクターはフェイザー・ワウ・ブースター・ディレイくらいの最小限。歪みはアンプで作り、音の決め手はギターとアンプそのもの。
- 1995年ごろ、Burny(フェルナンデス)からエクスプローラー型のPATAモデルが出ていたが、いまは新品では買えない。レスポールの音に近づくなら、まずはレスポール型のギターから。当店にはBurny・Epiphoneのレスポール型が4本ある。
X JAPANのギタリスト、PATA。
1987年からhideと並んでXのツインギターを支え、解散と再結成をへて、今もX JAPANのギタリスト。派手なメンバーの中で、PATAのメインギターは昔からずっとレスポールでした。
この記事では、中古ギター店を営んでいる私が、PATAのギターと音作り、hideとのエピソードを、公式映像と一緒にまとめました。PATAモデルのギターは店にありませんが、PATAと同じレスポール型のギター4本を、当店の写真で紹介します。
- PATAがどんなギタリストか(年表・エピソードつき)
- 公式映像と、PATAのギターが聴ける名曲10選
- hideとPATA、2本のギターの違い
- 本人のレスポール3本と、アンプ・エフェクター
- 当店のレスポール型4本(Burny・Epiphone)と、中古で見るところ7つ
- いま新品で揃えられる「PATAっぽい音」の機材
PATAってどんな人?
| 本名 | 石塚 智昭(いしづか ともあき) |
|---|---|
| 生まれ | 1965年11月4日/千葉県千葉市 |
| 担当 | ギター(X JAPAN) |
| 主なバンド | X JAPAN、Ra:IN、P.A.F.、Dope HEADz |
「PATA」という名前は、漫画『パタリロ!』から取ったもの。働いていた楽器店で、性格がパタリロに似ていると言われたのが始まりです。
Xに入る前は、自分のバンドJudy(ジュディ)で活動していました。そのころにXのYOSHIKIと知り合い、Xの録音にサポートで呼ばれたのをきっかけに、1987年、正式なメンバーになります。同じ年にhideも加わり、前の年の終わりに入ったベースのTAIJIとともに、のちに日本中を熱狂させる顔ぶれがそろいました。
1991年のアルバム『Jealousy』は、アメリカのロサンゼルスで録音されました。このアメリカ滞在中に手に入れたのが、のちに「1号」と呼ばれる1959年製のレスポール・スタンダード。PATAの代表的な1本になります。
1997年の解散後は、P.A.F.、Dope HEADz、Ra:INといくつものバンドで活動し、2007年の再結成でX JAPANに戻りました。2016年には病気で入院し、X JAPANのロンドン公演が延期に。それでも同じ年の10月にステージへ復帰しています。
人柄が分かるエピソード8つ
- YOSHIKIが助っ人のドラマーだった
PATAのバンドJudyにドラマーがいなくなり、ライブが迫っていたとき、知り合いを通じて手伝いに来たのがXのYOSHIKIでした。PATAはJudyに入ってほしいと頼みましたが、YOSHIKIは断ったそうです。のちに、逆にPATAがXに入ります。 - お酒好き
お酒好きで知られ、2024年の自伝の題名も『PATA 酔っ払いの回顧録』。焼酎の緑茶割りを飲みながら、ほろ酔いで語った本です。 - 大の巨人ファン
熱烈な巨人ファンで、以前の事務所の名前は「OFFICE GIANTS」でした。 - 「Mr. Martin」はギターの名前
スタジオでPATAが遊びで弾いていたアコースティックギターの演奏をTAIJIが気に入り、「こんな感じのインストを」と言ったのが「White Wind from Mr. Martin」の始まり。「Mr. Martin」は、PATAがロサンゼルスで買って録音に使ったマーティンのギターのことです。 - ギターにあだ名を付ける
1959年製のレスポールは「1号」、塗装がはげたゴールドトップは「ハゲ」、黒いレスポール・カスタムは「黒カス」。PATAは、自分のギターにあだ名を付けて呼んでいます。 - 30年以上、同じギターテック
ギターの調整を受け持つギターテックの斉藤透さんは、1991年のツアーでPATAと出会い、それから30年以上PATAを担当しています。 - hideのギターで「TELL ME」
2019年5月2日、hideの命日のイベントにPATAがサプライズで登場し、hideが自分で絵を描いたモッキンバード型のギター(MG-X、通称PAINT)で「TELL ME」を弾きました。このギターがステージで鳴ったのは25年ぶりでした。 - 「1号」は録音専用に
いちばん大切な1959年製のレスポール「1号」は、2008年からライブでは使わず、録音のときだけ使っているそうです(ギターテックの話)。
X JAPANのPATA ── 公式映像で見る
Xの曲は、ほとんどがYOSHIKIの作曲です。速い刻みを2本のギターで重ねるのがXの音の土台で、その片方を1987年からずっと弾いてきたのがPATAです。
まずはメジャーデビューの年、1989年の日比谷野外音楽堂での「紅」。
X JAPAN「紅」1989年 日比谷野外音楽堂(X Japan Official)
続いて、1997年12月31日の解散ライブ「THE LAST LIVE」から「Rusty Nail」。2017年のロンドン・ウェンブリー公演も、この曲から始まりました。
X JAPAN「Rusty Nail」THE LAST LIVE(Yoshiki 公式チャンネル)
そして再結成後のX JAPAN。2015年に配信された「Born To Be Free」を、2010年に日産スタジアムで初めて演奏したときの映像です(歌詞や編曲は、配信された版と一部違います)。
X JAPAN「Born To Be Free」日産スタジアム(Yoshiki 公式チャンネル)
hideとPATA、2本のギター
Xのギターは、hideとPATAの2本。同じバンドで並んでいても、ギターの選び方も、音の作り方も、ほとんど正反対でした。
正反対の2人ですが、hideはソロになってもPATAを呼んでいます。1994年と1996年のhideのソロツアーに、PATAはギターで参加しました。
1998年、hideが亡くなったあとに仕上げられた「HURRY GO ROUND」では、アコースティックギターをPATAが弾いています(エレキギターはKIYOSHI)。2002年の「In Motion」は、2回目のツアーのメンバーで録り直した曲で、ギターはPATAとKIYOSHIです。くわしくはhideの記事とKIYOSHIの記事にまとめています。
hideが亡くなったあとも、PATAはhideの曲を弾き続けています。2023年のhide with Spread Beaverのワンマンライブでは、hideのギター「イエローハート」で「TELL ME」を演奏しました。
PATAのギターが聴ける名曲10選
X JAPAN、hide、そしてPATA自身の作品から10曲(枚)を選びました。
静かに始まって一気に速くなる、Xの代表曲。上の公式映像でどうぞ。
ロサンゼルスで録音した『Jealousy』の曲。この滞在中に、PATAは59年製のレスポール「1号」と出会いました。アルバムはオリコン1位で、100万枚を超えるヒットになりました。
PATAが作曲・アレンジした、アコースティックギターのインスト。TAIJIの一言から生まれ、次の曲「Voiceless Screaming」へつながります。
Xとして初めてオリコン1位になったシングル。解散ライブでも、再結成後の海外公演でも演奏されてきました。
hideが残した仮歌をもとに仕上げられた曲。アコースティックギターはPATA、エレキギターはKIYOSHIです。
hideの2回目のソロツアーのメンバーで録り直した曲。ギターはPATAとKIYOSHIです。
28歳の誕生日に出したソロ1作目。ジェフ・ベックと組んでいたティム・ボガート、トミー・アルドリッジ、TOTOのマイク・ポーカロら、海外の名手が参加しています。
ソロ2作目。題名は「ロックで育った」という意味です。
ボーカルのJO:YA、X JAPANのHEATH、hideの音を一緒に作ってきたI.N.A.と組んだバンドの1作目です。
Ra:INが15年ぶりに出したCDの表題曲。3曲で約18分の聴きごたえです。表題曲には日本語の歌も入っています。
アルバムで聴くなら
当店はCDを扱っていないので、ここはAmazonで探すのが早いです。
| アルバム | 発売 | ひとこと |
|---|---|---|
| BLUE BLOOD(X) | 1989年 | メジャーデビュー作。紅 |
| Jealousy(X) | 1991年 | PATA作のWhite Wind from Mr. Martin |
| DAHLIA(X JAPAN) | 1996年 | Rusty Nailも入った解散前の最後のアルバム |
| PATA(PATA) | 1993年 | ソロ1作目。海外の名手と |
| Raised on Rock(PATA) | 1995年 | ソロ2作目 |
| PRIMITIVE IMPULSE(Dope HEADz) | 2001年 | HEATH・I.N.A.と |
X JAPANのCDをAmazonで見る PATAのCD Ra:INのCD
ソロとバンド(P.A.F.・Dope HEADz・Ra:IN)
X JAPANの外での活動を表にまとめます。
| 名前 | 年 | いっしょにやった人 | ひとこと |
|---|---|---|---|
| ソロ | 1993年〜 | ティム・ボガート、トミー・アルドリッジ、マイク・ポーカロら | 『PATA』『Raised on Rock』 |
| P.A.F. | 1998年〜 | NoB(MAKE-UPのボーカル) | 2人組。『Patent Applied For』『PAT.#0002』 |
| Dope HEADz | 2000〜2003年 | JO:YA(のちにShame)、HEATH、I.N.A. | アルバム2枚 |
| Ra:IN | 2002年〜 | michiaki(元TENSAW)ほか | インスト(歌のない曲)が中心のハードロック。即興が多い |
P.A.F.は「Patent Applied For(特許出願中)」の略。1950年代のギブソンのハムバッカー(ピックアップ)も、裏に貼られたシールの文字から同じ「P.A.F.」と呼ばれています。古いレスポール好きなら、思わずにやりとする名前です。
Ra:INは「Rock and Inspiration」の略。2002年にPATA、ベースのmichiaki、ドラムのTetsuで始まり、今はキーボードのDIEとドラムのRyuを加えた4人です。曲の題名と始まりと終わりだけを決めて、あとはその場の即興で演奏します。2023年には15年ぶりのCDを出しました。
PATAのギターの特徴3つ
① レスポールとマーシャルの「素の音」
PATAの音の土台は、古いレスポールを古いマーシャルにつないだ音。エフェクターはごく少なく、ギターとアンプの音をそのまま聴かせます。ハムバッカーの太さに、真空管アンプのざらっとした歪みが乗った音です。
② アコースティックギターも弾く
作曲した「White Wind from Mr. Martin」はアコースティックギターのインスト。「HURRY GO ROUND」でもアコースティックギターを担当しました。激しい曲だけでなく、静かなアコースティックの場面でも名前が出てくるギタリストです。
③ 即興で弾くインスト
ソロ作も、Ra:INも、インスト(歌のない曲)が中心です(歌の入った曲もあります)。Ra:INでは曲の大枠だけ決めて、あとはその場で弾きます。ソロ1作目では、ジェフ・ベックと組んでいたティム・ボガートら、1970年代から活躍してきた海外のハードロックの名手とアルバムを作っています。
本人のレスポールと機材
PATAのギターテック、斉藤透さんが出演した番組『The SAMURAI Road Crew』(2022年)でも、PATAの音の基本は、古いレスポールと古いマーシャルだと紹介されています。代表的な3本は、次のとおりです。
| ギター | 呼び名 | どんなギター |
|---|---|---|
| ギブソン レスポール・スタンダード(1959年製) | 1号 | 『Jealousy』の録音でアメリカにいたときに手に入れた。PATAの代表的な1本 |
| ギブソン レスポール ゴールドトップ(1950年代半ば) | ハゲ | 金色の塗装がはげていることから付いた呼び名 |
| ギブソン レスポール・カスタム(1970年代・黒) | 黒カス | アマチュアのころから使っている黒いカスタム |
| マーティンのアコースティックギター | (Mr. Martin) | ロサンゼルスで買い、「White Wind from Mr. Martin」の録音に使った |
※ゴールドトップは、ギターテックの話と自伝では1955年製です。黒カスの年式は、資料によって1970年代前半〜半ばと書き方が違います。
「1号」はスタンダード、「黒カス」はカスタム。同じレスポールでも、見た目の作りが違います。当店の2本で並べました。
スタンダード(「1号」と同じ型)。当店のBurny Super Grade
カスタム(「黒カス」と同じ型)。当店のBurny カスタム型
※写真は当店の在庫です。PATA本人のギターではありません。
アンプとエフェクター
| 種類 | 機材 | 役割 |
|---|---|---|
| アンプ | 古いマーシャル(100W)を2台 | メインの音。歪みはアンプで作る |
| フェイザー | MXR Phase 100(初期型) | 曲によって、音をうねらせる |
| ワウ | 古いVOXのワウ | 曲によって使う |
| ブースター | MK.4.23 | ソロで音量を少しだけ上げる(歪みは足さない) |
| ディレイ | Free The Toneのディレイと紹介されている | ソロに余韻を足す |
| 弦 | La Bella | La Bellaのアーティストとして紹介されている |
※本人の公式な機材リストはありません。ギターテックが出演した番組(CROSS BRIDGE)と、自伝を出典とする資料で確かめた内容を書いています。
当店のレスポール型4本を写真でじっくり
ここからは、いま当店にある実機です。写真はすべて当店で撮影したものです。PATAモデルではありませんが、PATAと同じレスポールの形をした4本です。
3本はBurny(バーニー)。1970年代からレスポールタイプを作ってきたフェルナンデスのブランドですが、フェルナンデスは2024年に事業を停止し、2025年7月に破産手続に入ったため、新品はもう手に入りません。もう1本のEpiphone(エピフォン)は、ギブソンのブランドです。
| Burny Super Grade | Burny SRLG55 | Burny カスタム型 | Epiphone LP Standard | |
|---|---|---|---|---|
| 形 | スタンダード型 | スタンダード型 | カスタム型 | スタンダード |
| 色 | チェリーサンバースト | チェリーサンバースト(トラ杢) | 黒×ゴールドパーツ | 黒 |
| ピックアップ | ハムバッカー×2(カバーなし) | ハムバッカー×2(カバー付き) | ハムバッカー×2 | ハムバッカー×2 |
| 重さ(実測) | 3.625kg | 3.260kg | 4.045kg | 3.965kg |
| 製造年 | 2009年ごろ | 2013年ごろ | 2011年 | — |
| 製造国 | 中国 | 中国 | 中国 | 中国 |
| PATAの機材なら | 1号と同じスタンダード型 | 1号と同じスタンダード型 | 黒カスと同じ黒のカスタム型 | 同じギブソン系 |
4本とも、ネックをボディに接着したセットネック。本家のレスポールと同じ作りで、音の伸びに有利です。
レスポールのつまみとスイッチ
当店のBurny Super Gradeで見る、レスポールのスイッチとつまみ(当店撮影)
3ウェイ・スイッチは、上がネック側(甘く太い音)、下がブリッジ側(硬く鋭い音)、真ん中が両方。つまみはピックアップごとにボリュームとトーンが1つずつです。エフェクターの少ない弾き方では、この4つのつまみが大事な道具になります。
Burny Super Grade(チェリーサンバースト)

チェリーサンバーストに台形のポジションマーク、金色のハットノブ。1950年代のスタンダードの雰囲気の1本で、形はPATAの「1号」と同じスタンダード型です。ピックアップはカバーなしのハムバッカーが2つ。シリアルから、2009年ごろの製造と思われます。


Burny Super Grade(26A064・当店のYouTube)
Burny SRLG55(チェリーサンバースト・トラ杢)

同じSuper GradeシリーズのSRLG55。マホガニーのボディにメイプルのトップを重ねた王道の組み合わせで、ピックガードは外してあります。長所は実測3.260kgの軽さ。仕入れたときにあったつまみのガリ(雑音)は、当店で直しました。



Burny SRLG55(26A058・当店のYouTube)
Burny レスポール・カスタム型(黒×ゴールド)

黒いボディに金色のパーツ。いわゆる「ブラック・ビューティー」で、PATAの「黒カス」と同じ系統です。ボディもネックもマホガニーで、太く粘りのある中低域。シリアルから2011年製と判断しています。


Burny レスポール・カスタム型(26A026・当店のYouTube)
Epiphone Les Paul Standard(黒)

ギブソンのブランド、エピフォンのレスポール・スタンダード。「レスポール」の名前が付いた本家筋の1本です。ボディ・ネックともマホガニーで、純正のソフトケースが付きます。


Epiphone Les Paul Standard(26A018・当店のYouTube)
Epiphone Les Paul Standardの在庫ページを見る
※4本とも中古品で、年式なりの傷や使用感があります。傷の場所は在庫ページの写真と説明にすべて書いています。どれも当店で09-42の弦を張り、ネック・弦高・オクターブを調整済みです。
中古のレスポール型を買うときに見るところ7つ
レスポール型は中古がたくさん出回っているぶん、状態の差も大きいギターです。店主として毎回確かめているところをまとめました。個人から買うときにも使えます。
レスポールはヘッドが後ろに傾いていて、倒したときに付け根が折れやすい形です。割れや修理の跡がないかを必ず見ます。
レスポール型は重いギターです。当店の4本でも、軽いSRLG55(3.260kg)と重いカスタム型(4.045kg)で、約800gも違います。長く立って弾くなら、実測の重さが書いてあるかを確かめましょう。
ボディの縁やヘッドの角は、ぶつけて塗装が欠けやすいところ。木の地が見えているかどうかも見ておきます。

ブリッジの下やつまみの周りは、手が触れて細かい擦り傷が付きやすいところです。正面から撮った写真では見えにくく、光が反射する角度でやっと見えます。

ペグやブリッジのメッキは、年数がたつとくすんだり点サビが出たりします。音には影響しませんが、見た目の好みが分かれます。

ネックがまっすぐに調整できるか(トラスロッドに余裕があるか)、フレットがどのくらい残っているか。当店では、7フレットのすき間(0.3mm)、12フレットの弦高(6弦2.0mm・1弦1.5mm)、フレットの残り(%)を数字で書いています。

4つのつまみを回したときの「ガリガリ」という雑音や、3ウェイ・スイッチの接触不良は、古いギターでよく起きます。アンプにつないで、つまみとスイッチを全部動かして確かめましょう。
当店の在庫ページでは、傷の場所・実測の重さ・ネックの数字・付属品を、写真と説明で確認できるようにしています。
いま揃える「PATAっぽい音」
1959年製のレスポールと古いマーシャルを揃えるのは現実的ではないので、いま新品で買えて、同じ役割を果たす機材に置き換えました。PATA流に、つなぐものは少なめです。
いちばん大事なのはギターとアンプ。まずはレスポール型をマーシャル系のアンプにつなぎ、手元のボリュームで歪みを調整してみてください。
ひとつずつ紹介
家で練習するなら
マーシャルを鳴らせない家でも、PATAのパートは練習できます。
2026年のPATA
2026年10月時点で分かっていることです。
hide Memorial Day 2026に出演
hideの命日の2026年5月2日、川崎のCLUB CITTA'で開かれたトリビュートライブ「hide Memorial Day 2026」に出演。hideが使ったギターも登場し、LUNA SEAのJ、SOPHIAの松岡充らとセッションしました。
Ra:IN
2023年に15年ぶりのCDを出したRa:INが、X JAPANの外でのPATAの本拠地です。ライブの予定は公式サイトで発表されています。
最新情報はPATA Official WebsiteとRa:IN Official Websiteで確認してください。
用語ミニ辞典
この記事に出てきた言葉を、ギターを始めたばかりの人向けにまとめました。
- レスポール
- ギブソンが1952年に出した、片側だけえぐれた形のギター。PATAの代名詞。
- スタンダード/カスタム
- レスポールの種類。カスタムは金色のパーツや縁取りの多い豪華な仕様。
- ゴールドトップ
- ボディの表を金色に塗ったレスポール。1950年代の定番。
- セットネック
- ネックをボディに接着する作り。ネジで留めるボルトオンより、音が伸びやすいと言われる。
- ハムバッカー
- コイルを2つ並べたピックアップ。太くてノイズの少ない音。
- P.A.F.
- 1950年代のギブソンのハムバッカーの呼び名。「Patent Applied For(特許出願中)」の略。PATAが組んだ2人組の名前でもある。
- フェイザー
- 音をゆっくりうねらせるエフェクター。
- ブースター
- 音量や歪みを持ち上げるエフェクター。PATAはソロで音量を少し上げるときに踏む。
- インスト
- 歌のない曲。Ra:INやPATAのソロ作に多い。
- ギターテック
- ライブや録音で、ギタリストの楽器の調整や音の切り替えを受け持つ人。
X JAPANのメンバー
このブログでは、X JAPANのメンバーを1人ずつ取り上げていきます。記事ができたら、ここからリンクします。
近日公開
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15人を一覧で比べる:アーティストモデル早見表(本人の機材と当店の在庫)
ほかの記事:hide(X JAPAN)/HEATH(X JAPAN)/TAIJI(X)/SUGIZO(LUNA SEA・X JAPAN)/KIYOSHI(hide with Spread Beaver)/松本孝弘(B'z)/J(LUNA SEA)/Toshiya(DIR EN GREY)/布袋寅泰(BOØWY)/tetsuya(L'Arc〜en〜Ciel)/ken(L'Arc〜en〜Ciel)/ka-yu(Janne Da Arc)/KAZUMA(SIAM SHADE)/GISHO(PENICILLIN)
まとめ
PATAは、1987年から今まで、レスポールを中心に弾いてきたギタリストです。派手な「飛び道具」のhideと並び、古いレスポールと古いマーシャルの素の音で、Xの分厚いギターの片方を支えてきました。hideが亡くなったあとも、hideの曲を弾き続けています。
59年製のレスポールは手が届かなくても、同じ形のギターとマーシャル系のアンプがあれば、PATAの音の骨組みはできます。まずはレスポール型の1本から始めてみてください。
レスポール型のギターを探している方へ
当店では、ネック・弦高・オクターブを調整してからお送りしています。在庫はその時々で変わります。
Burny Super Grade Burny SRLG55
Burny カスタム型 Epiphone Les Paul Standard
弾かなくなったレスポール、ありませんか?
当店はレスポール型をはじめ、エレキギター・ベースを買い取っています。つまみにガリがある、塗装が欠けている、といった状態でもご相談ください。
参考にした資料
- Wikipedia「PATA」「X JAPAN」「Jealousy (Xのアルバム)」「Rusty Nail」「PATA (アルバム)」「Ra:IN」「Dope HEADz」
- PATA Official Website https://www.pata-official.com/
- Ra:IN Official Website https://rock-and-inspiration.com/
- CROSS BRIDGE「The SAMURAI Road Crew : PATA(X JAPAN、Ra:IN)Guitar Tech 斉藤透」(2022年) https://crossbridgeguitar.com/samurai-pata/
- リットーミュージック『PATA 酔っ払いの回顧録』(2024年2月13日発売)
- SPICE「Ra:IN、15年ぶりの音源を携えて全国ツアー中」(2023年)
- 音楽ナタリー:hide命日イベント(2019年)、hide with Spread Beaverワンマン(2023年)、HEATHの訃報(2023年)、hideトリビュートライブ(2026年)の各記事
- Billboard JAPAN「X JAPAN、ギタリストPATAが緊急入院」(2016年2月)
- La Bella Strings「PATA」 https://www.labella.com/artists/pata/
- Wikipedia(英語版)「Pata (musician)」(自伝・フェルナンデスのカタログを出典とする記述)
- 音楽ナタリー「X JAPANのPATA、hideのギターで…」(2019年)/Billboard JAPAN(2019年)
- ITmedia NEWS「フェルナンデス」の事業停止・破産手続の記事(2024年7月・2025年7月)
- 在庫の仕様・重さ・製造国:当店の実測と確認
よくある質問
PATAが使っているギターは何ですか?
古いギブソンのレスポールです。代表は1959年製のスタンダード「1号」で、ゴールドトップ「ハゲ」、黒いカスタム「黒カス」など、あだ名を付けて使っています。アンプは古いマーシャルです。
PATAモデルのギターは売っていますか?
1995年ごろ、フェルナンデスのBurnyからエクスプローラー型のPATAモデルが出ていました。いまは新品では買えないので、中古で探すことになります。メインのレスポールの音に近づくなら、レスポール型のギターを選ぶのが近道です。
PATAが作曲したX JAPANの曲は?
1991年のアルバム『Jealousy』に入っている「White Wind from Mr. Martin ~PATA'S NAP~」です。アコースティックギターのインストで、曲名の「Mr. Martin」は録音に使ったマーティンのギターから来ています。もう1曲、1996年の『DAHLIA』の「WRIGGLE」をHEATHと一緒に作曲しています。
PATAという名前の由来は?
漫画『パタリロ!』から取っています。働いていた楽器店で、性格がパタリロに似ていると言われたのが始まりです。本名は石塚智昭です。
Ra:INとはどんなバンドですか?
2002年にPATAが結成した、インスト(歌のない曲)が中心のハードロックのバンドです。「Rock and Inspiration」の略で、曲の大枠だけを決めて即興で演奏します。2023年に15年ぶりのCDを出しました。
PATAっぽい音を出すには何を買えばいいですか?
まずはレスポール型のギターと、マーシャル系の真空管アンプです。エフェクターは少なめが本人流で、歪みはアンプで作ります。足すならフェイザー、ソロで音量を少し上げるブースター、ディレイです。
hideとPATAはどんな関係ですか?
Xのツインギターの相棒です。PATAはhideのソロツアー(1994年・1996年)にも参加し、「HURRY GO ROUND」ではアコースティックギターを弾いています。
中古のレスポール型で気をつけるところは?
ヘッドの付け根の割れや修理の跡、重さ、ネックの反りとフレットの残り、つまみのガリ(雑音)、塗装の欠けです。レスポール型は、倒すとヘッドの付け根が割れやすい形です。